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別に遊びに来た訳ではない。





ただ、空にぷかぷかと浮かんでいる雲を見たいだけ。




この丘はとても見晴らしが良いところで、雲も木ノ葉の街の様子もよく見れる。




言わば、シカマルの第二の特等席。それであり、秘密の場所である。




さらに、丘は木ノ葉の大通りから遠く、あまり人も来ない。




しかも、幸いな事にシカマルの家から結構近かった。




なので、めんどくさがりなシカマルでもほぼ毎日来れたのだ。




シカマルはどさっと仰向けにねっころがって、呟いた。









「雲はいいよなぁ・・、自由で・・・・・。」














オレンジ
















シカマルが此処に来ると必ず呟く言葉。




「いいよなぁ・・、いつも自由にいれて・・。来世は雲になりてぇなぁ・・。」






そう言った後に、我ながら下らないことを考えたなぁと思ってしまったり。









「俺はいつもめんどくせー事にしか巻き込まれねぇかんなぁ・・。」




そう思うと、自然にため息がでた。




















「よ~~うっ!!!!!」


「うおぉっ!!?」












静けさを破る一閃。



突然、目の前に顔が出てきたので、シカマルは思わず声を上げた。









「・・・・何してんだよ・・・・・・。」





不機嫌そうに自分を驚かした犯人に問う。






「そんな睨むなよ。ただ挨拶しただけだろーが。」

「声が大きすぎんだよ! 音量調節しろ!」

「そんな事より、お前まだ若ぇんだから、あんまりため息つくんじゃねぇ!」

「うるせぇよ。何処かの誰かさんみたいに喚くよりゃマシだろ。」



その言葉に返す言葉がみつからなくて、キバは黙り込んだ。









「・・・・で? 何でお前がこんなトコにいんだ?」


改まって、シカマルが問う。





「そうそう! シカマルと遊ぼうと思ってさ、家に行ったら留守って聞いて、シカマルの臭いかいだら、こんなトコ来ちまったんだよ。」

「臭いかいでまで、俺と遊びたかったんかよ?」

ちょっと楽しそうに説明するキバに少し呆れたように聞く。


「そーだよ! あったりまえだろ?」


「餓鬼か・・・。」



キバの言葉にシカマルは完全に呆れ返った。





「な~~んだ、その目は!!!」


そう言って、シカマルの顔へ勢いよく指を突き出す。






「人に指差すのは失礼なんだよ。母ちゃんに教わらなかったのか?」

「そうだよ、習わなかったよ! 悪ィかよ!?」


キバが逆ギレした。




「ハイハイ、分かったから、あんま怒鳴んなよな。耳、キンキンすっから。」



まるで子供の様にあしらわれ、キバは少しムッとした。





「シカちゃんはそういう風に俺を扱うけどさ! 俺がシカちゃんをどう想ってんのか知ってんのかよ!?」


“ズイッ”と顔を前に突き出し、少しキツめの口調になってシカマルに問う。




「――――知るかよ・・・。」




そっぽを向きながら答えた。

しかし、言い終わった後にキバの方に目線をやると、らしくない真剣な瞳があったので、俯いて黙り込んでしまった。


















「今日さ、お前の誕生日だろ?」












突然の言葉にシカマルは目を大きくして驚いた。

まさか、自分の誕生日を覚えていてくれただなんて、思ってなかった。

シカマル自身、冷めた性格なので、誕生日というものを然程楽しみにしていなかったのだろう。

自分の誕生日が今日だなんて、すっかり忘れていた。









「・・・・・・・覚えてて・・くれたのか・・・?」



言葉が途切れ途切れになりながら聞いた。




「あったり前だろ!? シカマルだって、俺の誕生日覚えててくれたじゃねーか!」





―――確か、7月7日キバの誕生日にわざわざキバん家行って・・・・、



あの日の記憶を頭の中でぐるぐると駈けまわしながら、ゆっくりとゆっくりと思い出していく。




―――キバん家行って、俺は・・・・・、



記憶がハッキリと蘇ったのか、シカマルは、あの日の自分の行為に赤面をした。











「俺は、あの日のお礼に今、此処にいるんだよ・・・・!」



「勿論、シカマルを本気で祝いたいのもあるけどな。」とつけたし、キバはシカマルの真正面にドンッと座った。






「ハイ・・・・、コレ・・・・。」






少し躊躇してから、珍しく照れながら、キバはシカマルに小さな箱を渡した。


その箱を静かに受け取り、少しキバを横目で見てから、箱の包みを開けた。









そこには、綺麗な首飾りがあった。









「・・・・・・・いいのか・・・?」


予想していた物よりずっと高価なプレゼントの中身にシカマルは戸惑った。






「い~~~んだよっ! 俺の好きであげてんだしな!!」



犬歯を見せながらキバは笑うと、シカマルの首に首飾りをつけた。









「サンキュ・・・・。」







いつの間にか沈みかけている太陽のように、シカマルは赤面した。


首飾りが夕日に反射し、綺麗なオレンジ色に輝いた。


その様子をしばらく見た後、キバはポケットからもう1つ箱を取り出した。






「へへ・・ホラ、見ろ! お揃なんだぜ~~~!」






二カッと笑いながら、シカマルに見せ付けた後、自分もそれを首につけた。







「お前がつけると、なんだかホントに犬みてぇ・・。」






シカマルが噴出し、弾けた様に笑い出した。







「うるっせぇな!! その首輪に紐つけて里中連れ回すぞ!?」




照れながら、シカマルの言葉に反応する。




「それは嫌だけどよ・・・っ、ヤベ、マジウケる~~~~!!」




腹を抱え、目に涙を浮かべながら、人が変わったように笑い続けるシカマルにキバは照れながら、でも少し楽しそうにその後景をみた。






「これさぁ、結構高かったんだぜ? 任務で稼いだ金、使い果たしちまったしよ~~。」





苦笑いをしながら、でも少し楽しげにキバは話した。

まだこみ上げてくる笑いを必死に堪えながら、シカマルは聞いた。







「~~~~~~笑いながら、聞くのヤメロっ!!!」



「い゛でっ゛!!」




まだニヤつくシカマルにキバは真っ赤になりながら、チョップをした。





「いってぇな~~~・・・。」



チョップをされたわき腹を抑え、ちょっとキバを睨んだ。






「笑いすぎだっ! そんな笑われたら、何だかヘコむだろっ!」



「だってよぉ・・、マジ面白かったんだって・・。」


再び笑い出すシカマルにキバはもうどうする事も出来なかった。









「・・・・・・・産まれてきてくれて、ありがとう・・。」




呟くように、でもシカマルの耳に入るように言った。





「・・・・・・・そのまま、その言葉、お前に返すぜ・・。」




笑うのを止めて、キバの言葉に同じく呟くように答えた。









「―――帰るか・・・!」



ゆっくりとキバは重い腰を上げた。




「・・・・・・・・いい、まだ、お前と一緒に居たい・・。」





ねっころがったまま、キバの服の袖をつかんで、言った。




「・・・・そうすっかぁ・・!」



シカマルの予想外の言葉に思わず笑みを浮かべ、再び草むらにねっころがると、シカマルの白い手を自分の手でしっかり握った。


珍しく、シカマルはそれに抵抗せず、沈みかけている日を見つめた。







「お前・・・、すっげぇ綺麗・・・・・。」



夕日に照らされ、オレンジ色に染まったシカマルはとても美しく見えた。




「・・・・・お前も、今、結構良いぜ・・?」



具体的に何処がどういいのか言わなかったが、キバは満足そうに笑った。











「何時までいる?」



              「この夕日が全部沈むまで。」




   「だったら、俺はこの夕日が沈んで欲しくない。」



                                 「俺も・・・・。」



       「ずっとこのまま、この時間が過ぎさって欲しくない。」




                           「ずっとお前と一緒に居たい。」







     「「ずっと俺と一緒にいてくれますか?」」







    ―二つの首飾りが、綺麗なオレンジ色に輝いた―















○おまけ○


牙:「今って、いつもはどうなんだよ?」

鹿:「さぁ・・・・・?」














●後書き●


シカマル・・・、


遅れてゴメンよ~~~~~~!!!!


もう、二ヶ月くらい遅くなってしまったよ!!

ホントにゴメンね、シカちゃん!!(泣

なんか、終わり方とか、前振りとかなんやねん!って感じですね;(オイ

うわ~~、何だこりゃ!? 何だこれ!!? 何じゃそらァアァァ!!??(意味不

キバシカ好きの方、ホントすんまっせん;

一応コレ、シカマル誕生日記念小説なんですけど!!!

何だか、わけのわからないブツになってすんまっせん;;

一部、日本語になってねェェェェェェェ!!!!!(おいぃぃぃぃ!

ホントにすいませんでした;;











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