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第3章ー3
・・おかしい、と彼方は思っていた。
淳州侯・宗叡と言ったか、あの男。
優しげで穏やかな印象を与える、普通のおっさんに見えるあの宗叡という男。
オレを客人として扱うと言って、一晩またあの牢屋みたいな部屋に寝かせるし、起きたら起きたらいきなりこんな広くて派手な部屋でゆっくりしろなんて。
こんな高そうな服は着せられるし・・。
「―大体、何でオレがここにいるんだ?」
宗叡の知り合いでも、家族ですらないのに。
その時、窓のほうを見ると、どこか遠くの方から煙が見え、何かを欠き切るような音が小さく響いた。
「?・・火事でも起きたのか?」
「いいえ、ここではいつもこの時間になると合図のかわりに町の方で煙が上がるんです」
食事を運んできた女官が彼方の些細な言葉に答えた。
「合図?何の為の?」
「・・さあ、私はそこまでは。ただ、この時間にだけ出てくる悪い妖魔を追い払ってるとは聞いてますが・・」
なぜか気まずそうに視線をそらす女官に彼方は不思議そうに見た。
―この時間にだけ?
女官は彼方が不安に思ったと思ったのか、「で、でも大丈夫ですよ。この辺り一帯は、宗叡様のおかげで大分妖魔も姿を見せなくなりましたし」と優しく安心するような笑顔で言った。
「・・宗叡さんって、どんな人なんですか?」
「そうですね。私達、目下の者にも常に気配りを忘れず、私達、民の立場もよくわかっておられる優しいお方です」
女官はニッコリと微笑みながら言った。
彼女は本当に宗叡を慕っているんだ・・、と彼方は素直に思った。
でも、何でだろう。今の言葉に違和感を感じたような・・。
「――貴方が、こちらの言葉を理解できるっていう海客?」
そこへ、取り巻きの少女を連れ、黒い髪に簪を翳し、扇子を持った綺麗な衣装に身を包んだ意志の強そうな瞳をした可憐な少女が現れた。
宗叡の愛娘・媚嬰だ。
・・何か、やけにハデだな。ごてごてしてるというか・・。
「・・・・」
「媚嬰様!」
媚嬰は女官を無視して、彼方の方に歩み寄ってきた。そして、覗きこむようにして彼方の顔をじ~っとみつめた。
「・・ふ~ん」
「な、・・何ですか?」
「―貴方、結構美形なのね」
「・・え」
オレが美形?
媚嬰はニッコリと微笑むと、無理やり彼方の腕を掴んだ。
「気に入ったわ、貴方、名前は?」
「・・彼方ですけど」
「じゃあ、彼方、今日の夕餉に貴方をお招きしたいんだけどいいかしら?いいに決ってるわよね」
「・・ちょ、ちょっと、いきなりそんな風に言われても」
「じゃ、行くわよ、皆。今日は外で遊びましょ」
媚嬰はいいたい事だけ言うと、取り巻きの少女たちを連れ、さっさとどこかへ行ってしまった。
「・・・行っちゃった」
残された彼方はあまりの事に呆然となっていた。
「―いない?」
昼を少し過ぎた頃、姫乃とはぐれた崖付近にある小さな町についた拓人はさっそく最初に見かけた通行人にこちらの言葉を離せない16歳くらいの海客の少女を見なかったかと聞いたが、答えは「そんな娘はこの町には来ていない」という返答だった。
その後、数人の人々に質問を変え、「じゃあ、それくらいの年齢の少女の死体が流れ着かなかったか」と拓人にとっては最悪の質問をぶつけたが、やはり同じだった。
「・・・そんな」
拓人は、ふらりとした足つきで石碑の前にいる利広のところに戻ってきた。
利広は道歩く女性の視線を浴びまくっていた。
「―どう、お姉さんには会えた?」
「・・・・」
拓人の表情は沈んだままだった。
「・・・会えなかったみたいだね」
「うん・・」
この町にはいないんだろうか。でも、この町の近くには、わずかな民家や田んぼがあるくらいだしな。そっちに聞いてみるか。
あきらめるには、まあ、まだ早いよな。もしかしたら、行き違いとかそーゆう所にいるかもしれないし。
