ネオテニーワールド

ネオテニーワールド

甘えが世界を変えるかもしれない



みんな、甘えることについて、どう思っている?

ぼくは、甘えは必要だと考えているんだ。なぜかというとね。人類の進化は、未成熟のまま生まれてしまう赤ん坊の甘えた笑顔が原点となって達成されてきたと考えているからなんだ。

もっと言うとね。これはネオテニー(幼形成熟)理論として解剖学的には、もう既に実証されているんだ。つまり、動物と比べて人間の赤ん坊は、未熟なまま生まれちゃう。頭蓋骨は、ヒビが入ったままで、誕生し、誕生してから脳が拡大し、20歳代後半まで知能が発達していく余地を残している。実際、ヒビは20歳代後半まで開いているんだ。

この理論を、社会一般に拡大解釈すれば、母性の愛情や社会システムそのものの進化成長に、かなり寄与してきたのではないかと想定できる。

未熟な人間たちは、お互いに愛し合うことを社会システムの根本原理に据え、そうして戦争のない、理想郷を実現できる能力をその未熟性に秘めているのじゃないか。

それを推進させるのが、自然体としてのすべての人間が持っている、<甘える能力>じゃないか。で、みんなに訴えたい。

遠慮せずに、甘えろよ。それは、人類の社会システムを更に進化させる原動力になるかもしれないんだから。



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