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2005.07.06
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カテゴリ: 動物たちのこと
昨日、 「アニマルライツセンター」 というサイトで、
暴力を受け、生きたまま毛皮を剥がれる動物たちの映像を見た。
ここ数日で、劣悪な環境で飼育されている家畜や
動物実験の写真や映像も見てきた。
はっきり言って、目を背けたい。
直視したくないし、すぐでもウィンドウを閉じたい。
泣きながら「ごめんね・・・。ごめんね・・・。」と
何度も何度もつぶやきながら、それでも私は目をそらさない。


「君はそういうの自分で受け止めきれないでしょ。
だったら見るべきじゃない!」
「僕はもっと残酷な映像を見たことがあるけれど
自分には受け止めきれないということがわかったから
もう二度と見ないことに決めたんだ。」
と言った。
誤解なきよう言っておくが、彼も動物虐待に心を痛めている一人だ。

この会話をきっかけに、私たちは動物愛護について話し合った。
普段から環境問題や動物のことをよく話すのだが、
動物愛護に的を絞っての話し合いは昨日が初めてかもしれない。
話をしていつも思うのは、それらの問題についての考え方や

まず何をすべきかというプライオリティーの違いもある。
彼の国と日本を比べても、動物に関する規制や扱い方に違いがあるし、
見てきたものや教えられてきたものも違うのだろう。

昨日の話し合いを1回で全て書くというのは、
文才のない私にとって不可能なので

前置きが長くなってしまったが、今回は話のきっかけとなった
「写真や映像を見ること」について。

彼は「受け止め切れないから見ない」と言った。
私だって受け止めきれないし、現実に起こっていることだと
受け入れたくもない。
じゃあ目をそむけていれば良いのかと言えば
私はそうではないと思う。
ひとつには、自分の犯してきた過ち(様々な製品を使うことで
間接的にでも動物実験に加担してきたこと)を省みるため。
ひとつには、この現実を自分の目で見て、見たこと、感じたこと、
そしてこの怒りと憤りを周りの人に伝えていくため。

でも彼はこう言う。
「君が見たような映像はつい最近出てきたのではなく、
ずっと前からネット上に流れていた。
何百人、何千人、何万人かそれ以上の人が見ているだろうけど、
何かが変わったのだろうか。
君が声をあげたって変わらないものは変わらない。
だったら君が映像を見る必要も、涙を流す必要もないんじゃないか。」

そりゃ、映像を見る=「はい、これで何かがベターになりました」
というわけにはいかない。
動物実験がひとつ中止されるわけでもない。
特にこういう問題の解決には、とんでもなく時間がかかる。
だけど何もしなければ、変わるかもしれないことも変わるわけがない。
だから私は世の中に「こういう残酷なことが起こっているんです!」
と伝えたい。
言葉が話せない動物達にかわって、彼らの痛みや悲しみを
伝えていきたいのだ。

例えばドイツの環境に対する取り組みだって、
今でこそ世界のお手本と言えるだろうが
突然そうなったわけではない。
誰かが過ちに気付き、改善するために何かを始め、
それをコツコツ積み上げた結果、今かたちになっているのではないか。
でも動物愛護に関しては、私たちはまだ「過ちに気付く」
ということすらできていない。

私もTVなどから、動物実験や虐待のことは知っていた。
でもネットで見た写真や映像は、私の想像をはるかに超えていた。
だから私にとっては、本当の意味での気付きを得るために
それらを見ることが必要だった。

しかし彼は言う。
「君が見た映像を誰かに見せれば“ひどいねー”“かわいそうねー”
とみんな言うだろう。
でも“それでおしまい”という人の方が多いんじゃないだろうか。
残酷だ、悪いことだと思っても、本気で興味を持ってくれる人が
どれだけいるだろうか。
みんな楽な方が良いから、見たくないものからは目をそむけるし、
毛皮やいろんな製品が生まれる陰で何が起ころうと、
流れに身を任せるほうを選んでいる。
人間というのは、買い物をすることで幸せを感じるんだよ。
その幸せな時間に、いちいち動物実験されている商品かどうか
考える人の方が少ないだろう。」

