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「人は善悪の友による」という言葉があります。人は、つき合う人によって、よくも悪くも影響を受けます。また、「朱に交われば赤くなる」というように、人は交わる人によって、その影響を受けていきます。 さらに「類は友を呼ぶ」という言葉は、「人の想念は絶えず振動して、波を発し、その波は共振して同じ周波数を持つものを引き寄せる」ということです。 人生をよりよく生きている人たちは、悪影響を及ぼす人間関係を断ち切ります。人間関係を選別しているのです。なぜなら、有害な人間関係から生じる悪影響は、他の人間関係や人生全般に及んでしまうからです。 「常にネガティブな人」「懐疑的で嫉妬心に満ちている人」「不満ばかり言う人」、このような人たちと接していると、自然に嫌な気分になってしまうのではないでしょうか。人は、他人、その場所、モノなど、他のエネルギーから影響を受けてしまうのです。 嫌な気分になることは、誰しもあります。その相手にも事情があるかもしれません。けれども、相手は「誰かに悪い影響を与えている」と思っていない可能性もあります(わかっていない・気づいていない可能性もある)。 ですから、「悪影響をもたらす人」に気づく見識が、あなたには必要になります。はっきりと見極めることが必要なのです。そのために、丁寧に断ることや、できる限り接触しないことや、距離を置くことも大切なのです。 人が成長するためには?周りで問題が起こったとしても、あまり深入りしすぎではいけません。深入りしすぎて、逆にとばっちりを受けたり、かえって問題をもっと悪くしてしまうかもしれません。 大切なことは、「他人事と割り切る」ということです。「それはあなたたちの問題なのだから、あなたたちで解決しなさい」という姿勢を持つことです。 部下や子供、上司や両親、そういった人たちの問題は、その人自身で解決しなければいけないのです。そして、そうすると人は成長します。 さらにそれを見たら、反面教師とし、「そのとき自分ならどうするか」を考えることです。人生をよりよく生きるためには、ネガティブな影響に対して身を守ることも大事です。「割り切ること」「断ち切ること」、こういったことも時には必要になってくるのです。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【関連記事】・よりよい人間関係のために自分をどう変えていくか?~習慣まとめ⑰~(2021年4月1日記事)・この世はすべて「エネルギー」(2022年1月22日記事)・(YouTube動画)他人事と割り切ると人は育つ 【人を動かすコトバ】
2023/04/24
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「何をやってもうまくやる人」というのが人々の中にはいます。「歌も歌える、ダンスもできる、演技もできる、顔もいい、性格もいい」と、何でもできる人もいます。ユーティリティプレイヤーというやつです。 けれども、人間は凸凹しているもの(得意不得意があるもの)です。つまり、人それぞれ、人と違っていることが自然な状態なのです。今回は「凸と凹がかちっとはまるから夢が叶う~人間が成功するカギとは?~」というテーマで、まとめていきたいと思います。 自分で自分の夢は叶えられない何でもできる人でも、自分の夢を叶えられていない人がいます。うまくやれても夢を叶えられない人がいるのはどうしてでしょうか。 それは、「自分で自分の夢は叶えられない」からです。どういうことかというと、夢は人が叶えてくれるものだからです。 人には、苦手なことがあります。けれども反対に、その人の苦手なことが、好きなことで得意な人もいます。 ある人にとって苦手なことを、ある人は好きで得意なため、やりたいと思っている場合、それはWINWINの関係になります。それは「やらされる」のではなく、その人が「やりたかったからやる」という関係になります。 この関係性は、やりたかった人の夢は、苦手な人がいることで叶えられていることになります。これは「苦手な人が夢を叶えている」という関係になるのです。 ようするに、凸と凹がかちっとはまるから夢が叶うのです。得意と不得意がマッチングするから、夢が叶うのです。 多様性に進む世界とはこれまでの時代は、表層的な均質を求めていた時代だったため、得意は出しゃばらずに、不得意は克服する、という個性を消す時代でした。「我がまま(その人がそのままの形で生きること)」がネガティブな存在だったわけです。 しかし、多様性があると、我がままはネガティブな存在ではなくなります。社会には多種多様な人がいます。凸ばかりの人もいれば、反対に凹ばかりの人もいます。これからの時代は「その人がその人の性質のままでいい」という世の中になっていくのです。 人間が成功するカギとは?これまでの歴史で、人間が成功してきたカギは「信頼・信用」です。誰かを信頼・信用するのは人間の本質だと言えます。 あなたのポジティブな態度が相手を変えます。たとえば、相手が意地悪をしてきても、こちらが親切な対応をすれば、相手は意地悪をしずらくなります。けれども、ほとんどの人を信頼したければ、時には騙されることを受け入れなくてはなりません。騙されるというのは、人間である証拠でもあるのです。 「そう思われると、その人はその通りに動く」 相手を信頼すれば、その人はその通りに動くかもしれません。反対にそうではないかもしれません。しかし、その心がなければ人は成功に向かっていかないのです。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・雲黒斎の『うんちャンネル』・(YouTube動画)【2023年はシルバー民主主義から脱皮】「周りと違うことに慣れろ」30代の世界的知性、ルトガー・ブレグマン氏/ベーシックインカムは可能だ/ユヴァル・ノア・ハラリ氏絶賛の若き知性の希望の人類史ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2023/01/15
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私たちの最初に属する社会集団は「家族」です。大半の人が、気づいたときには人間として存在し、家族というコミュニティの中にいます。 そういった意味でみると、親から受けるものは、なかなか選べないものです。今回は「家族」ということにフォーカスして、「家族」とはどんな存在なのかを考えていきましょう。 家族について考える親にどれくらいの時間とエネルギーをかけるのか、と考えたことはありますか? また、兄弟姉妹と、どれくらいの距離を保ちたいと考えたことはありますか? 30代の人であれば、そういったことを少しでも考えることがあるかもしれません。そして、それは今、考えておくことでもあるのです。 そういったことを考えるとき、ちょっと意識したいことがあります。それは「感謝を期待しないこと」です。 家族のために何かやってあげるときは、感謝を期待しないことです。理想を言えば、「これくらいは当然のこと」「あたりまえのことをしているだけ」と思うことです。それは、普通にやれることだけをやる、と考えると気持ちが楽になるからです。 あなたにとって家族の存在とは「感謝を期待しない」と言われても、それはなかなか難しい、と感じる人もいるのではないでしょうか。それは、家族に対して、感謝をすることもあれば、恨みや憎しみの感情もあるからです。 家族は、あなたの背中を押してくれる一番の応援者にもなるし、足を引っ張る存在にもなります。ではあなたにとって、家族とは、一体どんな存在でしょうか? 「人生とはこういうものだ」や「人間関係とはこういうものだ」という観念は最初、親から受け取ります。 そして、観念は常にある程度の範囲で変化していきます。たとえば、あなたが5歳のときに道路を横断するのは危険だと感じていたとします。けれども30歳になれば、そのような観念は捨ててしまっているでしょう。 観念とは、自動的に感情とイメージ(想像)のパワーを動かすものです。そして、感情とイメージはどちらも観念に従います。 つまり、子どものころに親や家族から受け取った「観念」が、今のあなたを応援しているのか、足を引っ張っているのかの違いがあるだけなのです。 家族は「先生」家族は、あなたが幸せになる道を歩むうえでの「先生」だと考えると、少しは気が楽になるかもしれません。実際、家族は、「愛とは何か」「与えるとは何か」を身をもって教えてくれる存在です。 観念が感情を生みます。ですから、観念が消えると、それに関係する感情的な背景がなくなります。それが、あなたのイメージや思考を、別の方向へ向かわせます。 「家族に感謝を期待しない」 家族とのあいだに平和をつくるためには、家族だからこそ生まれる怒りや憤り、犠牲感、抵抗感や違和感といったものを理解するしかありません。そして、それらを一つずつ癒していかなければならないのです。 いかがでしょうか? 今回は「家族」ということにフォーカスしてまとめてきました。 家族だからこそ、許しあえることもあるでしょう。反対に、家族だからこそ憎むこともあるでしょう。しかし、それが人間というものだと言えますね。 「家族」という存在を、あなたはどう思いますか? これを機会に考えてみるのもいいかもしれませんね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・観念があなたの経験の構造をつくっている ~セスのまとめ⑧~(2022年10月12日記事)・30代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]30代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]価格:1540円(税込、送料無料) (2022/12/10時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/17
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自分らしく生きたい場合は、まず自分を知ることが最初のステップです。それは、自分を忘れるくらいに熱中することや、没頭することの中に「自分を知る」ということがあります。 さらに、自分を知り、熱中するものを見つけたら、「意図的に生きる」ことです。意図的に生き、自分の理想の人生を創っていくのです。 そして、理想の人生を創っていくためには、「人を喜ばせる」ということが大事になってきます。ということで今回は、「人を喜ばせる」ということにフォーカスしてまとめていきます。 人を喜ばせること大好きなこと、そして得意なことをして生きたいのならば、人を喜ばせることが大事です。 人を喜ばせることの前に、まず自分自身が喜んでいる、楽しんでいる状態であるということが大切になります。次に、その楽しんでいるエネルギーを、上手に人に伝えることです。 ここでは「何をしないのか」に意識を向けることです。「何かをする」ということばかりを考えるのではありません。 なぜなら、「しないこと」を決めることで、自分自身を大切にし、それがエネルギーを満たすことに繋がるからです。その上で他者と関わり、相手を喜ばせることができれば、エネルギーの枯渇もなく、上手にエネルギーの循環を起こすことができます。 それでは、あなたが喜ばせたい人は誰でしょうか。 喜ばせたい人は誰?「あなたが喜ばせたい人は誰ですか?」 じつはこの答えが、あなた自身のライフワークの答えになることが多いのです。 あなたが喜ばせたい人というのは、あなたが「力になりたい」と感じている人たちです。 その人たちが抱えている問題、悲しみや喜びが手に取るように、あなたにはわかります。だからこそ、何を提供したら、その人たちに喜んでもらえるかがわかるのです。つまり、あなたが喜ばせようと意識していないのに、喜んでくれている人たちです。そういった人たちとは、自然にあなたの波長と合うでしょう。 そういった人たちは、あなたの人柄やその他の要素を見て、応援してくれます。それはさらに、あなが喜ばせたい人たちを、あなたが喜ばせようとすることを、喜んで応援してくれるのです。 どんなファンに囲まれていたいかファンという存在は、自然に集まってくるものです。無理に集めようとすると、不具合が起きるでしょう。 あなたはどんなファンに囲まれていたいですか。「一緒にいて楽しい人」「情熱がある人」「クリエイティビティが刺激される人」など、様々でしょう。 そんなファンの人たちに囲まれて、イベントをしたり、何かを企画したりすれば、心からワクワクするような仲間になるはずです。そういった「自分も楽しんで、ファンを集めていく」という活動自体が、あなたの人生を面白いものにしてくれるのです。 いかがでしたでしょうか? 今回は、「人を喜ばせる」ということにフォーカスしてまとめてきました。 「類は友を呼ぶ」というように、自分の周りに集まってくる人は、自分に似たような人なのかもしれません。だとしたら、どんな人に囲まれていたのか、ということが理想の自分像なのかもしれませんね。 自分を磨いていくことが、良き仲間を見つけることになるのではないでしょうか。そして、良き仲間を見つけていくことの最初のステップが「喜ばせたい人は誰か?」と自分に問うことなのです。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・「自分を知る」とはどういうことなのか(2022年12月5日記事)・30代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]30代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]価格:1540円(税込、送料無料) (2022/12/10時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/12/13
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今回は、他人や外側のせいにしてしまうことについて考えていきたいと思います。 「○○のせい」と考えてしまうことは、誰にでも起こることかもしれません。私も「なんでそのタイミングでそれをしてしまうかな……」と全体的な失敗を、ある一カ所のミスのせいにしてしまうこともありました。 いき過ぎた「犯人捜し」は、良い結果を生まないと思います。しかし、「○○のせい」にしてしまうのが人間の特徴だとも言えます。今回は、そんな「○○のせい」という考え方について見ていきたいと思います。 なぜ「○○のせい」と考えてしまうのか?「年齢のせい」「性別のせい」「生まれた環境のせい」「親のせい」「他人のせい」 など、人は「○○のせい」と考えてしまうことがあります。それは「○○のせい」と考えた方が、人間は楽だからです。 「○○のせい」と考えていると、大きなデメリットがあります。それは「やりたいことはやれない」と考えてしまうことです。 「○○のせい」にしてあきらめることを繰り返すと、「やりたいことはない」「やれることはない」という固定観念になってしまいます。けれども本当は「○○のせい」にして、「失敗するのが怖い」「チャレンジするのが怖い」と怖れているだけなのです。 体験はどのようにして生まれるのか?「自分の人生で体験するものが、どのように自分の人生に来ているのかという仕組み」。この仕組みを理解していないため、「○○のせい」にしてしまうという側面もあります。 「どうしてこうなるのか?」と自暴自棄になってしまうのは、「自分が手にしているものがどうやって来たのか」を理解していないからです。それは惰性で人生を作ることになります。 惰性は変化をやめることや怖れることになってしまいます。しかし、仕組みを理解していれば、選択の自由が生まれてきます。 ゲームのルールも知らずにゲームをしていれば、訳がわからなくなるのも当然です。なぜポジティブな感情が出てくるのか、なぜネガティブな感情が生まれてくるのか、それらを理解していれば、その感情を選ぶか選ばないかという選択ができるのです。 「○○のせい」にしない大切な心構え「○○のせい」にしない大切な心構えは、「変えられないことを受け入れる姿勢」です。 人生に完璧なことはありません。この世界は完璧ではないことが完璧なのです。 「変えられないこと」「コントロールできないこと」は必ずあります。「変えられないこと」は受け入れ、いい加減を許してあげることも必要なのです。 普通のことであれば、8割の力でこなす方がいい場合もあります。それは、他人から与えられたものが、あなたにとって必ずしも必要なものとはかぎらないからです。 自分の情熱やポジティブは自分のハートで選ぶものです。自分で選択する、ということが大切なのです。 いかがでしたでしょうか? 今回は「○○のせい」という考え方についてまとめてきました。 たしかに、「○○のせい」と外側に責任を押しつければ、自分は楽になるかもしれません。けれどもそれは、他人や外側に主導権を完全に手渡しているようなものです。人のせいにすれば、その人があなたの現実や人生を作っていることになってしまいます。 でも本当はあなたの人生は、あなたが作っているものです。というより、あなたにしか作れないものです。ですから、「変えられないこと」は受け入れ、ポジティブにフォーカスすることが大事なのですね。自分自身を客観的に見ることができれば、余力も生まれてくるのではないでしょうか。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】・『強運ワクワク伝』その③ ~「ワクワクの再設定」のタイミングとは?~(2021年10月25日記事)・「やりたいことがない」はありえない!? ~やりたいことがあるから生まれてきた~(2021年11月5日記事)・『自己肯定感』について知ろう!その③ ~自己肯定感の大切な心構え~(2021年11月10日記事)・心が満たされていないときのサインとは?(2022年8月19日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/11/29
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他人と比較をしてしまえば、人の目も気になるものです。今回は「人の目が気になる」という悩みをテーマにして、このブログ記事をお届けしていきます。 なぜ人の目が気になるのか?人の目が気になったり、他人の反応ばかりが気になるのは、それだけ自意識過剰になっている状態です。自分軸ではなく他人軸で生きているのです。 また、同調圧力が強い日本社会では「みんなが同じように行動しなければいけない」という傾向が顕著です。 「空気を読む」「出る杭は打たれる」「他人と違ってはダメ」 こういったことも、日本の伝統や教育から生まれる「勝手に自粛してしまう行為」です。そこから周りを気にするようになってしまいます。 人の反応を気にしているとき、「自分の本当にやりたいことをやれていない」「自分に自信が持てていない」「心が満たされていない」などが理由として考えられます。それはつまり、自分軸で生きていないことなのです。 「人の目が気になる」の対処法それでは、「人の目が気になる」という悩みに対して、どうすればいいのでしょうか。ここでは3つの対処法を見てみましょう。 ①常識をよく見てみる②コストを考えてみる③少しずつ変えていく ①常識をよく見てみるまず今の世間の常識を、しっかりとよく見てみることです。その常識は、どのような根拠なのかを、歴史的な視点から疑ってみることです。従順に生きるのではなく、素直におかしいと思うことは疑い、それを調べ、そしてそれが自分には必要ないと思うのであれば、手放すことも必要なのです。 ②コストを考えてみる人の目が気になるとき、自分の好きで楽しいことが「できていないコスト」を考えてみることです。「今日は残りの人生の最初の日である」という言葉があるように、私たちには“限り”があります。それを考えると、自分が本当にやりたいことをやり、伝えたいことを伝える、ということが大事だと思えてくるのではないでしょうか。 ③少しずつ変えていく自分を表現することが、あなたを解放していくことに繋がります。ですから、自分の能力や魅力を、可能なかぎり自由に発揮できるように、身近なところから常識を変える勇気を持つことです。 あなたの心は満たされる人には「他人から見られてどう思われるか」という意識があります。そしてそこには「人の目を気にする労力」というバランスが生まれます。年齢によって他人と自分との境界線ができてきますが、この2つのバランスが年齢などの理由で見合わなくなると「人の目なんてどうでもいい」と、何かを捨てるような気持ちになってしまいます。 自分が本当にやりたいことに熱中すれば、他人の反応は気にならなくなります。自分のやりたいことを100%やっていれば、自分の心が満たされていくでしょう。本当にやりたいことの情熱が高まれば、いい意味で「人の目が気にならなくなる」のです。 自分の心が満たされていれば、それだけエネルギーが溢れ出ます。反対に自分の心が満たされていないと、「人の目なんてどうでもいい」と他人からの見られ方を捨てたような考え方になり、それはマナーやエチケットの低下になるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「人の目が気になる」という悩みをテーマにしてまとめてきました。 人間は社会的動物です。なので、「人に見られてどう思われるか」という意識があるのは当たり前だと言えるでしょう。そして、「人の目を気にする労力」というのは自然に備わるものなのです。 一人ひとりが「人の目」を気にして生きていると言えますが、その中では「意識と労力のバランス」が大事なんのではないでしょうか。 「世間の常識」であっても、「自分の情熱」であっても、「それは自分の幸せにとって必要か」ということが大切な自問になるかもしれませんね。人の目が気になったとき、それを考えてみるといいのかもしれません。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】・「悩み」を「哲学」で解決できるのか? その⑤ ~【その他編】~(2021年10月7日記事)・心が満たされていないときのサインとは?(2022年8月19日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/11/27
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今回は「他人との比較」というテーマで、この記事をまとめていきたいと思います。 健全な他人との比較であれば、自分の進歩や成長に繋がると思います。しかし、そうではない比較であれば、集中力を削がれたり、無意味な競争を生んでしまいそうです。では、この「比較」というものと、どうやってつき合っていけばいいのでしょうか。 まず「比較」というものがなぜ発生するのかを考えながら、人間界のルール的なものである「他人との比較」について考えていきたいと思います。 人は「比較の中」で考える「あの人より優れている、優れていない」「あの子より可愛い、可愛くない」「あの仕事より給料が高い、安い」 人は何かと比べることで、物事を考えます。これは誰しもあることで、比較や順位というものは自然にできてしまいます。それでは、なぜ「比較」は生まれるのでしょうか? ここからは3つの視点で「なぜ比較が生まれる」のかを見てみましょう。 ・教育・身分制・謙遜の意識 「教育」まずは、子どものときの教育からの影響です。成績や順位などは教育に必要なものです。それはヒエラルキーをつけた方が、世界の見え方がわかりやすいからです。教育に限らず、世界の見え方がわかりやすくなるため、人間は他人と比較してしまうのです。 「身分制」日本は江戸時代の身分制から続くムラ社会の伝統を受け継いでいるといえます。その中では、「である」という自分のステイタスの価値観がいまだに根強い社会なのです。自分の有能さを「所属」や「状態」で証明し、他人と比較する傾向にあります。「する」ということが評価される、実力の価値観が台頭している現代でも、まだまだ「である」という所属・状態の価値観を比較対象にしてしまうのです。 「謙遜の意識」謙遜の意識は、日本人だからこそ生まれるものでしょう。「誰かより上に行くのが嫌」「自分が上に行って相手が下に行くのが嫌」という気持ちは、すでに「上・下」が存在しているのです。基本的に自分のことをマイナスだと前提していれば、遠慮の気持ちが健全なものにはならないでしょう。 大きく見ると社会的動物であるがゆえ「比較をすると世界の見え方がわかりやすくなる」というようにポジティブに捉えられる部分もあります。大きく見ると人類は、その上下の関係により集団の統率を高め、危険から自分たちの命を守る機能を作ってきたのです。 なので、人間は「勝った・負けた」のように集団の力関係を把握したり、その様子を観察することが好きなのです。「社会がつける序列づけ」というものは、人類の進化の過程でずっと遺伝的に残されてきたものであり、本能的なものなのでしょう。 なぜ人は「比較の中」で疲れてしまうのか?「比較」というものが必ず存在するものだとわかったとしても、その中で疲れてしまうことも現実にあることです。では、なぜ人は比較の中で疲れてしまうのでしょうか。 まず現代のSNSなどでは、「他者から評価されている自分」を強く意識してしまいます。自分の外側に意味を求めていると、人は疲弊してしまうのです。 そして比較の中で理想が高すぎると、「ないものねだり」に繋がります。基準に届いていない、ということは「満たされていない」ことになり、セルフイメージを落とすことになります。 セルフイメージを落とすと、社会がつける序列づけに対して不満を持ったり、無理に相手より優位に立とうとします。 これは「自分はもっと上なんだ!」というアピールのマウンティングに繋がり、不要な恨みを買ったり、人間関係がぎくしゃくしたりと、大抵マイナスに働きます。これによって、さらに疲弊してしまうのです。 「比較」という幻想を攻略する3つのコツそれでは「比較」というものと、良いつき合いをするための3つのコツを見てみましょう。 ①自分が納得する解釈を持つ②自分に必要なことを明確にする③自分の状態(ステイタス)を知るために使う ①自分が納得する解釈を持つ他人と比較してしまう悩みの奥にあるものは、「自分とは何者なのか?」というものです。それを解消するためには「自分が納得する解釈を持つ」という軸があることです。比較をすると「高い・低い」「上か・下か」「良い・悪い」など、「いい意味」をもたなければならないと思ってしまいます。けれども、「本当のいい意味」とは、「自分の存在に対して自分自身が好きになれること」なのです。 ②自分に必要なことを明確にする「自分とは何者か」がわかっていれば、自分に必要なことが明確になります。それが明確になれば、「自分はどこで勝負するのか」がはっきりとしてきます。すると、中途半端な争いや無駄な争いがなくなり、マウンティングのようなことも少なくなります。マウンティングは動物的本能で下に見られることを防いでいるだけです。しかしそれは、ただ単に理想が高すぎているだけで、本当にやるべきことは実力を磨くことなのです。「金持ち喧嘩せず」という言葉があるように、本当の金持ちであれば“金持ち自慢”はしません。マウンティングは中途半端な人がすることで、無意味な比較なのです。 ③自分の状態(ステイト)を知るために使う比較対象がなければ、自分の位置がわかりません。自分の成績・順位・状態を知るために「比較」を使うのです。それには、「自分は何者でどこで勝負をするのか」が自分自身でしっかりと理解していることが前提です。他人と比較せずに自分自身に集中できることがベストですが、自然に他人と比べてしまうこともあるでしょう。それを自分の進歩に活用するのです。「こなくそ精神」という悔しさが、あなたを進歩させる側面もあるのです。 今の状態が完璧だと思えたら、自然とセルフイメージも健全になります。悔しさという感情も自分に必要なことだと考えれば、セルフイメージも上がっていくでしょう。「比較」という外側にあるものを、自分の内側(ステイト)を見るために活用するのです。 いかがでしょうか? 今回は「他人との比較」というテーマでお届けしてきました。 結局は比較対象があることで、ポジティブにもネガティブにも作用する側面があるということですね。これを上手に使うことが、よりよい人生に繋がっていくのでしょう。 そしてそれをふまえて、「世間とのつき合い方をどうするか?」を考えていくことが大事だと思います。それは、あなたの「人生の目的」に繋がっていくと思うからです。「比較」をうまく使って、ライフワークを引き寄せていきたいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・「悩み」を「哲学」で解決できるのか? その⑤ ~【その他編】~(2021年10月7日記事)・『引き寄せの法則とセルフイメージ』の関係性とは?(2021年10月21日記事)・『自己肯定感』について知ろう!その③ ~自己肯定感の大切な心構え~(2021年11月10日記事)・マウンティングについての深掘り ~マウンティングが必要なくなる時代とは?~(2022年6月2日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/11/26
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今回まで「嫉妬・ジェラシー」について調べたものをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。今回は、嫉妬・ジェラシーの最後の回です。「嫉妬の対処法」について見ていきましょう。 嫉妬の対象になる人の特徴とは? 嫉妬やジェラシーを一身に受けると、仕事もうまく進まなくなります。ですから、嫉妬をわざわざかきたてるようなことをやらない、というのも心がけたいものです。 嫉妬を受けやすい人というのは、自分のもっているものが、いろんな人の怒り、哀しみ、絶望を引き寄せている可能性がある、ということを理解しておくことが必要です。それは、両親や兄弟姉妹との関係が背景にあります。 嫉妬の対象になる人は、自分の中に人の感情をさかなでする部分があるのです。それは「受け身的攻撃」です。「あからさまに批判したり攻撃したりするわけではないが、人の怒りを買う」というのも攻撃の一つです。 「攻撃を人から引き出す」というのが嫉妬やジェラシーを受ける人の特徴です。これをあえてやるのが得意な人もいます。また、ジェラシーをエサにして、自分のビジネスに結びつけ、マーケティングやセールストークとして使う人もいます。 嫉妬やジェラシーを使うことは、プラスな面もありますがマイナスな面もあります。これが一定数のマイナスがたまると、鹿威しのようににカコンと落ちて一括清算されることもあるのです。 嫉妬が起きたときのリーダーの役割とは? 嫉妬が、そのチーム内や組織で起こったときのリーダーの役割とはどんなものでしょうか。 まずリーダーとしては、嫉妬がなぜ起きるのかを理解しておかなければなりません。そして、それを全員にちゃんと理解してもらう必要があります。 嫉妬やジェラシーを起きないようにする、というのもリーダーの一つの役割です。また、嫉妬やジェラシーが起きたときに対処することもリーダーの役割なのです。 