全59件 (59件中 1-50件目)
「執着」という言葉を気にしたことはありますか? 前回は、「欠乏感」「空虚感」「比較」といった言葉から、人間の心の毒になりゆるものを調べてきました。今回は、「執着」という言葉にフォーカスして、なぜ執着を手放さないといけないのかを見ていきたいと思います。 辞書で調べると、そもそも執着とは、「強く心をひかれ、それにとらわれること。深く思い込んで忘れられないこと」です。執着とは、「わたし、わたしのもの」と固執することです。 では、なぜ執着を手放すことが大事なのでしょうか。なぜなら、「この世はひとつであり、すべては私であって、私ではないから」です。この考え方を仏教の「諸法無我」と、スピリチュアルの「ワンネス」の視点から考えていきましょう。 諸行無常と諸法無我仏教では、苦しみは真実を知らない無知だから生まれるといいます。無知であるから、「むさぼり、執着すること(欲望)」と「人に対して嫌悪、憎悪、怒り、拒絶反応を示すこと」が起こり、苦しみが生まれます。この感情を捨て去らない限り、苦はなくなりません。 仏教の教えにある真実とは、三法印(四法印)という考え方がベースにあります。これは、仏教が最も大切にする考え方です。その中に、「諸行無常」と「諸法無我」という考え方があります。 諸行無常というのは、「すべての事象は移り変わるということ」です。諸行無常を知らないから、執着や嫌悪などが起こり、苦しみが生まれるといいます。 諸法無我とは、すべてのものは「因縁」によって生じたもので、実体はなく、独立して成り立つものはないので「自己」は存在しない、という考えです。 自分のものだと思っているものも、また自分の心さえも、思い通りになるものは何もないのに、自分のものだと思い込むから、苦しみが生じるのです。ですから、「わたし」「わたしのもの」という執着を離れるように、仏教は説いています。 執着や嫌悪などは、身心(肉体と心)を悩ませて苦を引き起こします。諸行無常と諸法無我という真実を知れば、心は執着や嫌悪から離れて、苦しみから解放されるのです。 ワンネスという考え「ワンネス」という考え方は、宇宙の法則の中にある「すべてが1つで、1つがすべて」というものです。「あらゆるものは、ひとつのものからできている」という考え方です。 これはたとえば、あなたが普段吸ったり吐いたりしている空気が、「ひとつのもの」と考えられます。空気は、「あなたであるもの」から流れ出て、「あなたでないように見える世界」へと手渡されていきます。 同じようにお金も、「ひとつのもの」として考えられます。実際、紙幣や硬貨には、誰が所有者なのかは書いてありません。お金も「あなたであるもの」から出ていき、「あなたでないように見える世界」へと流れ、循環します。 空気に執着している人は、あまりいないと思いますが、お金に執着している人はいるかもしれません。けれども、お金も空気も、自分のものだと思い込むから、苦しみが生じるのです。 この世はひとつであり、ただ流れて、循環しています。なので、執着を手放すこと、「わたし」「わたしのもの」という執着から離れることが大事なのです。すべてはあなたであって、あなたではないのです。すべては私であって、私ではないのです。 さて、いかがでしょうか? 今回は、なぜ執着を手放すことが大事なのかを、仏教の「諸法無我」と、スピリチュアルの「ワンネス」の2つの視点から見てきました。 仏教では、「自己は存在しない」と言っています。私たちに、実体はないのであれば、何かに執着していても、まったく無意味なことなのかもしれませんね。諦めない心も大事だと思いますが、執着せずに軽くラクに生きることも大事なのではないでしょうか。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【関連記事】・「流れを読む」とはどんなことが起きてもそこに愛を見つけていくこと(2022年11月4日記事)・「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」という3つの考え方 ~仏教まとめ②~ (2023年8月14日記事)・人間の苦しみの根本原因とは何か? ~仏教まとめ③~ (2023年8月15日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2024/01/11
コメント(0)
前回、前々回と『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』を読んで、そこで気づいたことをまとめてきました。 今回は「狩猟採集社会の多様性」ということをフォーカスしてまとめたいと思います。そして、最後に全体的なまとめをしていきたいと思います。では、いってみましょう! 認知革命によって多様な社会になった?認知革命の主な遺産の1つは、言語や文化が、何千、何万と存在したことです。虚構を生み出す能力のおかげで、創り出される想像上の現実は、集団ごとに千差万別になりました。 農業革命が起こる直前、世界には500万~800万の狩猟採集民が、何千、何万もの部族に分かれて住んでいました。狩猟採集社会は、ものすごく多種多様だったということです。 これが、狩猟採集社会の重要なことであり、とくに目立つ特徴でもあります。狩猟採集社会は、地域ごとに違うだけではなく、同じ地域のなかでも、言語や文化、規範や価値観が、ばらばらだったのです。 たとえば日本でも、北海道と沖縄を大昔の視点で見てみると、たぶん同じ言語ではなかったはずです。アイヌ語と琉球語は、たぶんほとんど違うのではないか、と想像できるわけです。 言語が違うのであれば、この2つの集団は、社会、政治、また家族構成、タブー、宗教なども違うものになってきます。そうなると、大昔の狩猟採集民のあいだでも、民族的・文化的な多様性は、きわめて大きかったと考えるほうが自然です。 狩猟採集民の選択肢の幅はずっと広かったはずです。認知革命以降、サピエンスにとって、唯一の自然な生き方というものはなくなったと言われています。それは、ぼうだいな選択肢の中から、文化的に選びとるものになったからです。 では、これからのサピエンス(人類)の「自然な生き方」とは、いったいどんなものになっていくのでしょうか? 『サピエンス全史』とは?『サピエンス全史』は、人間の進化、農業革命、帝国の興亡、科学と技術の進展など、人類の重要な節目を取り上げています。その中で、社会や文化の形成における信念や虚構の役割を強調しています。 著者のユヴァル・ノア・ハラリは、言語や、共有のストーリーテリングの能力が、人間を他の生物とは異なる存在にした、と言います。それが、法律、宗教、経済システムなどの法的虚構をつくりだし、人間社会の基盤となったのです。 ハラリ氏は、人類の進化が新たな段階に入りつつあると主張しています。サピエンスが自然の摂理に従って生きる存在から、技術や科学の進展により、より進化した存在であるホモ・デウスに変容しつつある、と言っています。 『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』を振り返るいかがだったでしょうか? サピエンス全史の漫画版を簡単にまとめてきました。 ポイントを3つにまとめると、「認知革命」「虚構」「多様性」と言ったワードにまとまると思います。認知革命によって、虚構が生まれ、そしてそれが、いまの社会を生んだのだと言えるでしょう。 以前のブログで、「認知バイアス」についてまとめましたが、結局、認知バイアスも人間が作ってきたものなのです。作ったのならば、つくりかえることもできるはずです。 そして、狩猟採集社会は、どうやらだいぶ多様社会だったようです。いま世の中では、多様性、多様性、と言っていますが、もともと人類は多様だったのでしょう。では、そこに問題が生じるのは、なぜでしょうか? 私たちの繋がり方に問題があるのでしょうか? 無理に一つになろうとしない、という選択肢もあると思います。ヒヒ、ゴリラ、オラウータン、チンパンジーと、それぞれにそれぞれの暮らし方があるように、人間にもそれぞれのライフスタイルがあるのです。 このブログ記事をまとめている最中に、中野信子さんが講演している動画を見ました。そこで中野さんは、「人類にとって今が大事な時期」ということを言っていました。 サピエンスの自然な生き方は、まだ発展途上なのかもしれないですね。そして、その自然な生き方に向かって、いまが大事な時期なのでしょう。 それでは読んでいただき、ありがとうございました。 【関連記事】・(YouTube動画)-福武教育文化振興財団設立35周年記念講演 中野信子氏講演会「アートは人を耕す」(2023/3/4) 【参考文献】漫画 サピエンス全史 人類の誕生編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]価格:2,090円(税込、送料無料) (2023/5/11時点)楽天で購入漫画 サピエンス全史 文明の正体編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]価格:2,640円(税込、送料無料) (2023/5/11時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/05/17
コメント(0)
私たちは、昔と比べて物質的に恵まれています。100均に行くと、「これがこの価格で手に入るのか!?」と驚くこともあるのではないでしょうか。そして、昔に比べて長生きになりました。人生50年と言われる時代から比べたら、その時代の倍生きられるようになってきたのです。 けれども、昔よりも問題や悩みを抱える人も増えたと言われています。恵まれた時代になったのに、どうしてでしょうか? さて今回も『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』のまとめ記事を書いていきたいと思います。今回のテーマは「認知革命」と「狩猟採集民の精神」という2つを見ていきたいと思います。 私たちが手にした「認知革命」とは?サピエンス(人類)は、物語を創って、人々に信じさせることができるようになったため、協力し合うのが得意になりました。川や木、ライオンやウサギなど、実在する話だけではなく、架空の“ライオン人間”の話をこしらえることができたのです。 これは、特異なコミュニケーション能力を持っている、と言えます。これは、特殊な認知能力、つまりは、創作、記憶や学習、コミュニケーションの能力のおかげなのです。 この認知能力が登場したのは、今から7万年ほど前です。そしてこれを、「認知革命」と呼びます。 サピエンスが、虚構を作る能力を身につけたのは、たまたま遺伝子の変異が起こり、脳の配線が変わったからだと言われています。それから、考え方ががらりと変わり、まったく新しい種類の言語を使ってコミュニケーションがとれるようになったのです。 私たちは二重の現実を生きている?「認知革命」以来、サピエンスは二重の現実を生きています。 一方には、川や樹木や動物など、客観的な現実があり、もう一方には、神々、国家、会社などの想像上の現実があります。言葉を紡いで、想像上の現実を生み出す能力のおかげで、人間は、大勢の他人と協力していけるようになったのです。 そして、時とともに想像上の現実のほうが強力になってきています。いま現代では、川や木々、ライオンやウサギの存続すら、全能の神、合衆国、グーグル、アマゾンなどの想像上の存在のお情けしだいになっているほどなのです。 潜在意識は今も狩猟採集民の世界を生きている現代社会に生きる私たちは、昔の人々より物質的に恵まれています。さらに、長生きもできるようになりました。しかし、昔より疎外感や抑鬱、プレッシャーを感じることも増えています。私たちは、豊かになったはずなのに、それはどうしてでしょうか? それは、人間の潜在意識は、今も狩猟採集民の世界に生きているからです。 どういうことかと言うと、生物種としての歴史上、人類は、ずっと狩猟採集民だったということです。 私たちは、今となって工場や事務所で働くことは当たり前となっていますが、それより以前の1万年間は、ほとんど農業か牧畜を仕事にしてきたわけです。ですから、いま現代の当たり前は、「ほんの一瞬の出来事」みたいなものなのです。 進化心理学的に見ると、人間の社会的・心理的な特徴は、農耕以前の長い時代に培われてきた部分が大きく、今でも、人類の脳は、狩猟採集生活に適応したままなのです。 つまり、狩猟採集民の精神で、工業化以後の世界に取り組んできた結果として、いま現代の私たちの食習慣、性の葛藤があるのです。 人類の性質や歴史や心理を理解するためには、狩猟採集民だった先祖の身になって考える必要があります。「どうして私たちの問題があるのか」、その理由を理解するためには、人類を形作ってきた狩猟採集民の世界をよく知ることが必要なのです。 いかがでしょうか? 今回は、『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』から、「認知革命」と「狩猟採集民の精神」という2つのテーマをまとめてきました。 認知革命によって、私たちは「みんなで協力する」という大きな力を手に入れましたが、その結果である凄まじい発展は、つい最近起こったことなのですね。私たちの体や潜在意識は、まだ狩猟採集民の世界にいるようです。 ですから、プリミティブな生活というのも、時に必要になるのかもしれませんね。私たちは、何万年も狩猟採集民だった、ということを忘れてはいけないようです。 それでは読んでいただき、ありがとうございました。 【参考文献】漫画 サピエンス全史 人類の誕生編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]価格:2,090円(税込、送料無料) (2023/5/11時点)楽天で購入漫画 サピエンス全史 文明の正体編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]価格:2,640円(税込、送料無料) (2023/5/11時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/05/16
コメント(0)
今回から『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』のまとめ記事を書いていきたいと思います。 まず始めにまとめたいのが、虚構(フィクション)についてです。本の中では、「虚構がすごく大事」と言っています。それはどうしてでしょうか? なぜ、虚構(フィクション)が大事なのか?虚構がすごく大事な理由は、そのおかげで「人々が協力し合える」ようになったからです。 もし人々が、お金、会社、国家の価値や存在を信じなかったら、国際的な貿易ネットワークが崩壊したり、誰も税金を納めなかったりしてしまいます。すると、全国的な教育や医療制度などは、成り立ちません。 つまり、お金、会社、国家など、人々の集合的な想像の産物を信じて、私たちは協力し合っているのです。 「会社」は、法的虚構に属します。これは人間の最も冴えた発明のひとつと言われています。会社を創り出しす方法は、歴史を通じて、神官や魔術師が、神々や精霊を創り出してきたのと同じ方法です。会社を創るのは神々を創るのと同じことです。それは、物語を創って、人々に信じさせているものだからです。 国家や国境、通貨、言語、名誉などは、「社会的虚構」にあたります。他にも「宗教的虚構」「文学的虚構」「科学的虚構」などがあります。 物語のネットワークを通じさせる実効性のある物語は簡単には創れません。そこには問題があります。 その問題とは、どうやってその物語をみんなに信じさせるか、ということです。どんな物語を創るかではありません。 歴史はたいてい、1つの大問題を中心に展開していきます。神、国家、あるいは会社などの物語を、大勢の人にどうやって信じさせるか、という問題です。 しかし、それがうまくいったからこそ、サピエンス(人類)はとても大きな力を手にしました。なぜなら、何百万、何千万という他人同士が、同じ目標に向かって協力できるようになったからです。 川や木、ライオンやウサギなど、そういった実在するモノのことしか話せなかったのならば、国家、宗教、法律を創るのは、ものすごく難しかったことでしょう。 長い年月のうちに、人間は途方もなく複雑な物語のネットワークを織りあげてきました。この物語のネットワークを通じて生み出される物事を、専門用語で「虚構(社会的構成概念、あるいは、想像上の現実)」といいます。 虚構について忘れちゃいけないことけれども忘れてはいけないことは、虚構は「ただの道具」だということです。虚構は、人が使うものであり、便利なものとして考え出されたものだということです。 けして、道具の奴隷になってはいけないのです。それを忘れて、会社の利益や、国の威信のために戦争を始めるということは、愚かなことなのです。 虚構のために、現実の人間を苦しめてはいけないのです。 会社は倒産しても苦しみません。会社に、肉体や心があるわけではないので、痛みや悲しみを感じるということはないのです。国家というものも、たとえ戦争に負けたとしても苦しむわけではありません。 でも、人間は戦って怪我を負えば、痛い、と苦しみを感じます。だからこそ、忘れてはいけないこと、気をつけなくてはいけないことは、虚構のために現実の人間を苦しめてはいけないということです。 いかがでしょうか? 今回は『漫画サピエンス全史』のまとめで、「虚構(フィクション)」というテーマをまとめてきました。 サピエンス(人類)は、虚構のおかげで、発展してきた側面もあるようです。そのおかげで、今の私たちの生活があるのでしょう。 その反面、虚構のネガティブな部分と言うべきでしょうか、人間は虚構にとりつかれて争いを生んでしまうのかもしれませんね。私たちは、そういった歴史を通過しているのでしょう。 さて、お次も「サピエンス全史」をまとめたいと思います。次回のテーマは、「認知革命」についてです。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】漫画 サピエンス全史 人類の誕生編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]価格:2,090円(税込、送料無料) (2023/5/11時点)楽天で購入漫画 サピエンス全史 文明の正体編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]価格:2,640円(税込、送料無料) (2023/5/11時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/05/15
コメント(0)
今回は、二つのある言葉について考えていきたいと思います。その言葉とは、「万物は流転する」「我思う、ゆえに我あり」という二つです。 万物は流転する「万物は流転する」とは、古代の哲学者ヘラクレイトスの考えです。これは「川も人も物も、この世界は絶えず変化している」ということです。 万物には「変化」というメカニズムがあります。昨日入った川と、今日入った川は違います。「人は同じ川に2度入ることはできない」と、ヘラクレイトスは言うのです。 「昨日の川と今日の川は違う」ということは、川に実体はありません。川というのは、「その流れゆく状態」ということなのです。 たとえば、川をすくってみても、水をすくっているだけであり、川をすくっているとはなりません。つまり、川は「実体」としてあるのではなく、「状態」としてあるのです。 「『私』は、道そのものにいる」 人間も川と同じで、常に流れています。ようするに、人間は実体ではなく、状態です。昨日のあなたと、今日のあなたは違います。 人間は、「体」「精神」「エネルギー(命)」の3つが連携しています。その連携した状態を人間と呼んでいるのです。そして、この3つが連携しているところに、「私」という機能・感覚が浮かび上がっているのです。 我思うゆえに我あり「我思うゆえに我あり」 これは哲学者のデカルトが表現したものです。たとえ世界の真理を解明したとしても、「そんなこと言ったって、すべては夢かもしれないじゃないか、マトリックスみたいに」と言われてしまったら、言い返す言葉がありません。 なので、デカルトさんは、「これだけは絶対に確かといえる原理を探そう!」と思いました。そして、見つけたのが「我思うゆえに我あり」です。 まず意図的に疑います。「この世は夢かもしれない、あのマトリックスみたいにアダプターみたいなのが繋がっていて……」と疑っていくと、すべてが疑わしくなります。 しかし、ただ一つ疑うことができないものが残ります。それは、「疑っている自分」、この自分の意識の存在です。「夢かもしれない」と疑ってみても、最後まで自分の意識は残るのです。 デカルトは、「意識の存在」は疑いようがないことを発見します。それはもう400年前の出来事です。(デカルトは、1596年~1650年を生きた17世紀のフランスの哲学者です) ・万物には変化というメカニズムがあること・意識の存在は疑いようがないこと この2つが「絶対にある」と言えることだと思います。それが私たちの地球や宇宙のルールということなのでしょう。 それでは読んでいただき、ありがとうございました。 【参考文献】・雲黒斎の『うんちャンネル』・哲学用語図鑑 [ 田中正人(グラフィックデザイナー) ]・“それ”は在る ある御方と探求者の対話 [ ヘルメス・J・シャンブ ]哲学用語図鑑 [ 田中正人(グラフィックデザイナー) ]価格:1980円(税込、送料無料) (2023/3/4時点)楽天で購入“それ”は在る ある御方と探求者の対話 [ ヘルメス・J・シャンブ ]価格:2420円(税込、送料無料) (2023/2/27時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/03/06
コメント(0)
これまでのブログで「謙虚さ」を持つためには、「目標を持つこと」が大切だと説明してきました。目標を持つことで、謙虚さを持つことができるのです。 それは人生がシャキッとすることに繋がります。逆に、目標や夢がないと、人生を浮遊するようなもので、ふらふらした生き方になってしまうのです。 引き続き「目標達成」をテーマにして、今回は「なぜ目標達成できないのか?」と「目標達成のための簡単な2つのテクニック」を見ていきましょう。 なぜ目標達成できないのか?その人が考えている「思考×行動×感情」が人生を作っています。目標達成できない人の特徴は、この3つのかけ算がうまくできていないことです。 「ちゃんと考えていない」「行き当たりばったり」「感情が一定ではない」など、積み上げるものが軟弱だと、結果的に目標を達成すること自体をあきらめてしまうのです。 では、自分の持っている「思考×行動×感情」を目標達成のために、どのように整えていけばよいのでしょうか。 それにはまず、「普段自分が何を考えているか」「どんな考えを持って行動しているか」に意識を向けることです。 目標達成のために、「その結果を出すような思考をしているか」「成果を出すための思考とはどういうものか」「結果を出している人の話を聞いたり、リサーチしているか」など、自分を俯瞰してみることです。 目標達成のための簡単な2つのテクニックここでは、目標達成のための簡単な2つのテクニックを見てみましょう。 まず一つ目は「次の作業の流れを書き出すこと」です。つねに「次の一手」が見えている状態であれば、すっとすぐに次の行動へ移れるようになります。ですからそのために、次にやることを書き出してみることがテクニックの一つです。 やり方はさまざまにあります。たとえば、「朝起きて今日やることを書き出す」「通勤途中にこれからやることを書き出す」「昼食後に午後の予定や帰宅後のやることを書き出す」「寝る前に明日のやることを書き出す」など、人それぞれにあったやり方があるでしょう。 自分は何をするべきかの確認作業ができていれば、迷いもなく、また周囲に流されることもなく行動できるようになります。なので、少しでも自分の頭に、次やる作業をインプットさせておくのです。 二つ目は、「目標の再設定のタイミングを見ること」です。 なぜ目標の再設定が必要なのかというと、目標と現状のギャップが縮まると、ワクワクするエネルギーは弱まります。それはパフォーマンスの低下に繋がるからです。 目標達成が近づいてくると、ワクワクするエネルギーが弱まります。なぜならそれは、ワクワクする心が、自分の内側に近づいてきたからです。 ワクワクする心の求心力は、自分の外側にあります。ワクワク感が自分の内側に近づいたり、一体化してきたりすると、エネルギーが弱まります。それはパフォーマンスに影響します。反対にワクワクが大きいと、やる気が上がり、パフォーマンスが上がります。 ですから、ワクワクする心が小さくなってきたら、そのときは目標を再設定するタイミングです。目標を再設定し、新しいワクワクを再びイメージして、臨場感を高めていくのです。それがパフォーマンスの再構築になります。 目標達成についてのまとめ目標が、資格取得などのスキルアップであれ、美しくなるためのダイエットであれ、未来の自分に興味を持つことが、目標達成のための大切な要素です。「未来の自分に興味を持つこと」は、目標達成するためのエネルギーになります。 それは、次の一歩を踏む出すエネルギーになるのです。そして、目標達成で一番大事なことは「あきらめないこと」です。 そのために、まず自分は「どこに行きたいのか」「どこを目指すのか」ということを明確にする必要があります。そしてさらに、自分の持っている「思考×行動×感情」を理解することで、目標達成を現実に引き寄せていけるのです。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・『強運ワクワク伝』その③ ~「ワクワクの再設定」のタイミングとは?~(2021年10月25日記事)・本田健が明かす「目標を達成する人・しない人」の決定的な違い・休日の午前中に3つ行動する...「目標を達成する人・しない人」の習慣の違いブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/01/18
コメント(0)
謙虚さを持つためには、目標を持つことがポイントとなります。それは、目標に向かっていく姿勢や、学ぶ姿勢が謙虚さを持つことに繋がるからです。今回は、前回の「謙虚さ」のテーマから引き続き、「目標」ということにフォーカスして「目標達成するために理解しておきたいこと」というテーマでまとめていきます。 目標達成するために理解しておきたいことこの世界では、目標というゴールを作った瞬間に問題ができあがります。それは、宇宙空間では物質を創ると反物質ができあがるという性質があるからです。 たとえば、プラスがあったらマイナスがある、朝があったら夜がある、右手があったら左手がある、下があったら上がある、ということです。なぜ反対側が常につくられるのかというと、反対側がなければ元のものが何かわからなくなるからです。 何かを良いと言った瞬間、何かを悪いと言っているのです。何かにイエスと言った瞬間、何かにノーと言っているのです。そして、目標達成も同じで「決断とリスクはワンセットである」ということです。 目標達成で疑いや迷いが出てくるとき目標を達成するために、人は行動します。その過程の中で「本当にこの道で正しいのか」と、人は不安を感じます。 疑いや不安を感じているとき、人は過去や未来を行ったり来たりしている状態になっています。それはつまり「今ここ」にいないという状態です。 「過去はこうだったから、未来はこうあるべき。だけど予想と違うから、うまくいっていない」「未来はこうでありたい。だけど現実はその状態からは程遠い。だから目標に近づいていないような気がする」 このように思うことが「疑い」「迷い」「不安」の中で生きている状態です。これは「今ここ」を認めていない状態とも言い換えられます。 今いる場所を認めないと、まず「今いる場所を認めさせること」がスタートポイントになります。今のいる場所を理解させるための問題や障害がつくられるのです。 「今ここ」に、まだたどり着いていない人は、そこまでの道ができあがるのです。今いる場所が目標に対して、どこで、どのくらいなのかを認識すれば、疑いや不安が取り除かれたスタート地点とゴール地点ができあがります。 疑いや迷いをなくしていくコツでは、目標達成の疑いや不安を取り除いていくためにはどうしたらいいのでしょうか。 それは、目標に対して自分で課題(障害)を作っていき、それをクリアしていくことです。目標を計画にし、それをあなたにとって「予定」となるまで分けていくことです。 予定とは、100%やり方が決まっている計画のことです。予定の中身には、「具体的な方法」や「マニュアル」があり、その通りにやればある一定時間内に予定が完了します。 目標を作り出したとき、問題や障害が生まれます。それを何もせずにそのままにしておくと、ただのトラブルになったりします。けれども、それを目標達成のための課題として、予定や計画にしていくのです。 目標を計画に分けていき、計画を予定まで細かくしていくのです。そして、そのための最初の一歩は、願いが叶う絶対条件を調べて書き出してみることです。 疑いや不安をなくしていくコツは、目標に対して自ら問題を設定して、チャレンジし、突破していくという考え方です。それをクリアしていくことで、自分が望んだものを手に入れていくのです。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・『引き寄せの法則の4つの発動条件』 後編(2021年10月17日記事)・願望への疑いをなくす方法(2022年11月7日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/01/17
コメント(0)
今回は「謙虚さ」ということにフォーカスしてまとめていきたいと思います。どうして、謙虚さにフォーカスするのかというと、年初めにひいた私のおみくじに「謙虚さ」というキーワードがあったからです。 謙虚さとは?まず、謙虚さを辞書で調べると、「ひかえめですなおなこと。謙遜」と出てきます。さらに謙遜を調べると、「控え目な態度で振る舞うこと。へりくだること」と出てきます。 さらにさらに「へりくだること」を見てみると、「他をうやまって自分を卑下する」とあります。卑下とは、「自分を劣ったものとしていやしめること」です なので、謙虚さを持つときに気をつけたいことは、自分を卑下しないことです。そこでは、2つのポイントを意識することが大切です。 まず一つ目は「ありのままの自分を受け入れる」ということです。劣ったものとして自分をいやしめていては、ただの自己肯定感が低い人になるだけです。それは「謙虚さ」のネガティブな側面だけしか見ていないことになります。 もう一つは、「感謝を大切にすること」です。たとえば、褒められたとしても、「いえいえ」と否定を強くしないことです。素直に「ありがとうございます」と言うことです。 「謙虚さ」はスキル「謙虚さ」を調べていくと、謙虚さは身につけることができるスキルだと言われています。謙虚さは、その人の生まれつきのものではないのです。 謙虚さとは「うまくいっていても、いっていなくても、一歩引き、俯瞰的に、第三者となって自分自身や状況を見つめる視線」だと言っている人もいます。 つまり謙虚さとは、セルフコントロールなのです。それを身につけることができれば、困難な状況でも打開していくことができるでしょう。まさに今の時代に必要なスキルなのかもしれません。 なぜ謙虚さが大切なのか?ではなぜ謙虚さが大切なのでしょうか。ここでは2つの側面から見てみたいと思います。 まず「人間関係」からの視点です。謙虚さがあると相手の安心感に繋がります。「威張っている人」「いつも上から目線の人」と、誰しもずっと付き合っていたいとは思わないでしょう。謙虚さは、人の信頼につながるのです。 もう一つは「成長」という視点です。謙虚でいることは、常に成長を意識しています。それは、油断を防ぐことに繋がるのです。何が起こるかわからない時代には、油断大敵と構えている方がいいのかもしれません。 謙虚さがなくなる兆候謙虚さはスキルであり、身につけることができます。謙虚さを身につける方法に行く前に、ここでは謙虚さがなくなっている兆候について見てみましょう。 ・遅刻、物事の対応が遅くなる・約束をやぶるようになる・挨拶、聞き方が雑になる・批判、屁理屈が多くなる・損得勘定が多くなる・言い訳が多くなる・怒りっぽくなる・寛容でなくなる・学びの姿勢がなくなる・相手を見下す態度、ぞんざいな態度をするようになる・感謝の気持ちがなくなる これらを見ると、トラブルや問題が多くなりそうな感じがしますね。そういったことでも、謙虚さを持つことは生きやすさに繋がるのではないでしょうか。 謙虚さを身につける方法では、ここからは謙虚さを身につける方法で、意識したいことを見てみましょう。 ・初心忘るべからず・聞き上手になる・モデリングと反面教師・ときどき自分を見直す(疑う)・目標の再設定・読書、学び直し 何事も初心を忘れてはいけません。「その内容は既に知っている」という姿勢は謙虚さに欠ける姿勢です。相手の話を聞くときも、聞き上手になることが謙虚さを身につける方法です。そして、いいメンターを持つことが大切です。反対に悪いメンターに出会ったときは反面教師にするのです。 時代は常に変化していきます。ですから、ときどき自分を見直すことが必要です。それはときに、自分を疑うことでもあるのです。 人は夢や目標があるとき、その達成に向けて努力をします。そのとき、その人は謙虚になります。ですから、「目標を見つけること」は大事なことです。 さらにその目標を常に更新することで謙虚さを忘れないことに繋がります。現状とのギャップを感じつづけること、そのギャップが謙虚さを生むのです。 目標を持った後、大切なことは「周囲に認められる結果を出すこと」です。そのためには、「やるべきことをやる」ということが大事です。 「謙虚さ」についてまとめいかがだったでしょうか。今回は「謙虚さ」にフォーカスしてまとめてきました。 謙虚さについて調べた結果、謙虚さのポイントは「目標を持つこと」だとわかりました。そしてさらに、その目標を常に「再設定していくこと」が大切です。 目標や夢をなくして、何のために生きているのかということがわからなくなると、謙虚さは失われていくのです。ですから、人生でふらふらと浮遊している時間をあまり長くしないことが大事です。彷徨うような生き方に、謙虚さは見られないでしょう。 謙虚さのスキルは、「目標の設定力」というスキルと関係しています。私は毎年、夢を100個書き出す「夢100リスト」を年始に書いていますが、それも目標の再設定なのだと思います。夢を夢だとばかにせずに、自分の夢を書き出してみることが大切です。それがあなたの謙虚さに繋がるのだと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・謙虚さを身につけるための方法10選!謙虚な人に見られる特徴も解説・「謙虚さ」ってスキル!?ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/01/16
コメント(0)
新しい景色、ブラボー、2023年!(?)。ということで、もうすでに2023年が10日間も過ぎてしまった、と思っている人もいるのではないでしょうか。 タイトルの「どうする2023年」は、大河ドラマの「どうする家康」の影響を受けています。というのも、私の地元が愛知県だからです。 でも、なぜ今「家康」なのでしょうか? 「どうする家康」というタイトルからすると、「家康の決断」や「家康の問題解決」にフォーカスしていることがわかります。戦国三英傑で言うと、「織田信長は派手な人」「豊臣秀吉は陽気な人」、そして「徳川家康は忍耐の人」と言われています。 「忍耐の人の決断」、と見ると、今なぜ家康なのか、というのがわかるかもしれません。 今の時代の出来事を見てもわかるように、2020年代はあまり明るい時代とは言えないかもしれません。だからこそ、「忍耐」という言葉がキーワードになるのではないでしょうか。 「時節が到来するのをじっと待ち続ける」 家康の生き方を見ると、今を生きるためのヒントがあるのかもしれませんね。今年はうさぎ年です。うさぎのようにぴょんと跳ねるには(飛躍するには)、徳川家康のような生き方に大きなヒントがあるのかもしれませんね。 ということで、今年もよろしくお願いします! それでは読んでいただき、ありがとうございました。 【参考文献】・なぜ今年の大河ドラマは家康なのか?・大河ドラマ「どうする家康」 - NHKブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/01/11
コメント(0)
「世界はグラデーションでできている」 この言葉を聞いたとき、「なるほど、そうかもな」と思いました。 田舎から都会へ、車で移動していると段々風景が変わっていきます。たとえば、檜原村あたりから東京都心に行くと、徐々に徐々に風景が変わっていき、人口密度も変化していきます。そういったように、世界はグラデーションのように構築されているのではないかと思いました。 今回は「グラデーション」といったものにフォーカスして、このブログをまとめていきたいと思います。 世界のグラデーションとは街の風景が徐々に変わっていったり、田舎を進むと山が深くなったりと、世界は空間的にグラデーションでできています。 同じように、時間の経過にもグラデーションがあります。国や文化は、何百年とかけて培われたきたものです。様々なものが影響し合って、日常の暮らしを積み重ね、じわじわと各国の生活文化を作ってきました。 国や地域の中にある文化も、グラデーションで出来上がってきたものです。ヨーロッパ諸国は、国は違うけれども言語が似ていたり、食べ物が似ていたりと共通する部分があったりします。そういったように、世界はグラデーションでできている、と言えるのです。 築いてきたもの、築いていくもの「つきあってください!」 という告白の文化は、あまり海外ではないそうです。海外の恋人関係は、なんとなくトライアル期間に入り、なんとなくオフィシャルになっていく、というのが主流です。試用期間から公式(公認)期間へと移っていくような感じです。 なので、「つき合いはじめた日」という恋人同士になった日があやふやで、境界線というものがないようです。二人の関係性は、グラデーションのように移り変わっていくのです。 しかし、人間関係や恋愛といったものは、実際はグラデーションで移り変わっていくようなものなのではないでしょうか。信頼や信用といったものを築いた先に、関係性というものが生まれるということです。 「もう恋人同士なんだから、こういう関係でしょ」「もうここの職場にいるのだから、ここでの人間関係のルールに従ってもらう」など、線引きがはっきりしていると良い面もあると思います。けれど、悪い面も出てくるでしょう。 そこでは「○○でいいんだよね?」「○○だと思うんだけど、どうして?」などと、お互いに確認していくことが大切なのではないでしょうか。そうやって、聞いて、話し合って、信頼・信用を築いていくことが、グラデーションのように変化していくことなのだと思います。 どのようなグラデーションにしていくか空間的なグラデーションは、なかなか変化させることができないでしょう。けれども、時間的なグラデーションや、意識的なグラデーションは、自分で変化していくことができます。なぜなら、それは自分自身でコントロールできることだからです。 『子育てを街に頼るなら、虐待も街ぐるみだ』 これは、アフリカの諺です。何かの映画で出てきたセリフだったのですが、グラデーションについて考えているときに思い出しました。 これは、「そこの体質」というものを表している言葉なのだと思います。どこにも「そこのやり方」というのが存在するのです。 グラデーションで考えると、「そこの体質」というものは、どういったグラデーションを通ってきたのか、の違いだと思います。それは、どういった日々を積み重ねてきたのか、と言い換えられます。 もしコップに入っている水が汚い水だとしたら、綺麗な水を少しずつ入れていき、汚い水を出しながら、綺麗にしていくしかありません。つまり、少しずつでも変えていくことが大切なのです。それが結果的にグラデーションのようになっている、ということだと思います。 あなたは、これからの生き方を、どのようなグラデーションにしていきたいですか? それを考えることが、より良い未来を創っていくのかもしれませんね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・アートと言葉で誰かを救いたい(立花 実咲|メンバー - 株式会社Wasei)・大人になると告白とかあまりしないですよブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/24
コメント(0)
今回は「周期」ということにフォーカスして、このブログをまとめていきたいと思います。 潮の満ち干、心臓の鼓動、月経の周期、景気の循環など、この世界すべて「寄せては返す」という波の動きを繰り返しています。つまりは、「波動」をもって、この世界は動いているのです。 私たち人間も、この波動によって支配されています。人生も当然、上がったり下がったりを繰り返しながら動いているのです。さて今回は、この「周期」についての考え方をまとめていきたいと思います。 周期に対しての大事な3つの考え方「周期」は、日本の四季(春夏秋冬)で見てみるとわかりやすいかもしれません。日本の四季は、春に種を蒔き、夏には水や栄養をやり、秋に収穫し、冬はその収穫したもので耐えて過ごす、という周期があります。 季節のように周期には、夏もあれば冬もあります。それは、いいときも、悪いときも当然あるということです。 では、この周期に対して、大事な考え方を3つ見ていきましょう。 ・耐えること・自分を責めすぎない・考え方を変えていく まず、大事な考え方1つ目は「堪え性(根気)」です。 植物も、種を植えたら、水を与え、栄養を与え、害虫を駆除をする必要があります。そして、秋になって収穫です。さらに、収穫が終わったら、その収穫で冬を過ごし、春を待ち、また種を蒔くのです。 ようするに、冬が来たとしても、それはリズムであり、そこまで落ち込む必要はないのです。「いつもの流れがきたな」と冷静に対応して、下がっている波にちゃんとうまく乗って、上に上がる瞬間をうまく切り替えて上がることが大切なのです。 感情的になり、そこまで下がらなくてもいいのに、さらに下がる人たちがいます。悪い出来事だったとしても、昔に比べたら全然よかったりもします。感情的になりすぎず、波を見極めた対応が必要になるのです。 周期に対して大事な考え方2つ目は、「自分を責めすぎないこと」です。 人間は生き物なので、毎日同じ状態を維持できなくて当然と言えば当然です。ですから、気分が乗らないこともあるし、やる気が下がることもあるのです。そのとき、自分のことを責めすぎないことです。「人間だから気分が乗らないこともあるよね」「やる気が下がることもあるよね」と思ってあげることです。 周期に対して大事な考え方3つ目は、「考え方を変えていくこと」です。 周期であれば、晴れの日もあり、雨の日もあります。当然、雨に打たれることもあるでしょう。ですから、もし悪いことがあったとしても「それがあったからこそ今がある」という考え方にシフトしていくことが大切です。 「何かが起こる」ということはサインです。それは、何かを変えられるチャンスでもあり、何かに気づきなさいという意味でもあるのです。いずれにしても、「もうすぐ変化するよ」という前触れなのです。 ここで気をつけたいのは、出来事に対してネガティブな感情が出てきたとしても、それを否定しないことです。「嫌だな」「驚いたな」「気が引けるな」と、思っていいのです。 けれど、大切なのが、その後の考え方を変えていくことです。考え方はクセなので、何回も何回も修正していくことが大事です。すると自然に、良い意味づけができるようになってくるのです。 これからの時代に大切な考え方この周期に対しての考え方は、これからの時代にとっても大切な考え方になります。それは、これからの時代「多様性」や「人それぞれ」といったいことがキーポイントになってくるからです。 「あの人にとっての正解が、私の正解ではない」「あの人にとっての幸せが、私の幸せではない」 これからの時代は、「こう考えなくてはいけない」「こう考えることが王道」というのがなくなっていく、と言われています。それは、テクノロジーの発展や、宇宙へと産業が広がっていくからでしょう。 その中では、「自分の状況を否定しない」「無理をしない」ということがポイントになります。捉え方を変えていけれる人が、これからの時代を、楽に生きていけれる人です。 それでは、どうしたら「否定しない」「無理をしない」ということをできるようになるのでしょうか。明日は、そのテクニック的なことを見ていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・『引き寄せの法則の4つの発動条件』 後編(2021年10月17日記事)・「本当の自分自身を生きるためのルール」とは? ~『宇宙ルール』解体分析その⑧~(2021年12月7日記事)・【急展開】#133 今まで頑張ってきた人は、コレをやめるだけで現実が急に楽になります。(Youtube動画)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/22
コメント(0)
先日、面白いと思った記事を読んだので、ここでシェアしたいと思います。その記事とは「大人が子どもより勉強しない」という内容でした。 ・日本の大人が「子どもより勉強しない」心的4要因 日本人が「リスキリング」にイマイチ消極的な訳 大人になると、資格取得や、専門的な知識を身につけるなど、何か理由がないと積極的に勉強している人は少ないのではないのでしょうか。今回は「なぜ学ぶことが楽しいという体験ができなくなったのか?」というテーマで、大人の学びについてまとめていきたいと思います。 なぜ「学ぶことが楽しい」という体験ができない?記事を読むと、学びについて社会人の意見が書いてありました。「『学ぶことが楽しい』という体験をできていない」と言っている社会人の、その理由は、 「自分は馬鹿だから」「もう○○歳になったから、新しいことなんて覚えられない」 という意見がほとんどのようです。チャレンジする前からあきらめているのです。 他にも記事の中に、10代の人たちの中にも「間違えたら嫌」という考え方がある、と書かれています。日本人はとにかく失敗することに対してのハードルが高いようです。そして、その意識のため、予防線を張りまくっているわけです。 日本人の「正解至上主義」大人はよく子どもに向かって、「何でもチャレンジしろ」と言います。しかし、当の大人たちがチャレンジしていないのではないでしょうか。子どもからしたら、 「チャレンジしろ、チャレンジしろ、と言っているけれど、そういうアンタたちはチャレンジしてるのかよ? まず、人に言う前に自分がチャレンジしてみなよ!」(落ち着いて(゚Д゚)!) とまあ、勢いのある意見もあるかもしれませんし、こういった意見が出てくるのもわかる気がします。結局、子どもは大人をよく見ているわけです。 日本人にはびこるものはすごく根深い、と記事には書いてありました。「間違えたら嫌」「失敗したくない」「チャレンジしない」「やっても無理」、こういった日本人の「正解至上主義」は、日本のイノベーションの阻害になっているとも言われています。 そもそも今の大人は失敗しないように教育されてきました。「チャレンジしろ! だから学べ!」と言っても、なかなかすぐには変われない、というのもわかる気がします。 これからは何が必要になる?「間違えたら笑われる」という気持ちが、チャレンジ精神をなくしているわけです。それが、「失敗してもいい」という文化になれば、違った時代になってくるのでしょう。 これからの時代は、デジタル世界へと突入していきます。そして、デジタル世界に正解はない、と言われています。メタバースや宇宙産業が盛んになれば、それだけ世界自体が広がるのでしょう。 これからは「人それぞれ」という考え方が、どんどん加速していくと考えられます。では、その中で私たちに何が必要になってくるのでしょうか。 記事の中に書かれていたことをピックアップすると、それは「ミスを分解する能力」だと言われていました。「細かく物事を見ていくこと」が大事なのです。そしてさらに、ミスをポジティブに捉えられるかどうかが大切なのです。 学びには、独学やコーチングといった様々なものがあります。「人それぞれ」という考え方の中で、自分にあった学びを見つけていくことが、これからの時代で大切になるのでしょう。 いかがでしょうか? 今回は「なぜ学ぶことが楽しいという体験ができなくなったのか?」というテーマでまとめてきました。 ちなみに、記事のタイトルにある「リスキリング(Reskilling)」とは、スキルを付け直すこと、学び直すこと、という意味らしいです。その言葉を聞いたとき、私は「サバティカル休暇制度」のことを思い出しました。 サバティカル休暇制度とは、「一定期間勤続した従業員に対しておおよそ数か月から1年程度の長期休暇を与える制度」です。もともと大学の教員に定期的に与えられる長期休暇のことで、普段の職務を離れて自主的な調査研究に専念し、知識や能力の向上を図るためにあります。 同じ環境で、同じことをずっとやっていたら、考え方も滞ってしまうのかもしれませんね。そういったときは、積極的に学びにいくことが大切なのかもしれません。これからの時代、「積極的な学び」というのが大人にとっても大事なポイントになってくるのではないでしょうか。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・日本の大人が「子どもより勉強しない」心的4要因 日本人が「リスキリング」にイマイチ消極的な訳・サバティカルとは? 休暇制度の効果やメリット・デメリット、導入時のポイントや導入事例について解説ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/20
コメント(0)
前回は「役割」という意識が、どのようにして日本人には形成されてきたのかを、これまでの調べからまとめてきました。時代が変われば“役割”という意識も変わっていくものです。今回は「真の自分の役割」というものを深掘りして見ていきたいと思います。 「とりあえず仕事をする」も一つの手段「誰もが社会的秩序の中で役割を持つ」 これは「縛り(帰属意識)」とも考えられますし、それは安心感・安定感にも繋がります。 人生において「しなければいけないこと」というのは、基本的に何もありません。なので「とりあえず仕事をする」という考えで、安心感・安定感の中に生きることも一つの手段だと言えるのです。 しかし、自分らしく大好きなことをして生きたいのなら、毎瞬毎瞬、意図的に生き、その願望を創造することが必要です。「ありのままの自分が大好きなことをして生きる」という意図は、「愛・豊かさ・流れ・満ち足りること・自分を知ること」を自然に無理なく統合させます。 最初のステップは「自分を知る」こと自分の役割に疑問を持ち、真の自分の役割を求めようと思ったならば、最初のステップは「自分を知る」ことです。なぜなら、自分を知ることができると、何をすれば自分が満ち足りた気分になれるのかを知ることができるからです。 自分が満ち足りていけば、自分自身の器からエネルギーが溢れていき、そこから流れが起きていきます。これが愛を基本とした循環になります。 ですから、まず最初にあなた自身を知り、あなたを満たすことが大事です。そして満たされた流れが、豊かさを運んできます。 外側の求心力から内側の求心力へ今やっている役割に疑問を持ったとき、または、それをやっていてもエネルギーが上がらないとき、それは外側の求心力が弱まってきた証拠です。それは、あなたに内側の求心力を探せ、とサインを送っているのかもしれません。 自分がしっくりくる役割や居場所であれば、あなたのエネルギーは満たされ、やる気・パフォーマンスが上がり、いい結果が出ると思います。そこであれば自然にあなたのセルフイメージも健全なものになるでしょう。 ①「自分にとって、しっくりくる役割・居場所にいる」 ↓②「自然にセルフイメージが上がる(気にならなくなる)」 ↓③「日々のやる気・パフォーマンスが上がる」 ↓④「いい結果が出る」 愛を基本にした循環はエネルギーに満ちています。外側の求心力であっても、内側の求心力であっても、良い循環の中にいる人は自分自身を大切にしているのです。 「幸せ」と「役割」真の自分の役割を知るためには、まず自分を知ることです。そして他にもポイントがあります。 ・目標を決め、実力をつけ、継続すること・楽しいこと・やりたいこと・好きなことの第一希望を選択していくこと・チャレンジとスキルのバランスがあること・「なぜやるのか」をちゃんと自分が知っていること 「とりあえず仕事をする」というのも、生きるための大切な一つの手段です。けれども、その中で惰性になると、自分自身のエネルギーが落ちていくでしょう。それは目の前のことを一生懸命やらないと、人生の次の扉は開かないからです。 「幸せ」という存在は、シャイなので「不幸・不運」のふりをしてやってきます。それが「幸福・幸運」の特徴です。シャイだからこそ、目の前に現れた物事のとらえ方が大切になります。 自分のエネルギーが下がっていると、ついついネガティブな感情や思考になったりするものです。しかしそれでは、幸せもどこかに行ってしまいます。 「幸福・幸運」をつかむためには、自分のエネルギーを上げて、オープンマインドでいる必要があります。ですから、自分のしっくりくる役割・居場所にいる必要があるのです。 いかがでしょうか? 今回は「真の自分の役割」について深掘りしてきました。 時代によって外側の求心力が弱まってくることもあるのでしょう。そのときは、外に基準を置くのではなく、内側に基準を持ち、自分自身の求心力をしっかり持っていることが大切ですね。 結局「役割」というものは、外側に求めても、内側に求めてもどちらでもいいのでしょう。時代の影響もあると思いますが、そこには自由選択というものが存在するのです。すべては心のままに進んでいくことが大切なのではないでしょうか。あなたは「役割」というものをどう考えますか? それでは読んでいただき、ありがとうございました。 【参考文献】・「幸福・幸運」を引き寄せるために必要なこと(2021年10月22日記事)・大好きなことをして生きたい場合(2022年11月5日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/02
コメント(0)
今年の夏から秋にかけて、このブログで人の「役割」について調べたものをまとめてきました。自分なりに“結論”に近いものが出てきたので、今回と次回でまとめていきたいと思います。 まずは振り返りで、「日本人の役割」というものを最初に見ていきたいと思います。どのようにして日本人は自分自身の役割を形成しているのかを、まず歴史の視点から見てみましょう。 人は安心感を求めているではまず、日本人の「役割」というものの考え方をチャートにして簡単にまとめます。 ・戦前・戦中は宗教への信仰があった ↓・戦後は宗教への信仰を制限された ↓・代わりに企業への求心力があった(高度経済成長) 人間の歴史の中にある「伝統的・封建的な縛り」の存在は、けしてネガティブなものだけではなく、その役割を果たせば安心感や帰属意識を持つことができたため、人間の心の安定に繋がりました。 宗教は、何かにすがる、何かを信じ込むことで、平常心でいられるための精神的な人間の発明です。敗戦国となった日本は、それまでの神道や仏教からの強い信仰心を奪われ、制限されました。 その代わりとして生まれたのが「企業への求心力」です。「企業に勤める、所属する」「肩書き、名刺をもらう」「年功序列でがんばる」など、日本人は戦後で失った安定感や帰属意識を、権威、絆、組織、集団、規則といったもので補おうとしたのです。 役割のための教育日本の教育は、「仕組みを作る側」ではなく「仕組みの中の優秀なパーツになる」ように、教育を受けてきました。それは、基本的にこの社会は、一部の資産家・投資家と、多数の労働者というバランスでないと回らないからです。 ですから、基本的に多くの人がどこかに所属して労働することを欲するように、日本人はトレーニングを受けてきました。所属することで安心を得れるという心は、日本の教育の賜物なのです。 学校の教育は、部活でのキャプテンの役割や、マネージャーの役割など、「用意された様々な仕組みでどれだけ良い成果を出すか」ということを見られます。この教育は日本人に、とてもしみ込んでいます。 「しなければいけないこと」は何もない人生において「しなければいけないこと」というのは何もありません。ですから「とりあえず仕事をする」という考えで、安心感・安定感を求めることも一つの手段なのです。 けれども、ありのままの自分で大好きなことをして生きたい場合は、「真の自分の役割」を知る必要があるでしょう。そのための最初のステップが、「ありのままの自分とは何者か」を知ることです。 ようするに「自分を知る」ということです。「自分を知る」ことができると、何をすれば自分が満ち足りた気分になれるのかを知ることができます。どんどん自分自身が満ち足りていけば、自分の器から溢れ出し、そこから流れを起こしていきます。 これが愛を基本とした循環です。ですから、まず最初にあなた自身を知り、あなたを満たすことが大切になります。そして満たされた流れが、豊かさを運んでくるのです。 いかがでしょうか? 今回は、どのようにして日本人が自分自身の役割を形成してきたのか、を見てきました。 国自体に勢いがあれば、それだけ国民の安心感・安定感は強いものになっていたのでしょう。しかし、どこかに所属して働いていても自分の人生に迷いを持つ人が現れたのは、それだけ大きな求心力が失われた証拠なのかもしれませんね。 時代が変われば“役割”というものの存在も変わっていくのではないでしょうか。次回は「真の自分の役割」というものを、もう少し深掘りしていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・「所属するという安心・安定」 ~戦後の日本の帰属意識とは?~(2022年9月20日記事)・安心・安定と真の役割の間にあるものとは? 本当の世界はどこにある?(2022年9月21日記事)・大好きなことをして生きたい場合(2022年11月5日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/01
コメント(0)
人類の歴史を見ると、人間は生き残るために社会をつくってきました。それは人間が個体で生き残るためには脆弱な生き物だったからです。 社会に属し、絆をつくりたいと思うのが、人間の生物学的本能です。そして、この生物学的本能は人間の幸せに繋がっています。今回は「人とのつながりと幸せ」についてまとめていきたいと思います。 「つながりの幸福」とは?人とのつながりは、「オキシトシン」という脳内の「幸福物質」を分泌させます。これは「つながりの幸福」や「愛の幸福」と呼ばれます。 「スキンシップ」や「目と目が合う」など、安定した温かな人間関係の中で幸福物質が脳内に分泌されます。また、ペットなどの動物との関係の中でもオキシトシンは出ます。 オキシトシンの分泌を増やすことで、「人を好きになる」「人と仲良くしたくなる」「人に共感する」「人に親切になる」「人づき合いでの不安が減少する」などの効果があります。 良好な社会的つながりは、人間に喜びを生じさせるのです。 「オキシトシン」を出す簡単な方法では、ここで一人でできる「オキシトシン」を出す方法を見てみましょう。それは「映画を見る」ことです。 心温まる映画を見ることで、オキシトシンの分泌を促します。 人間は「もらい泣き」や「同情する」など、感情移入したり同じ感情になることがあります。これは、視覚から入り込んだ情報を自分の体験のように認識するミラーニューロンという脳の神経細胞の働きがあるからです。 この働きにより映画の心温まるシーンを見ることで、同じ感情を認識することができ、それがオキシトシンの分泌を促します。 視界にどんなものを入れるのか人に親切なことをしたとき、「相手が喜んでくれる」「ありがとうと言われる」など、視覚から入ってきた相手の喜びを自分の喜びのように人は感じます。人に親切をすると気持ちがいいのは、ミラーニューロンの働きがあるからです。 また画家は長寿であると言われています。これは色彩に囲まれていると、脳が活性化し続け、老化現象の抑制に一定の効果があるからです。 色には心に影響を与える効果があります。「ストレスを発散させる色」「不安を軽くする色」「元気が出る色」など、色には人の感情を変える力があるのです。 「自分の視界にどんなものを入れるのか」ということが、幸せに生きる意味でとても重要な課題となります。それは視覚から入り込んだ情報を自分の体験のように認識するミラーニューロンという脳の神経細胞の働きや、色彩の力の働きがあるからです。 視覚から入ってきた情報は、人間に大きな影響を与えるのですね。「元気が出ないな」と思ったときは、少し意識して視覚から入ってくる情報を選んでみてはどうでしょうか。それが心の栄養につながるのだと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・人とのつながりと幸せの関係性 ~『幸せ研究所』まとめ③~(2021年9月17日記事)・決定版 色彩心理図鑑 隠された色の力を知る・使う [ ポーポー・ポロダクション ]決定版 色彩心理図鑑 隠された色の力を知る・使う [ ポーポー・ポロダクション ]価格:1980円(税込、送料無料) (2022/9/25時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/09/27
コメント(0)
天守が国宝に指定されているのは、姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城の5つです。これは国宝5城と呼ばれているそうです。 私の地元の愛知県で言えば、犬山城が入っているのですが、名古屋城は入っていない。それは、戦災の影響があったからだそうです。 『1945年(昭和20)5月14日の朝、空襲警報が鳴り響き、アメリカ軍の爆撃機B29が名古屋市北部に無数の焼夷弾を投下。1時間以上におよぶ爆撃で名古屋は火の海になりました。名古屋城では、天守、本丸御殿などを主要な建造物が焼失。金鯱を避難させるために組まれていた足場に焼夷弾が引っかかり、そこから上がった火炎が城全体を火だるま状態にしたとされます。東南隅櫓、西南隅櫓、本丸表二之門、二之丸の二之丸東二之門、二之丸大手二之門、御深井丸の西北隅櫓の6棟は辛うじて戦災を免れました。』(名古屋城の歴史より引用) もし、この戦災がなければ、名古屋城は世界遺産になっていたと言われています。天守閣、御殿がしっかりと残り、木造で建てられていた当時のまま残っていたら、姫路城ではなく名古屋城が世界遺産になっていたと言われているのです。 であれば、やはり戦争の被害というものは、本当に悲しいものであり、淋しいものだなと感じます。怒りや憎しみで、破壊したり、焼き払ったりすることはなくしていきたいですね。やられたらやり返す、という暴力の連鎖を人間はなくしていけるのでしょうか。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・名古屋城の歴史・春風亭昇太さん×東郷隆さん「読んで、歩いて、もっとお城を楽しもう」(YouTube動画)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/09/25
コメント(0)
今回は「地球のルール」の深掘りをしていきたいと思います。その中で、「自然の構造の5つの特徴」を見ていきましょう。 自然の構造の5つの特徴 では、その自然の構造の5つの特徴とはどんなものでしょうか。 ①極端な偏り②不安定性・不確実性③自発的な秩序の形成④エネルギーの循環構造⑤情報による秩序の強化 「①極端な偏り」「80:20の法則」のように、自然現象や社会現象には偏りが存在します。全体の大部分は一部の要素が生み出しているのです。 「②不安定性・不確実性」「何が起こるかわからない状態」が自然界です。それに適応するかのように、人間の脳は偶有性のある体験に快楽物質を出しやすくなったのです。 「③自発的な秩序の形成」 自然界はルールをつくっている人がいないにもかかわらず、簡単な要素から複雑な秩序が自発的に形成されています。自然界は自動的にバランスを取っているのです。人間の経済の世界でも、「自己組織化」「自発的秩序形成」として現れています。 「④エネルギーの循環構造」 自然界では食物連鎖によってエネルギーが循環されています。 「⑤情報による秩序の強化」 自然界はエネルギーの循環(食物連鎖)により、構成要素がいれかわっても同じ構造であり続けることができます。これは、情報による秩序の強化があるからです。人間にとっての情報は、記憶や遺伝子であり、新陳代謝によって構成要素がいれかわっても体を維持できるのです。 自然の構造に近く生きる 森のなかに木があるように、自然のなかに社会があります。そして、社会のなかに人間があり、人間のなかに細胞があります。構造的には、すべてのものは同じとして捉えることができます。 この中では「自然の構造に近いルールほど社会に普及しやすく、かけ離れた仕組みほど悲劇を生みやすい」という自然の摂理があります。自然の性質と遠い仕組みになるほど、機能不全を起こすのです。 人間の経済は自然界に似ていたからこそ、資本主義が広く普及したと言われています。 自然界では弱っている生物が一瞬で餌となり、食物連鎖と淘汰を繰り返しながら全体が1つの「秩序」を形成して成り立っています。自然界は「食べる・食べられる」の関係で、食物連鎖を通して「エネルギー」を循環させているのです。 自然界は、個と、種と、環境が、バランスの取れた生態系をつくっており、常に最適になるように自動調整がなされています。自然界では人間社会にあるような法律を、誰かがつくっているわけではありません。自発的にこの仕組みが形成されているのです。 そこから人間社会を見てみると、人間は「通貨」というエネルギーを循環させています。お金は、高いエネルギーで循環している場所や、低いエネルギーで循環している場所などが存在しています。経済も自然も同様に、競争力のない個人や企業はすぐに淘汰されてしまうのです。 自然界も、人間の資本主義経済も同じように残酷な世界です。そのなかで「進化」とは、このような循環を繰り返していくことによって生まれる副次的な変化なのです。 創生陸玖の見解 ここからは、これまで学んできたことをもとに自分の見解を述べます。 成功哲学や自己啓発を辿っていくと、「自分を大切にすること」にいきつきます。それは、健康になることと同義です。 つまり、人間の体の扱いも、地球のルールと一緒なのだということです。 どういうことかというと、人間が健康になるためには、太陽の光を浴びて、夜はよく眠り、そして運動をして、よい食事を摂る、ということだと思いますが、結局これは地球のルールに則っておこなうことだと思うのです。 地球ルールから離れれば離れるほど、いい方向にいかないのは、人間の体も同じことだと思います。それは機能不全や、淘汰に繋がってしまうのです。 自然の構造に近づいていくことで、人間は幸せに近づくのではないでしょうか、そして、あなたの心も自然に近い状態が、一番いきいきした人生になるのだと思います。 では読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・自然界と経済界のつながり(2021年7月23日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/08/02
コメント(0)
今回は、世界の絶景3選を調べてみました。調べた場所は次の3つです。では、詳しく見ていきましょう! ①プラヤーナコーン洞窟(タイ)②エル・ペニョ―ル(コロンビア)③武陵源(中国の湘南省、張家界市) ①プラヤーナコーン洞窟 プラヤーナコーン洞窟は、タイにあります。洞窟の中に神社があるような、神秘的な場所です。 プラヤーナコーン洞窟は、カオ・サムローイ・ヨート国立公園内の名所の1つです。ベストな時間帯は午前中の数十分間だけのようで、宮殿に光が差し込み神秘的な光景が広がります。 ②エル・ペニョ―ル エル・ペニョ―ルは、コロンビアのメデジンの観光名所の1つです。エル・ペニョ―ルは「悪魔の岩」とも呼ばれているそうです。 最初に見たときは、「岩の上に城?家?」という不思議な光景でした。740段の階段を登った後の絶景は一生の記憶に残ること間違いなし!、なんだとか。 ③武陵源 武陵源(ぶりょうげん)は、中国の湘南省、張家界市に位置する世界遺産に登録されている場所です。映画アバターのモデルになった場所として有名だそうです。 パッと見ると、亀仙人的仙人が住んでそうな山々の光景です。圧巻ともいえる岩山の絶景は、数億年の間に起こった地殻変動による隆起や、雨風による浸食によって形作られたそうです。 はい、いかがだったでしょうか? 今回は「世界の絶景3選」を調べてまとめてきました。 日本にも絶景はあると思うので、海外旅行ができないときは、日本の絶景を探してみるのもいいかもしれませんね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます! 【参考文献】・プラヤーナコーン洞窟(クーハーカルハット宮殿)・悪魔の岩"エルペニョール"&グアタペ終日プライベートツアー<英語ドライバーガイド/メデジン発>・武陵源(ぶりょうげん)―絶景ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/12/09
コメント(0)
「変わりたい」と思ったとき何が必要だと思いますか? 気合いで変われるならば、そんなに苦労はしないでしょう。今回は、変わるために具体的などんなことを意識すればいいのかを見ていきたいと思います。 変化を起こすために何が必要なのか? 人生の中で「変わりたい」と思ったとき、変われる人と変われない人がいます。その違いは何だと思いますか? ここでは、変化を起こすために、ポイントとなる3つのことを見てみましょう。 ①無意識の設定②セルフイメージ③目標設定 人間は、「知覚しようと意識しているもの」しか、見たり聞いたりしません。心理学用語でいう「カラーバス効果」です。カラーバス効果とは、たとえば朝の運勢占いで、「黄色い物がラッキーアイテム」となると、その日は黄色い物を強く意識してしまうことです。 このような、他人からの影響によって形作られた「無意識に注目している点」と「無意識に見逃してしまう点」を自覚することが、まず求められます。自分の「①無意識の設定」を知ることが必要なのです。 そして、無意識の設定により「②セルフイメージ」が構築されています。無意識に「自分がこういう人間だ」と設定しているのです。セルフイメージと向き合うために、「自分はどんなセルフトークをしているのか」「無意識にどんな判断をしているのか」「本当にやりたいことは何か」を自覚することが大事です。 セルフイメージは「セルフトーク(口ぐせ)」によってつくられています。自分のセルフトークは、ネガティブなものなのか、未来志向のものなのかを知ることが必要です。 「無意識の設定」を変えるために最も重要なことは、新しい「③目標設定」をつくることです。現状の延長線上では変わることはできません。変化のための目標設定は「本当にやりたいことであり、達成方法がよくわからないゴール」です。 目標設定での考え方は、「未来=原因、現在=生起、過去=結果」です。ポイントは、「ゴール達成状態を五感でわかるレベルで具体的に描写すること」と、「強制的動機付け(しなければならない)をやめて、建設的動機付け(したい)のみを選択すること」の2つです。 無意識の設定を理解しよう 自分のことは自分自身では、なかなか理解していないものです。自分の「無意識」を意識しようと思ってもなかなかできないかもしれません。 無意識とは、その人が自然に持つ「物事のとらえ方」です。ここで、世間で言われている「無意識」と同じ言葉を見てみましょう。 ・「無意識」=心的過程のうち自我では把握できない領域。・「潜在意識」=過去の経験などによって無意識のうちに蓄積された価値観、習慣、思い込みから形成された自覚されていない意識。・「観念」=あるものについていだく意識内容。(観念する、観念しろ=もうこれまでだと、あきらめること)・「信念」=それが正しいと堅く信じ込んでいる心。・「先入観」=初めに知った事に基づいて作られた固定的な観念。 これらの言葉を並べて見てみると、人が持つ価値観には前提があるということがわかるのではないでしょうか。すべてその人の意識の中にあり、記憶のなかにあるのです。過去の解釈、今の解釈、未来の解釈が、すべて「いまここ」にあるのです。 ここでもう一つ、「考え方の偏り」について見てみましょう。 ・「偏見」=偏った見解。中正でない意見。・「認知バイアス」=何かを判断する時など、非常に基本的な統計学的な誤りや記憶の誤りが生じ、非合理的な行動をとってしまうこと。 例えば個人の生活習慣、それまでの人生で得た思い込みや固定観念、不安や懸念などが原因になる。 変化ができない、成長ができないということは、考え方に偏りがあるからです。そのため、物事をニュートラルに見ることが大切です。そして、変化するため、成長するための「物事のとらえ方」が必要なのです。 「変化の臨界点」とは? このブログで以前まとめた「引き寄せの法則」を一言で説明すると、「あなたの引き寄せたいものは自然に引き寄せている」ということです。「与えたものは戻ってくる」という法則と同じで、「特定のものを引き寄せるために、その特定の周波数の状態でいなければならない」のです。 つまり、変化が起こるときとは「必要なタイミングに必要なことが起こる」と言い換えられるのです。変化の臨界点は、その状態になったその人に起こるべくして起こるということです。 変化が起こせない大きな原因は、「引き寄せたいものを遠ざけている」からです。それは、怖れの観念があるからであり、怖れが自己現実を邪魔しています。 学ぶべきことは、本当の自分と合致していない波動にしがみつくことをやめることです。それができれば、あなたに必要なものは完全なタイミングでやってきます。そして、少し外側に行く勇気があればいいのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、変わるために意識することをまとめてきました。 変化の臨界点とは積み上げた結果により起こるものです。自己肯定感も一瞬で変わるのではなく、習慣によって繰り返し積み上げたものが、強固なセルフイメージとなるのです。 変わるためには日々の習慣が大切ですね。少しずつでも変わるための力を身につけていきましょう。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・BASHAR×Naokiman Show 望む未来へ舵を切れ! [ ダリル・アンカ ]BASHAR×Naokiman Show 望む未来へ舵を切れ! [ ダリル・アンカ ]価格:1760円(税込、送料無料) (2021/11/2時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/11/01
コメント(0)
今回で世間の悩みを哲学で解決していくシリーズは終わりです。これまで、「お金」「仕事」「人間関係」「生きがい」の悩みについて、小林昌平さんの著書『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』の本からヒントをもらい、まとめてきました。 今回は、これまでの記事で書けなかった世間の悩みを見ていきたいと思います。「他人との比較」「人の目が気になる」「何事も続かない」の3つの悩みを見ていきましょう。 「他人と比較してしまう」について 他人と比較してしまうことは、誰しもあるのではないでしょうか。「あの人より優れている、優れていない」「あのこより可愛い、可愛くない」「あの会社より給料が高い、低い」、これらのように、比較や順位が人間の中に自然にできてしまいます。 これは、子どものときの教育からの影響があるでしょう。順位やヒエラルキーをつけた方が、世界の見え方がわかりやすいということもあります。そのため、人間は他人と比較してしまうのです。 また、日本は江戸時代の身分制から続くムラ社会の伝統を受け継いでいるといえます。自分の有能さを「所属」や「状態」で証明し、他人と比較する傾向にあるのです。 一部では「する」ということが評価される、実力の価値観が台頭してきています。しかし、日本は「である」という自分のステイタスの価値観が、いまだに根強い社会です。 現代はSNSなどで、「他者から評価されている自分」を強く意識してしまいます。その中で他人と比較をし、自分の外側に意味を求めていると、人は疲弊してしまうでしょう。他人と比較してしまう悩みの奥には、「自分とは何者なのか?」というものがあるのです。 比較をすると、「高い・低い」「上か・下か」「良い・悪い」など、「いい意味」をもたなければならないと思ってしまいます。けれども、「本当のいい意味」とは、「自分の存在に対して自分自身が好きになれること」です。 ですから、自分が納得する解釈をすることが大切で、それは他人と比較することではないのです。それをふまえて、「世間とのつき合い方をどうするか?」を考えて、大きくは自分自身の「人生の目的」を見つけることが必要なのです。 「人の目が気になる」について 他人と比較してしまうことと似たような悩みで「人の目が気になる」というものがあります。他人と比較をしてしまえば、人の目が気になるものでしょう。 同調圧力が強い日本社会では、「みんなが同じように行動しなければいけない」という傾向が顕著です。スーパーで買い物をしているとき、ルールはないのに店の中の人の動きがなんとなく決まったような流れになっているのも、一人ひとりが「人の目」を気にしているからかもしれません。 「出る杭は打たれる」「他人と違ってはダメ」「空気を読む」、こういったことも日本の伝統や教育から生まれる「勝手に自粛してしまう行為」です。 この「人の目が気になる」という悩みに対して、どうすればいいのでしょうか。ここでは、フランスの哲学者、ミシェル・フーコーの哲学から、その解決策を2つのステップで見てみましょう。 まず1つ目は、今の「世間の常識」を、どのような根拠なのか、歴史的な視点から疑うことです。そして2つ目は、自分の能力や魅力を、可能なかぎり自由に発揮できるように、身近なところから常識を変える勇気を持つことです。 つまり、従順に生きるのではなく、素直におかしいと思うことは疑い、それを調べ、そしてそれが自分には必要ないと思うのであれば、変えていくことが求められるのです。それは、自分を表現することが、あなたを解放していくことにつながるのです。 「何事も続かない」について「三日坊主」「継続できない」「続かない」といった悩みは誰しも持っているでしょう。 『満足した豚であるより、不満足な人間である方がよい。同じく、満足した愚か者であるより、不満足なソクラテスである方がよい』 この言葉は、イギリスの哲学者・経済学者のジョン・スチュアート・ミルの言葉です。この言葉は、腹を満たすことよりも、精神的な充実を求めることの方が重要だということです。 「ダイエットに成功した」「資格取得できた」「ブログが継続できた」など、人の成功体験は精神的な充実を生み出します。 一度、このような成功体験の快楽を知ると、人は低い快楽に戻ろうとは思わなくなります。それは、「自分は高い快楽を知っている」というプライドを持つことになるからです。 「生み出される幸福の量が増大する行動こそ正しく、苦痛の量が増大する行動は間違っている」と考える哲学が、ジョン・スチュアート・ミルの「功利主義」です。 今、自分がしていることは、幸福の量を増やすことになるのか、そこがポイントでしょう。そして、諦めそうになったとき、自分の成功体験を思い出すことで、継続する力にエネルギーを注ぐのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、世間の悩みの「他人との比較」「人の目が気になる」「何事も続かない」の3つの悩みをまとめてきました。 世間の悩みをまとめてきてわかったことは、「悩みは社会から生まれている」ということです。お金も仕事も人間関係も、社会の生活から生まれているため、同じような悩みを人間は持っているのでしょう。 「他人との比較」「人の目が気になる」というのも日本社会から必然的に生まれたものなのだと思います。ようするに、社会とうまくつき合うことが、悩みとうまくつき合うことなのですね。 社会とうまくつき合い、そして自分自身ともうまくつき合うことで、よりよい人生にしていきましょうね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・その悩み、哲学者がすでに答えを出しています [ 小林昌平 ]・哲学用語図鑑 [ 田中正人(グラフィックデザイナー) ]その悩み、哲学者がすでに答えを出しています [ 小林昌平 ]楽天で購入哲学用語図鑑 [ 田中正人(グラフィックデザイナー) ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/10/07
コメント(0)
さて今回も、「価値観」について考えていきたいと思います! 今回の価値観キーワードは、「縁の下の力持ち」「自分の価値観を話すこと」「価値観の前提」の3つです。さっそく、見ていきましょう! 「縁の下の力持ち」の価値「働き方」というものは2種類あります。それは「自分の好みやこだわりで働く人」と「世の中のルールや仕組みのために働く人」の2種類です。 インフラの事業は、社会に必要なものです。そこで働いている人たちは、自分の好みやこだわりではなく、世の中のルールや仕組みのために働いています。そこには一定数の働く人たちがかならず必要で、世の中の仕組みを守るために、働いていることは本当に素晴らしいことだと思います。 「安定」や「計画通り」といったことは、社会に必要な一つの美しさです。インフラを支える役割は一定数必要で、全員が担えるものではありません。 「当たり前に電車やバスが来る」「水道や電気が通っている」など、これらは一定数存在している仕事人たちの支えによって成り立っているのです。物事が決まった通りに動くことは、その裏側に人々の大きな努力や仕事の積み上げがあるからです。 実は、「安定」「計画通り」といった自由ではない方が、イキイキと安心して働ける人たちもいます。「規律が好き」という価値観を持っている人は、「縁の下の力持ち」の存在につながるのです。 自分の価値観を話せると役に立つ「自分の価値観」を話せると役に立ちます。それはどうしてでしょうか? それは、人はその人の欲に関心があるからです。「あなたはどういう人間か?」「あなたは何者か?」という疑問から、人はその人のことを深く知ろうとするのです。 それでは、どうすれば「自分の価値観」を上手に相手に伝えられるでしょうか? 相手の疑問の中で、「なぜ?」と聞かれたときに、一番響くものは理屈よりも「エピソード」です。相手の質問に、自分のエピソードや哲学(考え)を乗せて話すことで、相手に伝わりやすくなります。これは「何がその人の欲・原動力になっているのか」を素直に聞けると、人は相手を信頼できるからです。 自分が生きてきた中で、「どんなことが起きたのか」というエピソードが大切です。 例えば、「自分の人生の支えは○○で、○○に救われた」「誰かのためになりたいと思うのは、自分の○○の経験があり、自分の譲れない○○とひも付いている」「これからの時代のあり方はこう変わっていくべきだ、と○○の経験と学びを通して思っている。そこから私は考え抜いたんだ!」 なんどのエピソードや哲学を言語化しておくことが必要です。 ここで大切なのが、言語化は下手くそでもいいから、リアルな話をすることです。エピソードは自分にしかわからないことであり、自分の言葉で表すことがとても大切です。 また、伝わり方は表情で断然変わってきます。笑っていると、相手に安心感を与え伝わりやすくなります。 他にも、ゆっくりしゃべることで、落ち着きのある賢そうな印象を与えることができます。反対に、速くしゃべっていいときは、相手がその人に関心を持ったときだけです。 このように、人は人のストーリーが好きです。「自分の人生において○○はなんだったのか」という引き出しを、いくつか持っておくと役に立ちます。人の価値は、ラベル(パッケージング)ではなく、味(人間としてのエピソード)だと換言できるでしょう。 価値観の前提を問い直す 前回のブログでは「生きる意味」についてまとめました。これは「正しい生きる意味はない」ということが、人間全体に共通していることです。 ドイツの哲学者ニーチェは、「人生に意味はないなら、自分で意味を見出せばいい!」といっています。「ニヒリズム(虚無主義)」というニーチェの考え方は、「世界・人生など全てが無意味とする考え方」です。 この時、「無意味な人生に耐えられない。だからやる気がでない」と考える人は「受動的ニヒリズム」と呼ばれます。反対に、「自分が高まるような意味を見出していこう!」と考える人を「能動的ニヒリズム」と呼びます。 日本人は、子どものころの教育により「こういう意味を持たなければならない」といった観念に縛られている人もいるでしょう。けれども、人生に「与えられる意味」はなく、「生きる意味」とは、自分で好きなように見出すことなのです。 それでは最後に、能動的ニヒリズムである「自分が高まるような意味」とは何でしょうか? それは、人それぞれであり、「正しい生きる意味はない」ということです。そしてそれは、「間違った生きる意味もない」ということなのです。 たとえ失敗をしたとしても、それは自分自身でその失敗の価値を決め、そして人生はいつでもやり直せます。価値観の前提そのものを問い直すことは、いつでも、いつからでもできるのです。 いかがだったでしょうか? 今回と前回の2回で、「価値観」についてまとめてきました。 ちなみに、私の自分が高まるような意味は、「腐らずに続ける」といことです。なので、少しでもいいので前に進んでいればいいと思っています。 あなたは「自分が高まるような意味」を持っていますか? それを考えていくことで、よりよい人生につながることを祈っていますね。(^^♪ それでは読んでいただき、ありがとうございます!【参考】・ABEMA 変わる報道番組#アベプラ【公式】・マイナビ就活チャンネルブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/10/02
コメント(0)
自分の価値観を考えたことはありますか? そもそも、その価値観の前提を考えたことはありますか? これは、普段なかなか考えないことではないでしょうか。「これはこういうもの」っとなっていれば、自然にそのまま流れていってしまいます。 今回と次回で「価値観」について考えていきたいと思います。まず今回は、「人生のゲーム化」「将来の夢」「生きる意味」という3つの価値観を見てみましょう。 人生のゲーム化とは? 学校の成績でランク付けをする意味は何だと思いますか? 学校での成績のランク付けは、ゲーム化をしているのです。受験勉強も、就職も、仕事も、稼ぐということも全部ゲームと似たような設定になっています。 ゲーム化されることによって、「何をがんばればクリアできるか」「がんばったらどうゆう結果が得られるか」「ボーナスが得られるか」とわかりやすくしているだけなのです。 つまり、社会というものを、ゲーム化して進みやすくしているだけなのです。そして、ゲームには当然、成績やランク付けがあるのです。学校でがんばった子は、その分、社会に出たときに少しポイントが高くなります。前(学校)のゲームのポイントが繰り越された感じです。 ここで問題なのは、大人が「人生はゲームではない」と考えていることです。「人生はゲームではないからリセットはできない」といいすぎているのです。 大人たちは、子どもたちに良かれと思って、「サボったり怠けたり、今がんばらないと大人になって苦労する」と、マイナスがくることをいいすぎています。けれども、大人になっても、良いことや面白いことはあり、大人になれば解決することもあるのです。 人生はゲームであり、リセットはききます。リセットはきかないと思うから、低い成績を取った子は自己肯定感が下がってしまうのです。ここでは「勉強というゲーム」で成績が低かっただけで、リセットして別のゲームが始まるとわかっていれば、その子の自己肯定感は下がらないのです。 日本の社会は、ゲームオーバーになっても人生が終わらないようにつくってあります。どんなに失敗してもやり直せるようになっているのです。人生も、受験も、就職も全部ゲームです。「ゲーム化」という価値観で人生を見ることも大切なのではないでしょうか。 将来をどう決めればいいか? 人はどうして「将来の夢」を決めれなくなっていくのでしょうか? もともと大人が子どもに余計なことを言わなければ、将来の夢に悩むことはなかったはずです。それは、小さいころに「夢がない」という子どもはいなかったからです。 「ちゃんと将来の夢を持て」「ちゃんと目指すものがないとダメだ」など、いつからか大人が勝手なことを言うようになってから、「夢を持っていなければいけない」ような気がしてしまったのです。 小さいころに持った夢を未来逆算して叶える人などいません。人生はなりゆきであり、将来どうなっているかは、わからないものです。 将来の夢を考えるよりも、今この時に何を思っているかの方が重要です。今しか感じれないことがたくさんあります。今思っていることを、ちゃんと書き出したり、話したりする方が大切なのです。 自分が本当に「楽しいこと・やりたいこと・好きなこと」である第一希望の人生を進んでいくことが大事です。ずっと第一希望の選択をしていけば、おのずと着地する場所が、あなたの夢になるのです。 生きる意味とは?「生きる意味」とは何でしょうか? 人間に全体に共通することは、「正しい生きる意味」はないということです。 「こういう意味を持たなければならない」や「与えられる意味」はないということです。なので、「生きる意味」とは自分で好きなように見出せればいいのです。 自分の中のシンプルな「私はこうかも」というものを、ちゃんと持つことができれば、生きる意味は自由につくれます。けれども、なぜ人はそれができなくなったのでしょうか。 生きる意味を自由につくることは、難しいことではありません。しかし、人は小学生に入ったくらいから、「自分が何をしたいか」よりも「みんなにとって何がいいのか」の考え方に変わってしまいます。 「クラスのため」「学校のため」「地域のため」など、「みんながどうしてほしいかを考えなさい」と教わりすぎて、自分の外側に答えを求めてしまうのです。だからこそ、人は悩んでしまうのです。 簡単にいうと、いい意味でも悪い意味でも、人はお利口になりすぎました。 現代はSNSのフォロワー数など「他者から評価されている自分」を強く意識してしまいます。その中で他人と比較をし、自分を高めようとすると、過剰な演出になってしまうかもしれません。自分の外側に意味を求めていると、人は疲弊してしまうでしょう。 「高まる」というのは、「高い・低い」という比較になるので、いい意味を持たなければいけないと思ってしまいます。けれども、「自分が高まる」とは、「自分が気持ちいい」「自分にとって最高」などの自由な解釈です。ようするに、自分の存在に対して、自分自身が好きになれる、納得する解釈をすればいいだけなのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「価値観」を、「人生のゲーム化」「将来の夢」「生きる意味」の3つの視点から見てきました。 「価値観の前提」は、やはり私たちの子どものころにあるようです。そして、この社会や環境が、価値観を構築させていったのでしょう。 さて明日も「価値観」について見ていきたいと思います。つづく! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・ABEMA 変わる報道番組#アベプラ【公式】ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/10/01
コメント(0)
さて今回は「多様性」について最後のまとめです。「多様性と幸せをつなげる方法」について考えていきたいと思います。 多様性と幸せはつながるのでしょうか。まず「多様性」と「幸せ」について詳しく見ていき、最後に「多様性と幸せをつなげる5つのステップ」を見ていきましょう。 ダイバーシティ・多様性を詳しく見てみよう! まず、「ダイバーシティ」という言葉を見ていきたいと思います。 「ダイバーシティ」多様性のことで、性別、人種、年齢、学歴、思想などに関係なく、多様な人材を活用するという、マネジメントにおける考え方。もとは1990年代のアメリカで、マイノリティや女性を差別せず、積極的に採用するという働きから始まった。(『大人の語彙力が面白いほど身につく本 』p.224) それでは、この多様性・ダイバーシティのポジティブな面とネガティブな面を見てみましょう。 「多様性のポジティブな面」・多様性があるからこそ、相手を理解する成長がある(楽だと無知になる)・多種多様性があるから何が起こっても対応できる人に成長できる・アイデンティティが増える(知恵がつく)・歴史を見ても、多様性を受け入れた国家は非常に強い・多様性とは、引き出しの多さであり、世の中をうまく回す知恵 「多様性のネガティブな面」・格差、差別、いじめが起こる 多様性を手に入れることで、さまざまな価値観が身につき、それが、個人としても国家としても強さを生むのだと思います。「受け入れる」ということは、その人の「アイデンティティの拡大」につながるのです。 多様性のネガティブな面では、格差、差別、いじめが起こることは、人間が集まるところ、かならず起きるものなのでしょう。こういったものは、テクノロジーが解決してくことなのかな、と思いますが、みなさん、どう思いますか? 幸せについて考えてみよう! さて、お次は「幸せ」についてです。あなたの幸せは何でしょうか? 「シュークリームを食べること」「温泉につかること」「仕事で成果が出ること」、など人それぞれの幸せがあると思います。それでは、哲学者の偉人たちは、幸せについて何と言っているのでしょうか。 「アリストテレスの人間にとっての幸福」「本来その存在者に課せられた機能(優秀性(アレテー))を十全に果たすときで、幸福とは魂がその優秀性に即して活動すること」 「ショーペンハウアーの人間にとっての幸福」「人間の能力は使用されることを求めてやまず、人間は使用の成果を何らかのかたちで見たがるものである」 つまり、偉人たちの幸福感をまとめると、「人間が最大限の能力を発揮して、その報酬・成果をもらって、活動しているとき」です。この時の「報酬・成果」は、現代では、「お金」かもしれないし、「いいね!」かもしれません。 人が生きていることを実感し、自己肯定感を感じられるのは「チャレンジとスキルのバランスがとれている時」です。この「チャレンジとスキルのバランスがとれている」とは、「『できないかもしれないこと』と『絶対にできること』のあいだにある仕事」です。 チャレンジとスキルのバランスがとれているとき、人は作業に没頭します。その状態のことを「フロー状態(最適経験)」と呼びます。フロー状態は、能力を限界まで使い、時間の流れを忘れて、他のことに関心がむかわず、静かな高揚感と幸福を味わいます。 フロー状態のとき、人は他人の存在を忘れます。そして、自分の存在さえも忘れます。これは、エクスタシーの状態にあるのです。 偉人たちの言葉を参考にすると、このフロー状態が人間の幸せだと考えられます。それでは、この幸せと多様性をつなげる方法を考えてみましょう。 多様性と幸せをつなげる5つのステップ 多様性と幸せをつなげることとは、「人それぞれの幸福が成り立っている状態のこと」です。自分が幸せでなければ、相手の幸せも望めないでしょう。一人ひとりが、幸福感を感じていれば、自然にそれは伝播していくのだと思います。 それでは、「多様性と幸せをつなげる5つのステップ」を見てみましょう。 ①知識を増やす②自分のこと・相手のことを理解する③自分はどうなりたいかを見る④報酬・成果(キャッシュポイント)を探る⑤行動する 多様性と幸せをつなげるためには、まず「①知識を増やす」ことで、「②自分のこと・相手のことを理解する」ことです。それは、この世界を理解することにつながり、「③自分はどうなりたいかを見る」ことができるようになります。 先ほどのショーペンハウアーの言葉をお借りすると、「人間は使用の成果を何らかのかたちで見たがるものである」ということです。そのため、「④報酬・成果(キャッシュポイント)を探る」ことが必要でしょう。 最後は、「⑤行動する」しかありません。やってみないとわからないし、もっと言うとやり続けてみないとわからないものなのです。 日本の社会は、依然として江戸時代の身分制から続いているような、「所属」や「経歴」などの「状態」で、人を比較しています。「私は○○である」というところを見て、「私は○○をしている」というパフォーマンスや行動では見ていないのです。 この「状態」で判断される社会だからこそ、「思考停止」の人を生んでいるのでしょう。それは、知識や、相手を理解する機会を得ることを減らしており、多様な価値観に向かう障害となっているのだと思います。 幸せのためには少しでも行動する必要があります。「環境はコストではなく、成長機会」です。そして、その基礎にあるのは教育なのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「多様性と幸せをつなげる方法」についてまとめてきました。 3回にわたり、「多様性」についてまとめてきました。私の中でも、多様性の考え方がまとまってきたように感じます。 東京オリンピックのレガシーは、ダイバーシティのインフラの提示でした。それは本来2020年におこなわれるはずでしたが、コロナ禍の影響により一年延期となって、今年の2021年におこなわれました。 オリンピックの前に起きたコロナ禍によって、ダイバーシティや多様性の問題を浮き彫りにさせたようにも感じます。いろんな側面で、いい変化が起こることを期待したいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます!【参考】・アフターコロナのお金と経済・私の中のダイバーシティ(2020年1月4日記事)・その悩み、哲学者がすでに答えを出しています [ 小林昌平 ]その悩み、哲学者がすでに答えを出しています [ 小林昌平 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/09/11
コメント(0)
今回も「多様性」について考えていきます。2回目の今回は、「オリンピック・レガシー」「アウティング」「キャンセル・カルチャー」についてまとめていきたいと思います。さっそく、いってみましょう! オリンピック2020のレガシーとは? オリンピック2020のレガシーとは、何だったのでしょう? 私は、よくわからないままでした。そもそも「レガシー」とは何でしょうか? 「オリンピック・レガシー」=オリンピック開催後に残る有形無形のもの。オリンピックのような大規模な競技大会は開催地に長期的な影響をもたらす。特に2000年代以降、重視されるようになった概念である。(Wikipedia参照) 「レガシー(legacy)」は、「遺産、受けつがれるもの」と訳されます。つまり、オリンピック後に、受けつがれていくものです。 では、今回のオリンピック・レガシーは、何だったのでしょうか? まず前回の1964年のときの東京オリンピックのレガシーは、「国内のハードなインフラ」でした。 この大会の開幕式の9日前に新幹線ができたこと。国立競技場と渋谷の体育館を結ぶ青山通りができたこと。このような日本国内でのインフラ設備が整ったことが、前回のオリンピック・レガシーでした。 そして、今回の東京オリンピック2020のレガシーとは、「グローバルでソフトなインフラの提供」です。 例えば、女性の参加率が49%になった(前回1964年時は10%代だった)ジェンダーイコーリティー(男女平等、ジェンダー平等)の意識です。他にも、スケートボード、サーフィンなどの若い人たちの競技を入れ、年齢のダイバーシティを意識しています。(なので13歳の金メダリストが誕生しています) このように、東京オリンピック2020のレガシーは、ダイバーシティや、ジェンダーイコーリティーを意識している「グローバルでソフトなインフラの提供」でした。そう思うと、最近、ダイバーシティや多様性について、多く書かれている記事がある理由がわかります。 「アウティング」と「キャンセル・カルチャー」 ここからは、最近知った多様性に関係する言葉を2つ紹介します。それは「アウティング」と「キャンセル・カルチャー」です。 「アウティング」とは、主に性的少数者(LGBT)の性的志向や性自認を、本人の了解なく誰かに暴露することです。暴露された人が精神的に追いつめられたり、職場を退職に追い込まれたりといった問題が起きています。 アウティングは、多様な性のあり方を尊重し人権を守るため、職場でのアウティングをパワハラとして禁止する条例を制定している自治体もあるそうです。 「キャンセル・カルチャー」は、オリンピック開会前のゴタゴタ騒動があったときに、知った言葉です。この言葉は、ちゃんとした定義がないそうですが、「発言や行為に差別的なものがあると、その人の仕事がすべてキャンセルされること」だそうです。 この「キャンセル・カルチャー」は、行き過ぎた部分があると警鐘を鳴らす人が多くいます。専門家ではなくても、「過剰批判ではないか?」と思った人が、存在したのではないでしょうか。 このように、「多様性」や「ダイバーシティ」を意識していると、案外、それらに関係する言葉があるのだな、と思いました。このオリンピック後に、しっかりと「多様性・ダイバーシティ」が構築されるといいですね。 「多様性」を拡げていくためには? これまでの創生陸玖の学びは、「心理学」「脳科学」「社会性」などをまとめてきました。そこでわかったことは、様々な知識をつけたとしても、「人間は人それぞれだよね」ということです。 ツッコミを入れたくなるような答えですが、それだけ人間には、様々な要素があるということです。 人それぞれ、育ってきた環境・年代は違い、人それぞれ、価値観は違うのです。なので、「仕事をなくす」「辞任させる」といった対処療法的なやり方では、その場しのぎの解決策にしかならず、多様性を拡げることにはつながらないのではないでしょうか。 そして、そこに人間としての成熟はあるのかと疑問に思います。それは、社会を成熟させていくことが、「多様性・ダイバーシティ」を拡げていくことだと思うからです。 多様性を拡げていくためには、一人ひとり、多様な価値観の人が増えることが必要です。次回は、多様な価値観の人を増やすためにはどうしたらいいか、をまとめていきたいと思います。 いかがだったでしょうか? 今回は多様性について、「オリンピック・レガシー」「アウティング」「キャンセル・カルチャー」の3つをまとめてきました。 調べていくと、世界的にも「多様性」を求める社会に向かっているのだとわかります。ちょうど、今回のオリンピックが出発点になるように設定されたのではないでしょうか。 さて明日は、「多様性」について最後のまとめです。「多様性と幸せをつなげる方法」について考えていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考】・アフターコロナのお金と経済ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/09/10
コメント(0)
今年になってからか、私の地域で配られている、広報の冊子に「LGBT」や「ダイバーシティ」など、多様性に関しての記事が、多く目につきます。それだけ、「多様性」について関心を持ち、考えてほしいというメッセージなのかもしれません。 あなたは「多様性」について考えたことはありますか? なかなか意識しないと考えないことではないでしょうか。ということで、今回から「多様性」について考えていきたいと思います。 1回目の今回は、「日本人の多様性」について見ていきます。では、いってみましょう! 日本人の多様性はなくなったのか? 私は、大学のときに地元から少し離れた学校へ通っていました。大学では、様々な地方の人が集まっており、いろんな方言を聞いて、軽くカルチャーショックを起こしたことを覚えています。 子どもから大人になるにつれて、小中学校から高校へ、そして大学、社会人へと進んでいくことで、その人の中に多様性というものが拡がっていきます。それは、人や違う文化に触れることで生まれるものでしょう。 現代の日本と、一昔前の日本では、その拡がり方に違いがあるといいます。その人がつき合っている人々全体をコミュニティと呼ぶとしたら、昔の日本人のコミュニティには、自然にダイバーシティが存在していたといいます。(※一昔前の日本=映画「オールウェイズ三丁目の夕日」の年代) 例えば、一昔前の日本では、家の中におじいちゃん、おばあちゃんがいて、違う世代の人がいること。近所の商店街に行けば、いろんな職業の人がいて、いろんな年代に人々がいること。このように、人が成長する中で、受け身の状態であっても、ダイバーシティが存在していたのです。 それでは、現代の日本では、どうでしょうか。子どもが行くところは、学校や部活動です。そして、SNSでつながっていたとしても、気の合う仲間同士になります。それから大人になっていくと、統計上では、結婚も同じような所得、同じような学歴を持った人が結婚する傾向があると言われています。 つまり、現代の日本では同質の人たちが集まっているのです。インターネットやSNSにより、自分と同じ人たちで集まりやすくなりました。それは、「上がる人は上がり」、「不満や怒っている人は、ずっとその状態が続く」という、見えない壁ができあがっているのです。 日本人は社会が進んだことにより、自然なダイバーシティを受けられなくなりました。受け身の状態では、分断を生み、ダイバーシティが欠如してしまうのです。それは、日々のルーティーン化による、個人一人ひとりの鎖国状態にあるからではないでしょうか。 多様性を拡げていくためには? それでは、現代の中で生きる私たちは、どうすれば多様性を拡げていけるのでしょうか? それは、「意識して行動する」ことです。現代の中では、相当意識をして、多様な交わりをつくるしかありません。 一昔前の日本では、自然にダイバーシティに浸かることができました。けれども、今は若干の努力をしなければいけません。昔は、受け身であってもいろんな人がいましたが、今では自分からアクションをおこなわないと、垣根を超えられないのです。 日々のルーティーンである、会社や学校などの流れに身を任せるのではなく、意識を持つことで、世界の広さを知るきっかけにつながります。 それでは、昔は自然にダイバーシティがありましたが、今はダイバーシティが存在しなくなったのでしょうか? そんなことはなく、むしろ機会(オポチュニティ)はたくさんあると言われています。「コワーキングスペース」「地域のコミュニティ」、SNSでは「クラブハウス」など、活用できるものはたくさんあります。 昔は、受け身であってもそれなりにダイバーシティがありました。けれども、それ以外のダイバーシティへのアプローチが少なかったと言います。そう見ると、現代のほうが自分からアクションを起こせば、チャンスはたくさんあり、グローバルにアプローチができるのです。つまり、チャンスを生かせば恵まれている時代なのです。 多様性やダイバーシティは、人とのつながりです。人とのつながりは、幸福感を生むものです。 しかし、人間の脳は「生き抜くこと」「子孫を残すこと」の仕様となっており、「幸せになる」というセッティングはされていません。多様性や人とのつながり、つまり幸せになることは、人間にとって少し努力をしないといけないセッティングになっているのでしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は、多様性について「日本人の多様性」をまとめてきました。 日々のルーティーンの中では、本当に意識しないと、「多様性」「人とのつながり」「自分の幸せ」などは、考えないのではないでしょうか。それは、けしてその人が悪いわけではなく、人間の本能による行動なのだと思います。 さて明日も「多様性」についてまとめていきたいと思います。明日は、「今回のオリンピックと多様性」についてまとめます。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・アフターコロナのお金と経済ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/09/09
コメント(0)
今回は、「人間の特性」の総まとめをしたいと思います。全部で5回の連載になりました。どうだったでしょうか? 結論としては、タイトルにもあるように「人間は狩猟採集民の頃とあまり変わっていない」ということです。「人間は、昔からこうだった」「人間は生き延びるために、こうしてきた」など、なぜ人間がそのような行動や考え方をするのかは、古代人の環境や進化の過程を見ていくと理解ができるのではないでしょうか。 それでは、最後に「これまでのまとめ編」をお送りしていきます。では、いってみましょう! これまでをまとめると 全部で5回の連載になりましたが、ポイントを箇条書きで5つにまとめてみました。 ・「人間の体には運動がいい」・「人間は注意散漫になるようにセッティングされている」・「人間は快楽物質を期待して行動する(快楽物質の仕組み)」・「人間には速い思考と遅い思考がある」・「人間は個体の脆弱性から社会を構築した」 ↓補足部分 「速い思考」=自動的で努力のいらない思考。ざっとした見た目に反応する。直感、感情、認知バイアスの源泉。「遅い思考」=複雑なことを考えたり論理的なことを考えるときに使う思考。努力が必要な思考で、たくさん使うと脳が疲れる。 「社会性から生まれた人間の習性と心理」①ゴシップ②ヒエラルキー③互恵的利他性④一貫性⑤ネガティブバイアス このように、人間は何万年と過ごしてきた環境(地球)の中で、備わってきたものがあります。今回までの連載でまとめたもの以外にも、人間にはもっとたくさんの習性や特性があるのです。 「人間の社会」とは?「社会」とは何でしょうか。ちょっと辞書で引いてみます。 『人間が集まって共同生活を営む際に、人々の関係の総体が一つの輪郭をもって現れる場合の、その集団。諸集団の総和から成る包括的複合体をもいう。自然的に発生したものと、利害・目的などに基づいて人為的に作られたものとがある。家族・村落・ギルド・教会・会社・政党・階級・国家などが主要な形態。』 人間を定義する言葉を、最近読んだ本の『達人のサイエンス』の中にあったので、つけ加えたいと思います。 『人間とは学習する動物である』 学習の大部分は、社会関係の中で双方向的なやり取りを通じて行なわれています。人間は、社会関係の中で、声を出し、身振り手振りを交えて学んでいます。そして、この学習のやり方は、人類が長い進化の過程で経験してきたやり方で、これをデフォルトにしているのです。 人間は言葉を交わし、仲間に指示し、意思を伝えることで社会をつくってきました。人から伝えられた情報は、それだけで優先順位が高まります。人間にとって、「社会に何を与えるのか」ということは、古代の頃から大切なことだったのでしょう。 「人間」とは何か?『人間は自分の存在意義(世界そのもの)を知ることはできない』 近代哲学の祖と言われるカント(ドイツの哲学者)が、「人間とは何か?」について長年考え続けた結論が、この言葉でした。 まず先に「自分が生きている現実」があるのです。そして、その後に「生きる意味」「生きる理由」「生きる目的」があるのです。これらは、後づけで、もともと持っていたり、存在するわけではないのです。 この連載でも、何度か書いてきましたが、人間は最近の時代になって、便利で安全で豊かな暮らしになったのです。けれども、現代の人々は、うつ病や自分で命を絶ったりと、悩む人間が増えました。それは、どうしてでしょうか? 何万年と人間が進化してきた中で、人間の遺伝子は、「長生きする」「子孫を残す」などの方向に特化してきました。狩猟採集民の頃は、周りに危険がたくさんあったため、こういった仕様になっているのです。 つまり、もともと人間は、幸福を感じるように進化はしてこなかったのです。人間の脳は、幸福を感じるように、自動で設定されていないのです。 心配事のほとんどは、取り越し苦労だと言われています。豊かになった暮らしの中では、古代から引き継いでいる「人間の特性」とのいいお付き合いが必要なのです。 これからの現代の暮らしでは、さらにテクノロジーが発展していい暮らしになっていくでしょう。そのために、「生きる意味」「生きる理由」「生きる目的」、そして「幸福」について考えていくことが、人間ひとりひとりに必要になってくるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「人間の特性」の「これまでのまとめ編」をお届けしてきました。 以上が、「人間の特性」をまとめてきたものでした。最後までのおつき合いありがとうございました。 結論は、「これまで培ってきた人間の特性とのいいおつき合い」と「これから必要になるであろう、生きる意味・幸福について考えていく」の2つです。 どんどん発展していくテクノロジーの中で、「お金=幸福」という考え方もなくなっていくそうです。すると、どんな未来が構築されていくのでしょうか。あなたはどう思いますか? 「考えること」は、いつの時代、そしていくつの年代でも大切なことなのだと思います。少しでもよりよい人生を考えていきましょうね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・【6分で解説】無=最高の状態 | 著者・鈴木祐さんが直接紹介!「全てのストレスや苦しみから解放される方法」・独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]・達人のサイエンス 真の自己成長のために [ レナード,G.(ジョージ) ]・精神科医が教える ストレスフリー超大全 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト [ 樺沢 紫苑 ]独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]楽天で購入達人のサイエンス 真の自己成長のために [ レナード,G.(ジョージ) ]楽天で購入精神科医が教える ストレスフリー超大全 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト [ 樺沢 紫苑 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/09/02
コメント(0)
さて今回は、「人間の特性」の「社会性・コミュニティ編」です。なぜ人間はコミュニティを持ったのか、そして、そこからどんな社会性と社会的心理が生まれたのかを見ていきましょう。 なぜ人間はコミュニティを持ったのか? なぜ人間は、人類の進化の中で、コミュニティを持ったのでしょうか? それは、人間が個体では生き抜くことができない脆弱な生き物だったからです。狩猟採集の時代は、天災や猛獣の危険性があったり、狩猟採集民の部族同士の中でも争いがあったりと、一人で生きるにはあまりにも過酷な環境だったのです。 そこで人間は、どうすれば敵から自分の身を守れるかを考えました。その時に生まれたのが「コミュニティ」の概念です。 何万年の人類の歴史の中で、人間は個体の脆弱性から社会を構築してきました。そして、環境を変えることによって生き延びてきたのです。 人間は、敵から身を守り、生き延びるためにコミュニティの結束や、信頼関係の絆を強めなければなりませんでした。そこから生まれたのが、社会性や人間性です。 社会性や人間性は、個体では生き抜くことができない人間だからこそ、身につけなければならなかったものです。なので、コミュニティから生まれる社会性や人間性は、もともと大して意味があるものではないのです。 社会性から生まれた人間の習性とは? 人間が、「環境と状況の産物」と呼ばれるのは、人類の歴史から生まれた「コミュニティの概念」が人間にセッティングされいるからです。人間の理性は、社会性として形づくられます。 ここで、社会性から生まれた人間の2つの習性を見てみましょう。 ①ゴシップ②ヒエラルキー コミュニティは、結束力や信頼関係を強くしていくために、「①ゴシップ」を身につけていきました。それは、敵や危険から身を守るための「内集団」をつくる必要があったからです。人間のゴシップで盛り上がることは、細胞レベルに刻まれた習性なのです。 また、快楽は他人との比較(物差し)によって高まるため、「序列の可視化」が生まれました。これが「②ヒエラルキー」です。人間は他者との比較の中で自分が幸福か不幸か、優れているか劣っているか、を判断する相対的な生き物であり、これがヒエラルキーの要素です。 人間は、集団の中で他人より優位にある場合は大きな精神的満足を得やすくなります。反対に、不利な立場にある場合は不幸を感じやすくなります。この「他人より比較優位にありたい」という欲望が、人間が継続的な努力をする原動力となり、これを集団の全員が思うことで全体が発展してきたのです。 他にも人間は、人とのコミュニケーションや会話を取っている方が幸せだと感じます。赤の他人でも、コミュニケーションを取っている方が人間は幸せを感じるのです。 このように、「ゴシップとヒエラルキー」は、社会性から生まれた人間の習性です。これは、人間が社会的動物だからこそ、身についた習性だと言えるでしょう。反対に、この習性が身についたからこそ、社会的動物となったのかもしれません。 社会性から身についた人間の心理とは? ここでは、人間が社会性から身につけた社会心理を見てみましょう。その社会心理とは以下の3つです。 ①互恵的利他性②一貫性③ネガティブバイアス 「①互恵的利他性」とは、人間は何かしてもらったら、お返しをしたくなる性質です。人間が互恵的利他性を持った理由は、コミュニティの中で、ちゃんとお返しする個体の方が生き残りやすかったからです。 「②一貫性」とは、人間は、行動、発言、態度を一貫させようとする心理があります。人間が一貫性を備えた理由は2つあります。 ①一貫性のある人の方が信頼されるから②意思決定を簡単にできるから 狩猟採集時代では、自分が所属するコミュニティに見捨てられないように生きることが、人間にとって重要なことです。なので、人間は、他の人間に信用される本能がたくさん備わっています。 そして、人間の根底には、怖れや不安があります。それは、「③ネガティブバイアス」として人間に刻まれています。 個体で生き残れなかった人類にとって、「チャレンジャーは生き残れない」というものが本能にあります。これが現代では、「望んだ生き方はできない」というものにつながっています。 以上の3つが、人間が社会性から身につけた社会心理です。どの心理も、個人としては脆弱な生き物である、人間だからこそ生まれた心理だと言えるでしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は、「人間の特性」の「社会性・コミュニティ編」をお送りしてきました。 人間は、「一人では生きていけない」と思うのは、古代から受け継がれてきている人間に刻まれたものなのですね。一人でやることには、限界があるのでしょう。 社会性や社会的心理が、なぜ生まれたのかを理解していくと、なぜ人間がそのような行動を取るのかがよくわかるのではないでしょうか。そして、その根本には「コミュニティの概念」と「人間の脆弱性」があったのです。 さて明日は、「人間の特性・まとめ編」をお届けしたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考】・アバタロー・この世界の社会心理とは? その①(2021年7月7日記事)・この世界の社会心理とは? その②(2021年7月8日記事)・「人生の目的」は人生をよりよくするのか?(2021年7月16日記事)・ドーパミンと人間の社会をつなげてみる(2021年7月22日記事)・独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/09/01
コメント(0)
今回もひき続き、「人間の特性・脳編」をお送りしていきます。今回は、人間の特性の「速い思考・遅い思考」を見ていきたいと思います。では、いってみましょう! 「速い思考・遅い思考」とは? 最初に、これまでの「人間の特性」を振り返ってみます。 ・「人間の体には運動がいい」・「人間は注意散漫になるようにセッティングされている」・「快楽物質を期待して行動する(快楽物質の仕組み)」 以上の3つが、これまでまとめてきた「人間の特性」です。そして今回は、人間の脳の「速い思考・遅い思考」です。 「速い思考・遅い思考」とは、人間の脳には、「速く考える脳」と「遅く考える脳」があることです。 「速い思考・速く考える脳」の特徴 ここでは、「速い思考・速く考える脳」の特徴を見ていきましょう。 「速い思考」は、自動的で、努力のいらない思考です。たとえば、人の顔から感情を察するなど、「簡単な思考・直感的な思考」です。速い思考は、人間の気分を受け持っています。速い思考は、計算があまり得意ではなく、ざっとした見た目に反応するのです。 人間の直感や感情(衝動)を生み出す「速い思考」は、基本的に「今ここ」に対応するように、進化の過程でつくられてきました。爬虫類のような変温動物と同様に、現在の環境に左右されるようにできているのです。これは、人間の意志が保てないことにつながります。 「直感的な思考」である速い思考は、優秀であり、察知したり、敏感に気づくことができます。この「直感」が、優れているのは、過去のたくさんの経験によってつくられているからです。過去の失敗・成功の体験が直感を育てています。ですから、直感は正しいことが多いです。 ライオンなどの他の動物は、常に「速い思考」です。獲物を目の前にして、ゆっくり考えていたら、獲物を獲ることはできないでしょう。「遅い思考・遅く考える脳」を持っているのは、人間だけです。 「遅い思考・遅く考える脳」の特徴 それでは、「遅い思考・遅く考える脳」の特徴を見ていきましょう。 「遅い思考」とは、複雑なことを考えたり、論理的なことを考えるときに使う思考です。難しい計算や難しい文章を理解するときなどに使われます。 遅い思考は、努力が必要で、たくさん使うと、脳が疲れて、思考の精度がダウンしてしまいます。なので、人間は遅い思考を温存し、なるべく速い思考を使うようにしています。 これによって、人間はあらゆる物事に対して、できるだけ直感的に、簡単な思考で対応することを好むのです。ですから、相手に何かを決断してほしい場合は、やらなかったら何が悪いことがあるのか、やったら何が良いことが起きるのかを、明確にわかりやすく理解させる必要があるのです。 「速い思考」と「遅い思考」の切り替え ここまで、「速い思考・速く考える脳」と「遅い思考・遅く考える脳」の特徴を見てきました。現代の人間は、この2つの思考を切り替えることが重要だと言われています。 なぜ重要かというと、この社会には「速い思考」をあざむく仕掛けに満ちあふれているからです。 人間が持つ、その感情や直感を司る「速い思考」は、頻度や確率を扱うことが得意ではありません。そのときに、論理や難しいことを扱える「遅い思考」の出番です。けれども、この「遅い思考」を働かせるためには、努力なしで自動的に働く「速い思考」を制御する必要があります。 仕掛ける側は、感情と直感だけでは維持できない巨大な社会を形づくっています。そして、「速い思考」である、感情・直感のもろくて弱い性質を熟知しているのです。 なので、「速い思考」だけで判断するのではなく、「遅い思考」に切り替えて判断することが、現代の人間には必要なのです。そのために「速い思考」と「遅い思考」の切り替えが重要となります。 「知識」を活用しよう!「速い思考」は、認知バイアスの源泉です。直感や感情は、知識によっては変わりません。そして、大抵の場合、速い思考は遅い思考よりも強力です。 ここでは、「速い思考・遅い思考」を「象と象使い」の比喩で見てみましょう。 『人間は、象(欲求・感情)の背中に乗った象使い(意志・理性)である。私は手綱を握り、あっちへ引っ張ったり、こっちへ引っ張ったりして、象に回れ、止まれ、進めなどと命令することができる。象に指令することはできるが、それは象が自分自身の欲望を持たない時だけだ。象が本当に何かしたいと思ったら、私はもはや彼にかなわない。』 では、どうしたら象(欲求・感情)を上手にコントロールできるのでしょうか? それは、「環境をよくしていくこと」です。 遅い思考が持つ認知機能は、拡張することができます。それは、速い思考の意志や持続力などの非認知機能をも改善することができるのです。知識を持つだけではなく、それを使いこなしてこそ、人間は環境をよくしてきたのです。 そして、その思考を学習によって「装備」できることが人間の誇るべき特性です。 いかがだったでしょうか? 今回は、人間の特性の「速い思考・遅い思考」をまとめてきました。 この世界は、人間の感情や直感を、上手に揺さぶりながら、資本主義として発展してきたのです。それは、突き詰めれば、この地球が弱肉強食の食物連鎖で成り立っているからだと考えられるでしょう。 その上で生きている人間にとっては、やはり遅い思考と呼ばれるものを鍛えることが必要不可欠なのだと思います。人間は、そうやって生成発展しているのです。 さて明日からは、人間がつくってきた「社会性・コミュニティ」を見ていきましょう。人間の特性によって、社会性が生まれました。そこを詳しく見てみましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・脳科学について学んでみよう その③(2021年7月1日記事)・独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/31
コメント(0)
今回も「人間の特性・脳編」をお送りしていきます。今回は「脳の報酬系」を見ていきましょう。 これまでの人間の特性 はじめに、前回までの「人間の特性」をまとめます。人類は、猿人と呼ばれる頃から、狩猟採集民を何万年以上と続けてきました。このとき、人間は、生きるか死ぬかのサバイバル生活を送ってきています。 この「生きるか死ぬかの長いサバイバル生活」の中で、人間は生き残るために様々な「能力・習性」を身につけてきました。これが、今回を通してテーマとないっている「人間の特性」です。本能とも呼ばれるでしょう。 前回までにまとめた人間の特性は、「人間の体には運動がいい」と「人間は注意散漫になるようにセッティングされている」という2つでした。この「人間の特性」を理解していれば、「人間は昔からこうだった」ということがわかり、現代の「なぜこうなるのか?」のヒントにつながるはずです。 さて今回の人間が身につけてきた「能力・習性」は、「予測できない見返りを喜ぶ習性」です。 人間の「予測できない見返りを喜ぶ習性」とは? この人間が持つ「予測できない見返りを喜ぶ習性」とは、どんなものでしょうか? これは、人間や動物は欲望が満たされたときに、脳内でドーパミンなどが分泌され、快楽を感じていることです。「ドーパミン」は、人のやる気、意欲、モチベーションに関わっている脳内物質です。脳でドーパミンが分泌されるとき、人間は快楽を感じています。 快楽を感じているとき、脳内では、「報酬系」または「報酬回路」といわれる神経系が活性化されています。この報酬系は、褒められたり、愛されたりなどの社会的な欲求が満たされたたときに活性化されます。また、食欲・睡眠欲・性欲などの生理的欲求が満たされた場合も快楽物質が分泌されます。 この「快楽物質の仕組み」を詳しく見ていきましょう。快楽物質は、脳内で分泌されるタイミングが2つあります。それは「報酬獲得」と「報酬予測」です。 ①「報酬獲得」=報酬を獲得するタイミングで快楽を感じること。②「報酬予測」=報酬を予測するタイミングでワクワクすること。 「①報酬獲得」は、おいしい食べ物を手に入れたとき、目標を達成するとき、お金を稼ぐときなどに感じます。 「②報酬予測」は、快楽を得ることができた場合、その快楽をもう一度得たいと思うことです。報酬予測は、長期的な報酬が期待できる場合、短期的な報酬を我慢して努力したり学習したりすることができます。これが人間の行動のモチベーションになるのです。 このように「予測できない見返りを喜ぶ習性」とは、人間の欲求が満たされたとき、または、その欲求をまた得たいと思うときに、快楽を感じる習性です。 なぜ「快楽を感じる習性」ができたのか? それではなぜ、この「予測できない見返りを喜ぶ習性」を人間は身につけたのでしょうか? 狩猟採集民のころの人間の生活は、生きるか死ぬかのサバイバル生活です。何日も獲物が獲れなかったときもあるでしょう。 けれども、獲物が獲れなかったとしても、絶望して落胆していたら生き抜けません。なので、人間は希望を捨てずに、「期待」をしました。 ここから、人間は予想外の見返りを期待し、そしてその見返りを獲得するたびに大きく喜んだのです。この「期待」と「喜び」が、人類を何万年と生き抜かせる要因の一つとなり、現在の人類のDNAに刻まれているのです。 「飲まなきゃ、やってられねーぜっ!」 (゜_゜)!?(どうしたの!?) っのように(ちょっと違うかも)、期待をしてモチベーションを高め、そしてそれを獲得したときは大きく喜び、次のモチベーションへとつなげていったのです。人間は、そうやって長い間、この厳しい地球環境を生き抜いてきました。(くれぐれもお酒の飲み過ぎには注意しましょう) 人間の快楽物質がこの社会をつくった?! ここでは「快楽物質の仕組み」を、もう少し詳しく見てみましょう。 快楽物質であるドーパミンが生まれる基本的な原則は、「期待値・予測値の差分」です。 「獲物が獲れない……」 → 「獲物が獲れた!!」 っと、この差が大きいほどドーパミンがたくさん分泌されます。現代で例えると、「評判の悪いお店に行ったら、とてもおいしかった」、このようなときにドーパミンが分泌されます。 そのため、あまりにも期待値が高すぎると、結果がどうであれドーパミンは出にくくなります。「達成できて当然」は、ドーパミンが出にくくなるのです。反対に、達成できるかわからないものを達成すると、ドーパミンがたくさん分泌されます。 また、ドーパミンによる喜びは、同じ量では満足できなくなるという性質があります。人間は、ドーパミンの分泌にすぐに慣れてしまい、「もっとほしい」となってしまうのです。 これは、前回のブログで説明した「人間は注意散漫になるようにセッティングされている」ことも影響しています。慣れた刺激ではなく、新しい刺激に注意が向くのは、他の動物に襲われないように対応するためでもあるのです。 現代のテレビゲームなどは、目標設定とフィードバックが巧妙にうまく設定されています。そのため、ドーパミンを簡単に出せてしまい、「もっとほしい」となり、依存してしまう原因になるのです。 この社会では「報酬」である、生物的な欲求と社会的な欲求を満たすものが、混ざりあって社会システムができています。また、脳の「退屈しやすい・飽きやすい」性質を利用して、予測が難しいリスクのある「不確実な環境」を構築しているのです。 人間が、現代でも変化の激しいリスクのある状況の中で、報酬を獲得することに大きな喜びを感じるのは、長い人類の歴史に刻み込まれている本能からです。人間は、この快楽物質という「ご褒美」なしに何かに繰り返し打ち込んだりすることはできません。人間も動物もこの報酬系の奴隷のようなもので、脳内で発生する快楽物質が欲しいために、行動に駆り立てられます。 このように、人間が求めるものが、社会を反映しています。この世界の経済システムは、人間の脳の役割が反映されたものです。「快楽物質の役割(報酬系の役割)」は、何かを学習したり、環境に適応したりする際に非常に重要な役割を担っているのです。 現代に利用された「人間の特性」とは? この「予測できない見返りを喜ぶ習性」を利用したものが現代にはあります。その一つが、「いいね!」ボタンです。 「いいね!」がたくさんつくと、予想外の見返りで人間は喜びます。このとき、快楽物質であるドーパミンが分泌されています。これは「報酬獲得」になるのです。 また、スマホやSNSの通知音が鳴っただけで、内容をまだ見ていないのに勝手に「期待」をしてしまい、快楽物質が分泌されます。これは、見返りが期待される状態である「報酬予測」の刺激です。 スマホやSNSには、「ドーパミン・ハイジャック」という「脳内のドーパミンを分泌させ続けるドーパミンサイクルをベースにしたビジネス」が主流になっています。これは、広告収入を狙ってユーザーの滞在時間を最大化するためです。そのため動画コンテンツなどは、刺激的で興奮しやすく、中毒的なつくりが主流になっているのです。 このように、太古からある人間の特性を利用して、現代のテクノロジーは、脳をハッキングしています。これが、現代人の時間がなくなっていく要因の一つです。ですから、現代のテクノロジーとも、上手なつき合い方が求められるのでしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は、人間の特性の「脳の報酬系」についてまとめてきました。 この「予測できない見返りを喜ぶ習性」が、「モチベーション」に影響しています。古代の人間にとっては、「モチベーションがない=死活問題」であったわけで、便利な暮らしになって現代では「モチベーションが続かない」ということが発生しているのです。 そう思うと、テクノロジーや科学の恩恵はありがたいことですね。そして、この人間の特性を、日常の生活にうまく活用していきましょう。 さて明日は、人間の特性の「速い思考・遅い思考」について見ていきましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考】・アバタロー・脳科学について学んでみよう その⑤(2021年7月3日記事)・ドーパミンと人間の社会をつなげてみる(2021年7月22日記事)・やってはいけない「夜の習慣」とは?(2021年8月14日記事)・独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/30
コメント(0)
前回から「人間の特性」についてまとめています。今回から、人間の特性の「脳編」です。 まず今回は、「なぜ人間は注意散漫になるのか?」を見ていきます。では、さっそくいってみましょう! なぜ人間は注意散漫になるのか?「集中して物事に取り組みたい!」 っと思うときもあるでしょう。けれども、人間はなかなか集中できない。それは、どうしてでしょうか? 人類は、狩猟採集の時代を何百万年と、長い間、続けてきました。テクノロジーや科学が発展して、便利な暮らしになったのは、ここ100年くらいの最近の話です。 狩猟採集民のときの人間は、生きるか、死ぬかの長いサバイバル生活でした。そこから、人間は様々な、「能力・習性」を身につけてきました。 その「能力・習性」に、「いたるところに注意を向ける」というものがあります。これが、人間が集中できずに、注意散漫になる理由です。 なぜ、この「能力・習性」が身についたかというと、狩猟採集を営む人間の生活は、獰猛な動物や毒を持った生き物、そして自然災害など、危険がたくさん周りにありました。そのため、人間は危険から身を守るために、いろんなところに注意を払ってしまう「能力・習性」があるのです。 人間の祖先が生き延びた知恵 このように、「いたるところに注意を向ける」ことは、人類が生き延びていくために必要なことでした。 つまり、人間の脳は、その進化の過程で、気が散るようにセッティングされているのです。外界に絶えず気を配り、異変に気付いてすばやく逃げ出すためには、こうなることが必要だったというわけです。 この注意散漫になるのと同じように、人間は同じ刺激には飽きるようになっています。そして、常に新しい刺激に注意が向くようにできています。こうしないと、動物に襲われたりしてしまい、自然の中で生き残れなかったのでしょう。 また、「ネガティブバイアス」というものが人間には備わっています。ひとつのできごとが起こっても、ネガティブな材料を探してしまうのです。 これも、注意散漫になることや、常に新しい刺激に注意が向くことと同じ習性です。生き残るために、身の危険に反応するなど、ネガティブなものに意識が高かったのです。 人間の「注意力」も有限である 人間の「注意散漫」になる特性を利用したテクノロジーがあります。それは、現代人に欠かせない存在となっている「スマホ」や「アプリ」です。 この「スマホ」や「アプリ」は、人間の「注意力・集中力」を奪うパワーを宿しています。それは、人間の注意が散漫しやすい特性を利用した、異常なほど通知機能が充実していることです。人間の本能に従えば、「スマホ」や「アプリ」には対抗できないのです。 「注意力・集中力」は、人間にとって「認知資源」です。そして、この認知資源は脳の情報処理能力であり、「有限」なのです。 例えば、「理性」や「道徳意識」も有限であり、朝や午前中は、理性的で道徳意識も高いが、午後や夕方になってくると、精神力を使っているため、モラル意識の低下になると言われています。他にも「思い出すこと」は、そこに注意という認知資源を使っています。 このように、「注意力・集中力」や「理性・道徳意識」などの人間が持っているものは、体力と同じで、使えば使うほど減っていくのです。 それでは、集中したり、1つのことを考え続けるためには、どうしたらいいのでしょうか。 人間がなかなか集中できない理由は、人類が生き延びてきた「能力・習性」です。この脳のセッティング(仕様)に逆らい、集中したり、1つのことを考え続けるためには、それを助ける何らかのものが必要になります。 その助けとは、人類にとって最も長く繰り返し使ってきた「文字と書き言葉」です。この文字と書き言葉によって、注意散漫になっても、何かを忘れたとしても、再び思い出すことができるのです。そして、それが人間を発展させてきた「考えること」の土台となっていったのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、人間の特性から、「なぜ人間は注意散漫になるのか?」を見てきました。 人間が注意散漫になるのは、先祖が生き延びてきた知恵の結晶だと言えるのではないでしょうか。そして、スマホなどの「ピロン」という通知機能は、その人間の特性を利用して作られたものなのです。 つまり、現代の環境は、人間が注意散漫になるようにできていると言ってもいいのかもしれません。なので、テクノロジーに利用されるのではなく、テクノロジーを上手に活用していきたいですね。そして、人間の持つ注意力や集中力も有限なので、健康的な習慣で、日頃からいい状態にしていたいですね。 さて明日は、人間の特性の「脳の報酬系」について見ていきましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考】・アバタロー・人生をよりよくする強運術(2021年7月12日記事)・独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/29
コメント(0)
今回から、「人間の特性」についてまとめていきたいと思います。このテーマの結論を最初に言うと「人間の体は、狩猟採集民の頃とあまり変わっていない」ということです。 その「人間の特性」を、「人間の体」「人間の脳」「コミュニティ・社会性」の側面から見ていきたいと思います。まず最初は、「人間の体編」です。「人間は昔からこうだった」ということを理解できれば、私たちの思考や行動が、なぜそうなるのかもわかるのではないでしょうか。では、さっそくいってみましょう! あらためて、人類の歴史とは? 中学生の頃、「人類の誕生と進化」を歴史の教科で学んできたのではないでしょうか。ここでは、簡単に人類の歴史についておさらいしたいと思います。 「猿人 → 原人 → 新人」 お猿さんが人間になっていく図を見たことがあると思います。だんだん背筋がまっすぐになっていく人類が写っているものです。 猿人は、700万年前に誕生し、原人は200万年前、新人(ホモサピエンス)は20万年前に登場しました。これだけ見ても、とても長い時間をかけて人間は進化してきたのです。 ここでポイントになるのは、人類は、とにかく生き延びるための習慣を形成してきたことです。生き延びるために、狩猟採集をし、道具を発明し、危険から身を守る知恵を獲得していったのです。 縄文時代は、今から13000年くらい前から2300年くらい前まで、約1万年間続いた時代です。この頃、定住や土器の発明によって食料の保存ができるようになり、寿命が延びたと言われています。 人類が知能を持って、生活してきたのは、最低でも1万年以上はあるということです。1万年以上の人類の習慣であるとしたら、それだけ人間にしみ込んでいる習慣なのではないでしょうか。それが、本能と呼ばれるものでしょう。 テクノロジーや科学などの文明の恩恵を受けてきたのは、最近の話です。なので、人間は狩猟採集民だった頃と本質は何も変わっていません。つまり、人間が持つエネルギーなどをどう扱ったらいいのかは、古代人の生活に99%の答えがあるのです。 なぜ人間の体には運動がいいのか?「人間の特性」で、まず見ていくのは「運動」です。運動は、体にいい、健康にいい、と言いますが、そもそもなぜ私たちに、いい効果を与えてくれるのでしょうか? 結論を言うと、そもそも人間は、動く生き物だったからです。人間の狩りは長距離的なもので、それゆえに人間の身体は「有酸素運動」に適応しています。 人類学者によれば、狩猟採集をして、生活をしていた人間の労働時間は、1週間で30時間と推定されています。1日で換算すると、3~5時間くらいでしょうか。その間、狩りのためずっと動いていたのです。 狩猟採集の時代は、暗くなれば眠り、日の出とともに起きる、そんな生活です。食料を獲得していないと、飢死してしまうかもしれません。なので、明るい時間帯は、常に動いて獲物を探していたのでしょう。 このような人類の歴史のため、運動は人間にとって良いものになっているのです。人間は、常に動けるような体にセッティングされているのです。 なので、運動不足になると不具合・不調が出てくるのは、人間にとって自然なことなのです。テクノロジーなどの恩恵で便利な暮らしになったのは、ここ最近の時代であり、人間の体自体は、狩猟採集時代からあまり変化していないのです。 人間の体にいい2つのこと ここでは「狩猟採集民の時代」から、人間の体にいいこと2つを見てみましょう。その2つとは、次の通りです。 ①歩くこと②食べないこと まず「①歩くこと」です。これは、前述した運動の効用を見てもわかるでしょう。歩くことがなぜいいのかと言うと、そもそも人間は「直立歩行」を手に入れたことによって、脳も大きくなり、賢くなってきたからです。 ハーバード大学の研究によると歩くことは、心臓病を防ぐ効果があります。他にも血圧を下げたり、ガンのリスクの低下などの効果もあります。さらに歩くことは、鎮痛作用のある「エンドルフィン」の分泌を高めて、気分を高揚させるという効果があります。 数々の偉人たちも「歩きながら考える」ことをしていました。それだけ、「歩くこと」にはいい効果があるのです。それは人類が常に歩いてきた歴史があるからでしょう。なので、たまには歩いて帰りましょう。 2つ目は、「②食べないこと(プチ断食)」です。狩猟採集の時代は、毎日、必ず食事にありつけるわけではありませんでした。獲物が獲れない日もあるのです。 なので、人間の体は、食べないことによって体にいい効果があります。この「プチ断食(朝食や間食などを抜くこと)」と呼ばれるものには2つのメリットがあります。 ①健康にいい②脳にいい 断食には、心臓血管の健康維持や 、ガン発症リスクの低下など、さまざまな「健康」に対するメリットがあると言われています。また、断食は「脳」の働きを活性化させます。人間に限らず、動物は、飢餓状態になると、集中力と緊張が走るようにプログラムされているのです。 このように、「狩猟採集民の時代」から見ると、「①歩くこと」と「②食べないこと」は、人間の体にいい効果を与えてくれます。古代人の生活には、良い習慣になるための大きなヒントがあるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「人間の特性」について、狩猟採集民の時代からの「人間の体」を見てきました。 人類は何百万年とかけて進化してきたので、それだけ体にしみ込んでいる習慣があるのです。そこを紐解いていけば、よりよい習慣へのヒントがたくさんありそうですね。 明日は、「人間の特性」の「人間の脳編」です。「なぜ人間は注意散漫になるのか?」を見ていきましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・アバタロー・脳科学について学んでみよう 小ネタ編③(2021年7月6日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/28
コメント(0)
今回は、「10代の教育・社会の成熟」をテーマにして考えていきたいと思います。このテーマのきっかけは、「2ちゃんねる」創設者のひろゆきさんの著書『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』を読んだからです。 その本の内容もまとめつつ、「10代の教育」「社会の成熟」について考えていきたいと思います。では、いってみましょう! 「世の中の真実」からのまとめ まず、『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』の中から教育について、箇条書きでまとめたいと思います。 ・学力は環境によっても大きく左右されるので、努力がすべてではないということを意識しておいたほうがいい(p.110)・あれもダメ、これもダメ、となんでも禁止するよりも、「どううまく付き合っていくか」を教えていくほうがよっぽど、子どものためになる(p.120)・「自分にとって何が必要か」が明確にわかっていれば、インターネットはすばらしい学びの場となる(p.142)・日本人は目的意識を持たずに勉強をしている(p.148) この4つの文章から考えられることは、まず教育や子育てには、その人の自己肯定感を高めることが大切なのだと思います。「東大出身の親の子どもは東大に行く」と言いますが、これは親の存在によって、その子どもの自己肯定力が上がっています。努力よりもメンタルコントロールの方が大切なのです。 また、教育には制限をかけるのではなく、「コントロールできないものと、どううまく付き合っていくか」を伝えていった方が、その人のためになるのでしょう。 そして、日本人は目的意識を持たずに勉強をしている、と言われています。確かに、自分の経験を振り返ってみても、目的を持って学校に行っていたわけではなく、ただ流れで学校に行っていたな、と思いました。 これは、「自分にとって何が必要か」「自分は何者なのか」ということが、はっきりとわかっていなかったからでしょう。ほとんどの日本人が、これに当てはまるのではないでしょうか。 子どもの「いじめ」について考える ここでは、「子どものいじめ」について、まとめたいと思います。まず、ひろゆきさんの本から「いじめ」について書かれているところをまとめます。 『子どもたちは、「いじめ」をしているとは言わない。または気づいていない。 先生たちは、なるべく聞きたくない。 そういう構造がある以上、いじめがなくなるはずがありません。 子どものいじめの根源は「同質性」を求めることにあります。 服装であれ、言葉であれ、家族構成であれ、趣味であれ、「あいつ、俺たちと違う」というのは、子どもにとって格好の攻撃材料です。異質だと指摘された子は、その他大勢と一緒になることができずにいじめられます。ここで不登校になってしまう子もいます。』(p.133) また、脳科学者の茂木健一郎さんは、自身のYouTubeチャンネルで、「子どものいじめ」について次のように言っています。 『「いじめ」は同年齢の子ばかりを集めて閉じ込めている「ストレス反応」の部分がある。年齢がバラけていたら、同じようないじめは起こらない。』 多くのことをまだ経験していない子どもにとって、「いじめ」という行為は、無意識におこなってしまう部分があるのです。そして、それは閉塞感から生まれるストレス反応で起こることだと言われています。 ちなみに、「いじめ」や「不登校」などで、学校に行きたくなかったらどうすればいいか、という答えは、2人とも一緒でした。 茂木さんの回答は、『学校に行きたくなかったら、行かなくていい。学校は行きたかったら行けばいいし、行くのが苦しかったり辛かったりしたら、行かなくていい。』 ひろゆきさんの本からは、『学校がなじめなければ、自分に合った別の場所を探せばいい。』(p.134) 現代では、勉強道具はインターネット上にたくさんあります。「自分にとって何が必要か」が明確にわかっていれば、インターネットの存在は、すばらしい学びの場となるのです。 つまり、学校にちゃんと通うよりも、「自分にとって何が必要か」「自分は何者なのか」を見つける方が大切なのではないでしょうか。もしかしたら、現在の日本の教育は、その人のアイデンティティの確立を邪魔してしまうことに、つながっているのかもしれません。 社会の成熟とは? 他にも、ひろゆきさんの本からまとめると、 ・日本企業が「大学で何を学んだか」ではなく、「大卒である」ことに価値を見出している。学歴という目安がないと、そもそも信用が得られにくい。海外に出たいと思っているならなおさら、学歴を軽視してはダメなのです。(p.154-156)・劇作家の鴻上尚史さんは、ブラック校則がなくならないのは「今のままでいい。大した問題が起きてないのだから、わざわざ変える必要はない。昔からある、与えられたシステムを続けよう」という「所与性」が原因だと言っています。(p.129) これらを見ていくと、「日本社会のシステム疲労」が根本にあるのではないかと思います。教育も、年功序列や年金の問題などと同じように、うまく立ち行かなくなっているのです。 自分の学びを振り返ってみても、10代までの学びは、答えは1つであり、答えは決まっている、という考えのもと、勉強をしてきました。けれども、20代以降の学びの先には、答えはいろいろあり、むしろ答えは1つという方が少ないのです。 「この世界は人それぞれであり、それを理解して、受け入れていくこと」、これを教えていくことも、教育の一つではないでしょうか。 『多様な価値観の人がいるのは、社会が成熟している証拠』(p.120) 多様な価値観が増えることで、世界の抱える問題は減っていくのだと思います。そのために、「人それぞれ」という価値観と、それに対応できる仕組みが必要なのでしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は、「10代の教育・社会の成熟」というテーマでまとめてきました。 学校は嫌だったら行かなくてもいい、と言われても、帰属意識があるため、我慢して行っていた人もいるでしょう。まさに、自分がそうだったと思います。社会のレールから外れるほうが怖いのです。 人間がよりよくなるためには、社会の仕組みも大切ですね。けれども、コントロールできないことなので、うまく付き合っていく必要があります。そこを考えていくことも大切なのだと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・ 茂木健一郎のもぎけんチャンネル・叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」 (単行本) [ ひろゆき ]叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」 (単行本) [ ひろゆき ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/27
コメント(0)
今回は、「アイデンティティの確立」というテーマでお送りしていきます。 アイデンティティを辞書で調べると、「人格における存在証明または同一性。ある人の一貫性が時間的・空間的に成り立ち、それが他者や共同体からも認められていること。自己の存在証明」と、出てきます。 つまり「アイデンティティの確立」とは、「自他共に認める『私とは何者か』が定まっていること」です。今回は、この「アイデンティティ」について、深掘りをしていきたいと思います。 幼少期のアイデンティティの確立 この世の中では、「何を言われるか」がすごく大事なことになります。それは、自分のアイデンティティに影響があるからです。 人間の脳は、14歳くらいまで前頭葉がフルで発達していません。その間に、周りの環境から受ける言葉は、深層心理の深い部分に入っていきます。 その受けた言葉が、人生を決めるプログラムとなります。「自分が何者なのか」「どのくらいのことができるのか・できないのか」、こういったルールが14歳くらいまでに、脳へとダウンロードされていくのです。 人間のコミュニケーションには、言語や非言語といった、たくさんのルールが存在します。このルールをすべて教えることはできないので、幼少期の子どもは無意識にルールを創り上げていくのです。 人間のコミュニケーションを、見て、聞いて、感じて、コミュニケーションのプログラムを構築していきます。人間の脳は、ほとんど「人間関係」で容量を使っているのです。 ここで、ソビエト連邦時代のロシアの研究を紹介します。それは、「IQが高い親から生まれた子どもにネガティブな言葉をかけて育てる・IQが低い親から生まれた子どもにポジティブな言葉をかけて育てる」というものです。 結果は、ネガティブな言葉(否定的な言葉)をかけて育てた子どもはIQが下がりました。そして、IQが下がった子を、IQが高い親に戻すと、親は子どもを無視するようになります。 対して、ポジティブな言葉(肯定的な言葉)をかけて育てた子どもはIQが上がりました。そして、IQが上がった子を、IQが低い親に戻すと、親のIQが上がったそうです。 それは、子どもが親に対して、お父さん、お母さんは本当はできる、もっとがんばろう、と声掛けし、親のIQが上っていく現象が発生したからだそうです。 このように育て方では、何を言うか、が子どもに影響します。中にはその言葉を受け入れてしまったら、一定の能力が開花しないようなものもあのです。習慣的に言っている口ぐせは、深い深層心理に影響し、無意識は、何を判断するかがわからないものなのです。 習慣とアイデンティティの確立 子どものころに構築されたものが、「自分は何者か」を決めています。そしてそれは、人間の脳が、その状態を決めています。 人間の体温や心拍数などに異常が起きたとき、それを普段の正常値に保とうとする働きを「ホメオスタシス(恒常性)」と言います。「健康」とは、ホメオスタシスがよく働いている状態のことです。 ホメオスタシスは、脳の視床下部という部分が、自律神経を調整して一定の状態に戻そうとする働きです。つまり「健康」とは、脳が判断していることになります。 人間が不健康になるのは、脳が体の状態を決めているからです。例えば、「風邪をひきやすい自分」が、定着イメージであれば、風邪をひきやすい自分になります。反対に、「私は健康体である」と、脳にイメージさせることで、自然に自己イメージが変わっていき、健康な状態が自分のコンフォートゾーン(=快適領域)になってくるのです。 コンフォートゾーンの考え方によって、その人の状態が決まるのです。その考え方によっては、意識的に望んでいないことでも起きてしまいます。 ですから、「自分は○○だ」と既定することで、アイデンティティの確立になります。アイデンティティを自分に思い込ませるためには、口に出したり、紙に書き出したり、それにふさわしい行動をとることが大切です。 「目標を達成したものとして、自分を既定すること」で、習慣の形成になります。「自分は何者か」を確立することで、日々の習慣も変化していくのです。 人間は自分を価値あるものとしてとらえたい 心理学のテクニックに、「アイデンティティ・ラベリング」というものがあります。これは、「○○しよう」と呼びかけるのではなく、「○○になろう」と呼びかけると、行動する確率が11%増加するというものです。 人間は、動詞ではなく名詞で呼びかけることで、動く確率が上がるのです。なぜなら、名詞で呼びかけると、聞き手のアイデンティティ(役割)をはっきりさせるからです。 人間は、アイデンティティをはっきりさせることで、自分の存在、自分の役割を明確にできます。人間は、自分の存在を価値あるものとしてとらえたいのです。 「自分は何者なのか?」を本当の意味で理解していると、何をしたらいいのかがわかり、日常の優先順位がはっきりしてくるでしょう。そうすれば、自分の「朝、起きる理由」を持つことになり、モチベーションの維持から解放されます。人生の中心的な動機となる目的を知っていることで、習慣形成や時間管理も簡単なことになるのです。 町の中で見る、スーパーやコンビニでレジを打っている人や、ボックスカーで急いで運転をして仕事をしている人などは、その人たち、一人ひとりの役割があります。その役割は、自分の役割としてイメージすることもできるのです。 それが相手の立場に立って、物事を考えることにつながります。そしてそこから、「自分にとって何が必要か」を見ることもできるのです。 「自分は何者か」を知ることは、「自分を知ること」でもあります。自分を知るためには、知識を知る必要があります。人は学ぶことで変わるのです。そして、変わるためにこそ人は学ぶのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「アイデンティティ」について深掘りをしてきました。 「自分は○○なんだ」とイメージを持っていることは誰にでもあるのではないでしょうか。どんなイメージを持っているかで、なりたい自分になれるのだと思います。 よりよい人生にしていくために、自分がどんなアイデンティティを持っているのかを知り、理想のアイデンティティを確立していきたいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・この世界の社会心理とは? その③(2021年7月9日)・日本統合心理学協会_JAIP・本要約チャンネル【毎日19時更新】 ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/26
コメント(0)
今回のテーマは「老害」についてです。「老害」とは、老齢による弊害のことです。企業や政党などで、中心人物が高齢化しても実権を握りつづけ、若返りが行われていない状態です。若返りの必要性をこめていう言葉でもあります。(コトバンク参照) 今回は、「老害」について、「組織」「おっさん化」「社会の成熟」の3つの側面から見てみましょう。 組織の中にみる「老害」 まず、「2ちゃんねる」創設者のひろゆきさんの著書『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』の本から、老害について考えてみます。以下、4つの文章から見てみましょう。 『日本には高齢の経営者や幹部がいつまでも残り続けている企業が多く、結果として経営が弱体化しているのです。』(p.58) 『会社という枠組みの中でも高齢化は問題になっているのです。「世代交代をどう進めるのか」というのが、日本企業の大きな課題の一つだと言えるでしょう。』(p.59) 『多くの組織で旧時代的な考えの人たちがまだ上の立場にいるために、数々のばかげた不条理がまかり通っています。』(p.76) 『そうした人たちは、無自覚のままに「おっさん化」しているため、自分が世の中の変化に取り残されていることにまったく気づきません。それどころか、相変わらず「俺の(私の)考え方が、日本社会の大多数を占めている」と思っているわけです。(中略)たくさんの「おっさん」が押しつけてくる不条理に振り回される若者たち。これが日本社会の現状なのです。』(p.77) これらの文章から読み取ってみると、老害による影響は次の3つだと考えられます。 ・変化に気づかず、組織が弱体化していること・旧時代的な考えで、ばかげた不条理がまかり通っていること・世代交代ができておらず、若者は不条理に振り回されていること まさに老害とは、ゆでガエル状態(ゆでガエル現象)にあるのだと思います。徐々に水が熱湯になっていき、その変化に気づかず最後は死んでしまう。バキバキに偏見で固まった人たちが、「これはこうだ!」と不条理に気づかず、そして最後はうまく世代交代ができずに、経営が弱体化していくのです。 後世に伝えられていく「おっさん化」? ひろゆきさんの本の中に、「おっさん化」という言葉が出てきます。 これはNewsPicksの記事よると、『古い価値観に凝り固まって新しい価値観に適応できない、 過去の成功体験に執着し既得権益をふりかざす、序列意識が強くて自己保身的、よそ者や序列が下の人間に対して非礼など、一言で言えば「新しいことを学ばない(アップデートしていない)」存在を“おっさん”と定義する。』とあります。(『「おっさん社会」が日本を滅ぼす』より) 無自覚のまま、アップデートできていない人たちが老害となるのです。そして、その古い価値観が、(いまだに)日本社会の大多数を占めている、と考えているのです。 「おっさん化・老害」は、すでに次の世代に受け継がれてところもあるのではないでしょうか。「日本の常識」と呼ばれるものは、日本人口のボリュームゾーンである45歳前後の人たちが持っている概念です。 この45歳前後の人たちも無自覚に「おっさん化・老害」を受け継いでいる可能性があります。それは、人間が社会的な生き物であるため、自分が受けてきたことを、後輩や若い人たちにしてしまう、という行為になっているのです。 「自分が苦労してきたように、お前たちも同じように苦労しろ」というのは、はたして後世に伝えるべきものでしょうか。これが、「不条理に振り回される若者」「うまく世代交代ができない」ことにつながるのです。 社会の成熟とは? 私の経験で、会社に後輩が入り、仕事を教える立場になったときがあります。そのとき、「自分が先輩から教えられたように後輩に教えている」ということに気づいた瞬間があります。 教えられ方がポジティブな環境であれば、ポジティブな循環がおこなわれると思いますが、ネガティブな場合は、ネガティブな循環がおこなわれるでしょう。 自分でも驚いたことですが、人間は(自分も)それを無自覚にやっているのです。「不条理」なものであれば、それを無自覚で伝えている可能性があるのです。 私の経験を通してみても、「おっさん化・老害」で、気をつけたいのは「無自覚」ということなのではないでしょうか。 けれども、「老害」という言葉も、その一言で片づけてはいけないと思います。ここでは、ある高齢のタレントの人の言葉が、印象的だったので紹介します。 「私は物が捨てられない。けれどもそれは、戦後の物のない時代に育ったから」 「ミニマリスト」という言葉がありますが、物が少ないことが美徳だと思う人もいるでしょう。けれども、現代の日本の人たちは、戦争や戦後の物のない時代を知らない人たちが多数だと思います。 戦後に生きた人たちは、物がなかった時代を生きた人たちです。物のない時代に育った人たちの観念を考えてみたら、「捨てられない」ということがわかるのではないでしょうか。 人それぞれ、育ってきた環境は違い、価値観も違うのです。「老害」「おっさん化」と、一言で片づけては、そこに人間の成熟はないでしょう。 社会の成熟とは、多様な価値観の人が増えることです。それでは、多様な価値観の人を増やすにはどうしたらいいのでしょうか? いまのところ私の考えでは、多様な価値観を得るためには、知識を増やし、相手を理解することだと思います。けれども、「忙しすぎる」「思考停止」などで、「知識を増やすこと」「相手を理解すること」ができなくなった環境と心が、本当の意味で「害」なのではないかと思います。 いかがだったでしょうか? 今回は、「老害」というテーマでまとめてきました。 調べていくと、人間は無自覚に「おっさん化・老害」になっていると言えるでしょう。それは、人間が社会的生き物であり、環境に慣れていく生き物だからだと考えられます。 けれども、「おっさん化・老害」に身を任せることが、よりよい日本をつくっていくのでしょうか。最近では、「女性蔑視発言」「メダルを噛む」など、以前よりも問題が、問題として表面上に出てきているように感じます。 上手に世代交代をすることが、いつの時代でも必要なのでしょう。そのために、1つ1つ考えていくことが大切ですよね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・『「おっさん社会」が日本を滅ぼす』・『「さよなら、おっさん。」に込めた思い』・叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」 (単行本) [ ひろゆき ]叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」 (単行本) [ ひろゆき ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/08/22
コメント(0)
今回は、落合陽一さんの本、『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』を読んだので、少しまとめたいと思います。 本の中で、21世紀の読み・書き・そろばんは、「プログラミング」と言っていました。今回は、そのプログラミング学習から「学習・教育」について、少し考えたいと思います。 プログラミング学習は必要か? 本の中で、「プログラミングの早期教育は必要ですか?」という質問がありました。その解答として、落合さんは次のように答えています。 『プログラミングの早期教育が、その後のプログラミングのスキルを生かしていく技能にどのくらい影響するのかといえば、それほど大きな因果関係はないと僕は経験上思っています。 プログラミングは手段にすぎず、問題解決の発想がなければ、手段だけあっても使い道がないのです。』 つまり、プログラミングを覚えたとしても、その先に何がしたいのかが、はっきりしていないと、スキルを活かしきれないということです。 これは、他のことでもいい換えられるのではないでしょうか。話し方にしても、伝え方にしても、そのスキルが上達することが目的となっており、その先に何を手に入れたいのかがはっきりしていない人が多いと思います。 資格取得にしても、合格がゴールではなく、その先に何がしたいのかが大切になってくるのだと思います。プログラミングも同じことで、何のための手段なのかを考える必要があるようです。 幼児教育に必要なこととは? 他の質問で、「幼児教育は何から始めればいい?」というものがありました。落合さんの回答は次です。 『五感を使って外界の出来事を繊細に感じとる力、音感や色彩感覚は、幼少期にほぼ決まってしまう。 人間の大脳皮質のシナプスの形成とそのネットワーク化は、6才の時点で約90%が完了すると言われています。五感を司る感覚系や運動系のシナプスもこの間に形成されることから、多くの早期教育では6才までの間の体験を重視する傾向にあるようです。』 この内容から、幼少期はなるべく多くのことを経験させてあげた方がいいのかな、と感じます。危険なことではないかぎり、多くのことを体験させてあげるべきではないでしょうか。 赤ちゃんは、「オギャー!」っと生まれたときの体重は、約3000gです。それから、1歳までに、平均で9kgになります。3kgから9kg、つまり3倍です。 成人の人が3倍になったらどうでしょうか。60kgの人が180kgです。かなりがんばって太らないといけません。(笑) なにが言いたいのかというと、それだけ幼少期は、栄養でも何でも吸収しているということです。それだけ、幼少期に与えるものは大切なのだと思います。 主体性を持った学び 義務教育の勉強と、主体性を持った学びの違いは何だと思いますか? 「勉強」と「学び」には次のような違いがあります。 「勉強」=ゴールが明確に定められていて、そこまで最短距離で行く過程に似ている「学び」=自分が向かうべき場所を社会のなかにつくっていくことを指す 勉強は、他人の評価軸です。対して、学びは、自分の評価軸で決めたことです。大人になってからの学びが楽しいのは、自分で決めて主体性を持っているからです。 「学校で勉強したことは大人になって役に立たない」という言葉は、とても無責任な言葉だと思います。大人になって、学びの楽しさを理解した人は、学生のころ、もっと勉強しておけばよかったと思うはずです。 主体性を持った学びのために、義務教育で勉強してきた土台が必要でしょう。学校の勉強も、主体性を持ったものにしていくことが、子どものまわりの環境に必要だと私は考えます。 いかがだったでしょうか? 今回は、プログラミング学習から「学習・教育」について考えてきました。 経営の神様といわれる、松下幸之助は、子どものころ勉強できない環境だったため、生涯学び続けたといいます。子どものころの環境が、バネになって飛躍する人たちもいます。 子どものころの勉強は、その人にどんな影響を与えるか、最終的にはわかりませんが、考えることを続けられる人が、増えていってほしいな、と思いますね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書 [ 落合 陽一 ]0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書【電子書籍】[ 落合陽一 ]0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書 [ 落合 陽一 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note
2021/06/23
コメント(0)
前回のブログ記事で、「コーチの存在は大切」について書きました。自分を客観的に見て、プロデュースしていくことが、仕事やスポーツにおけるプロフェッショナルには大切です。 その中で、素朴な疑問が出てきました。「カウンセリング」と「コーチング」はどう違うのか、の疑問です。今回は、この2つの違いをまとめていきたいと思います。 カウンセリングとコーチングの違いは? カウンセリングもコーチングも人の心を扱います。この2つは、相手に対してのアプローチが「治療の行為」か「成長のサポート」かの違いがあります。 人間の平静な心が「ゼロ」の状態と考えます。そのとき、カウンセリングは「心がマイナスの状態をゼロの状態に戻すこと」を目指します。コーチングは「ゼロからプラス(未来)に向かって支援すること」です。 「カウンセリング」=精神心理的な悩みを抱えた人を対象とした相談援助であり、治療的・予防的な処置に重点があります。そのため、現在の状態に至った原因や過去に遡ってアプローチをしていきます。相手の話を聞きながら、過去の問題に焦点を当て、気持ちを整理することを重視したアプローチをとります。 「コーチング」=相手の目標達成や能力発揮を支援し、将来どうありたいかを重視したアプローチをとります。相手の潜在能力やアイデア、強みを引き出し、望む人生やキャリアを達成するためのサポートをします。「ゼロからプラスの方向に向かって支援すること」です。 カウンセラーとコーチに向いている人 カウンセリングとコーチングの大きな違いは、相手の状況が異なることです。スキルとしては、どちらも非常に近いものがあります。 コーチングをしているときに、相手の状況によって、カウンセリング的なアプローチが必要なときもあります。それぞれの場面に応じて、使い分けていくことが必要です。 カウンセラーとコーチに向いている人の違いです。・カウンセラーは、ネガティブを聞くのが好き・コーチは、ポジティブを聞くのが好き つまり、ネガティブをニュートラルにすることがカウンセラーです。コーチは、ポジティブな気持ちで、より大きな結果を出していくことです。どちらも、相手を観察する能力が必要で、問題解決がテーマです。 ちなみに、「コーチング」と「コンサルティング」の違いです。 「コンサルティング」=相手にヒアリングした情報をもとに、目標を達成するための戦略を考え、行動プランを考え、その答えを相手に与えます。 「コーチング」=対話でのコミュニケーションのプロセスを通じて、相手に目標を達成するための戦略を考えさせます。コーチングは、相手に自分自身で答えを見つけることを促すアプローチをとります。 客観的に見ることがいかなるときも大切 カウンセラーとコーチの役割を見ても、人を客観的に見ることが大切だとわかります。前回の記事でも書きましたが、カウンセラーやコーチを雇えない場合は、自分で自分をプロデュースするしかありません。 「自分を他人として扱う」ように、客観的に見ることが必要になります。そのために、性格を変える必要があるのなら、性格を変える努力をするのです。 メンタルコントロールにしても、セルフカウンセリングにしても、「心」について理解していないといけないでしょう。「心」を理解し、自分を客観的に見ることが、人生をよりよく生きるためのコツなのです。 いかがでしょうか? 今回は「カウンセリング」と「コーチング」の違いについてまとめてきました。 カウンセラーやコーチと聞くと、専門的な仕事のように感じます。けれども、一人ひとり、自分のカウンセラー、自分のコーチであれば、人生の質を高めていけるのではないでしょうか。それが、自分自身を理解することにつながるのだと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/05/23
コメント(0)
コロナ禍での変化は、仕事や日常生活に大きな影響を与えてきました。影響を受ける中で、「すぐに変われる人」と「なかなか変われない人」がいます。 「変化する者が生き残る」とは、仕事の変化や、環境の変化を見ているとわかるのではないでしょうか。今回は、そんな「変化」についてまとめていきたいと思います。 変化できないのはなぜ? 人生の中でも、「これはやばいな」と思ったときがあるのではないでしょうか。これに対して、人間の反応は3種類あります。 これはやばい、これはまずいと思ったときに「すぐに行動できる人」「結果的に何かが起こってから行動する人」「変われなくて沈んでいく人」と3種類の人間がいます。 人間には、「正常性バイアス」という心理機能があります。これは、多少の異常事態が起こっても、それを正常の範囲内としてとらえて、心を平静に保とうとする働きのことです。 正常性バイアスは、日々の生活の中で変化や新しい出来事に、心が過剰に反応し、疲弊しないために必要な働きだといわれています。「変わらない」という現状維持を求めるのは、人間の特性だともいえるでしょう。 また、人間は将来の成功のチャンスを逃すより、この瞬間の行動を起こすことのほうがもっと苦痛です。これ以上我慢できない、苦痛の限界までに達しないと、変える決心がつかないのです。 変化のために何を準備するか? これはやばい、これはまずいな、となったときにどうすればいいのでしょうか? ピンチになると、心は弱ります。そんなときは、適切な判断はなかなかできないでしょう。 これは、普段からさまざまな可能性を想定しておくことです。変化に巻き込まれたときに、「こうなったら、こうしよう」など、準備しておくことが人生にストレスフリーをもたらします。 また、変化に対応するために、自分がすぐに行動できることを、理解しておくことが必要です。それは、自分がやりたいこと、好きなこと、楽しことであれば、すぐに行動できるのではないでしょうか。 「やらなくちゃいけない」「本当はやったほうがいいこと」などは、すぐに動けないものです。同じ人でも、すぐ動けることと、なかなか動けないことがあります。そういった、得意不得意、変われる分野、変われない分野、これらを自分自身で考えておくことが、意味のある準備となるでしょう。 人生の成り立ちと変化の3ステップ 人生は、人間の「思考・感情・行動」の3つの要素でできあがっています。たとえば、ダイエットの場合、ダイエットをした方がいいと考えているけれど、ダイエットはめんどくさいと感じます。そうすると、「なかなか運動できない」と行動を起こせないことになってしまいます。 ダイエットの結果は、「思考・感情・行動」のかけ算がうまくいっていない結果です。どのように考えて、どのように感じて、どのように行動するかで人生は決まってきます。やろうとしてやれないことがあったとしたら、この3つのバランス(一致しているか)を見る必要があります。 そして、「これはまずい」となったピンチを、チャンスに変える3ステップがあります。①自分にクリエイティブな質問をする②質問の答えからピンチをチャンスに変えていく③自分の人生を信頼して行動する クリエイティブな質問とは、自分にポジティブな質問をすることです。「なんでこんなことになったのだろう」とネガティブに考えずに、「さあ、これからどうやって幸せになっていこう?」「誰に助けてもらえばいいのか?」など、人生を前向きに明るくさせる質問を自分にします。 人生をつくっていくためには、ポジティブなエネルギーが必要です。ネガティブなエネルギーは、縮小を意味します。何に不安を感じているのか、何に心配をしているのか、これを具体的に考えてみることが、ネガティブをポジティブに変換できる質問になるでしょう。 そして、自分の人生を信頼することで、自然に動けるようになります。変化を怖れないことが、新しい人生へとつながっていくでしょう。 いかがでしょうか? 今回は「変化」についてまとめてきました。 人間は、なかなか変えることができません。それは、我慢の限界までいかないと、変化の決心がつかないからです。変化はしなくても、準備をしておくことは大切のようです。自分への理解、自分への質問など、常日ごろから意識しておくことが、変化の準備になるのかもしれませんね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】本田健が語る「ポストコロナ時代に、変われる人、変われない人」本田健書店最新刊Vol.16【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/05/16
コメント(0)
「伝え方」が大切だということは、ベストセラーの本のタイトルを見てもわかるでしょう。伝える技術が、ある程度のレベルまでいっていないと、受け取った人が有難迷惑になるだけではないでしょうか。 今回は「伝え方」で大切な3つのポイントを、まとめていきたいと思います。 「あり方」という基本のスタンス 「伝え方」には、2つの側面があります。それは「あり方」と「やり方」です。 「あり方」とは、その人がどういう気持ちや考え方で発信しているのか、ということです。 「やり方」の中身は、2つあり、「言語」と「非言語」にわかれます。「言語」は、話の内容や話の論理構成になります。「非言語」は、その人の雰囲気などの言語以外で相手に伝えているものです。 あり方とは、伝え方において一番大切なことです。「相手にとって、自分はどんな言葉を使い、どんな表現で届ければいいのか?」と考えることが、基本のスタンスです。 「相手のどういう問題を解決しようと思って伝えるか」「相手は頭の中で何を想像しているか」など、相手のことを考えて、表現することが大切な、あり方になります。 伝えることは「発信」です。大事なポイントは、発信をする前にまず相手のことを考える「受信」が大切になることです。「受信力を高めることが伝え方の土台」ともいえるでしょう。 心と言葉がつながっているか 職場やプライベートで、「自分は理解しているけれど、人に伝えようと思ったら上手く伝えられない」という人がいるのではないでしょうか。 これは、自分の考えていることや心で思っていることが、言語とつながっていない、ということです。つまり、日ごろから自分のあり方と言葉がつながっていないということです。ここがつながっていれば、問題は起きないのです。 たとえば、きれいな言葉を使っていたとしても、言葉と行動が合っていなければ、信頼が下がっていくのではないでしょうか。その人の不一致な言葉と行動が、続けば続くほど信頼はどんどん下がっていくでしょう。逆に言い換えると、言葉と行動がつながっていれば、ある一定の信頼は担保できるということです。 日常から、自己理解がなっていないと、どの言葉を選べばいいかわからない状態になるでしょう。自分の考えや思っていることを言語化することは、日常から意識していないと、いざというときにできないのです。 言葉が出てこない原因は、普段の自分と「違う人間」になろうとしていることでもあります。無理に背伸びをすることなく、身の丈にあった言葉で丁寧に伝えれば、十分に相手に届きます。 日ごろから非言語を意識する 「非言語」とは、会話や文字以外でのコミュニケーションです。服装や身だしなみ、ボディ・ランゲージといった、身体部位の動作で相手に伝える方法などにあたります。 また、非言語のルールは、環境や文化などで変わるという特徴を持っています。非言語コミュニケーションは、発信する側と受け取る側の暗黙(共通)のルールに基づいて成立しています。 非言語コミュニケーションを、一言でいうと「あなたの雰囲気が、相手に何かを伝えている」ということです。 非言語は、日常から準備して身につけておく必要があります。それは、日常でおこなっている表現以上に、本番では表現できないからです。 「心を動かすにはまず身体を動かせ」というように、感情を引き出すのは身体です。普段から身体で表現することが、本番への準備となります。 そして、普段から非言語を意識していると、「感動が増える」「感受性が豊かになる」など、日常が彩り鮮やかになるというプラスの効果もあります。 ちなみに、話し方での非言語のコツがあります。それは、「非言語の表現は心の動きより小さめにする」ということです。「抑えているけれど、心はすごい動いている状態」で話すと相手に伝わります。抑える方が、エネルギーが溢れてパワーが出るのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「伝え方」についてまとめてきました。 心と言葉が合っていないということは、私も経験してきました。地に足がついていない感じで、気持ちが入らないものです。そして、非言語というのも、無意識に相手に何かを伝えています。こちらは、普段から意識して磨き上げていきたいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】【有料級】講演料300万円!鴨頭嘉人に聞く「話し方」の極意。話す内容や表現より大切なこととは? @kamohappy【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/05/10
コメント(0)
「信念」という言葉に、どんなイメージを思いうかべますか? 私たち人間にとって、信念とは大切なことです。それは、その信念が、あなたの人生をつくっているからです。 今回は、この「信念」について考察し、まとめていきたいと思います。 信念とは?「信念」とは、そもそも何でしょうか? 信念とは、何かについて「確信」を持つことです。 その人の考えが、「経験」を通して、信念となります。つまり、経験から得られた具体的な根拠、証拠がある場合は、信念となり、ない場合は、一つの考えとなるのです。 信念には、3つの注意点があります。①何を信じるかを「意識的に判断」することは、ほとんどない②信念は「間違った解釈」に基づいていることが多い③いったん信念が形成されてしまうと、それが「一つの解釈」にすぎないことを忘れてしまう 「何を信じるか」ということが、信念です。この“何を信じているか”ということが、人生を自動的に誘導していきます。 言い換えると、人生を自分の力で変えていきたいのなら、「何を信じるか」を意識してコントロールすることが必要です。 信念の判断基準とは?信念を構築していくためには、「根拠となる経験」が必要です。つまり、考えを支える多くの経験と、確信できる出来事があれば、信念を築いていけるのです。 そして、信念の判断基準は、「何が真実か」ではなく、「どちらが自分に元気とやる気を与えてくれるか」という基準で選んでいきます。 逆に、否定的な信念(バシャールでは観念と呼ばれていた)は、捨てていきます。自分の可能性を制限する否定的な考え方は、微量のヒ素を毎日飲み続けるようなものです。微量でも体内に蓄積していけば、いつか必ず致死量に達する時がきます。 ですから、否定的な信念は、早く手放したほうがいいのです。 自分の中にある「やる気の出る信念」と「やる気のなくなる信念」を全部書き出すことで、どんな信念があるかを把握できるでしょう。やる気のなくなる信念を、持っていても意味がないことがわかれば、捨てることができます。そして、やる気の出る信念に置き換えればいいのです。 一番大切な信念とは?それでは、人生で一番大切な信念とは、何だと思いますか? それは、「成功して幸福になるには、常に人生の質を高め、成長し続けること」という信念です。 常に人生の質を高め、成長することで、「成功」と「幸福」にたどりつけるのです。そして、この信念こそが、一番大切な信念だと言われています。 そして、日本人はこの一番大切な信念を昔から持っていたといえます。それは、「常若の精神」というものです。 日本の最高神を祀る伊勢神宮は、20年に一度、式年遷宮というお宮を新たに建て替え大御神にお遷りいただくというお祭りがおこなわれます。 伊勢神宮は、日本が昔から持つ「命は常に新しく美しく」という日本の知恵と美学によって長い間保たれているのです。 また、「改善」という言葉は、英語で当てはまる言葉が存在しません。「常に質を高め続ける」という心も日本人独特の考え方だったのです。 この「常若の精神」と「改善」という言葉からもわかるように、日本人は人生で一番大切な信念である「常に人生の質を高め、成長し続けること」を昔から持っていました。日本が長い歴史を保ってこれたのも、この一番大切な信念が、人々の中に常にあったからです。 いかがでしょうか? 今回は、「信念」についてまとめてきました。 驚きなのは、“改善”という言葉が英語では存在しないということです。良くしていこうという気持ちは、日本人が遺伝子レベルで持っている感覚なのかもしれませんね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】アンソニー・ロビンズの運命を動かす 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]アンソニー・ロビンズの自分を磨く 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]アンソニー・ロビンズの運命を動かす 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]アンソニー・ロビンズの自分を磨く 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/04/06
コメント(0)
「モデリング」という言葉を知っていますか? モデリングとは、自分の求める結果をすでに出している人を見つけ、お手本にすることです。お手本とした人の行動や頭と身体の使い方を把握することで、自分の行動を変えていき、求める結果へとつなげていきます。 前回も、師匠から学ぶということをまとめましたが、今回も、お手本とする人から学ぶときに気をつけることをまとめていきたいと思います。 お手本には2種類の存在がある見て学ぶことや、技術を盗むことなど、人の成功例を真似ることは、「学習の基本」とされています。世界的な成功者は、他人の優れているところを盗むことに長けているそうです。「他人の経験を手本とし、成功のエッセンスを学びとる技術」を熟知しているのです。 そんな、お手本を真似る、モデリングをするときに気をつけたいことがあります。まず、お手本には、2種類の存在があります。 それは、「ホワイトメンター」と「ブラックメンター」と呼ばれるものです。 ホワイトメンターは、“こんなふうになりたい”と思えるような、お手本です。ブラックメンターは、“絶対にこんな人になりたくない”と思うような、反面教師タイプのお手本です。 お手本にも、得意不得意があるように、いい面もあれば悪い面もあるということです。完璧な人間はいないというように、お手本も一人の人間として理解することが大切です。 お手本から学ぶときに気をつけることとは?では、このお手本から学ぶときに気をつけたいことは何でしょうか。それは、マイナスの部分まで真似をしないことです。 たとえば、ビジネスで成功したいという夢があります。そこで、ビジネスで、すばらしい実績を持った人を、メンターとしてお手本にします。しかし、ビジネスでは成功していますが、家族のことは二の次で、家族から相手にされていなかったとします。 すると、その人をそのままモデリングしてしまうと、ビジネスでは成功できても、家族との幸せが手に入らなくなる可能性が出てくるのです。 このように、お手本をそのまま真似てしまうと、マイナスの部分まで真似してしまうことになります。どんなお手本なのか、慎重に選び、手当たり次第にやってはいけないようです。 また、お手本のビジネスに対するお金やスタンスや家族や人間関係を見て、はっきりとした哲学があるかを見ておく必要もあります。お手本のあり方というのも学ぶべき重要ポイントです。 自分はどう生きたいのか?お手本を学ぶために、大切なことは、自分はどう生きたいのか、という理想のイメージを持つことです。 自分が行きたい場所は、高い山、低い山、それとも美しい山でしょうか。もしかしたら、山ではなく、海かもしれません、森かもしれません。あるいは、都会がいいのか、砂漠がいいのか。それによって、お手本にする人やガイドさんも変わってくるでしょう。 お手本にはいろんな側面があります。いい面もあれば、悪い面もある。誰を選ぶかはとても大事なことなのです。 そのために、まず自分はどうなりたいのか、どう生きたいのか、その軸をしっかりと決めておく必要があります。 ビジネスで成功できれば、家族はどうでもいい、という人もいるかもしれません。逆に、仕事はそこそこでいいから、家族を大切にしたい、という人もいると思います。大切なのは、自分の理想のイメージを持つことなのです。 いかがでしょうか? 今回は、「お手本とする人から学ぶときに気をつけること」をまとめてきました。 メンターと呼ばれる人も、人間なので、得意不得意があって当然ですよね。どんな人をお手本にするのかは、自分の人生をどうしたいかが、軸になってくるのではないでしょうか。どんな人生がいいのか、を考える時間も大切になってくるのだと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】人生の師に学ぶ (だいわ文庫) [ 本田健 ]一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫) [ アンソニ・ロビンズ ]人生の師に学ぶ (だいわ文庫) [ 本田健 ]楽天で購入一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫) [ アンソニ・ロビンズ ]楽天で購入【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/15
コメント(0)
「メンター」という言葉を知っていますか? 日本語では、師匠や恩師といった、教える立場にある人です。 今回は、この師匠という存在から学ぶ、「あり方」についてまとめたいと思います。人としてのあり方、人生のあり方など、どんなことを吸収していったらいいのでしょうか。 師匠を持つ意味とは?あなたに師匠はいますか? プロの料理人になるわけでもないのだから、師匠なんていません、と思うかもしれません。 仕事や職人に限らず、人生で師匠を持つことは、大きな役割があります。それは、人生を歩んでいくなかで、師匠という生き方の見本となる存在は、大きな支えとなるからです。 成功を目指す人は、師匠という成功者から教えを受ければ、より早く、最短で成功できると考えると思います。けれども、師匠を持つ、本当の意味はそれではないようです。 成功者の考えは、「何度も失敗したほうが、あとで楽しめるものだ」ということです。成功を目指す人は、すぐに成功したい、すぐに幸せになりたいと考えがちですが、人生の大切なポイントは、そこではないようです。 師匠を持つことが大切なのは、人生そのものを総合的に理解させてくれるからです。人生の支援者ではなく、「そもそも人生とは何なのか?」ということを考えさせてくれる存在なのです。 師匠を持つ意味は、人生の楽しさ、人生の素晴らしさ、そして、人生の本当の意味を考えさせてくれるチャンスを与えてくれることなのです。 師匠から何を学ぶのか?師匠から学ぶことは、具体的に何があるでしょうか? ただ単に成功するための方法を学ぶだけではないようです。 師匠から学ぶ内容を6つにまとめます。①人間としてのあり方②幸せで豊かな人の感性③人とのつき合い方④人生のビジョンを受け取り、それを実現する方法⑤ライフワークに関するスキル⑥日常的なふるまい この6つは、人生全般を占める大切なものでしょう。どれも、人生において必要不可欠なものではないでしょうか。 この6つを、ひとつにまとめると、自分自身の「あり方」を学ぶことになるのだと思います。自分の人生をどのように生きるかの、自分のあり方。ライフワークとして、仕事との向き合い方での、自分のあり方。人と接するときの自分のあり方など、自分のあり方を考えることなのだと思います。 生き方の見本となる師匠という存在から、自分自身のあり方を考えることができます。この学びが、師匠から弟子へと受け継がれていく、学びのサイクルなのです。 受け継がれていく叡智人生のなかで、自信をなくしたり、傲慢になったりしていく時期を、人なりに通過していきます。そのなかで、自分という存在の自分らしさが何か、だんだんわかってくるのだと思います。人生のなかで、教えてもらったことを生かして、いらない部分を手放し、大人になっていく段階です。 人生のなかでの学びは、自分を信頼するための過程です。師匠という存在は大きいものですが、特定の個人の言うことを盲信せずに、自分なりの考えを持つことは、とても大切なことです。 多くの人の物の見方、感じ方を学んでいき、他の人とは違った、自分なりの価値観をつくり上げていくことが、人生のなかで大切なのでしょう。 古代からずっと続いてきた教えの流れというものが存在します。この教えの連鎖が、人類が続けてきた、日本の文化や世界の文化の伝承の叡智なのです。 師匠から学ぶということは、教えの流れを受け継ぐということなのです。それを、どう受け継いでいくのかは、私たち次第なのかもしれません。 いかがでしょうか? 今回は、師匠という存在から学ぶ自分の「あり方」についてまとめてきました。 師匠にも、合う合わないの相性があるみたいですが、そのなかからも学ぶことがあるようです。多くの人の物の見方、感じ方を学んでいくことが、あなたの人生の幅を拡げることにつながるのだと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】人生の師に学ぶ (だいわ文庫) [ 本田健 ]一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫) [ アンソニ・ロビンズ ]人生の師に学ぶ (だいわ文庫) [ 本田健 ]楽天で購入一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫) [ アンソニ・ロビンズ ]楽天で購入【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/14
コメント(0)
今回で最後になりました、「願望達成」シリーズです。最後は、夢を目指すなかで、自分の心のあり方について、まとめていきたいと思います。 夢を叶えるために、自分自身のあり方が、最初に問われると思います。夢の選び方、夢の叶え方の前に、この「あり方」がいちばん大切なものとなってくるでしょう。 そんな、願望達成の「心のあり方」を、最後にまとめていこうと思います。 自分の人生は自分がつくるバシャールまとめシリーズでも説明してきた、この世界には宇宙のルールというものが存在します。そのなかで、「自分が与えたものが、自分に返ってくる」というものがあります。 これは、「因果応報」や「返報性の原理」と同じことです。つまり、今の自分自身の現状は、自分がつくりだしてきたものなのです。 愚痴や不満を言うと、愚痴や不満だらけの状況が呼び寄せられます。イライラしていると、イライラすることが、次々とあらわれてきます。 古いことわざに、「困ったことを話しても、話した相手の8割は気にもかけない。残りの2割には、いい気味だと思われるだけだ」というものがあります。愚痴や不満を言っても、いいことはないのでしょう。 あなたが世界から受け取るものは、あなたが何をするかによって決まってくるのです。人生で、あなたの取りまくものに変わってほしい場合、あなた自身が変わる必要があるのです。 夢を叶えるために、自分の人生は自分でつくる、という強い気持ちが必要になってくるのです。 あきらめない心あなたの中にある「人生はこういうものだ」という考えは、両親、生い立ち、社会、地域などに培われてきたものだと思います。それが、あなたを今の場所へ連れてきました。 願望達成のなかで、誰のことも責めないということも、大切な心のあり方です。いいことは幸福をもたらしてくれますし、ありがたくないことは、経験や知恵をもたらしてくれます。 夢を叶える作業の中で、失敗という経験を重ねていきます。正しい判断は、苦しい経験から生まれるものです。そして、苦しい経験の大半は、間違った判断から生まれたものなのです。 成功の道を一歩進むために、三歩後退することは珍しくないのです。 自分の人生は自分がつくる、というように、自分の人生に責任を持ち、誰のことも責めずに、あきらめない心を持つことが、強い心になっていくのでしょう。 夢に対して、執着をしない、ともいいます。この夢に対して、執着をしないことと、できる限りのことをすることの、この間を生きることが人生なのではないでしょうか。 人生をどのように生きるかほとんどの人たちは、好きでもない仕事を生活のために続けているといいます。生活費を稼ぐのに忙しすぎて、本当にしたいことができないという不満を抱えている人は、実に多いそうです。 心から好きではない仕事は、やめるべきでしょうか? 毎日の仕事を心から好きだと思えなければ、その仕事をやめられるように計画を立てる必要はあると思います。なぜなら、心から好きではないことを続けていると、エネルギーが下がっていってしまうからです。 いつでもやめれるように準備をすることは、大切なのではないでしょうか。ルートを、もう一つ確保しておくことが、視野を広く保つことにもつながります。 そのために、「自分が何を求めているのか」を紙に書いて、優先順位をつけておくことが必要になります。 どんな決断をし、何を選ぶかは、すべてあなたの責任なのです。そして、人生で何が起ころうと、それに対する反応の仕方は、あなたが選択できることなのです。 自分の人生を、どう生きていきたいかが、願望達成の本来の姿なのかもしれません。そのために、自分と向き合うことで、自分の情熱を確認していきましょう。 いかがでしたでしょうか? これで「願望達成」シリーズを終えたいと思います。 最後に、願望達成というのは、人生をどうしていきたいのか、という自分への問いだと思います。そこに、小さいや大きいは関係ありません。小さな一歩を踏み出すことが大切なのです。 きっと自分の夢を思い出すことで、本当の自分と出会えるはずです。そんなことを祈って、この「願望達成」シリーズを終わりたいと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/13
コメント(0)
今回も、「願望達成」シリーズをお届けしております。 願望達成のために、習慣をよくしていき、数をこなしていく中で、必ず起こることがあります。それは、自分の中の「怖れ」と出会うことです。 願望達成をしていく中で、不安や怖れ、ストレスとのつき合い方など、ネガティブ面と向き合うことが出てきます。今回は、願望達成の中で「ネガティブな面」との対処法やつき合い方をまとめていきたいと思います。 願望達成の中で起こるネガティブな面とは?願望達成は、未来に進む作業だといえます。未来を見て、なりたい自分へ向かっていく作業です。 その未来は、どうなるか誰にもわかりません。その、「どうなるかわからない」という感情が、ワクワクするという希望へとなります。そして、その逆で、わからないという感情が、怖れや不安という感情も生み出します。 ポジティブに未来を見ると、ワクワクや希望となり、ネガティブに未来を見ると、怖れや不安となるでしょう。どちらも未来を見る願望達成には、必ずついてくるものだと言えるのです。 そして、過度な不安や怖れは、ストレスの原因となります。不安は、脳内で逃避の指示が出されている状態でもあります。これが、願望達成の大きな壁のひとつと言えます。 それでは、このネガティブな面とは、どうやって対処し、つき合っていく方法があるでしょうか。 願望達成のネガティブな面との付き合い方とは?願望達成のネガティブな感情が出てきたときの対処法やつき合い方を見ていきましょう。 願望達成をおこなっていく中で、「今の自分で通用するのか」「この先どうなるかわからない」などの感情が、不安になり、自信がない状態へとつながります。 人間は、怖れや不安が出てくると、視野が狭くなります。視野が狭くなると、人間のメンタルは弱くなります。逆に、視野を広げると、人間のメンタルは強くなります。 つまり、メンタルを強くしたければ、視野を広げて余裕を持つようにすることです。では、どうすれば視野を広げることができるでしょうか。 これは、前のブログ記事の願望達成まとめ④で説明した、「リサーチ」をすることに戻ります。その夢や願望に対して、もう一度調べ、どのようなステップがあるのかを、あらためてリサーチします。 情報収集をして、学ぶことで、未来への視野が拡がります。それにより、未来への不安が減るのです。 仕組みを理論的にわかるだけでも、ネガティブな悪循環は、だいぶ緩和されます。将来の不安よりも、希望にフォーカスすることが大事なのです。そして、ひたすら手や身体を動かして目の前の課題を継続することが大切となってきます。 ネガティブな面との大人な対応とは?願望達成の中で、不安が出てきたら、あらためて情報収集をし、そこから学び、常に行動することが、ネガティブな面とのつき合い方となります。では、ネガティブな面との大人な対応について見ていきましょう。「ネガティブは、よくない!」と決めつけるのではなく、うまくつき合っていく方法を考えてみましょう。 そもそもネガティブな感情は、どこから来たのでしょうか。「これからどうなるか不安」や「今の自分で通用するのか心配」などのネガティブな感情は、人間がもともと持っていた感情です。それは、「ネガティブバイアス」という人間の性質なのです。 人間は、古代から、常に猛獣や天災などの身の回りの危険が潜んでいる状態でした。そのため、人間は外から身を守るため、ネガティブなものに敏感だったのです。ネガティブバイアスは、人間が過酷な環境のなかで生き延びていくために必要な性質だったのです。 ネガティブな視点は、人間が代々受け継いだDNAに含まれているのです。現代のように、物質的な豊かさもあり、食料も簡単に手に入る世界になったのは、ここ最近のことなのです。 そして、人間は危険を察知すると、「全力で戦う」か「一目散に逃げるか」のどちらかを選ぶ状態になります。勝ち目がないものには、逃げることが必要なのです。 しかし、逃げることばかりだと、願望達成はうまくいかないでしょう。そこで、ネガティブな大人な対応として考えられるのは、「逃げるのではなく、距離を置く」ということです。 気が滅入るような物事にかかわっているなら、適度な距離を測ることが必要なのです。誰に対しても突き放すような態度ではよくないですが、どんな意見も耳を傾け、認めてあげることが大切なのだと思います。そして、同時に自分の情熱の声を信じることも大切なのだと思います。 いかがでしょうか? 今回は、願望達成の中で出てくる「ネガティブな面」について、まとめました。 これは、普段の日常生活でも出てきますよね。このネガティブな面に対しては、日ごろから考えていくことも必要なのかもしれません。 明日は、「願望達成」シリーズ、最後の「心のあり方」についてまとめていきます。お楽しみに。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/12
コメント(0)
今回も、「願望達成」シリーズをお届けしております。 前回は、夢についてリサーチしていくことで、具体的な夢の輪郭をはっきりさせていくことを説明してきました。そして、夢が叶った状態になりきることで、自分の肉体の感覚に、夢を叶えた感覚を覚え込ませていくことについて説明してきました。 今回は、「願望達成に必要な習慣」について、まとめていきたいと思います。 言葉の習慣願望達成は、まず自分が信じないかぎり、絶対に達成できません。自分で限界を決めてしまえば、その限界は決して超えられないのです。 あなたの人生は、過去にあなたが自分に言い聞かせてきた言葉の集まりです。あなたが考えたこと、自分に言い聞かせたことこそが、あなたが手に入れる現実となります。 そこで、アファメーションの実践をおこないます。アファメーションとは、自分が達成しようとしていること、これからやろうとしていることを、つねに繰り返し自分に言い聞かせることです。 アファメーションの「手順」と「ポイント」を2ステップで説明します。①「私は○○だ」「私は○○する」という言葉で始める②具体的な言葉にする。「私はやせる」→「やせて体重60キロになる」 「言い方」しだいで、「感じ方」は大きく変わります。①「今夜のディナーが楽しいといいのだが」②「今夜のディナーは楽しみたい」③「今夜のディナーは楽しむぞ」 この①から③の言い方で、感じ方は大きく違ってくるでしょう。このように、自分に言い聞かせる言葉は、あなたという人をあらわします。いいことも悪いことも、言葉が実現するのです。 願望達成のための習慣に置き換えていく考え方の習慣が、物事をどう受け止めるかの姿勢になっていきます。自分が何をどのように考え、どんな姿勢で受け止めているかを、見直していきます。 願望達成がうまくいかない人のセリフは、「やってはみますが…」「時間がないので」「やることが多すぎて」などです。 他にも、願望達成がうまくいない人の習慣は、以下のものです。・物事を先に引き延ばす・自分が話すばかりで人の話を聞かない・人間関係に摩擦が絶えない・不機嫌な顔をしている・好きでもない仕事をしている・人を批判する・人のうわさ話をする、毎日テレビを見る・責任を人に押しつける・変化をおそれる・計画も目標も立てない ここで、よい習慣へ変える3つのステップを説明します。①自分の消極的な習慣を認める②その習慣の根本原因を突きとめる③いい習慣に置き換える いい習慣は、いい結果をもたらします。願望達成のために、いい習慣に置き換えていくことが必要です。 数稽古を楽しむ人が人生で手がけることは、どんなことも「数字」の原理、法則、確率に支配されています。願望達成をする確率も、独自の数字によって支配されています。願望達成への「数字」がわかれば、夢への道筋はくっきりと見えてきます。 数字の法則の中で、もっとも支配力が大きい法則が「80:20の法則(パレートの法則)」です。 例えば、「世界の富の80%は、世界の人口の20%が所有している」「会社の収益の80%は、営業スタッフの20%が稼ぎ出したもの」「あなたが出す結果の80%は、あなたの努力の20%によるもの」などです。 この法則を考え、願望達成のために、自分の行動から、ほとんど結果を生み出していない80%の行動と、結果の大部分を生み出している20%の行動を見つけ出し、結果を生み出していない80%の行動を考えます。本当に大事なことに集中し、願望達成のために、数稽古を楽しむことが必要となってきます。 いかがでしょうか? 今回は、「願望達成に必要な習慣」について、まとめました。 習慣によって、人生がつくられています。いい習慣を取り入れることで、願望達成への道筋がわかりやすくなるのです。 次回は、「願望達成のときに必ず起こること」を、まとめていきたいと思います。お楽しみに。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/11
コメント(0)
今回も、「願望達成」シリーズをお届けしております。 前回は、夢を「紙に書く」ことは、どんな役割があるのかをまとめました。自分の頭の中にある夢は、スパゲッティのようにからまっているので、一回外に出してあげることが必要です。そのために、紙に下ろすということが、いい手段となってきます。 今回は、夢をリサーチして、なりきることについてまとめていきたいと思います。夢について具体的に調べて、夢が叶った状態になりきる、というやり方を説明していきます。 夢へたどり着く4つの段階とは?夢には4段階のステップがあります。それは、「白昼夢」「蜃気楼」「遠くに見える景色」「すぐそこにある近景」です。 白昼夢は、夢なので「ボヤっとしたイメージ」です。自分でもよくわかっていないという状態です。蜃気楼は、実際の蜃気楼をイメージしてもらえれば、わかりやすいと思います。「いつかできればいいな」という段階です。 遠くに見える景色は、「あの山には、ここからどうやって登るのだろう」や「あの島には、この海をどうやって渡っていけばいいのだろう」など、景色の状態が具体的になっているときです。「○月○日までに海外旅行をする」や「○月○日まで、起業をする」など、日にちなどが具体的になっている状態のことです。 すぐそこにある近景は、「この川はどう渡ればいいだろう」や「あと少しで目的地だ」というゴールが目の前に来ている状態です。ここまでくれば、ほぼ実現するところです。 この逆で、現実が何も変わらないパターンは、夢を「なんとなくイメージする」ことや、「何も行動しない」ということになります。 夢の輪郭をはっきりさせるためには?夢を、「ボヤっとしたイメージ」から、「あの山へ行こう」とはっきりさせるためには、何をしたらいいでしょうか。 前回の「紙に書く」でも説明した、頭の中にある夢は、輪郭がはっきりしていません。そのために、書くという行為が必要です。 そして、もう一つ必要なのが、夢についてリサーチするということです。ぼんやりとしたイメージから、調べることで具体的な「やりたりこと」「なりたい自分」を構築していくのです。 調べるものは、3つあります。それは、「目的地」と「歩き方」と「参考にする人」です。 目的地は、どこに行きたいのか、何をやりたいのかを具体的にしていくことです。そして、そこまでの歩き方や道順を具体的に調べていきます。 そこで、参考にする人も調べると、より具体性が高まってきます。参考にする人が、登った山、登ったルートや手順、どんな装備だったのかを調べていきます。 そして、調べたことを、紙に書いていくと、より意識が高まってきます。脳が活性化されて、積極的な情報収集にもつながっていきます。 夢へのダイレクトなアプローチとは?夢の目的地と、そこまで行く道のりを調べて、それを書き出すことが、願望達成の準備となります。そして、もう一つ有効な夢へのアプローチ方法があります。 それが、夢が叶った状態になりきるということです。つまり、山に登り、頂上にいる気持ちになるということです。 人間は、肉体の感覚に依存しています。そのため、夢が叶った状態にできるだけ近い形で、自分をその環境に身を置くことが大切になってきます。 夢のイメージに合う、物理的なものを置き、その中に身を置きます。それにより、どんな感覚なのか、どんな感じがするのかを、肉体の感覚が覚え込んでいくのです。 本当の登山ならば、頂上からの景色をインターネットで調べて、その映像や写真を見て、登った気分になるのも方法です。日常的に、夢が叶った状態を、肉体の感覚に覚えさせていきます。その感覚を意識できることが、夢へのダイレクトなアプローチとなります。 いかがでしょうか? 今回は、「夢をリサーチしてなりきる」についてまとめてきました。 つまり、もう一度まとめると、情熱を感じる夢を持ち、その夢について具体的に調べます。調べることは、「目的地(夢)」と「歩き方(夢の叶え方)」と「参考にする人(夢を叶えた人)」の3つです。それを、具体的に紙に書き出していきます。そして、夢が叶った状態というのを、自分の肉体の感覚に覚え込ませていくのです。 夢についてリサーチしていくことで、具体的な景色になっていきます。そして、夢が叶った状態を、自分の肉体に覚え込ませていくことで、夢を叶える筋肉が鍛えられるのです。 次回は、「願望達成に必要な習慣」をまとめていきたいと思います。お楽しみに。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/10
コメント(0)
今回も、「願望達成」シリーズをお届けしております。 初回から内容をまとめると、まず願望に対して、「やりたいことが見つからない」「やりたいことがわからない」という人たちの願望の「選び方」について説明してきました。 選択基準は、自分の「情熱」です。その自分の情熱を理解することが、自分の夢を理解することになります。願望達成のスタート地点は、自分の情熱を感じることです。 今回は、願望を達成するために夢を「紙に書く」ことは、どんな役割があるのかをまとめていきたいと思います。 書くことは、どんな役割があるのか?「夢を紙に書くといい」と聞いたことはありますか? 願望達成のやり方に「紙に書く」ということがあります。書くことは、どんな役割なのでしょうか。 まず知っておきたいことは、「これをやってみたいな」「こうなりたいな」という頭の中にある願望や夢は、輪郭がはっきりしていないということです。 頭の中にある、考えていること、興味があることは、スパゲッティのように頭の中で固まっており、単独で考えるのが難しいのです。 紙に書くことで、頭の中から取り出し、それぞれの輪郭をはっきりさせることができます。そうすることによって、一つ一つを分けて考えることができるようになります。 外に出たことで、目につくようになり、客観的に見れるようになります。その願望や夢が、達成したいものか、大事なものか、楽しそうなのか、自分の中であらためて判断できるのです。 また、手書きで書くことは、脳を活性化させます。紙に書くことで、潜在意識と深くつながる度合いが違ってくるのです。文字を紙に書くことは、頭の中にぼんやり漂っている何かを現実化させる効果があるのです。 想像しているだけでは何も変わりません。書くことは、人生を替えるスイッチの役割もあるのです。なかなか人生が替わらない人は何度も書く必要があるようです。 このスイッチの役割は、夢に対してアンテナを立てることと同じです。頭の中の検索モードを起動させたことになります。 とりあえず書いてみる紙に書くことで、思考と感情が整理されます。書くということは、自分と向き合う作業でもあります。 成功する人は、常にメモを取っているといいます。それは、思考や感情のひらめきを、体験を通して、常にキャッチしているのです。思考や感情は、すぐにキャッチしないとなくなってしまうようです。 常に書く習慣がなくても、例えば一年に一回、今年の目標のように、「やりたいこと」「なりたい自分」をずらっと書くということもできます。このときのポイントは、自分の情熱に従って、「できる、できない」は一切考えないことです。 小さい夢から大きな夢、自分の願望をそのまま書くことで、頭の中がスッキリします。これが思考や感情が整理された状態なのです。 そして、書くことによって、頭の中のアンテナが立ちます。その書いたことに対して、普段の生活で反応ができるようになります。自然に「やりたいこと」「なりたい自分」へ意識や行動が、引っ張られるようになるのです。 「書く」ことを習慣にすると、少しずつ人生の角度が変わっていきます。それが願望達成へとつながるのです。 書くことで世界の見方が変わってくる書くことによって、自分の願望や夢を意識できます。それによって、頭の中でアンテナが立ち、その願望や夢に対して反応ができるようになります。 書くことで、願望への歩き方や道順を計画できるようになるのです。ここまでの願望達成を3つのステップでまとめてみます。①自分の情熱を理解する②自分の情熱から「やりたいこと」「なりたい自分」を想像する③「やりたいこと」「なりたい自分」を紙に書き出す 紙に書くことで、自分の情熱を、深く理解できるようになります。そして、自分とあらためて向き合うこともできます。すると、頭の中にアンテナが立ち、それが「世界の見方が変わる」ことにつながるのです。 いかがでしょうか? 今回は、夢や願望を「紙に書く」ことはどんな役割になるのかをまとめました。 頭の中で考えていることは、スパゲッティのようにからまっているので、一本ずつ外に出してあげることが必要のようです。そのために、紙に下ろすということが有効みたいですね。 次回は、「夢をリサーチして、なりきる」ということをまとめていきたいと思います。お楽しみに。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/09
コメント(0)
前回から、「願望達成」シリーズとして、どうやったら夢は叶うのか、ということを本の知識からまとめています。 前回は、まず願望の「選び方」は、どんな基準を持てばいいのか、を説明してきました。「やりたいことが見つからない」「やりたいことがわからない」という人たちは、自分の情熱を感じるものがスタート地点になります。 しかし、その「情熱」というものが、よくわからないという場合があると思います。その自分の情熱を、どう理解していけばいいのかを、今回はまとめていきたいと思います。 今日の小さな情熱から願望と考えると、大きなことを考えるかもしれません。山登りで例えたら、いきなり富士山やエベレストに登るのは、あるていど経験がなければ、厳しいものになると思います。 そうではなく、まず小さな一歩を見ていくことが大切です。大きな情熱より、日常にある小さな情熱を集めていくのです。それは、自分の興味や好奇心から生まれるものです。 前回の、「やりたいことの判断基準」で、世間体の考え方に惑わされない、ことについてまとめました。ここでも、自分のやりたいことを無理に「仕事」などにつなげず、自分の人生の方向に合ったものを探していきます。 自分の感覚を信頼していき、自分の心が感じるものを選んでいくと、自動的に導かれるようになります。自分の情熱に従い、行動していくことで、芋づる式のように情熱が出てきます。 今日の小さな情熱を、ヒントにしていくことで、自分の大きな情熱につながっていきます。それが、大きな願望になっていくのです。 感情と向き合う自分の情熱を理解する上で、大切になってくるのは、自分の感情を理解することです。なぜなら、情熱とは、自分の感情の一つだからです。 人生は、感情に支配されています。毎日、自分の感情と向き合う習慣ができれば、自分のパターンが見えてくるでしょう。 「感情日記」をつけるように、日ごろから自分の感情を整理して棚卸しをしておきます。それによって、普段、自分が何を望んでいるのか、何を望んでいないのか、何を不安に思っているのかがわかってきます。 感情を整理することによって、何が好きで、何が嫌いなのかが整理されてきます。それによって、自分の情熱に気づきやすくなります。それが結果的に、自分の未来を決めやすくすることにつながるのです。 日ごろから、感情を整理しておくことで、自分の感情や感覚にアンテナが立った状態になります。それが、自分の情熱を理解することにつながります。 自分の得意・不得意と向き合うどんな人にも、その人にとって得意なことがあります。その得意なことは、好きなこと、気になること、やってみたいことなど、興味や好奇心の中にあります。また、子どものころに、好きだったことやワクワクしていたことの中にもあります。 反対に、苦手意識の中にある場合もあります。チャレンジする前から「失敗したらどうしよう」と考えていることは、そのことに関心があるからです。好きな子に、声をかけられない状態と同じといえるでしょう。 また、自分の不得意なものと向き合うことで、自分自身について理解をすることにつながります。不得意なものを理解をすることで、選択肢が絞られていきます。 不得意なものは、不得意として受け入れる必要があります。そして、得意なことを伸ばしていくと、不得意なことは自然に消えていきます。 自分の得意、不得意と向き合うことで、自分自信の理解へとつながり、その中から、情熱を感じられる行動が見つかってくるのです。 いかがでしょうか? 今回は、「自分の情熱の理解」について説明をしてきました。 自分の情熱を理解することは、自分自信を理解することだと言えます。つまり自分と向き合うことが大切なのだと思います。 次回は、願望を達成するためのやり方として、「紙に書く」ことについてを、まとめたいと思います。お楽しみに。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/08
コメント(0)
今回から、シリーズの「願望達成編」をスタートしていきます。どうやったら夢は叶うのか、ということを探究していきたいと思います。 願望達成には、大きく3つにわかれています。それは、「選び方」「やり方」「あり方」の3つです。 「選び方」は、どんな夢を描いたらいいのか、どんな目標を持てばいいのか、などその夢を選ぶ基準を説明していきます。 「やり方」は、その夢や目標、願望を達成していく具体的なやり方をまとめていきたいと思います。「あり方」は、願望を達成していく中で、どんな自分でいたらいいのか、そのために必要な習慣や姿勢などを、まとめていきたいと思います。 まず今回は、「やりたいことが見つからない」「やりたいことがわからない」といった、願望達成の難民状態のために、夢を選ぶための判断基準をまとめていきます。 なぜやりたいことがわからないのか?まず、「やりたいことが見つからない」「やりたいことがわからない」という状態に、なぜ、そうなってしまうのかを考察していきます。 私も、10代20代と、「やりたいこと」について、うまく話せませんでした。その経験もふまえて考えると、「社会」というのが大きな要因にあるのだと思います。つまり、世間体というものです。 これは、学生生活で受けてきた、「みんな同じことが美徳」という同調圧力により、「私の個性はこれです」と、発信することにためらってしまったのだと思います。社会に出ても、「出る杭は打たれる」という言葉を信じて、自分らしさを忘れていったのではないかと思います。 このように、大きな枠組みで見ると、日本の社会の中では、「やりたいことが見つからない」「やりたいことがわからない」という傾向になるのではないでしょうか。 夢を選ぶ前に、まず自分が持っている判断基準というのを、見直す必要があると思います。 やりたいことを惑わす世間体とは?やりたいこを選ぶ前に、一般的に広がる世間体の考え方を見てみましょう。 まず、やりたいことに対して「才能がなければやりたいことをやってはいけない」ということです。最初は、誰しも初心者です。人の目を気にしすぎては、いい判断を出せないのではないでしょうか。 次は、やりたいことをやっても「仕事にならない、お金を稼げない」ということです。「それをやって何になるの?」という言葉を受けるかもしれません。しかし、必ずしもお金だけが豊かさにつながるとはかぎりません。やりたいことが、どんな進化をするかは、最初は誰にもわからないでしょう。 最後は、「誰が責任をとるの?」です。自分が、心からしたいことをすることが、その人の人生でもっとも責任ある行動です。 私も自分の経験を振り返ると、「社会的な怖れ」というものがあったと思います。社会と違うことをすると、拒絶されるという怖れです。これは、いい面では犯罪などを抑圧するものとなるでしょう。反対に、「自分だけが豊かになる」というものにも働いていたのかもしれません。 それでは、やりたいことの判断基準の中心に置くものはなんでしょうか。 情熱がやりたいことの判断基準あなたのやりたいことは、あなただけが知っています。それは、情熱から湧き上がるものでしょう。やりたいことの判断基準は、あなたが持っている「情熱」です。 夢を描く前に、考えることは、「何に情熱を感じるのか」です。言い換えると、あなたは「何を好きと感じるのか」「あなたは何にワクワクするのか」ということです。 人間は、自分が持っているエネルギーを、どう表現するかで人生をつくっていきます。そのエネルギーを、いろんな方法で表現することができるのです。 そのエネルギーの使い方が、自分の嫌いなことをやっていたり、嫌々やっていたりすると、エネルギーが拡がらないのです。それは、選んだものが間違っていたり、違った基準で選んだものだからです。 自分が情熱を感じていることを、続けているとエネルギーが上がってきます。「商い」という言葉が「飽きない」と同じ発音ですが、昔の人たちは、それが理解できていたのでしょう。 自分が情熱を感じること、好きなこと、ワクワクすることを、選択基準として、自分の夢を描いていくことが、最初のステップです。 いかがでしょうか?今回は、願望達成シリーズの第1回目として、その「スタート地点」を説明してきました。 まず、あなたの「情熱」を基準にして、夢を描いていくことが必要です。では、「そうは言っても自分の情熱がよくわからない」という人はどうしたらいいのでしょうか。 次回は、自分の情熱を理解するためには、何をしたらいいのか、をまとめていきます。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する [ 本田健 ]楽天で購入【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/03/07
コメント(0)
今回のブログは、「夢を予定に変える技術」をまとめていきます。 「夢を予定に変える技術」とは、「夢」という漠然としたものから、「予定」といった具体的なことへ落とし込んでいくテクニックということです。 1月の読書では、ほとんどバシャールの本を読みました。その中で、「並行現実」というのがあります。これは、一瞬一瞬、私たちは未来を選んでいるということです。パラレルワールドとも呼びます。 今回は、夢を予定に変えれるように、何を選んでいけばいいか、そして、何が必要なのか、をまとめていきたいと思います。 想うことからすべては始まる最近、夢を持っていますか?夢を持っていない方は、まず、夢を持つことから、始めましょう。夢を持つことに、年齢制限はあると思いますか? 夢を持つこととは、想うことです。「こうなったらいいなぁ」「あんなことしたいな」「これに憧れるなぁ」など、イメージすることです。イメージできなことは、できないことです。心の中に描くことで、すべてが始まり、動き出します。 しかし、自分の内側に想い描いているだけでは、夢は、夢のままで終わります。山の頂上から見る景色は、インターネットで調べたら、それなりに見れるかもしれませんが、実際に体感することはできないでしょう。 それでは、夢を予定に変えるステップを考えていきましょう。山登りには、何が必要になってくるのでしょうか。 夢と予定の分かれ道夢に向かって行く原動力は、あなたがイメージしたものから、受け取ったワクワクした気持ちです。そのワクワクした気持ちと向き合い、「本当にやりたいことなのか?」と自問自答することも必要でしょう。 本当の気持ちならば、その気持ちに対して、具体的な行動を取れるかどうかが、分かれ道となってくるのです。「山の頂上へ行きたい」と思ったら、山へ行かなといけません。行動に移せるかどうかが、夢と予定の分かれ道となってきます。 では、具体的な行動とは、どんなものでしょうか。どうすれば、具体的な行動を、知ることができるでしょうか。 小さな一歩の積み重ね「千里の道も一歩から」という言葉のように、山の頂上に行くには、一歩一歩、歩いていくしかありません。その、「一歩」には、具体的にどんなことがあるでしょうか。山登りを例えに、考えていきます。 最初に決めることは何でしょうか。まず、「どの山」なのか、そして、「どれくらいの山」なのかを調べます。そうすれば、どれくらの距離を歩くのかがわかり、どんな装備や、どんな準備が必要になるかがわかるでしょう。 ここまでくれば、後は、「いつ行くのか」「誰と行くのか」「一人で行くのか」など、具体的に決めていけます。これで、漠然としたものが具体的になっていきます。 「起業」や「結婚」、身近なものでいえば「旅行」など、これを応用していくだけです。そして、大切なのは、「行動」と「できると信じる」ことになってくるでしょう。 いかがでしょうか?今回は、「夢を予定に変える技術」について、まとめてきました。 夢を予定に変えるのに必要なものは、「具体的に思い描く」「具体的に決める」「具体的な行動」、そして「明確な意志」が必要になってきます。もっと具体的に言うと、リサーチと、時間と、お金と、エネルギー、そして強い意志が必要になります。 そして、応援という心強いものがあれば、鬼に金棒になりますね。自分も一生懸命やって、応援を増やせるようにしていきたいと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/02/07
コメント(0)
自分の感情に飲み込まれることはありますか? 自分の経験で、思い出すのは、怒ったときと、悲しみで涙したときでしょうか。 今、時代の中では、世界的に感情の渦が動いているような感じがします。今回は、自分でも少しづつわかってきた、感情に飲み込まれそうになった時、自分を俯瞰して見ることについて、書きたいと思います。 自分の感情をモニターで見る 「怒りで我を忘れる」そんな経験があると思います。この言葉が、感情に飲み込まれている瞬間ではないでしょうか。 現在、年末の時期でもあり、あわただしさや人の動きもあると思います。その中で、自粛などが重なり、気持ちにも焦りが出てくるかもしれません。 そんな時は、自分の感じている感情に、言葉をつけてみてください。 「おっ、今怒ってるね」「悲しい感情が出てきたね」「珍しく喜んでいる」 これが、自分の感情をモニターで見る、ということです。自分の感情のモニタリングとも言えるでしょう。テレビ番組のように、自分の感情を実況中継することです。 これで、自分の感情を俯瞰的に見て、一歩引いたところから自分を観察できるので、感情に飲み込まれることから回避できるようです。 ポジティブでいなければいけないという弊害 少し前まで、自分の考えでは、ポジティブが善で、ネガティブが悪、のような考え方がありました。なので、ネガティブな感情(特に怒り)が出てきたら、よくない事だと思っていました。 怒りの感情が出てきても、なかったことにしていると、だんだんエネルギーが下がっていくように感じました。 エネルギーにもレベルがあり、怒りレベルのエネルギーを無視していると、無気力につながるようです。 この自分の感情をモニターで見る、ということを実践するようになって、怒っている感情をちゃんと見てあげることにより、そのエネルギーにも存在価値が出てきます。そこから、全体的なエネルギーも上がっていくように感じました。 その感情が出てきた理由を知る 今、自分が実践していることは、感情に対して、「なぜそう思ったのか?」を自分に問うことです。 感情は、自分の顕在意識と関係しているので、そこから「感情のクセ」や自分のやりたいことのヒントを探っています。 自分の才能は、自分の感情からつながっているようです。「自分と向き合う」というのも、今自分が感じている感情を、モニタリングするところからがいいと思います。自分と向き合うことで、本当にやりたかった仕事や、理想のパートナーとの出会いにつながるはずです。 本当の自分との向き合い方は、日ごろ感じている感情から向き合ってみると、いい方向に向かうのではないかと思います。自分の人生を大切にするために、まず目の前にある自分の感情を、しっかり見てみるのはどうでしょうか。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】錦織新著「真実の引き寄せの法則(P29)」すばる舎
2020/12/27
コメント(0)
全59件 (59件中 1-50件目)