半北京半日本+αの養生日記

半北京半日本+αの養生日記

2018年01月27日
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カテゴリ: つれづれなる思い
前置き
中学の時でしょうか。国語の先生から暗記するように言われた平家物語の冒頭部分。

「 
祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢の ごとし。」

歴史には全く興味のなかった時分。何気なく暗記していましたが、いつの日か自分の人生も然り、世の中のあらゆることがこの一文で説明できると思うようになりました。
「人生山あり谷あり」と言われますが、中国に来て、易経や道徳経を学ぶにつれ、この冒頭部分が以前にも増して繰り返し繰り返し流れてくるのです。

いまでは、私の座右の銘とも言うべき世阿弥の風姿花伝と並ぶくらいの頻度で口にするようになりました。
まるでマントラのように念じることもあったり…。
苦しい立場に置かれたり、辛いことがあるとき、なぜか妙に調子が良いとき、浮き沈みする感情を安定させることができるんです。

と前置きはこのへんにして、私は広島県出身ですが、幼少の頃にいただいたお土産で最も印象に残っているのが、広島土産のにしき堂の「もみじ饅頭」と「新・平家物語」というお菓子。


餡子が苦手だったので、もみじ饅頭を好んで食べた記憶はあまりありませんが。


それが、北京に来てからはや23年。郷土愛は深まるばかり。

先日リニューアルしたばかりの広島駅内を母親とうろうろしていると、目に入ったのが「数量限定・平成三十年、一年間限定商品」と書かれたお菓子「平家物語」。
なにやら平清盛公生誕900年を記念して作られたものだそう。
カステラもあまり好きではないし、餡子もあまり食べないので、今まで見向きもしなかったのですが、ここに来て興味がそそられました。

にしき堂によりますと、
もともとあった「新・平家物語」(“新”とつくからややこしいが)というお菓子は、
『文豪吉川英治先生の名作「新・平家物語」にちなんで創作されました。
カステラの切り口を十二単衣に見立て、赤あんを平氏、白あんを源氏として、 一つの小箱に納めて平和を象徴しています。 いにしえの源平女人を想わせる、優雅な洋風和菓子です。』
ということだったのですね。何も知らずに毛嫌いしていてごめんなさい。


「平家物語」は「新・平家物語」よりも値段は倍しますが、平成三十年の期間限定とあれば買わなければなりません。
しかも、
『源平合戦の舞台となった宇治に想いを巡らせ、 生地には香り高い抹茶を。
桜梅少将とも言われた麗しき貴公子、平維盛の呼び名につなぐ、 餡には紀州の梅を。』
とあらば、きっと味も香りも上品に仕上がっているに違いありません。

しかも、この「平家物語」はネットでは購入できません。

ということで、自分用にひと箱、お土産用にひと箱購入。


「う、美し…」

梅の程よい酸味が餡に上品さを与え、カステラの生地はもっちりふわふわしていて、現在広島土産にしたいお菓子No1です。
赤い箱に金文字が中国チックですけど、おめでたい感じでいいですよ。





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Last updated  2018年02月09日 19時27分21秒
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