ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

2006年03月19日
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 我が家の周りには大きな梅の木がたくさんありまして、今ちょうど見頃を迎えています。せっかくだからブログにアップしようと写真を撮ってみたのですが、できた写真があまりに田舎チックだったのでやはりアップするのはやめました(泣)。

 さて、先日歌舞伎座の夜の部を観に行ってきました。この日は客席がやけにインターナショナルで驚いてしまった。何かあったのでしょうか。
 演目は「近頃河原の達引(ちかごろかわらのたてひき)」「二人椀久(ににんわんきゅう)」「水天宮利生深川(すいてんぐうめぐみのふかがわ)」の3つ。
 「近頃河原の達引」は妹とその恋人の心中の決意を変えることができないと悟った猿廻しの与次郎が、悲しみに暮れながらも妹達を送り出してやるという物語。与次郎が我當さん、妹お俊が秀太郎さんなのですが…う~ん…。「本当はもっと切ない話だと思うんだけどなぁ」と思いながら観ていたというのが正直なところ。猿廻しの場面の猿が操り人形なのですが、これがとてもかわいかったです。
 「二人椀久」は最近成長著しい菊之助さんの松山太夫に見ごたえがありました。松山太夫に馴染んだ椀屋九兵衛役が富十郎さんなのですが、富十郎さんと菊之助さんでは身長差がかなりあるので菊之助さんが膝で身長をかなり押さえていたのが印象的。つくづく女形さんって大変だなぁ…と。
 「水天宮利生深川」は明治維新による時代の変化に対応しきれず没落してしまった武士・船津幸兵衛の物語。本当に幸兵衛さんちって不遇を集めたような一家なんですよ。幸兵衛には乳飲み子を含めて子どもが3人。妻は亡くなり、それを悲しんだ長女は泣き暮らした末目を患って失明。筆屋の商売は上手くいかず日々の生活にも不自由する有様。さらに借りたお金は利息がついて数倍にも膨れ上がり、それを支払える見込みもなく、思い詰めた幸兵衛は子どもたちを手にかけて自らも自害しようとする…。でもこんな恵まれない一家の物語を、たとえば1等席の人は15000円払って観ているわけで、ふとそのことに気が付いた時はなんとも妙な気分になりました。外題の通り水天宮のご利益で運が向いてくるというのが結末です。





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最終更新日  2006年03月19日 11時18分57秒
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