鍋・フライパンあれこれ美味
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
232366
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
10.青い蓮
ルカが声をかけると、ティティは振り返った
額の白い包帯以外はいつも通りのティティだった
「いつまでも寝てるわけにはいかないわ。私は働くためにここにいるんだもん。身体もなまっちゃうしね!」
「は~・・タフねぇ~・・私には無理だわ」
「育ちが違いますからね~」
二人で顔を見合わせて笑う
一番仲が良いのがルカでよかった
いろいろ聞きたいこともあるだろうけど余計な詮索はしない
ルカの明るさが今のティティの救いだった
あの一件以来、ネフェル様の目を見ることができない
自分が意識を失っている間のこととは言えネフェル様を傷つけたことに変わりはないのだから・・
ティティは余計なことを考える時間がなくなるようにただひたすら仕事に打ち込んだ
「ティティ!」
ルカが慌てふためいて走ってくる
「どうしたの?転びそうじゃないの」
「蓮、花、蓮・・」
「えぇ?何?」
「ネフェル様がお部屋のお花を替えるようにって・・」
「?わかったわ。で、何に替えればいいの?」
「ピンクの蓮よ。ピンク!」
「今は確か・・ブルーの蓮よね・・?」
「そうなの!ブルーって儀式とかで何かと使うことが多いから宮殿の中にたくさん咲いてるんだけどピンクって意外に少ないのよ!今宮殿中捜して回ったけどちょうどつぼみばっかりなの!」
なるほど。宮殿中走り回って捜せば息も切れるはずだ
「・・いつまでに準備すればいいのかしら?」
「今は儀式に出ていらっしゃいるから、そうね・・最低でも二、三時間後にはお部屋に飾らないと・・」
「私、いい場所を知ってるの。ちょっと行ってくるわ」
「えっ?ど、どこへ?あ、ちょ、ティティ!」
ルカの言葉が終わる前にティティは走り出した
ティティが幼い頃よく蓮を摘んで遊んだ池目指して・・
強烈な陽射しは体力を消耗させる。ましてティティは傷を負っている。薄いベールを頭からかぶり小走りで進む
二、三時間。私の脚ではギリギリだわ。急がなくちゃ!
宮殿を出て、正面の門目指してひたすら走る
すでに息が切れてきた
こんな所から息切れしてたらもたない!しっかりして!
気持ちばかりが前へ出て、脚がついてこない
「キャッ!」
突然目の前が暗くなり、布のような物がティティを頭からスッポリと包んだ
まるで罠にかかった動物のようにジタバタともがく
な、何?なんなの?
もがいてももがいても布から逃れられない
「もうっ!嫌!急いでるのにっ!」
思わず大きな声を張り上げる
「あぁ、ごめんごめん。急いでるんだ?」
ティティの動きがピタッと止まる
こ、この声は・・サーッと血の気が引く
「そうだよな。仕事中だもんな。アンタからかうとおもしろそうだから、つい・・」
クックッとセナトスは大声で笑うのをこらえている・・
フワッと布が動いて眩しい陽射しがティティを照らす
「マント・・」
こともあろうに、セナトスのマントの中でもがいていたのだ
マントの中に入っちゃった・・セナトス将軍の・・
いや、入っちゃったというか、捕まったというか・・
「怪我の後遺症でちょっとおかしくなった?」
「え?あ、はい。あっ!いいえっ!」
もうティティの思考回路はパンクしてしまっていた・・
「で、何を急いでるって?」
「あぁ!そうだ!ピンクの蓮!」
心臓が破裂しそうになりながらも必死で説明した
セナトスはじっとティティを見つめながら説明を聞いていた
そんな視線を受けて、倒れそうだが、なんとか踏みとどまる
「ふぅん・・その池ってどこにあるんだ?」
「ペル村のはずれです・・」
「アンタの脚じゃ時間内に戻ってこれないな」
やっぱり・・こんな所からバテてるんだからなおさらだ・・
どうしよう・・ルカはきっと私が採ってくると思ってる
「俺が連れてってやるよ」
「はい?」
「お前は道案内をするんだ、いいな?」
数分後、ティティはセナトスの愛馬の上にいた
引き締まった体に黒光りする美しい毛並み・・優しい瞳・・
それよりも・・
こ、こんな・・こんなことが・・
身体が熱くて火を噴きそうだ
ティティが前に乗り、後からセナトスが手綱を握る
セナトスのたくましい胸の中へティティはスッポリとおさまり、両側にはセナトスの長い腕がティティを囲んだ・・
「行くぞ!しっかり掴まってろよ!」
つ、つつ掴まるってどこをっ?
