波のマニマニ

病棟・外泊

また波次はこれが嫌い・・・

肺にエアが入っているとかで、なかなかドレーンがはずれない。
でも波次はつながれながらも、元気に動き回り、ドレーンが抜けないかハラハラさせられた。

抗生剤が点滴から、飲み薬に変更になった。
ピンクの苺味のお薬。いままで、まずい薬だかりだったので、波次も喜んで飲んでくれた。次の日、もう１種類同じようなピンクの抗生剤も増えた。
その後、波次の肌が真っ赤になり、とてもかゆがった。
多分、薬疹じゃないかということで、次の薬を飲ませて様子をみているとと、おもしろういほど、あっという間に赤くなった。決定～。
でも、どちらの抗生剤のせいかわからないので、とりあえず先に飲みはじめた方をやめた。そうすると薬疹はでなかった。こっちか～
こうして波次は甘くておいしいお薬とは、永遠のお別れとなった。

プレイルームに、大きな竹が立てられた。
病棟のお友達と、短冊に願いごとを書いた。
看護婦さんに色紙をもらって、お母さん達で飾りを作ったりした。

「病気がなおりますように・・・」
「早くお家に帰れますように・・・」
みんなの願いはひとつだった。

波次は順調に回復し、次の治療がはじまるまでに、一泊だけだったけど外泊もできた。

もうすぐ波次の３才のお誕生日。
ひとあし早くお誕生会を、外泊した時家族でしました。

２才で終わっていたかもしれなかったと思うと、とっても嬉しい３才のお誕生会でした。

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