2009年02月17日
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今日は健康診断日。必要と知りつつも忌まわしい、年に一度の胃のX線撮影がある。

最初の関門は発泡剤。これを飲み、水を飲んだ段階で胃がみるみる膨らむのがわかる。撮影終了までの約3分間、ハイキング・ウォーキングのQ太郎よろしく、げっぷを我慢しなければならない(もっとも、彼はいつも失敗?しているが)。

そしてお次がバリウム。コップに並々とつがれた白い液体は、味こそヨーグルトらしいものの、金属であることは隠しようがない。手に取った瞬間ずしっ、とくる重さがそのまま胃にのしかかる。

技師の指示に従い、台の上で懸命に体をねじり、回転する。台が大きく傾き、頭が上にくると肩にストッパーはあるものの、体を支えるための腕力は相当なものが必要だ。か弱き女性や老人には、彼らの指示はときには非情に聞こえるに違いない。

検査が全て終了し、台から下りる。もう、げっぷも我慢する必要はない。めでたし、めでたしといきたいところだが、そうは問屋がおろさない。本当の悲劇はここから始まる。

元々が便秘体質の私は、大量に飲み物をとっても排便に丸1日を要するのも珍しくなく、その度にお腹に違和感を覚える。そこでいつも普通の人の倍の下剤をもらうのだが、これをもってしてもそれが緩和されることはない。

今回も、下剤を飲んでもなかなか便意をもよおさず、気休めかもと思いつつ追加の下剤を飲む。結局、何ら変化がないまま、帰宅の途につく。

地下鉄に乗ると、知らず知らず寝てしまい、いつもなら途中で乗り換える駅を過ぎている。まあ、梅田で下りて乗り換えればいいや、とそのまま乗っていたのが、後になって不幸中の幸いだったと知ることになる。

そしてクライマックスはやってきた。梅田に着いて改札を出た瞬間、お腹がぐるぐると鳴ったかと思うと、耐え難い痛みが襲ってきた。今、このタイミングか!と下剤をののしりつつ、普段からチェックしているウォシュレット付きトイレのある場所を頭の中で素早くスキャンする。



ようやく水が流れる音とともに扉が開いて人が出てきた。そそくさと中に入り、便器に腰を下ろす。もう大丈夫、という安心感。こんなところにも至福の時というものはあるものだ。待っている人にすまないと思いつつも、結局30分以上こもりっきりだった。そしてようやくフィナーレとなったのである。





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最終更新日  2009年02月18日 06時08分25秒
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