051 渇望するもの(中嶋陽子)


皆に嫌われるのが怖くて、一人にされるのが怖くて、いじめに会っていた同じクラスメイトの女の子を無視していた。

自分の意見が素直に言えなかった。
浅野君との事も・・。
深く関わるのが少し怖くて、何も言わなくて表面上の付き合いしかできなかった。
両親にも似てないこの生まれつきが嫌いだった。
でも、私は本当はいつも望んでいた。

皆と心の奥底から信頼しあって、ふざけたり喧嘩したり笑いあいたいと思っていた。ハッキリと大人に「自分は自分だ」と言うことを言いたかった。
でも、昔の中国にどこか似た十二国の世界に着てから何だか変わった。
景麒に無理やり連れて来られて、自分が何をするべきかを知った。
祥珪や鈴に合って、民がどんな事を望んでいるか僅かながら見えてきた。
楽俊や延王、六太にも合えた。



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