★SHOOTING STAR★

★SHOOTING STAR★

B




   -ドンドンドン

日が もう沈みかけていた頃。外からなにやらにぎやかな太鼓の音色が聞こえてきた。
今日は 年に1度の夏祭り。
始まる時の合図に 毎年こうして太鼓の音を出しては祭りの始まりの合図の役目を果たしているのだ。

そして ルキアが一護の家に来て 初めての夏祭りであった。


 ■夏祭り■ 


「何だ?あの音は。」
外から聞こえてくる太鼓の音に気付き、ルキアが一護に問いただした。
「ん?ああ。この町内で行われてる年に一回の夏祭りだ。」
「ほう。祭りか。」
「なんだよ」
「いや。噂には聞いていたが。私は何しろ一回も『祭り』と言うものに行った事が無いものでな。
 一度くらいは行ってみたいものだなと。」
ルキアが一護の部屋の窓から 音のする方向へと顔を出した。
「・・・・ ; 連れて行けって言ってんのか?」
「私はそんな事は言っていない。」
「なら おとなしくしてろ。」
「・・・・・・・・・・」
ルキアが何を考えているのか。それは誰の目にも明らかだった。
そしてそれは 鈍感な一護も 同じだった。
「・・・ったく しょうがねェなぁ・・・行くぞ。」
一護がその場に立ち上がった。
「・・・何処へ行くのだ?」
「どこって・・・祭りだろ。いかねぇのか?」
「・・・そんなに私をそこへ連れて行きたいのか?なら仕方ないな。」
そういいながら ルキアも立ち上がった。
「あんだけ意味深に言っておいて そりゃねぇだろ・・・」

「さ。行くぞ。」

そうして2人は夏祭りへと向かった。


そこは 始まってからすぐにもかかわらず、もう人で あふれ返っていた。
「おおっ!凄い人だな!皆 『祭り』 の見物の為に来ておるのか!?」
「そりゃそうだろ。じゃなきゃこんなとこにわざわざ集まんねぇだろ。」
「凄いな!皆 暇なのだな!」
ルキアは初めて来る祭りに興奮しながら 辺りをきょろきょろと見渡した。
「俺らもだろ。」
「一護っ!あれは何だ!?」
「(無視すんなよ。)あれ?ありゃ『金魚すくい』だ。」
「楽しそうだな。」

一護とルキアは金魚すくいへと足を運んだ。

「一護っ!!これは一体どういう遊びなのだ?」
ルキアが水槽の中を覗き込みながら言った。
「おや。お嬢さんは金魚すくいをやったことがないのかぃ?」
金魚すくいのおじさんが 金魚を珍しそうに覗きこんでいたルキアへと問いかけた。
「うむ。こんな物はやったことは愚か 見たことも無いものでな。」
「そうかぃ!今時珍しい子だねぇ。よし!おじさんのオマケだ!1回やってみろ!」
おじさんが気分良さそうに ルキアへ すくい網とボールをよこした。
それをルキアは怪訝そうに見つめている。
「これを どうするのだ?」
「網ですくうんだろ 金魚を。やってみたら分かんだろ。」
「よし!案外 簡単そうだな。」

  -バシャッ

「一護。穴が開いたぞ。」
「お前バカか?空けねぇように上手くすくうんだよ。
 そんなふうに水ん中入れたら破れるだろ。」
「む。貴様 簡単そうに言うではないか。 ならばそんな所で観てないでやってみたらどうだ?」
一護の発言に少しムッとしながら ルキアが言った。
「別にいいぜ?おっさん 1つ。」
「あいよ。」
一護がおじさんから網を受け取り 真剣な表情で金魚を見つめた。
「・・・よっと。」

一護は さすがに慣れていて、あっというまに穴も空けず 5匹の金魚を手中に収めた。
「兄ちゃん 上手だねぇ!」
「どぅも。」
そういいながらも またもや一護は水面下にいる金魚を1匹。すくいとった。
ルキアは呆然として 一護を見つめていた。
一護は7匹目の金魚を狙おうとした -が。その時。ルキアが一護の網を奪い取った。
「おっおい!何すんだよルキア!」
「貴様!何か網に細工しただろう!?でなければこんなに獲れる理由が無い!」
そういって ルキアが金魚を狙った  -が 

  -バシャッ

やはり無理だった。
「お前 成長しないな。」
「うううううるさいッ!!今のは手が滑ったのだ!私が本気になればこんな物!」
「やめとけって。7匹も取れたんだからもういいだろ?金無くなるしよ。
 次の出店に回れねぇぞ。」
「・・・なら仕方ないな。悔しいが。」
ルキアはブツブツ文句を言いながら次の出店へと回ることにした。


「一護っ!!あれは何をしているのだ?」
ルキアが指を指した方向には ヨーヨー釣りが行われていた。
子供たちが たわむれている。
「ありゃ ヨーヨー釣りだな。」
「難しいのか?」
「オレは簡単だけどな。たぶんお前には無理だ。」
「む。言ったな!!?あの位 私にも出来るわ!観ていろ!」
「(金出すのオレなんだけど) んじゃ やってみろ。」





そんなこんなで 一護とルキアはいろいろ回った。
出店のほとんどが ルキアは下手だったが。

そしてついに 夏祭りも最後に近づいてきた。
その頃 一護とルキアは 『わたがし』をたべていた。

「不思議な食べ物だな。雲の様に柔らかいのに 甘いぞ?」
「まぁ 砂糖から出来てるしな。」
そのときだった。

- ドーン・・・パチパチパチ・・・・

7色の光が 2人を包み込んだ。 祭りのクライマックス・・・花火だった。
「うおっ!?一護!この大きな物は何だ!? 落ちて来ないのか!?」
「花火だよ。落ちて来ねェから安心しろ。」
「そうか・・・綺麗だな」
「そうだな。」


 一瞬の沈黙・・・そして


「礼を言う。」
先にこの沈黙を切ったのは ルキアの方だった。
「何がだ?」
「別に私が 此処へ連れてきて欲しいと言った訳では無いのだがな。
 まぁでも一応 礼は言っておく。 -楽しかったぞ。」
「・・・おぅ。///」
やけに素直なルキアに対し 一護は少し戸惑いを感じながら答えた。

そして 年に一度の 『夏祭り』 は幕を閉じた。


      ~ 帰り道 ~

「それより一護。その貴様の捕った金魚は何処に置くつもりなのだ?
 貴様の親と姉妹は 今日。貴様が祭りに来ていることを知らないのだろう?」

「んなのお前がどうにかしろよ。お前が取れって言ったんだからよ。」

「む。私は貴様に 『捕れ』 と言った覚えはないぞ。『やってみろ』と言ったのだ。
 だからその金魚は 自分で捕った貴様が どうにかするべきではないのか?」

「・・・!?(野ッ郎・・・全然 素直じゃねェ!!)」


=END=



あとがき

初のBLEACH小説です(>_<)/
なんだかこのペア好きなんで・・・作っちゃいましたv(逝けo
なんか・・・キャラ違・・・ッ!!(滝汗;;;
これに限り 苦情受け付けませんv

描いてて思ったけど ルキアの口調て難しいのね(汗;
無理やり漢字使いまくってます;
んでゎ★また気ままに描くかもですvヨロヨロv(ヤメロo




←「小説」トップへ行きます★(クリック


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: