どくだみ音楽

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　本づくりって、じつに興味をそそられる世界ですね。
私たちの本は集団でつくっていますから、それも面白いです。
執筆者・執筆と編集役を兼ねる人々、大勢のやりとりが激しくおこなわれました。
そして編集のかた・イラストのかた・出版社のかた、と仕事が出来ていい経験になりました。
原稿書きと校正には日数がかかり、それが終わると僅か１０日間ぐらいで「本」に成ります。
プロフェッショナルのわざです。速い！

私の「牛若丸伝承の里」は、運良く「とびこみ取材」がかなってその後２週間、一字も書けずにまいにち悩んでいました。
お訪ねした家は、その間にＮＨＫ京都ＴＶの１時間バラエティ番組の文字通り舞台になって御当主が画面に登場。
なんだか、ますます筆が進まなくなりましたよ。（理由不明）。
書けないので、伝承の里をもういちど歩いたり、インターネット検索を長時間したり。
書けるきっかけになったのは、小径にひっそりとのこされた「常磐井」を見つめに行ったことでした。その情景と人情に感動しました。
執筆というものは、無からの出発であり、自分の内部からの何かが放射されてはじめて形が誕生する。それが実感です。
農作物が実る・お酒が醗酵する・・・似ているかなあ。

関係者のみなさん御世話になりました。

お読みくださるみなさん、深く感謝します。
御意見などここへお書きいただければ幸いです。

（この掲示板をつくってくださった出版社さんありがとうございました。）

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