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第1章②
彼方が妖魔と共に消えて行ったのは、なんと海の中だった。
空中から見た拓人は当然ながら躊躇ったが、姫乃や康麟に進められ幾らか悩んだ後追いかけるのを続行するのを決意した。
その場にいた全ての獣は音もなく跳躍し、宙へ向かってかけあがった。
まるで緩やかに宙を泳ぐようにして高度を増す。地面が眼下を遠ざかっていかなければ、動いていないのではないかと錯覚するほど獣の動きは穏やかだった。
夢のように地上は遠ざかって、日暮れた街の姿をあらわにした。
「・・・」
拓人は常識外れな出来事の連続なのに妙に落ちついている自分に違和感を感じていた。
獣達は海上に踊り出た。
宙を泳ぐように翔けて、あきれるほど早い。どう言うわけか風を切る感触はしないので、さほどでもない気がするが、背景の夜景が遠ざかるスピードを見れば尋常でない速度なのがわかる。
拓人は高度に対する恐怖はあまりなかったが、行方に対する恐怖はあった。
「・・・・葵、大丈夫?」
サライのぬくもりを感じながら、姫乃は隣で康麟の背に顔を埋め、静まり返っている妹的存在の少女―天宮葵にそっと尋ねた。
「――平気・・」
葵のその手は微かに震えていた。
「追ってきてる?康麟さん」
「ええ、追っ手の妖魔が多数」
康麟のその声は優しかった。拓人は心の中でそのことで安堵した。
「こいつらも・・、もしかして妖魔?」
「ええ、私の僕です。私の言うことなら出来る限り聞きます。それより、その剣をお身体から決してお放しになりませんよう」
「ああ、わかった」
拓人は視界に映る暗い海と暗い空、薄く光る星と波、天高く凍えた月をそっと静かな気持ちで見た。
「―また、戦わなきゃいけないのかな?」
拓人はぎゅっと焦る気持ちを落ち着かせるため、自分の手を握った。
「・・拓人様、万が一にも剣と鞘を離してはなりません」と、ホウテイは低い声で乗っている拓人に言った。
「何で?」
「その剣はあなたを守るものだからです」
「???ふうん」
拓人が首をかしげた時、急に獣の高度が下がった。
さらに下降すると、海面は沸騰したように水柱をあげて荒れているのがわかった。
獣はその荒れる海の上に輝く、光の円の中へ飛び込もうとしている。
それを感じた葵が悲鳴をあげた。
「僕、泳げない!」
「ええっ!?スポーツ万能のお前が?」
「心配ありません」
「・・えっ」
それ以上言う暇はなかった。海面が前に塞がって、葵は悲鳴をあげた。
光の中に飛び込んだ瞬間、叩きつけられるような衝撃を覚悟したが、そんなものはまったくなかった。
逆巻いた波の飛沫も、水の冷たさも感じない。ただ光の中に溶け込むように、閉じたまぶたの下に白銀の光が差し込んできただけだった。
顔をなでる感触がして拓人は目をあけてみると、光のトンネルだった。音も風もなく、さえざえした光だけが満ちている。
「何・・これ・・」
もぐるように進む頭上には、足元と同じように丸い光が見える。
足元にある円盤が頭上に光を投げているのだろうか?
そうだとしたら、出口はやけに短い。
煌煌とした光の中をあっという間に駆け抜けて、拓人を乗せた獣は丸い光の中に飛び込んだ。
―――そうして、踊り出た場所は海の上だった。
突然に耳に音が戻る。鈍い光をはじく海面、目を開けるとそれが見渡す限り続いている。
海面の、はるか向こうはわからない。
ただ暗い海ばかりが月の光を浴びてどこまでも広がっているように見えた。
獣を中心に大きな波が同心円を書いて広がり、海面は見る見るうちに泡だって、嵐のように荒れ狂う波を打ち上げ始めた。
波頭の飛沫がちぎれていく様子を見れば、恐ろしいほどの風が吹いているのがわかる。頭上に雲が流れ始めた。
「・・・すごい」
姫乃がその光景に素直に感嘆の声を漏らした。
「ホウテイ」
堅い声に拓人は振り向き、そうしてサライ達の視線の先を見た。夜の海の上、無数の白い影が近づいてくるのが見えた。
炎でも燃え盛っているような、薄く紅蓮の明かりが見える。月の影が落ちていた方角だった。
異形の獣の群れだった。猿がいて鼠がいて鳥もいる。
赤い獣と青い獣と黒い獣と。
拓人は呆然とした。
「あれは・・・・」
姫乃がその時悲鳴を上げた。
「やだっ!逃げて!」
「――安心なさい・・我らには主上がついておられます」
「いや!」
サライは姫乃の体を伏せさせる。
「しっかりつかまってなさい」
「・・でもっ」
が拓人の前に進み出て、
「連中の足を止めに参ります。しっかりホウテイにしがみついて、決して剣をお放しにならぬよう」
拓人がうなずくと、クロコは拓人のそばから離れた。
そのまま、姫乃達を連れて宙を蹴って背後に向かって駆けていく。皆、そのまま獣といっしょに闇にのまれていった。
「逃げられそう?」と、拓人が聞くと、ホウテイは
「さて、どうでしょう」と緊張感のない声で答えた。
その時、拓人の目の前の闇に、うっすらと赤い光が灯った。その光を背に黒い何かが見える。
―妖魔だった。
その姿を見た瞬間、拓人は恐怖のあまり息を積もらせた。
そして、拓人の瞳に青白い光が灯り、再び拓人は眠りかけてる時のような状態となり、鞘から剣を取り出し、ホウテイから身体を離した。
そして、剣を構え、近づいてくる群れと、ホウテイが疾風のように交わった時、当然のように殺到する巨大な獣を切り捨てた。
「いやだ!」
葵が目を閉じ、耳をふさいだ。
「何なのよ・・これは・・」
その声に反応して、一瞬だけ身体の自由を戻した拓人の身体がバランスを崩し、宙へと投げ飛ばされた。
「「拓人!!」」
拓人の耳に入ってきたのは、2人の少女の叫び声と獣達の悲鳴だった。
それを最後に闇へと墜落していった。
十二国の1つ、その国の名を芳、正確には芳極国という。民を苦しめ、厳しすぎる制度で国を傾けた王が恵州侯・月渓によって倒され、世界の中央に蓬山と呼ばれる聖地に芳極国の麒麟の実が実った。
実が実った樹のそばには魁呼と名づけられた女の妖魔―女怪が慈愛のこもった微笑みを浮かべながら寄り添っていた。
薄紫の翼のような羽毛がついた腕とさらっとした尻尾、はねた耳に銀色の長い髪と青緑の瞳。彼女はそんな外見の妖魔だった。
夏を告げる風が緩やかに樹の側に通りすぎていった。
―峯麒・・・、と優しく静かな声で呟きながら女怪―魁呼はその実を我が子のように抱いた。
カリッと、何処からか小さい音が響いた。
「――・・峯麒?」
峯麒の実がゆっくりと割れていった。中から、白い液体に包まれ、馬の前足みたいな物がその姿を現した。
「峯麒!」
魁呼が嬉しそうに声を上げた瞬間、彼女の前に生まれたての麒麟が蒼く透き通った瞳で座り込んだまま、彼女を見た。
「・・・ッ」
魁呼の表情は歓喜で溢れていた。
「誰?」
――その日、十二国に芳極国の麒麟が孵ったと麒麟旗があがった。
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