1、目印


突然隣に座っていた双子の兄、輝一が聞いてきた。
「え」
「結構な量だよな」
そう言いながら髪をその白い手で撫でるように触っていく。
「いや、別に・・面倒くさいから切らないだけだ」
「そうなの?僕は輝一さんと区別つけるための目印だと思ってた」
そこへ、友樹が突然現れた。
「・・・」
「あ、そういえば、輝ニの髪型って母さんに似てるな」
「!そうなのか?」
「うん」
ニッコリ。
「・・・」
「何、頬を赤くしてるんだよ」


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: