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■想い■




未来が蛇に勝った頃、あいつは泣いていた…。もう三日経っていた。安心していられるようなモンじゃないから…。

リア「未来君…。遅いね…。」

優理「帰っ…て…くるよ…。きっと…。 ぐすっ

リア「泣かなくてもいいんだよ…。絶対帰ってくるんだから…。」

優理「け…どさ…、さっき大き…い音がし て、遺跡崩れてたよ……。」

リア「大丈夫だよ。啓杜君も斬君もいるんだよ。」

これが返って優理を傷つけたらしい。

優理「皆死んじゃってたら…………?」

リア「…!」

優理「恐いよ。人が死んじゃうの…。またあのときみたいな思いしたくないよ…。まだ打ち明けてない想いがある。なのに、未来君はいつも先に行っちゃうから…。どうしても、近くで支えられない。一番言いたいことを言えない…。そんな自分が悔しかった…。そして、また未来君が先に行っちゃった…。どうすればいいの…?こんなに、近づきたいのに…、手助け一つ出来ない・・・。」

リア「…………………………………………………………………………………。
少しでも…。未来君を信じてあげないと、本当に死んじゃうよ。未来君だって…。いつも、優理ちゃんのこと考えてるんだよ。
心配させたくない、悲しませたくない、泣かせたくない…。なにより、笑って欲しいって思ってるんだよ。何ヶ月か前に、そのことで相談されたの。そのときに、一つだけ、昔の話を聞いたの…。」

―――――――――――――回想―――――――――――――

「斬!出かけてくる!」
「お~う!」
そこは小高い丘の上。いつものように、神霊の護詩を吹く場所へ行くと、

ガラガラッ!!!

「へ??」

突然の崖崩れ。未来はいつも端っこのほうにいたから、落ちてしまった。

スゥゥゥゥ…。

吸い込まれるように落ちていく。下は闇声の谷と呼ばれる恐怖の地。
「ッ!何だこれ!」
神霊の護詩が光りだした。

ヒュゥゥ…

落ちていった。
誰も聞こえない所で…。今は高さ10000mから落ちたんだし丁度高さ5000mほどだろうか?


「!」
グシャッ!!!


驚く間も無く未来は気絶した。生きていただけでも良かったが、数分後には意識が戻り、痛みと不自由さで死ぬ寸前の世界を彷徨った。


「……………………」
パクパク…。 言葉にならない声を出し、何かがざわめく中、未来は動けなくなっていた。

フュゥゥゥ…。


神霊の護詩が光らなくなった。

「(…?そっか…。俺もココまでか…。なんかダサい人生だったな…。ってか短けぇ。)」

神霊の護詩がなんかあって苦しいときいつも光ってた。生命の残りだと俺は考えたな…。


そんなとき、

「一切これで終わらせるのつまんねぇな。…。


何か出来ないか?本当に動けないのか?動けよ!そうでもしなきゃ…!

ずりっ…。

ズキッ!!!!! 「!!!!!!!!!!!!!!」

本当に痛かった。ありえない。しかも叫ぶことさえ出来ない。そんなとき、一つの考えがよぎった…。

――――死ぬ――――

「(やだ!嫌だ!ココで死にたくない!けど…。)」

「(動けねぇや。)」

そんな時、一匹の龍が降り立った。

「(? 何だこいつ。)」

「キュゥ…。」

ぺロっ…。

ズキ!

「痛ってぇ…!くすぐったいよ…。はぁ…。」

ちっちゃな龍だった。なんか子供っぽいところがあるし、何より長くなくて丸っこい所があった。

「ぎゅぅ…。」

悲しそうに見つめた龍が、噛んで引きずろうとした。

そこで、はっとした。

「(こんなちっちゃいやつが頑張ってんのに俺は死ぬ気でいたのか?だめじゃんよ)」


ズキッ☆ ズキズキズキッ!!!!!!


「誰が…。諦められるかよ…!」


立った…。しかもその足で歩いた。そこは、どう見ても闇声じゃなかった。箱庭だ。いくつか樹が立ち並び、芝が育ち、花が咲き…。そして、神殿があった。未来は後で気が付くのだが、ちっちゃな木の枝に貫かれてた。それでも、真中にあるその命の泉(未来の勝手な名称)に入った。あっという間に傷は癒えた。しかも、泉に入っても血が溶け出さなかった。一体何処だろう?

未来は辺りを見回した。

「?」

箱庭じゃなかった。大庭園だ。三千坪は間違いなくある、しかも入ったのは河から流れてくる水だった。

「スゲェ…!」

その後、あの龍の手によって地上に返してもらったらしい。話はそこまでだ。

―――――以上―――――

リア「わかった?どんな困難にだって、未来君は負けないよ。まだあるの、その後は、優理ちゃんを想ってたことだから…。言わなくてもいいかもしれない。けどね、一つだけ伝えてあげられる。
未来君は、優理ちゃんの喜ぶ顔を見たくて、いつも、自分の中に思いを隠しながら、頑張ってるんだよ。信じてほしい。そして、笑ってほしいってね…。
だから、泣いたらむしろ、未来君のためじゃない。今私がこんなこと言っちゃったのもむしろいらなかったのかもしれない。きっといつか話しくれるはずだったからね…。」

優理「 …有難う…リアさん…。

そして、一つの想いを糧に、優理は笑顔で信じて待っていた…。





感想

ああ・・・・vv
今回はちょっとラヴチックですねvv
・・・優理ちゃん可愛い・・・v
なんともいえない健気な女の子ですねvv
なんだか未来君が許せないわ★こんな優しい子を泣かすなんて!(オィ
未来君たちが無事でいられることを私も望みます!!!!!(何


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