第2話


「ひっさしぶり~、拓真~、あいかわらずちっちゃいわね~」
拓真は、叔母の一戸建ての家に着くなり、超ご機嫌状態の25歳の叔母、天海彰子に抱きつかれた。
「・・叔母さんも元気そうだね」
「だ・れ・が、おばさんよ。私はまだ25歳なんだからね」
彰子はまるで子供の様に顔を膨らませた。
「―で、でもうちの母さんは、17で親父と結婚したし。オレにとっては充分・・・、ん?」
「何よ」
「・・・酒くさい。彰子さん、また酒飲んでただろ」
「やっだ~、わかるの?まあ、いいわv上がって上がって」
何か、この先のリビングの状態が手に取るようにわかるな・・・。
拓真はそう思いながらも、とりあえず家の中に入ることにした。
「・・・うわ」
その光景を見た瞬間、拓真は言葉を絶句させた。
そのリビングは右見ても左見ても缶ジュースやインスタント食品のごみなどで溢れていた。
「あ、ごめん、拓真。着いて、早々悪いけど片付け手伝ってくれない?」
「う、うん・・」
この先、ここで過ごすのかと思うと拓真は少し気分が暗くなった。
同時刻、ロシアでは元ヴォルコフ修道院では、施設内に装備されたベイスタジアムでユーリが一層の強さを極める為に練習に励んでいた。
「・・・行け~!!」
イワン達は自分のベイを手入れしながらこんな会話をしていた。
「良く頑張るよな、ユーリも・・」
「そうだな、オレずっと相手してたからさすがに疲れたよ」
その時、警備システムが何かに反応し、アラームが突如鳴り始めた。
「!?何だ?」
「あ、ユーリさん!ここにいらしたんですか!」
「・・・どうした」
「侵入者です!今、手合わせの奴らにその侵入者の相手を差せてるんですが・・。どうも、中々、引き下がって頂けなくて・・。来てもらえませんか?」
「わかった・・」
そう答えると、ユーリはベイを片付け、手下の少年の後についていった。
エレベーターで1階まで上がると、ものすごい強風で数人の少年が壁に叩きつけられていく瞬間が飛びこんできた。
「うわああああ!!」
澄んでいながらも、冷たい空気が一気に開けられた状態の扉から解き放された。
「・・これは!?」




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