つわりはじまる




うれぴ~♪
妊娠が発覚して喜んだのもつかの間、すぐにつわりがやってきた。
はじめの一週間は食いづわりと呼ばれる、とにかく食べてないと気持ち悪くなる状態だったのだが、
そのうち吐きづわりに変わってしまった。





もう、とにかく気持ち悪くて、気持ち悪くて仕方なかった。
旦那の匂いが気持ち悪くて寝室を別にしたり、
香りつきのトイレットペーパーが気持ち悪くてトイレに行くたびに吐き気がしたりと
私の嗅覚は犬並みに発達していたと思う、その時期。





外でタバコを吸っている人を見たら全員マシンガンで撃ち殺したくなった。
スーパーのお肉屋さん、お魚屋さんなんてこの世からなくなればいいのにって買い物に行くたびに思った。
体臭がキツイ人は私にとってテロリストのような存在だった。





お酒を飲みすぎて二日酔いになった時

「もうお酒は二度と飲みすぎません、助けてください、お願いします」

って便器にうずくまりながら泣いて神様にお願いしたこと無いですか?
その時に匹敵する気持ち悪さが3ヶ月間も続くと精神が段々病んでくる。




リビングルームの万年床に横たわりながら、今バルコニーから飛び降りたらこの気持ち悪さから開放されるかも・・・
なんて危ないことを考えることもしばしばあった。
我が家は4階なので飛び降りても死ねないんだけど(笑)




寝返りをうつのも、立ち上がるのもつらいので3ヶ月間本当に寝たきり。
食事の用意も出来ず、旦那は毎日お弁当の日々。
もちろんお弁当は別の部屋で食べてもらい、食べ終わったらすぐに歯磨きをしてもらった。





私の食事はその日に頭に浮かんだ唯一これだったら食べられそうと思ったもの。
メントスだけで一日を過ごしたこともあったし、冬なのに桃がどうしても食べたくて、
旦那の胸をドンドン叩きながら泣いて桃を買って来いとお願いしたことも合った(←結局手に入らなかった)





Next








© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: