5☆帰途につく




++++ 帰途につく ++++


夜は雨も降らず、寝ている間一度も起きる事も無く熟睡でき、
今回が一番良い眠り、目覚めでした。
体、やっぱり疲れていたんだなぁ。夢も見なかった。

森の中で朝を迎えた事のある人ってどのくらいいるかしら?
その人たちは経験した事あると思うんだけど、
森が目覚める瞬間ってあるんだよ。

ある一瞬を境に突然鳥が泣き出して、木や花や虫・・・
森一斉が突然目を覚ます感じ。
同時に日も昇ってきて1日の本当の始まり!
というような時間。

そんな一瞬があるんだよ・・・って本で読んで、
本当かな?って自分の目で確かめてみてから
その一瞬が大好きになった!
体の中の神経も同じように目がさめる感じがします。

分厚い壁に隔たれた家の中では感じられない感覚だね。
濃い空気と日の光と鳥の声で起きる朝。
すごく贅沢な時間です。

そんな気持ちよさとは裏腹に頭が痒い~~~!!
体も痒い。
そろそろお風呂に入って思い切り体を洗いたい~~!

頭をぼりぼり掻きながらパッキングを済ませ、
本日は本当に、本当に下山。

日原まで降りると民家が広がっていた。
なんだか町に下りてきたサルの気分だよ。
そこからバスにのり奥多摩駅に行って電車で帰宅。

今回久々に山に来てますます山に住みたい熱は
ヒートアップしてしまった。

山に家を建ててB&Bをしたい~~!
やっぱりこの夢は今も健在。

奥多摩も都心から近いし、自然はいっぱいだし良いかもねー、
川で魚を釣ってそれを朝食に出すのも良いね~
庭ではハーブを育ててそれでハーブティーを作ろう!
マッサージも習って山から降りてきた人にマッサージはどう?

などなど、
バスの中で興奮気味に一人でくっちゃべってしまった。
こんな夢、叶うといいなぁ。

奥多摩駅について鏡を見てびびった。
ボブ・マーリーと一緒に歌いだしそうな勢いの髪型。

顔は日焼けして真っ黒だし、
この姿で電車に乗らなければならないなんて・・・

しかし、そんな私の姿を見てまたまた
「Sexy~♪」
なんて言っているうちの旦那。やっぱり変わり者ね。

奥多摩で電車に乗って2時間後には都会の真中にいる自分が
なんだか信じられなかった。
アナログ生活の4日間から一気にデジタル生活に戻された気分。

でも、熱いシャワーをジャーッと浴びた時、
またまた「ぐあぁ~っ」と親父になっていました。


              ~~~完~~~~


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