69、変わり種(拓輝)


「はーっ、腹減った~。全然、見つからないじゃん」
「うるさいぞ、拓也。さっきから、ずっと同じ言葉の繰り返しだぞ」
輝ニの前には食べ物を探してきょろきょろとしている輝一の姿があった。
輝ニは最近双子の兄・輝一の傍によくいたがった。
正直、拓也にはそれが気に入らなかった。
ずっと離れていた兄と会えて嬉しいのは判るがべたべたくっついていてむかつかせる。
「だってよ~・・」
と、その時ふと拓也の目に暗闇の中にある木の一つにまとわりつくように生えた苺の姿が目に入った。
新鮮そうで、艶やかで赤々としていた。
「なぁ、輝ニ。これ、食えるのかな」
「あ、ああ。食えるんじゃないのか。確か、ボコモン達が食べれる果物の中にあったぞ」
「オレもそう聞いた。あ、でもその苺って似たようなものがあって食べちゃ行けない奴と食べても大丈夫なのあるんだって」
「ふーん」と、輝ニの言葉を聞きながら2つほど苺の実を摘み取った。そして、じーっとその苺を拓也は見つめた。
「・・・」
拓也が何かを思いついたらしく、にやっと笑った。
「輝ニ、食ってみろよ!」
次の瞬間、拓也が思いっきり輝ニの口の中に苺を放り込んだ。
「うっ!?」
いきなり、口の中に苺を放り込まれ、輝ニは思わず慌てて苺をごくんと全部飲み込んで食べてしまった。
「毒見役、頼むな♪」
「拓也、てめえ・・っ」
輝ニがごほごほと息を苦しそうにして拓也を睨むように見た。
「・・あ、輝ニ、もしかして今の食べちゃた?」
呆然となっていた輝一が輝ニを見ながら恐る恐る聞いてきた。
「ああ、そうだけど・・。何だよ、死ぬっていうのか?」
「・・・そうじゃないんだけど・・。拓也、苺に星みたいなのついてた?ちなみに」
「うん、ついてたけど。それが何か?」
「・・・・・・・それ、多分、・・いや、絶対食べちゃ行けない方の苺だよ」
「・・・え」
再び、輝一は輝ニの方を見ると
「・・まさかと思うけど、飲み込んでないよね」
「・・え。いや、それはその・・。――飲み込んでたら、どうなるんだ?」
「――ボコモンの話だと最初にドクンってなって、それから立てなくなって身体が風邪ひいたみたいに熱くなるんだって」
ドクン・・!
輝ニは胸が高鳴ったのを感じ、眩暈し始め、身体がいうことをきかなくなりその場に座り込んでしまった。
「・・あ?」
・・あ、頭がクラクラしてきた。拓也や輝一とかがやけにぼやけて・・。
顔が熱い・・・。
「本当にその苺だったみたいだな・・で、次はどうなるんだ?」
「・・・何か、身体に変化現れて3日くらいその姿なんだって、って言ってた。でも、身体に異常が現れたわけでもないらしいんだけど・・」
「へ、変化~?」
それを聞いて拓也も少なからず責任を感じた。
拓也と輝一の後ろでは、仰向けになりながらも少し草むらに移動し、息を乱している輝二の姿があった。
「・・ぅ・・、っあ・・、くっ」
苦しい・・・、何でオレがこんな目に・・。・・拓也のせいだ、くそっ。早く、この状態から抜け出したい・・。
輝ニは息を乱しながら自分の身体が妙に小さく、いつもより肌ざわりがやわらかくなっていくのを感じていた。
・・気のせいか?・・何か、胸が膨らんでいるような・・・。
「・・・」
輝ニは今自分が考えた事に「まさか・・!」と思い、片手で自分の胸とズボンの中に手を入れた。
「どうした?輝ニ」
輝一がひょいと輝ニの身体を起こしてみた。拓也がその瞬間、信じられない物をみたといった驚きと困惑の表情を見せた。
「なっ、なっ」
口をパクパクさせ、輝ニの胸の辺りを見ると顔を真っ赤になった。
「拓也?どしたんだよ?」
何だ、と思って輝一が輝ニの方を見ると、輝ニの身体が女のコになっていた。
小学生とは思えないくらい豊満な、大きな胸に肌がいっそう白く艶やかに輝き、手足が細く身体も女のコらしくやわらかなラインになっていた。
「輝ニ・・?」
輝一に見られていると感じた輝ニは頬を赤くして、視線をそらし、豊かな胸を自分の手で隠した。
「・・・見るな!」
「・・・・」
拓也はポーッと見惚れていた。
こいつ・・、女のコだとこんなに可愛いんだ・・。

「じゃあ、拓也、オレ皆のとこに先に戻って相談してくるから輝ニを頼むねっ」
「あ、ああ」
去っていく兄の姿を見ながら「・・こんな姿でこいつと2人きりになるとは・・」
木に身を預けて輝ニは座った状態で、そう思った。
―30分後・・。
さっきから拓也がちらちらと輝ニを見て判りやすいくらい落ちつかなくソワソワしていた。輝ニはそれを不快に思ってたがあえて無視していた。
そして、スクッと拓也が急に立ち上がってずかずかと輝ニの方へ来て、乱暴に輝ニを樹に押し付けた。
「・・・って。・・拓也、どうした?」
大きく実った胸は布地ごしにわかるほど、乳首が誇張していて、輝ニが少し身動きするごとに大きく揺れた。
「わりぃ・・、輝ニ・・」
「お前、何言って・・・」
拓也は輝ニの言葉をさえぎって、いきなりキスして、いう事を聞かない輝ニの身体を草むらに押し倒した。
「!!や・・っ」
押しのけようと身体を動かすが力が入らず、拓也にバンダナで手首を押さえられ抵抗が上手く出来なかった。
「拓也!!・・お前、一体・・っ」
草むらに横たわる輝ニの姿を見て、拓也が喉をごくりとならした。それを見た輝ニはゾクッとなった。
・・付き合っているとはいえ、これは・・。
拓也がTシャツを輝ニの両手までめくり上げ、輝ニのズボンを腰のあたりまでずり下げた。輝ニの胸があらわとなり、大きな胸が揺れて拓也の目にさらされた。
それが輝ニの羞恥心を刺激し、一気に赤くなっていった。
「・・・あ」
「・・大きいな」
拓也がその姿をじっと見ると、輝ニの胸をわし掴みにしてゆっくりとした動きで揉むように動かしていった。
「あっ、あっ」
「・・へえ、こんなんで感じるんだ」
「・・ふざけるな、この手を離せ・・っ。んっ、ぁあ・・っ、やんっ、あっ」
拓也の指が輝ニの胸の中心に触れ、それを摘むようにくりくりと動かした。
「・・ぁんっ!」
輝ニが拓也に抱きついてきた。
「お前、あいかわらず弱いなそこ」
「・・うるさい」
輝ニが顔を赤くしたまま、そっぽを向くと拓也はニコッと笑った。

―1時間後。
「あれ?輝ニ、どうしたの?」
輝一はそこにいるはずの弟の姿がないことに疑問を抱き、口に出した。
「・・あーっ、ちょっとな・・」
「?」
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拓輝で、輝ニの女体化です。
初めて書いたエロもの・・。はぁ・・。


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