短編・ＣＰ小説
「あはは～、早くおいでよ～」
ミステルが楽しげにぴょんぴょんと跳ねながら、人懐っこい笑顔と一緒に後ろにいるレイに手を振った。
「ミステル、そんなに急がなくても大丈夫だぞ」
そんなミステルにほほえましそうにレイも微笑んでいた。
「急いでないよ～」
彼は本当に楽しそうに笑う。
遊びたい時に遊び、バトルしたい時はバトルする。
誰かに行動を縛られたりしない。
・・本当に自由で、気ままな風そのものだ。捕まえようとしたらきっと簡単に逃げられるだろう。
純粋な子供そのもの。
「レイ、どうしたの？」
ひょいとミステルがレイの顔を覗きこんだ。
レイは思わずドキッとなった。
か、可愛い・・・。
「いや、何でもない」
「？ふうん」
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