natural smile

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ネコのゴロゴロ声



TVで、猫のゴロゴロ音についてやっていた。
そのTVによると、猫が喉を鳴らすのは
1.機嫌がいい時
2.病気の時
3.死ぬ前
だということがわかっているという。

ネコ科の動物は本来単独で行動する為、怪我をしても、病気になっても
助けてくれる仲間がいない。
しかしゴロゴロと喉を鳴らす時に起きる振動によって、
弱った身体をより早く回復させることができるのだそうだ。
つまりゴロゴロ声はネコ科の動物の自己回復機能といったかんじだろうか。

なんでもネコ科の動物のその習性を活用して、
ベッカムは骨折を通常より早く治すことができ、
ワールドカップにも出場することができたのだそうだ。
TVでは「ネコのゴロゴロ音とベッカムの意外な関係」という
こじつけのようなタイトルがつけられていた(^_^;)


そういえば、チロはもうぜんぜん元気がなくなって、
ちゃんと座ることもできなくなって、
声があまり出なくなっても、喉をゴロゴロ鳴らすことはできた。
もう声が出ないんだなあと思うとつらかったけど、
でもゴロゴロを聞くとなんか安心した。

チロを見ているとキリがなかった。
心配だし、ずっとそばにいてやりたかった。
でも、そういうわけにもいかず、
私の中では、チロの大好きな耳の付け根のところをなでてあげて、
ゴロゴロ言ったら家に帰るということを決めていた。
本当に弱っているときは、何の反応もなく、
ゴロゴロさえも言わなかったから、
ゴロゴロ声は少し元気になった証だと思って、
少し安心して帰ることができた。

あと不思議だったのは、病院で点滴をうってもらっている時、
チロはいつもゴロゴロ言っていた。
先生も「あれ?ゴロゴロ言ってるなあ・・・。」と言って驚いていた。

今から思うと、チロは元気になろうとがんばっていたんだなあ
と思う。

チロごめんね。
私のせいでごめんね。
がんばろうとしていたのにね。

この後悔の心の痛み、ずっと消えなくてもいい。

チロ、ありがとね。



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