タイ買い付け物語







++++ タイ買い付け物語 ++++



タイ4人旅ですっかりタイの楽しさを知った私とネイリストの友人J。
そんな折、日本ではコギャル達の間でサロン(パレオともいうのかな??腰巻にしたりドレスにしたり出来るいわゆる大きな布)が大流行の兆しだという。




そんなニュースを見た私達。
タイでは300円くらいで買えるそれらの布達を大量に仕入れて日本で売ろう!!とある晩居酒屋で二人で盛り上がった。
決めたら即行動!
5月のとある日、居酒屋で盛り上がってから1ヶ月も経たないうちに二人とも仕事を休み、航空券を取りタイへと旅立った。




バンコクでは前回出会ってしまったタイ人男性との再会。
Jの彼はバンコク出身の色白のヤングなお坊ちゃま。
私は長髪で日焼けで真っ黒、腕には刺青が入ったワイルドなおっさん。
そんな不思議な4人組でバンコクでの仕入れが始まった。




彼らに値切りを手伝ってもらってサロンにワンピース、インドの神様の絵がプリントしてあるTシャツなどを2,30枚単位で次々と購入していく。
確か、二人で2万円づつ出し合ったんだっけなー・・・その時。




2日かけて大量に洋服やアクセサリーなどを買い込んだ後は友人と別れてそれぞれのパートナーとの時間を楽しむことにした。
私は彼と出会った思い出の地、コサメットへと向かう。
島では彼に仕事があること、実は今回仕事場のオーナーと私に合うために休みをもらうために大喧嘩をして黙って仕事を休んでバンコクに来てしまったことから彼の友人の下に預けられた。
彼が仕事をしている日中は彼の働いているレストランには行けず、英語も日本語も全く話せない、これまた長髪でヒッピーの匂いがプンプン漂う怪しい風貌のタイ人との二人っきりの時間。




私がハンモックに揺られながら本を読んでいると そーっと後ろからやってきてアヒルのゆで卵を手渡してまたユラユラーっと歩いていってしまう。
朝ごはんとお昼ご飯は彼の手作りのご飯を二人っきりで食べる。
会話は全然続かないんだけれど、不思議と苦にならない不思議な空気を持っている人でした。




日本に帰ってからはその夏はフリーマーケット出品で毎週末大忙し。
私達が買い付けをしてきた洋服たちはどれも好評で、今回の旅費、最初に投資した洋服代はもちろん儲けも結構出ましたよ!
最近はこういったアジアの洋服を扱う店もどんどん増えてきたけれど、この時はまだあんまりそういったお店も無かったからねー。





タイダイの洋服を全身にまとって、タイ語のボディーペイントを腕に描いて夏の暑い中お店を出した私の楽しい思い出。

コサメットの長髪の彼とはその後何度かの電話や手紙のやりとりはあったけれど、私が遠距離がつらくなってしまった+私がこれ以上関係を進めていってタイに骨を埋める覚悟がもてなかったなどの理由でお終いになってしまったけれど、ステキな男性だったな・・・・・



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