NEKODORAの熟考

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2009.11.29
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家のガレージの支柱で首吊るの失敗した。
使ったのは古い延長コード
踏み台の自転車から足を離した後からは全て幻想になる。
あのあとすぐに自転車の荷台に足をかけてもどろうとしたけどなかなかできなくて
目は見えないし(一面黒くて虹みたいな白いモヤモヤ)、耳は聞こえないし(だんだんうるさくなってくる。発電所のタービンの近くにいるような、音じゃなくてうるささ)、
それで気がつくとモヤモヤとうるささ(感想)が一気にこみ上げてきて
悪夢を見た後にがばっと息を吹き返すみたいに起きた。
起きてしばらくは耳はよく聞こえないが視界はハッキリせずともなんとなく分かる。
そして自分が座り込んでいることを不思議に思って辺りを見回すと白いヒモのようなものがそばに落ちていて、上をみると、コードが切れていた。

あのときのコードは今も捨てずに持っている。親に見つからないように、父親のメタノールと同じところに隠しておいた。中学校の頃使ってた古い鞄の中に、ちゃんとばれないようにしまってある。
少なくともあの時、俺は助かった。そして運がよかった。
ただし、どうにもならない現状が俺の肩にしがみついてついてまわる。
起きていても寝ていても同じ。高校に入ってから俺は変だ。
人間的にはさらなる寛容さを得たが、俺にはアイデンティティーがないのかもしれない。
自分が何者なのか分からないという意味らしい。
正直な話、俺はこれからどうしようともどうにもならないと確信している。
ただ昔、まともだったころを回想して自分の破片を探そうとしているだけだ。
今の俺にはなにもできないし、俺は何ひとつも持たない。
終わっても終わらない結末。ただひたすら、自分の意思に反して生き続けるだけだ。
俺は運良く命を落とさずに済んだ代わりに、喉仏が死ぬほど痛くて、二日間は我慢が必要だった。今はだいぶよくなったが、しばらくは首を触りたくない。


俺はただ生きているだけだ。何もがんばってないし、何も求めていない。
「手は手でなければ洗えない」
ほしいもの、やりたいこと、そのために必要な努力や忍耐、我慢。
俺は今やその両方ともに手がつかない。
何も欲はない。ただ、どのようにでもあれ、生きているしか今は方法がないから、仕方なく生存を続けているだけだ。

俺は一ヶ月間の記憶すら曖昧で、いつ、なんのテストを受けて、結果がどうだったかを何も覚えていないし、思い出せない。
ただ、自分が死ぬときの様子を妄想すると、その時だけは本当に心が落ち着いて、安らぐ。

俺は首を吊ったことであの時俺にぶら下がっていた死の際の際を見たように思う。死は、少なくとも、自ら選ぶのならばいつもすぐ近くから俺を見ているし、
死を呼べば、それはすぐに俺の体に飛び掛ってくる。
運がいいのは幸福じゃない。幸福であるというのは、運がいいことではない。
幸福であるというのは、俺が人間らしく生きて初めて訪れることのできる、桃源郷にほかならない。
その桃源郷では、努力も、成功も、失敗も、立ち直りも、人間の心もあって、死もあり、ただやはり、俺の近くにいて、本当に必要なときにしか、俺の体の呼び声には応えてくれないだろう。

俺はただ生きているだけだ。死は、俺が呼ぶのを、ただ待っているだけだ。
俺はもう二度とこんな人生を送りたいとは思わない。
願わくは、俺の人生が運良くて続くことなく、一度きりで絶えることを。
俺はもう、俺なんかじゃない。果たして、今の実名は、今の俺には物が良すぎるんじゃないかと、今の俺は、そう思うこともあるし、人生や思い出は、果たして本当に連続なのだろうかと疑問で、そうするとやはり、いつの俺も、連続していて、ただあの時首を吊って記憶が途絶えたのを経験してからは、ますます死というものを身近に感じて、案外簡単に死ぬことができるとわかった。
それを考えると俺は妙に、頭と身体が遊離していることに不気味なものを感じる。
俺はあの時、死にたかったからそうしようとしただけだ。
もしも俺の人生ならば、どうしようと勝手ではないか。

俺はただ生きているだけだ。今は新しいヒモを準備する気がない。ただそれだけのことで、俺は今何のためにも何もしてない。





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Last updated  2009.11.29 16:10:05
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