Laub🍃

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2018.06.21
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カテゴリ: .1次長
ー悪魔が道に倒れていた。



ー少女は連れ帰った。



ー弟分には怒られた。
また厄介ごとを背負ってと。


ー悪魔は暫く魘されていたがやがて気が付き、そうして恩返しに少女に加護を与えようとした。
少女は断ったが、悪魔はまだあきらめきれない様子だった。

ーその夜、天使が空から舞い降りた。
あなたには加護がありませんから、不運ばかり起きるのですと言って。





そうして天使と悪魔は互いに顔を合わせ、思い切り顔を顰めた。




しかし二人はそのまま居着き、ことあるごとに競い始める。

そのたびに少女の弟分は叫ぶ。




ー俺が本来のこいつの守護神だよ!-


しかし影が薄く、また厄介ごとを進んで背負い込むお人よしの少女を説得することもできない彼の言葉は天使と悪魔にスルーされ続けるのだった。


【続】





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最終更新日  2018.08.15 21:16:31
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