「ハァツ!」
「ひゃぁっ!」
「うわっ!掴まってろって!」
馬の鬣(たてがみ)を思わず掴む!
「コイツがびっくりするだろ!俺に掴まれって!」
おそるおそる腕を掴む(しかも指先で)
「ばかっ!手綱をさばくんだぞ!普通こっちだろ!」
「こ、こっち?」
「俺にしがみつけ!背中に手を回して!ほら!」
「そ、そんなことできませ~ん!」
「ふり落とされたいのかっ?」
「できませ~ん!」
二人の怒鳴り合い?は延々と続き、一番の被害者は二人を乗せた馬だった・・
「つ、疲れた・・死ぬかと思った・・」
「死ぬな!ったく、落ちたらどうするんだ!」
「恐れおおくて・・」
「それより!蓮!摘むんだろ?」
あぁ、そうだ・・ピンクの蓮・・
馬はすでに優雅に池の水を飲んでいる
ティティは本来の目的である蓮を摘み始めた
なつかしいなぁ~この池
幼い頃から私だけの秘密の池だ
どれもこれも美しく咲き誇っている。これならネフェル様も喜んでいただけるはずだ
セナトスは木陰からじっとティティを見つめていた
「どうして乗せて来てくれたんですかーっ?」
離れているためティティが大声で聞く
突然の問いかけにセナトスは一瞬ビクッとなりつつも表情一つ変えずに
「単なる訓練後の息抜きだ・・それに・・この前の宴会でアンタを助けることができなかったからな・・」
「えぇ?最後の方聞こえなかったんですけどー?」
「あぁ、たいしたことじゃない。それより、急げ!」
「はいっ!」
しばらくの間、穏やかな時が流れた・・
セナトスは木陰でゆっくりと目を閉じた・・
こんなおだやかな時間は久しぶりだ・・
母上が亡くなってから、誰にも心を開かずファラオを憎んで育ってきた。ただひたすら剣の技術を磨いた。祖国の、母上の敵であるエジプトを滅ぼしたいのかエジプトのファラオになりたいのか、自分自身でもわからない。俺はいったい何と、誰と戦っているんだ?
俺はいったいどうしたいのだ?
「セナトス将軍~!」
顔が隠れるくらいに蓮の花を摘んでティティがセナトスの元へ走ってくる
その笑顔があまりに眩しくて思わずセナトスは目を細めた
「将軍?」
「ん?いや、陽射しが眩しくてな」
陽射しよりもお前の方が眩しい・・
心の中でセナトスは言った
「でもやっぱりネフェル王女様の力は偉大ですね!」
ネフェル王女の名前を聞いて思わずドキッとする
「ネフェル王女?」
「はい。ネフェル王女様のためのお花だから連れて来てくれたんですよね?」
「え?あ、あぁ・・そうだな・・」
ズキッとセナトスの胸が痛んだ・・この痛みはなんだ?
同時にティティの胸も痛んだ
自分で自分を傷つけるようなこと聞いて・・・何やってるんだろ?私ったら・・
「さぁ!早くこの花を王女様のお部屋へ飾らなきゃ!」
「そうだな・・」
後ろ髪を引かれる思いで、セナトスは立ち上がった
「でも・・困ったわ・・」
「どうした?」
「花の量が多すぎて両手が使えません・・」
「・・・・」
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
おすすめの絵本、教えてね♪
「バルボンのおでかけ」ワニのバルボ…
(2026-07-29 18:50:03)
●購入物品お披露目~~●
■最近購入した雑誌*BERRY STYLEさん…
(2026-07-23 22:22:38)
障害児と生きる日常
発達障害がある女子児童がいじめ受け…
(2026-07-27 21:27:02)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: