Laub🍃

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2011.06.22
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 周囲から煙たがられがちな子が居た
 その子がある日泣いているのを見た
 彼女は「独りで遊びたいか」と訊いたら頷いた
 けれど私はお節介かもしれないとは思ったが、彼女がたまに一緒に遊んでいる時にいい顔をしていることを忘れられなかった
 どうしたらその子が自分を殺し過ぎないままで皆と遊べるのかを一緒に考えた
 私も彼女と同じ年の頃は独りだったから、独りで、しかも本を読むでもなく虫に注目するでもなく誰かと遊びたいのに遊べないから独りで居る子を見ていられなかった
 お節介を焼いた、周囲の子が少し嫌そうな顔をしても、フォローしようとした
 そうしてその子は何日かしたら、友達とよく遊べるようになっていた
 それは私でなく彼女自身の力が大きいと思う、自転車を途中まで支えたのは私でも、走り続けたのは彼女だったのだから



 私は歯がゆかった
 彼女に我慢をすることを教え、そのリスクも教えたけれど、これは彼女に我慢させすぎることにならないか、と
 けれどこれは同時に、彼女が今他人から試されている所なのかもしれないと思った
 周囲は彼女に対し、イライラのつけを今払わせているつもりなのかもしれない

 私は彼女だけの味方にはなれない
 きっとaが私だけの味方にならないことと同じだと思う

 彼女はまだ幼い
 周囲が大人過ぎるのだ

 けれど周囲も大人に見えて不器用な所があるから、周囲はその自覚をせねばならない
 彼女は今新しい生き方や、周囲との関わり方を試行錯誤している所だろうから、慎重に、けれど確実に強く優しくなってほしい
 私は強くなろうとして周囲を傷付けたし優しくなろうとして頭がおかしくなったから、今かなりの犠牲の上に私は少しはまともになっているから、彼女にはそうでない生き方を見付けて欲しい


 けれど彼女は良い所を持っている
 その良い所が見えないのは勿体ない
 彼女をフォローしてくれる人の時々の我儘や意地悪を彼女が許せるようになればきっともう少し違うのかもしれないとも思うから、彼女への関わり方や、私が居なくても彼女が道を選べるようになる手助けをしたいと思う
 小学校の時の私はバカだった中学校の時の私は半端な反抗期だった高校の時の私は頭がおかしかった、多分そうなるのは私だけだろうが彼女がそうなる可能性は減らしたい

 ただ一つ気がかりなのは、あの共同体の全てが全て指導者の言うことを訊くというかたちが正しいのかということだ

 日替わりで、これまで抑圧されてきた我慢してきた子たちの内誰かが少しずつ我儘を言っていくという形が一番望ましいのだろうか、その場合は

 今まで我慢をして来なかった子に我慢を教え、今まであまり開放してこなかった子に上手な(被害を与えづらい、可愛い~少し面倒、程度の)我儘の仕方を教える方法を模索してみたい

 立場の違う両方に同時に説明できるスキル欲しい適当に説明したほうが良い子と詳しく説明すべきな子と両方に説明できる平易説明スキル欲しい





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最終更新日  2015.09.04 04:04:17
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