5題 恋のめばえ


格納庫の方から聞こえた楽しげなケンの声に太陽達としゃべっていた大地は振り向き、笑顔でケンを迎えた。
「何?ケン君」
「ちょっと、今更な気がするけどいいかな~?」
「?何?」
「小百合さんの事、どうして好きになったんだい」
「!!なっ・・」
大地の顔が一気に赤くなった。
「なっ、なっ、何をいきなり・・・」
「あっ、オレも聞きたい」
「私も」
「僕も」
「太陽君、海君、鈴さん」
皆して・・・。
大地は思わず溜め息をついた。
そして、ゆっくりと口を開いた。
「そりゃあ・・、やっぱり毅然としてるし可愛いし・・、笑顔が素敵だし・・見てるとほっとしたり、勇気を貰えるというか」
大地は照れながらおずおずと答えた。
「何のお話ですの?」
「!!小百合さん!」
突然後ろに現れた小百合に大地はこれでもかというくらい驚いた表情を見せた。
「?大地さん?」
ニッコリと微笑む小百合に大地の顔はますます赤くなっていた。
「・・じゃあさ、ケンの好きな人ってのは?」
鈴が大地達から視線を外して隣にいるケンにくるりと顔を向け聞いてみた。
「いやですね、奥さんッたらvそんなの言わなくてもわかりきってるじゃないですか」
「・・・・そうね」
「エースはどうなんだよ?」と、鈴のそんな様子を見て太陽は無邪気に聞いた。
「え、僕?」
「そうだよ、お前いるのか?そーゆうの、やっぱり」
「・・答えても良いけど、太陽はどうなんだよ?誰かにドキドキしたりポーッとかなったことあるのか?まあ、太陽はまだまだお子様だからなさそうだけど」
そう言いつつ、エースは密かに太陽のその相手が自分である事を期待していた。
「何だよ、それ!!どーゆう意味だよ!オレにだってそーゆう経験くらいあるやい!」
「へえ、だれだよ?」
エースはにやにやと笑いながらからかい混じりに言った。
「・・そ、それはだな」
そこへ、たまたまジェイが通りかかった。
「・・あ」
きゅん。
太陽の胸がときめいた。
「ジェイ・・・」
「えっ!?何、その反応は?明らかにときめく相手を間違ってるぞ!!」


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