Laub🍃

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2011.06.25
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カテゴリ: .1次メモ
「助けに来たよ」

 その人はいつだってぼろぼろで、そして僕の事を助けてなんてくれない。
 けれどその人の存在はいつだって僕にとって救いだった。

 その人さえ僕のことを見捨てないでいてくれるならほかの事はどうでもよかった。

「嘘吐き」

 でも、もうどうでもよくない相手ができた。

「助けにき「てなんてくれてない、ほんとは」

 だって目の前に居るのは僕の妄想だから。
 あなたが手を差し伸べてくれていると妄想して空想していつも僕は立ち上がって前向きに歩いて行けた。ふらふらとふわふわとご機嫌で。


 その手を、ふり払うよ。

「さよなら、僕の神様」

 おおもとのあなたとも、いつか隣同士で、現実を見詰めながら歩いていくために。





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最終更新日  2016.10.11 01:27:38
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