burabura・・・さんぽ。

burabura・・・さんぽ。

腹痛その2・・つづき



私は相変わらず 痛みと嘔吐 ちょーグロッキー。
でも、 一筋の光 がっ!

「外来の処置室にいきましょう。車椅子で行きますね。」と看護婦の声。
おぉ! やっと診てもらえるぅ~。
このとき心底安心した。

うんとこしょ、どっこいしょ。
暴れまくった上に、吐きまくった 私はまさに 「廃人」
20代の女性とは思えない風貌に 変化 していたのです。

しかないよね。しかたないよね・・・

うんにゃっ! ちょっと待て!仕方ないではすまないことになっていた!!
車椅子に乗せてもらった後、思いもよらない状況になった。

なぁんと頭はボーボー、 ズボンのボタンはずしっぱ。
それを隠してもくれず、おまけに私が吐いたビニールを そのままもたせて
車椅子で レッツゴー されたのですっ!

そしてここは大学病院。まさに大勢の患者さんがすでにわんさかいらっしゃいます。みなの視線は私に・・・

みないでぇぇえええっ~~~!
半泣きで必死で顔を隠そうと下を向いていた・・・が。

最悪なことに、ひそひそと・・
「あら?あれ、○○さんじゃない?」「え?どこ?」

バレチャッタ。アーア。バレチャッタヨ
元入院していらした患者さんにっ!(滝涙)

せめてズボンのファスナーは締めておきたかったなぁ~(遠い目)

診察前、ベッドに横になっていると、職場の婦長が様子を見に来てくれた。
あぁ、慰めの一言でも・・

「あぁ~ら、太っい腕ねぇ~」

・・・第一声が。フトイウデ?
なんてひどいお言葉でしょうっ!(涙)

ん?ちょっとまてよ。太い腕?

点滴が漏れていて腕がまさに 「ボンレスハム」 状態。
暴れまくってたから、点滴が漏れた痛みなんてきづかなかったやぃ。

その後もすったもんだして、
本当に やっと 専門の先生に診てもらえることに・・。

超音波しながら「あぁ~。腎臓腫れてるねぇ~これは痛いねぇ~。辛かったでしょっ。これだったら あの痛み止めは効かない ねぇ~。」

どうやら、原因は 「石」 らしいのだ。

「アノイタミドメハキカナイ」ですと?
おいおい。なんてこったい。(泣)
当直の先生を グー でぶちたくなった。

でも、今はそんな力も気力も残っておらず・・

うぅ。なんでもするから、 早くなんとかしてくれぃせんせ~。

心の中で必死に願っていると、看護婦がやってきた。

「さぁ~座薬いれますねっ!」というやいなや、自分で入れる間も与えず、
あれよあれよというまにズボンを脱がされ、施行終了。すごいね。(笑)

すると、しばらくすると嘘のように痛みが取れてきて
いつの間にか 爆睡

「あら?起きたの?」巡視してた看護婦に声かけられる。

気づいたらお昼を回る頃。
どうやらそのまま処置室で 爆睡タイムを満喫 してた模様。

あら?吐き気も痛みもないわっ!
すってきぃ~!

ルンルン気分で外来をでた。

薬を処方されたのを待っている間、ふと、あることが頭をよぎる。

「眉は?」ねぇ、眉毛。どうなってる?

こんなときでも眉はわすれないっ。 (笑)
速攻トイレでチェック。

「ぬぉ~っ、ないじゃん!!」

さぁ、どうする?どうする?

きまってんじゃん~ 売店に行けばいいもんね~

ボールペン 購入。(にっこり)
ふふ、 ふふ、 ふふふふふふふ~

いっちょあがり。

ホントは 書かないほうがよかった んじゃないのか?と思えるくらい
不自然な黒い眉。

でも・・・

麻呂で外はでられんっ! (えばりっ)

朝からの激痛から解放され、応急処置の眉に満足した私。
妙な爽快感に浸りながら
眩しい太陽下、テクテク帰宅しました。

そうそう、 醜態さらした ため、
当時診てくれた(っていうか私を ラリパッパさせた張本人 )当直の先生に
しばらく顔を合わすたびに 意味深な顔 「ふふっ」 と笑われては


くっそうぅ!だから知ってる先生に診てもらうのはいやなのよぅ。

と心底思う私だった。



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: