酒と薔薇の日々

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露出について

露出について


いつも思うんですが、もっと良い呼び方は無かったのでしょうかね?
(なんか、いやらしくって・・・。露出、なんて・・・。)

そもそも、写真なんて言葉も、語源を考えると、とんでもない誤訳なんですよね。
いまだに「写真」というのは「真実」を「写す」なんてことをおっしゃる方がいますが、写真のどこに真実が写ってます???
写す側の個性・感性によって如何様にも仕上がりが変化するわけだし、見る側の気分によっても意味合いが変わるわけで、それのどこに真実があります?

写真を英語で言うと「Photograph」ですから、「Photo」=「光」・「Graph」=「画」で、あえて漢字をあてはめるなら、「光画」とでも呼ぶのが正しいんですよね。

ま、それはともかく、露出と言うのはシャッターの速さと絞りの大きさで決まります。
要するに、どれだけの時間入り口が開いてるか、また、どれだけの大きさに入り口が開くかって事ですね。
入り口が大きいほど、光がたくさん入るわけで、この事はフィルムでもデジタルでも変わりありません。
ただ、フィルムの場合(ネガフィルム)光がたくさん当たればフィルムには濃く写るわけで、その分たくさんの情報が記録されるわけです。(程度問題ですが)
上手下手は別にして、写って無いより写ってたほうが良いってことですよね。
フィルムの場合は、少し多めに光が入るようにしたほうが、安全と言うわけです。

ところがデジタルは、光がたくさん当たると画像が白くなります。
(明るくなると言うか、うすくなります)
ですから、デジタルは光を少し控えめにしたほうが良い、と言う事になります。

この加減が難しいんですよね。

そこでまた参考例

カスタムアンダーカスタムカスタムオーバー

一番具合が良いのは、真ん中の写真でしょう。

左側が、前のページで良いと思った写真ですが、実は少し露出不足です。
どうしてそうなるかというと、露出をオートにしてるからなんです。

品物の下に敷いてある紙は、本当はグレーではなくて白なんです。
カメラのオート露出は、反射率18%のグレーを、グレーとして識別するようにセットしてあります。
ところがカメラは人間と違って判断力がありませんから、目の前にある物をなんでもグレーだと思ってしまうんです。
白いものをグレーだと思い込めば、絵が暗くなりますし、黒いものをグレーだと思えば、絵が明るすぎてしまいます。

真ん中の写真は、グレーカードを基準にして、マニュアルで適性露出にしました。
本当はもう少し明るめの方が良いのですが、バックを白くするためのライトを使ってませんし、ウェブ上での再現性を考慮して、少し暗めにしてあります。
【人肌基準の正確なホワイトバランスを取ろう!】銀一 シルクグレーカード【即納~3営業日後の発...
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