嫉妬の多くは自分に似ている人に対して起こります。だからこそ、同じような環境にいる中では、足の引っ張り合いが起こるのです。 嫉妬やいじめを受けた人は、それに甘んじずに自分が上がっていき、嫉妬やいじめをしている人たちにちゃんと伝えていくことが必要です。嫉妬やいじめの中には立ち回りが上手い卑怯者がたくさんいます。ですから、自分は卑怯者にならない、と決めることも大事なのです。 嫉妬を感じたらどうすればいいのか? 嫉妬を理解したとしても、嫉妬心が出てくるときもあるでしょう。では、自分が嫉妬を感じたとき、どうしたらいいのでしょうか? もし、他の人がうまくいったのを見て、嫉妬心を感じたら「次は私の番だ」と思うようにすることがポイントです。誰かがチャンスを掴んだとき、「次は自分の番だ」という気持ちを持つことで、天に貯金をしているのです。 つまり、嫉妬を感じたら「嫉妬ではない見方」に転換することです。嫉妬ではなく、「次は自分にチャンスがくる」と期待をし、楽しみにしていることが秘訣なのです。 また、人に嫉妬をするということは、自分自身に対する罪悪感があるということです。相手に嫉妬する部分は自分の自信のない部分であり、嫉妬心は自分の状態を見ることに使えるのです。逆に自分に対して罪悪感がないと、人に嫉妬をしないのです。 「自分は自分自身に何が足りていないと思っているのか?」と嫉妬が出てきたときに、自分に問いてみると真の願望が見えてくるかもしれません。相手に見えることは、それだけ自分の中で意識しているものでもあります。あなたの中から出てくる嫉妬やジェラシーは、あなた自身にヒントを与えているものなのです。 いかがでしょうか? 今回は「嫉妬の対処法」について、様々な角度から見てきました。 ジェラシーを出している人を見て「ああはなりたくない」と思っていたら、嫉妬をかりたてるような人間になっているかもしれません。また「俺(私)はすごい!」となっている状態も人のジェラシーをエサにしているのでしょう。 嫉妬もジェラシーも人間ドラマを作る一つの要素です。ネガティブなエネルギーもポジティブなエネルギーも人生を面白くするスパイスだと理解すると、取り扱うのが面白くなってくるかもしれませんね。そのために、感情を理解していくことが人間には必要なのだと思います。 さて「嫉妬・ジェラシー」の深掘りまとめは今回で終わりです。次は、罪悪感か無価値感を調べていきたいと思っています。また、感情シリーズについてまとまりましたら、ここのブログで発表していきたいと思いますので、お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございました!【参考】・Ken Honda 本田健ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/07/31
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今回は、嫉妬・ジェラシーの中で「職場での嫉妬」について見ていきたいと思います。さらに「嫉妬といじめ」の関係性をひも解いていきたいと思います。さっそく、いってみましょう! 「お局さんと若い社員」という構図 職場では、新入社員のようにピュアに見える人に、嫉妬がきたりするものです。たとえば、お局さんから新入社員に対して起こる嫉妬です。 これは、あおっているわけではないのだけれど、新入社員が自然に嫉妬の対象になってしまうことでしょう。では、嫉妬の対象にならないためにはどうしたらいいのでしょうか? 対象になったとしても、「お局さんと若い社員」という構図が理解できれば、対策が思いつくかもしれません。これが、「何で嫉妬するのかわかんない」や「やぁね、嫉妬なんかして」となると、火に油を注ぐことになります。 「そうか、お局さんは女性として自信がなくなって、若い新入社員を見ると、自然に(勝手に)負けたと思ってるんだな」と相手の立場を理解すれば、何かがわかってくるのではないでしょうか。そこから、相手と人間関係を作り、兄弟姉妹のように可愛がってもらう関係ができれば嫉妬は起きなくなります。 嫉妬心が攻撃心に変わるときとは? その人が得られる尊敬や注目度以上に、それをその人が得ていると、嫉妬はその人に向けられます。「ちょっと若いくらいで……」「ちょっと可愛いくらいで……」「ちょっと儲かったくらいで……」など、めらめら、どろどろした感情が人から出てくるのです。 そして「あいつ調子にのってるんじゃないの」と思うことがジェラシーです。これが、不倫などの世間的に間違った理由が出てくると、その人に対して攻撃心が出るのです。嫉妬心だけだと攻撃はできません。けれども、物事に対して人間は攻撃し、嫉妬心を解消しているのです。 これは「相手より下がっているという感覚があるときに、相手の足を引っ張ることで、ちょっと気持ちがすっきりする」というのが、嫉妬やジェラシーの作用です。そして、いじめや批判の作用でもあります。 また、「相手より下がっている」という理由ではなく、「ちょっとした同質ではないこと」がきっかけになることもあります。一人だけ違ったら、その人を攻撃することで全体がまとまる、というのが人間が遥か昔から持っている性質なのです。 「同質でないものになりがちな人」や「ピュアな人」などは、そういう役回りを子供のころからしてしまう傾向にあります。