七夜式のやりたい放題なブログ

第二十八話 連鎖




「出撃」 推奨


『第一、第二、第三ハッチオープン。エクシア、デュナメス1、デュナメス2、リニアカタパルト接続。発信シークエンスを、各機体へ譲渡』


レーヴェ、練、セシリアの機体がカタパルトに繋がれる。


「レオンハルト・アストレイ、エクシア、発進する」


「遠坂練、デュナメス、発進するぞ!!」


「セシリア・ピーリス、デュナメス、行きます!!」


3人の機体が滑走する。そして、無重力圏内へと飛翔した。


『キュリオス、ヴァーチェ、カタパルトデッキに移行。発進シークエンス譲渡』


ミリアルドとシードもカタパルトに乗る。


「マクシミリアン・シード、ヴァーチェ、発進する!!」


「ミリアルド・ストリンドヴァリ、キュリオス、行きます!!」


             第二十八話 連鎖


(うわっとと・・・無重力状態だと、中々難しい物があるな)


無重力状態だと、少し感覚が狂う。何故なら、自分を縛っている重力が存在しないからだ。


その為、地面もろくに歩けない。


なので、バリアジャケットの制御装置の力を借りなければならない。


G0ベルトはその為進入禁止。一切の進入を許されていない。


『敵は左右より10機及び11機編隊の6チームだ。エクシア、デュナメス1、デュナメス2、キュリオス、ヴァーチェ、リーズバイフェ各機はこれを撃破。残った機体を援護。他の戦闘要員は全てアルセイユの防衛を』


「「「「「「了解!!」」」」」」


敵の編隊が接近してくる。どうやらアヘッドだけで構成された部隊の様だ。


「アヘッドに用はない!!」


ビームサーベルを右手に持ち、左手にドミニオンを構える。


ドミニオンはオートチャージにしておき、連射、乱射、掃射が可能になっている。


「邪魔だ!!」


サーベルを振るって2機撃墜、ドミニオン乱射で3機撃墜した。


「何っ!?」


「敵襲か!?援軍を呼べ!!」


残りは5機。


                ■


―――同空域、セシリア


(こっちはアヘッド10機・・・何とかなるわね)


セシリアはスナイパーライフル型のデバイスを構えた。


「さて、と・・・きっちり当たって頂戴ね!!」


無反動で的確にGNドライブを狙って1機1発。それを3発撃って的確にアヘッドを爆散させる。


「隊長!!遠距離からの狙撃です!」


「何!?何処からだ!!」


敵の混乱に乗じて一気に敵陣に入り込む。


「後はこれで!!」


ビームピストルを構え、掃射する。


感覚でアヘッドを捉え、そこに闇雲に打ち込んだが、的確に5機撃墜。残り2機。


―――同空域、練


(俺はアヘッド8にスローネ2か。奴は居ないみたいだな)


練はGNスナイパーライフルを抜き、敵から見えない位置に陣取り、得物を構える。


「デュナメス、遠坂練、目標を狙い打つ!!」


無反動の速射でアヘッドを5機撃墜。そのまま一気に敵陣へ突っ込み、ビームピストルとGNミサイルを掃射する。


「中尉!!敵襲です!!」


「何っ!?」


アインのパイロットが気付いたようだが遅い。


「うおおおおおお!!」


ビームサーベルを抜き、アインを斬り裂く。


「うあああああああああ!!」


アインが撃墜。一気に踏み込んで薙いだのででアヘッドも全て撃墜。残るはドライ1機。


―――同空域、リーズバイフェ


(私の管轄はアヘッド11か)


リーズバイフェは右手に構えた巨大な盾『ガマリエル』を構えた。


「GNドライヴが無くても!!」


「何!?敵襲だ!!戦闘用・・・」


敵陣の背後を取り、立て内蔵の槍と左手の魔法銃でアヘッドを7機殲滅する。残り4機。


―――同空域、レーヴェ


(アヘッド11・・・やれるな)


右手のGNソードを展開させ、左手に黄金の剣を構える。


「エクシア、レオンハルト・アストレイ。目標を駆逐する!!」


アヘッドの隊列の中心に飛び込み、敵を薙ぎ倒していく。


「数ばかりか統合軍は!!」


「なら俺が数ばかりではない事を証明してみせる!!」


1機アヘッドでも形状が違うものを見つけた。


「見つけたぞガンダム!!」


ビームサーベルで襲う掛ってくる敵をGNソードで対応する。


「お前は・・・ライドベルト!!」


「な・・・レーヴェ、なのか・・・?」


残り、親友1機。


―――同空域、シード


(私のところはアヘッド8、ガンダム3機か・・・よし)


シードはGNバズーカを構えた。


「圧縮粒子、チャージ開始」


背中の巨大な魔力炉から大量の粒子が散布される。


「圧縮粒子、開放」


トリガーを引くと、極太のビームが発射される。ガンダム3機は避けられたが、アヘッド部隊は反応が遅れて纏めて消し飛んだ。


「何処から来た!?」


「あっちだ。行くぞ!!」


「ちっ。1番残って欲しくない者が残ったな。『アレ』は使いたくないからな」


残り3機。


―――同空域、ミリアルド


「ふう、終わったか・・・」


全てのアヘッドを撃墜した。ミリアルドの周りには肉片とアヘッドの残骸しか残っていない。


「ルルーシュ、どうだ?」


『そうだな・・・戦力的には、敵を3機相手にしているシード中佐が危ないな。頼む』


「了解!」


ミリアルドはシードの元へ飛んだ。


―――数分後


「ガンダムが3機か・・・よし、やってやる!!」


一気に駆け、フリーダムに後ろからビームサーベルを振った。直撃した。


・・・筈だった。


ビームサーベルはフリーダムの右手のビームサーベルで阻まれ、向こうがこちらを向いていた。


「な・・・アルト、なの?」


「なっ・・・キラ・・・か?じゃぁ、あっちのガンダムは!?」


仲間の危険を察知したのか、2機のガンダムがこちらに来て、停止した。


「アスランに・・・シン?」


それは皆、見知った顔だった。キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、そしてシン・アスカ。


4人は6年前まで一緒だった。だがミリアルドが進学先を皆と変えた為ミリアルド1人が離れた。その結果がこれだ。


「なんで・・・何でお前たちがぁぁぁ!!」


ミリアルドの悲痛な叫び声が木霊した。


 To Be Continued...

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