悔しいけれど、彼の言うことはもっともだと思う。
考えてみれば、少し前の私も同じようなものだ。
でも、見て見ぬふりをしている人だけじゃなく
動物実験が日常的に行われているということも、
どうやって毛皮が作られているかも、
どのような環境で家畜が飼育されているのかも、
まったく知らない人だってたくさんいると思う。
そういう人には是非現状を知ってほしい。
知った後でどう思い、どうするかはそれぞれの選択だけれど・・・。

ただ、「写真や映像を見ること=良いこと」とは思わない。
そういうものを見なくても、人から聞いた話を受け入れ
「自分もできることをしよう」と思えればそれで良いと思う。

話し合いの結果、「写真や映像を見ること」と「その理由」
また、何も変わらないから何もしなくて良いのではなく、
少しずつでも一人ずつでも意識を変えていくことに意味がある
という私の気持ちを彼は理解してくれたようだ。
私も彼の現実的な意見が、冷静に動物愛護を語る、実行するうえで
必要なものだと感じた。





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Last updated  2005.07.08 03:43:16
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■コメント

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mielさん。。。  
motherearth0757  さん
私も真実を知ってからそんなにたってないけど、
知らせないと!!って考えない日はありません。
ひとつ商品を選ぶのにも、思い出されて、お店の明るい雰囲気もはがゆくて。実際にどう動けばいいのかってすごく悩んでます。トンネルの中みたいに。
でもストレートに行かないと、動物たちが;;今も殺されている。
彼のいう世間のイメージ、早く変えていきたいです。 (2005.08.05 23:02:00)

motherearthさん へ  
Miel-sucre  さん
私も買い物に行く度に鬱・・・。
スーパーにも服屋さんにも、いたるところに動物たちに犠牲を強いた商品が並んでいるんですよね。

みんな当たり前のようにそれらの商品を買っていくけれど、
「一度で良いから映像見て!」と言いたくなります。

私も本当はもっとアクションを起したり、ボランティアもしたいんだけどなぁ・・・。
今は自分や家族のことでいっぱいいっぱいで、本当に何もできなくて悔しいです。 (2005.08.08 23:51:42)

簡単にできる事ってなんだろね。  
motherearth0757  さん
チラシ作ろうかと思ってます。
おくだけとか貼るだけ
でいいし。。^^
どこにはるか、どこで配ればいいか。。。
アイデアあったら教えてください。 (2005.08.09 09:21:40)

僕もみてしまいました   
雲 竹彩  さん
>何も変わらないから何もしなくて良いのではなく、
少しずつでも一人ずつでも意識を変えていくことに意味がある
という私の気持ちを彼は理解してくれたようだ。

よかったですね。
ぼくはもういてもたってもいれれませんでした。
これをどうする?どうしたらやめさせられる?ってね?
結局は毛皮の消費者がいなくなればいいんですね。
そういう時代がくるまでささやかながら、情報を発信するほかないです
そうおもいながら、blogでいろいろと書いてます。
トラバさせてください。
ではまた。
(2005.08.21 23:22:00)

雲 竹彩さんへ  
Miel-sucre  さん
TB &コメントありがとうございました。
お返事が今頃になってしまい、申し訳ありません。

お店に行けば、きれいに製品化された毛皮が並べられていて
それだけを見たら残酷さなんて微塵も感じない人の方が多いと思います。
その毛皮が、どんな命の犠牲のうえに作られているかということは
あの映像を見ないと実感できないでしょう。

こういう映像を見るということは、まともな感覚を持っている人間なら
誰でもショックを受けるでしょうし、賛否両論あるかもしれませんが
“気付き”を得るために必要なプロセスだと私は思います。

我がパートナーは、この話し合いをしてからというもの
以前にも増して動物たちのことを考えてくれるようになりましたし
ネットなどで得た動物の情報などを自分から話してくれるようになりました。

最近はほとんど更新していませんが、よろしければまた遊びに来て下さいね! (2005.08.25 04:09:42)

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かじゅ@ 教育の問題もあるのかも 初めまして。「アメシロ駆除」で検索して…
雲 竹彩 @ よく撮れましたね♪ アゲハチョウ、たまに見るのですが、なか…
Miel-sucre @ 雲 竹彩さんへ TB &コメントありがとうございました。 …

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