三つ子のお姫様

三つ子のお姫様

生後3ヶ月の頃



【生後3ヶ月の頃】

三つ子姫が我が家に揃ってからはとにかく毎日が初めてのことだらけだった。
ジジ、ババでさえ今までに見たこともないような小さな赤ちゃんが家に来て
戸惑うことが多かった。
私は24時間すべて三つ子姫中心の生活になり、パパは仕事から帰ってくると育児を手伝う生活。
気は張っているものの疲労が溜まるのは早かった。 そんな中、退院してきて2週間ほどで三の姫が風邪をひいたらしく、鼻づまりになった。
ミルクが飲みにくいらしくイライラして泣いてばかり。
仕方がないので母乳をあげていたら(母乳だと怒らずに飲んでいたので)
そのうち母乳じゃないと嫌がるようになってしまった。
そうなると他の2人に母乳がまわらないし、私も三の姫にかかりきり・・
病院に連れて行くと、鼻の穴が普通の子より小さすぎるので詰まりやすいとのこと。
身体が小さいとそんなことにも影響するのかと、改めて大変さを実感した。
未熟児で・・何もかもが3人分で・・育児書に書いてあるやり方はちっとも参考にはならず
退院してきた喜びはあっという間に不安とあせりに変わっていった。

おふろ border=0
流れ作業で入れなければならないが、お風呂の後はミルクをやったり寝かせたりするので、あまり時間もかけていられない。
冬だったので寒くさせないように気をつけながら、初日はババと私の2人でベビーバスに 順番に入れてみた。
しかし、お湯がすぐに冷めてしまう上、全員ぎゃーぎゃーと泣き出してしまう。
それに3人も入れるので腰が痛くなってくる。
キッチンの流し台や部屋の中にバスを置くことも検討はしてみたが、やはり勝手が悪い。
「赤ちゃんはしっかり抱っこして入れてあげないと不安定だから泣き出す。」と経験からババが言うので
翌日はババが1人ずつ一緒に入ってくれることになった。
そうしたら本当に誰一人泣き出すこともなく、とっても機嫌が良くなったので
この方法でやっていくことにした。 とはいえ3人を順番に温めるとかなりのぼせるので
2人入れると中と外を交換したりしていた。
この頃パパはまだお風呂には参加できず。
(首がすわってないので怖くて入れられないと・・・・)

ミルク border=0
ミルクは6~7回/日でそのうち2回ずつ位母乳をあげていた。
量はバラバラで60cc~100ccぐらい。
病院では哺乳瓶をタオルで支えてベッドに寝かせたままミルクをあげていたが
さすがにこれはかわいそうだとミルクの時間になると誰かしらが抱っこして飲ませてくれた。
大人がたくさんいるとこういうところはとても助かった。
この頃は3人とも貧血予防の薬や整腸剤などを処方されていたから薬を飲ませるという作業もあり授乳も結構時間がかかった。

生活 border=0
日中はリビングのソファーに並んで寝ていることが多かった。
その方が誰かしら様子をみていられるし、泣き出したらすぐに抱っこしてあげられるから。
3人は動くものを目で追いかけていたので、ジジはすぐにメリーを買ってきた。
ソファーの上に吊るしたメリーを6つの目が追いかける姿は愛らしかった。
寝室には3つコンパクトサイズのベビーベッドをレンタルして、真ん中に私が寝た。
夜中はだいたい11時ごろと2時ごろと6時ごろがミルクの時間だったが
もちろん3人同時に起きることなど珍しく
たいてい1人か2人飲ませて一時間くらい寝ると、違う子がおきて
飲ませて寝ると2時間ぐらいで次のミルクの時間って感じだった。
当然、私は夜中に熟睡できないので、朝方ババが起きて3人を下に連れて行ってくれて
その後4時間ぐらい眠るという状態。
もう、朝なんだか・・夜なんだか・・頭がフラフラしていた。

発育 border=0
一の姫 二の姫 三の姫
身長
53.8 50.2 48.6
体重
4475g 3400g 3200g




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