骨の曲がつたビニイル傘を
引き摺りながら 死体が通る。
其処退け 其処退け 死体が、通る。
重たひ手足を ブラ下げて
引き摺るやうに 死体が通る。
其処退け 其処退け 死体が、通る。
すし詰めの車両は さながら
収容所のやうです。
すると自分は 囚人なのでせうか。
息が詰まります。
息が詰まります。
息が、詰まります。
無言の儘に 携帯電話を弄る囚人達。
独り乍に 誰かを求める其の姿に
哀れみすら感じ乍も
混じつて仕舞へば 自分も又 其の一人。
憐れな囚人。
否 腐つた目をした 最早 死体。
吐き出す息迄 腐つた臭ひ。
引き摺るやうに 死体が歩く。
其処退け 其処退け 死体が、通る。
かくして
毎日職場へ 辿り、
死体は僅かな 銭を得る。
結局 此れが 浮世の定め。
死体の分際で 生きる為。
サラリーマンはそんな物。
結局 何が言ひたひか。
あー仕事がだりぃなぁ。
そんな事。
ホントにホントに 腐つてます。
早く死体に 成りたひな。
↑ ↑ ↑
※一番右まで 迷わず行けよ。
行けば分かるさ。
ショートストーリー。 Apr 21, 2005 コメント(10)
アスファルトに寝そべり死んだフリをして… Mar 1, 2005 コメント(6)