煩悩日記

煩悩日記

願い


不意に自責の念に駆られてしまう
複雑に絡み合いまるで螺旋の様に繋がる
自殺してまで断ち切りたかった生という呪縛
鮮血に濡れる死神という仕事をしているのだろう
強がってみせたり然して笑ってみせたりもした
自分が深く傷つく事を判っているのに
弱いままの自分に苛立ちを覚える
論理的ではなくても構わない
終わらない夜が来て欲しい
迷いさえ忘れてしまいたい
もう何も見たくはない
黙っているままでいい
何も答えたくない
カタルシスすら出来ない
いつまでも強くはなれず
壊れていく様を只眺める
逃げられる場所はどこにも無い
生き場さえ残って無いかもしれない
人の儚い時間を狩ってしまうなら
自分自身を狩ってしまおう
自分の事が好きで無くなるのに
自分には自分さえ理解出来ないから
永遠の時の中で眠るしかないのだろうか
然して又深く堕ちていく…
誰にも触れ慣れない世界
禁断の林檎を口にした時
どんな密の味だったのだろう
闇と現実の狭間の中で垣間見た物は何だったんだろう
強がるのはもう疲れました
望みは一つだけ

──どうか人間にしてください──

他の物は望みません
何故なら其れだけで十分すぎるから

──紛い物の命を本物の命に(人間に)して下さい──

吐息が白くなる程寒い所に居る俺は
自分さえ裏切ってしまうだろう
枯れかけている間引かれた蕾と花
其の中に咲く一つの薔薇
朝霧の雫さえも凍り付き
茎にある刺は鋭く光る
此処はどんな物も簡単に凍り付き砕けてしまう
報われない嘘をついてでも人間になりたかったのです
人間になることを願っては駄目でしょうか
無表情で何も見えていない紛い物の躰
独りになっても構いません
何処までも続く漆黒の闇と壁
然して無職の風が鳴く
明滅を繰り返す陽炎に似た存在
闇の底にはもう光りさえ届かない
何も知らなかったのです
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
一緒に居たいのです
一緒に生きたいのです
極々普通で構いません
普通の人間になりたいのです
其の他大勢に入ってしまっても構いません
何時までも叶わない夢を見るのは駄目でしょうか
永い時の中で音さえ響かない闇が支配する地の底で
何時届くか判らない一筋の光を独り待っていました…
闇を引き裂き光が降ってくる場所を探していました
幾ら手を伸ばしても届かない望みを想っています
そんな俺に人間になる資格もありません
けれど人間になりたいのです
嫌われても構いません
罪は背負っていきます
我が儘だと思います
 御免なさい
  ごめんなさい
   ゴメンナサイ
自分が犯した罪は判っています
許しては貰えない事だと判っています
言い訳と言われても仕方ありません
壊れて仕舞った物は直らないけれど
闇に呑まれ溶けてしまう前に
お願いします
どうか
どうか俺を















───人間にして下さい…───















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大昔に書いた同人小説の中に書いた詩の様な物です。しかも一部抜粋。
原本は章番号だけでしたがこの為にタイトルは今つけてしまいました(爆)
とある漫画のキャラクターの心情を書いたものなのですが、今読み返してみると当時は全く気がつかなかったのですが色々な物の影響をうけていますね。
『明滅を繰り返す』のフレーズって宮沢賢治だったような…。
他にも思い当たる物が幾つがあります。当時の私は全く気がつきませんでした。
申し訳ありません。
無意識ってすごいですね。

あ、これだけで何の漫画でキャラクターが誰なのか分かった方は拍手です!!
(何も出せませんがね…)

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