19.ドキドキ（ケンとショウの場合）
ケンがショウの胸に顔を押し付けて、ふんわりした表情で気持ちよさそうに言った。
「そうっすか？」
ショウはよくわかってないらしく、ただニコニコしていた。
「うん、凄くドキドキしてる。ねえ、今度は僕の心臓の音も聞いてみて」
「いいすっよ」
今度はショウがケンの胸にうずくまり、目を閉じて心臓の音を聞いた。
「あっ、跳ね上がったすっ」
「ショウが僕の傍にいるからね」
「？どういう意味っすか？」
「大好きってことだよ♪」
ケンはニッコリと微笑んだ。
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