ケルトの夢

ケルトの夢

オリバー!




名匠キャロル・リード監督。
マーク・レスターとジャック・ワイルドの出ている、1968年の作品の方です。
ディケンズの「オリバー・ツイスト」を原作とした舞台ミュージカルの映画化。

ハリウッドのミュージカルとは一線を画す、くすんだ色彩のすばらしい映像美!
踊りまくる、歌いまくる…そしてドタバタ(笑

もうね、 美しくて上品なモンティ・パイソン 、って言いたいくらいv

警官が変な歩き方で行進してるのww


時はヴィクトリア朝。
マーク・レスター演じる孤児のオリバー・ツイストは、孤児院からアンダー・テイカー(葬儀屋)に売り飛ばされるが、そこで母の悪口を言われて大立ち回り。

「一旗あげたい」(笑)とロンドンに出て来て、スリのドジャー(ジャック・ワイルド)に出会う。

スリの親分が秀逸だし、孤児たちのアイドル・ナンシーや、ちょっとブラピ似の悪漢・天才的泥棒のビルの悪者ぶりもいい。

貧民屈から一転して、紳士の家で迎えた朝には、広場を囲んで円形に建てられたメゾネット式の大きなアパートメントの前で、様々な売り子が行きかい、メイドは窓辺にラグを干し、紳士がいっせいに出て来て馬車でシティに向かい、奥様方はそぞろ歩き。

朝の清々しい喜びを歌うシーンが美しいです。

歌って踊ってばかりかというと、後半はドキドキのサスペンスもあり、ちょっぴりだけスペクタクル(?)もあり。

マーク・レスターの愛らしさは、背中に羽が生えてない方が不思議な感じ。
そして、山高帽にフロックコートの、小生意気なジャック・ワイルドのキュートな事といったら!

マーク・レスターの困った表情や脅えた顔、ジャック・ワイルドのすました顔の演技は、監督がつけたのかな?

お勧めvお勧めv


150分ほどの作品ですが、両面DVDって初めてだったのでびっくりしました。



<追記>

親方役のロン・ムーディ。現役でミュージカル俳優続けてらしたそうで、 こちらのブログ さんで、BBCでの『Oliver!」の放映シーンが観られる(You Tube!)。
この時81歳。凄い人気!かっこええ…

これは生で観られた方、いいですね!


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