022 愛憎


愛しくて、愛しくて誰にも譲りたくない。オレ一人だけの鉄にしたい。
・・オレから、逃げるなんて許さない!
愛情と憎しみは表裏一体って言うけど、あれは本当なんだ。

汚い、汚い、オレの身体はどんどん汚れていく。
薄汚い奴らのせいで。
目も、口も、手も、肌も、身体も。
気持ち悪い・・・っ。
なぜ、オレだけがこんな目にあわなきゃいけない。

・・オレは何もしてないのに!!

あいつのせいだ、あいつのせいで大好きな先生はオレの前から消えて、オレがこんな目にあうんだ。
許さない、許さない。
あいつにもオレが味わったこの屈辱味わせてやりたい。
あいつだけ、幸せにのさぼらせてたまるか。

鉄、お前は知らないだろう。
オレが先生を失ってどんな気持ちで過ごしているか。
鉄、お前は知らないんだ。
死ぬ事より、生きていく事のほうが何倍も苦しいと言うことを。



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