Nのブログ 

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「あるがままにみる」



部の人が入ってきて、フンやおしっこをさせて帰るのです。ある日、一人の男

性が犬を連れて入っていたので、「すみません、ここの中に犬を連れて入って

こんといてくれませんか」とお願いしたらその男性は「歩いたらアカンの?」

と言って出て行きました。

その1週間後に再び同じ男性が入ってきているところ目撃してしまい、ついに

爆発しておもいっきり言ってしまいました。言った後は後悔しましたが、次に

同じ場面に遭遇したらこれ以上ことが進んで、お互いにけんかになってもいけ

ないので、どう思えば許せるかをずっと考えておりました。

そして、「自分がフンを拾って捨てよう」と決めたものの、それは心からでな

くこれ以上ことを荒げないためにというものでした。


ある日ベランダから外を眺めておりましたら、あの犬にとてもよく似た犬を連

れている別の男性を見かけました。

「多分家族かな?」と思いながら見ていると、犬が止まった瞬間にポケットか

ら袋を出して、犬がまたそこから走り出すと、袋をポケットにしまい走り出し

ました。それを見ていて僕は「あの男ももしかしたらポケットに袋を入れて

て、フンをしたら取るつもりやったかもしれんな~」と思いました。

よく考えてみるとフンをしているところを目撃したわけでなく、僕が相手をは

じめから「非常識なやつ」という色眼鏡で見ていた事に気づきました。

怒りのスイッチが入った瞬間、冷静さはどこかに行って相手をやっつけること

に意識は行ってしまいます。

今回、ぼくのスイッチが入った瞬間、「また入ってきてフンをさせよる」

「前にも言うたのになめてる」という感じでこちらが攻撃されている被害者と

言う感覚でしたが、冷静になればフンをしたかどうかもわからないし、仮に、

もしフンをしていたところで、ぼくがどれほど困るのかと言えばそう大して困

るわけではないということです。

事実をあるがままに見ずに敷地に入ったということだけで、怒りが爆発してし

まいました。

人により怒りや不安のスイッチが入る瞬間は違うと思います。今回のこの話を

聞いても「なんでそんなことで腹立つの?」と言う人も多いと思います。

しかし、スイッチが入ったときは必ずと言っていいほど、「なになにに違いな

い!」と思っているのではないかということに気づいたのです。

そのとき、あるがままを見ているのでなく、想像や思い込みで見ている。

今回の出来事で、僕が怒りに入る瞬間が初めてわかりました。

怒りに飲みこまれないために、あるがままに見る目をやしないたいものだ。



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