14.お風呂


湯気が立つフロ場で、湯船につかい、肩にタオルを巻いた誠に後ろからエースが声をかけてきた。
「断る」
「そんなはっきり断らなくても良いだろ~」
いつのまにか誠の隣に座ったエースが苦笑いのような笑顔を浮かべ、勿体無さげにいった。
「貴様にやらせたらまだ面倒な事になる」
「じゃあさ、誠のシャンプー一緒に使わせてくれないか?誰かさんに勝手に使われて持ってないんだ」
誠がいかにもいやそうな顔を見せた。
「――買えば良いだろう」
「・・・・・・なんだよ、そのいやそうな顔は・・」
「2人とも仲がいいんだね」
そこへ、大地と海が現れた。
「そ、そうか?」
「――あの2人もだけど」
「2人?」
大地の視線の先を追っていくと、その先には太陽とジェイの姿があった。
太陽がジェイの背中を洗うところのようだ。
「太陽、身体の洗い方は大体分かったからお前がやんなくていいぞ」
「いいからいいから、オレに任せとけよ♪」
太陽は誰から見ても楽しそうだった。
「何か楽しげだな、太陽。他人の背中洗うのがそんなに楽しいのか?」
「まあなっ!ジェイ、動くなよ」
「ああ」

「・・気のせいかな、何かあの辺で甘いムードが流れてるような」
「まあ、そうですね・・」
「海、何顔を赤くしてる?」

「・・ちょっ、太陽こんな所でそんな所触るな!!」
バキッ
エース達が再び太陽達の方を見るとジェイがストレートで太陽を殴っていた。
「・・・ぐげ!!!」
ジェイは息を乱し、頬を赤くしていた。



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