・・・妖魔とかいう奴に食われてないよな。
「・・何てこと、あるわけないよな」
拓人は確かめる様に自分に言い聞かせるようにそんな言葉をぽつりと言った。
「――姉貴、一人になるとおたおたしてとち狂うみたいな所があるんだよな、・・心配だな」
「―・・拓人は本当に姉が大切なんだな・・」
利広は拓人にニッコリと微笑んだ。
「・・当たり前だろ、家族なんだから」
「・・・・」
「何?」
「―例えばの話なんだけど、拓人がもし一つの国の主になったらどんな国にしたい?」
「は?何をいきなり?オレが国の主?」
何で、さっきの話から突然そんな話になるんだ?・・よく、わからん奴だな、利広さんて。
「そう、どんな国にしたい?」
「・・う~ん、今までそんな事考えて見た事もないからな~。そんな例え、いきなり言われても返答に困るな。・・オレが国の主ねぇ~」
拓人は考え込むようなポーズをとって、首を傾かせた。
「・・オレ、まずリーダーってタイプじゃないし、別に贅沢とか誰かをはべらせたいとか興味無いし、そんなのより友達とかと皆でワイワイバカしてる方が好きだな。まあ、とりあえず、母親の都合で捨てられたり、虐待されたり飢えて楽しいことを何にも知らない子供がいる国にはしたくないな。みんなで楽しく暮らせる国とかに住んでみたいな」
そう、母親が突然いなくなってあんな思いをしたオレや姉貴みたいな子がいない、・・また成田達と一緒に走れる国に・・。
「・・あ」
・・・!オレ、まだあの事諦めてなかったのか・・。
利広は少し意外そうな表情を浮かべた後、優しい穏やかな笑顔を見せた。
「―私もそんな国ならぜひこの目で見てみたいね」
「そう?」
「きゃああああああ!」
その時、人込みの中から悲鳴が鳴り響いた。
それは見覚えのある妖魔だった。
「・・あいつは」
「!?・・なぜ、こんな町中に褐狙が?」
ハッ、そうか、拓人を狙って・・・。
「あいつは昨日の・・、でも何でここに?」
褐狙は真っ直ぐに拓人だけを見つめ、全身から殺意を露わにしていた。ぞくりとした感覚に拓人は襲われた。
「・・何、この感じ・・」
利広はどこからか剣を取り出すと、剣を構え、真剣な表情に変わった。
「―拓人、剣を構えろ」
褐狙を見る利広の真剣な瞳に拓人は思わず圧倒され、鞘から剣を取り出した。
「・・何だよっ」
「――来るぞ」
褐狙が近くにいた人々を飛び越え、真っ先に拓人に襲いかかった。
「・・ひっ、来るな・・・!」
拓人は思わず剣を振ったが、素早く避けられ、褐狙の顔に剣先をかすらせる事しかできなかった。
褐狙は地面を蹴ると、飛び跳ねて、拓人の身体を引き裂こうと鋭い爪を引き出した。
「・・・!」
火花が散った。
拓人が目を開けると、利広の剣が褐狙の片腕を打ち払うように切り落としていた。血が噴水の様に噴き出し、褐狙は物凄い呻き声をあげ、じたばたと暴れ、石碑を破壊した。その呻き声は、潰れた喉から出る声のように忌々しく響いた。重い腕を地面を落とし、褐狙の隙をついて、褐狙の身体を貫いていた。褐狙はそれっきり動くなくなった。利広は顔に褐狙の返り血を浴びた。
拓人は立ちすくんだ。両手がガクガクと震えているのがわかった。
「・・・・っ」
利広に対して恐怖を抱いて震えているのか、それとも全く別の感情で震えているのか、拓人はわからなかった。
・・・何、びびってるんだよ、自分。
「大丈夫か、拓人?」
「・・・あ、え、えっと、・・まあな」
「――・・拓人、君康麟って人にも会いたいって言ってたよね」
「?ああ」
「じゃあ、巧国に行ってみる気はないか?そこに行けば、他の人を探すにも効率がいいはずだから・・康麟もいるかもしれない」
「・・巧国?」
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