ケルトの夢

ベッカムに恋をして

いい映画でしたよ!!

この確信犯の邦題で損してると思うけどね～

BEND IT LIKE BECKHAM だから、よくわからないけど、ベッカムみたいなフリーキックを蹴りたい、クロスを上げたい…っていうことでは？

今回のW杯ご覧になってもわかると思うけど、ベッカムのクロスは最高なわけですよ！
ベッカムみたいなプレーヤーになりたい、英国在住のインドの女の子の話。

自分の夢を叶えようとする時に起こる、様々な問題を描くんだけど、それが女の子の、しかもインド人家庭だから、余計複層的になるの。

伝統的なインド人家庭では、女の子の幸せはやはり結婚らしい。しかも、相手はインド人の男性でないとならない。
ましてサッカーなんてとんでもない、と家族の理解は得られない。

お父さんは、かつてクリケットで、英国のクラブで失意を覚えた過去を持ってる。
だからチームに入ることには反対。
でも、彼女のスポーツへの才能と情熱はこの父から受け継いだものだから、この父が鍵なわけ。なかなか大変なんだよね～

最初に彼女を女子チームに誘うチームメート（キーラ・ナイトレイ）も、とってもキュートで可愛い。
彼女のとっても中流階級的な発想の母が、勘違いからなんだけど娘を理解しようと努力する姿とか、おかしかったです。
このチームメートが背が高くてショートカットなので、彼女といる姿を、姉の婚約者の両親に「男の子とバス停でキスしてた」とか誤解されちゃったりします。
で、破談騒動…インドの伝統はなかなか手ごわいです。

そして、チームの監督役のジョナサン･リース･マイヤーズがすっごくいいですｖｖ

『ELVIS/エルヴィス』でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した彼です。
『ベルベット･ゴールドマイン』でも一部絶賛されていました。