いじめられやすい体質の人は、すきが結構あったり、つっこむすきがあったりするのも特徴です。 反対に立ち回りが上手くて、嫉妬やいじめの対象にならない人もいます。そういった人が一番いじめをつくっていたりすることも事実です。なぜなら、誰かを標的にすれば、自分は標的にならないからです。 嫉妬心は人類の法則なのか? いずれにしても、古代から現代まで、幼稚園から、どんな組織、どんな国でも嫉妬やジェラシー、そして批判やいじめは起こりうることなのです。家族でも誰かをのけ者にしたり、三人以上人間が集まると、「人を排除する」のようなエネルギーが出る傾向があるのです。 ・「同質ではないものを排除したい」・「自分を優位に立たせたい」・「誰かが優位に立つことを阻害したい」・「自分の地位が危うくなる可能性があるものを排除したい」 こういったことは、人間のDNAに組み込まれた人類の法則のようなものなのです。これを理解できているかどうかで、対処もまた違ってくるでしょう。 ほとんどの場合が、嫉妬やジェラシーは本人が直接悪くないことが多いです。そして、その人に悪気がないからこそ、さらに相手の嫉妬心を大きくしてしまうところがあります。それが、ピュアなものを汚してやりたい、というダークな気持ちに人をさせるのです。これが男性にも女性にもあるジェラシーです。 ここで、話を「職場について」に戻します。いじめが発生する職場の理由は、「忙しすぎるから」だと言われています。多忙は過度なストレスを呼び込む可能性があるのです。 ストレスを感じると人間は、「アドレナリン・ノルアドレナリン(闘争逃走ホルモン)」という脳内物質を分泌します。これは、闘うか、逃げるか、と反応をする脳内物質です。 人間は過度なストレスにより扁桃体が興奮すると、「闘う」モードに入り、他人を攻撃したくなるのです。さらに、そこに嫉妬の作用である「相手より下がっているという感覚があるときに、相手を引っ張ることで、ちょっと気持ちがすっきりする」ということが加わると職場のいじめに繋がります。 また、ストレスが多いと人間はバイアスにとらわれやすくなります。無意識に判断してしまい、「これはこういうものだ」というバイアスがかかった判断や、行動してしまうのです。 人間の人格は、置かれた環境に大きく影響を受けます。自分のセルフイメージがいちじるしく落ちているときは、一度自分のいる環境を見てみることが必要でしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は「職場での嫉妬」についてまとめながら、「嫉妬といじめ」について見てきました。 相手からの嫉妬や批判を、エネルギーに変えて前に進む人もいます。けれども、嫉妬や批判をずっと受け続けていたら、仕事や人生に集中できないと思います。ではどうしたらいいのでしょうか? ということで、次回は「嫉妬・ジェラシー」の深掘りの最終回で、「嫉妬の対処法」を見ていきましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・「職場のいじめ」について考察する(2021年8月4日記事)・Ken Honda 本田健ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/07/30
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前回から「嫉妬・ジェラシー」について深掘りしています。今回は、「男女関係の嫉妬」にフォーカスして見ていきたいと思います。さっそく、いってみましょう! 男女関係の嫉妬とは? 男女関係の嫉妬というのは、「自分の地位が脅かされると思うとき」に起こります。 たとえば、あなたのパートナーが誰かと話しているとします。その相手が自分より魅力が少ない人や低い人だと、あなたは安心していられます。しかし、その話している相手が、自分よりも綺麗(またはかっこいい)、賢い、お金や財力を持っている、魅力がある、などと思うと、あなたは気が気でなくなるのです。 なぜそのように思うのかというと、「パートナーは自分ではなくあの人を選ぶのではないか」と思ってしまうからです。 ですから、自分の心から嫉妬が湧いたとき、「自分の自信のないところ」が出てきているのです。嫉妬をよく見ることで、自分の心を知る練習になります。嫉妬心が何を言っているのかを聞くことが大事なのです。 嫉妬心をパートナーシップに活かすためには? 嫉妬が出てきたとき、あなたの心は何と言っているでしょうか? 「あなたより彼女の方が綺麗」「あなたより彼の方がかっこいい」「あなたの旦那は彼女のことが好きだ」「あなたの妻は彼のことが好きだ」など、いろんな嫉妬の声があると思います。 このとき、この嫉妬の声をネガティブなエネルギーに転換してもうまくいかないことは、何となくイメージがつくのではないでしょうか。では、嫉妬心をどういうエネルギーに転換すればいいのでしょうか? 嫉妬が湧いてきたときに、たとえばパートナーに「私(僕)よりあの人を選ぶんじゃないかと思って心配になった」ということを素直に伝えることです。そういったことを、恥ずかしいけれども言えるかどうかです。嫉妬をうまく転換することで、2人の関係をさらにプラスにするいい燃料にすることができるのです。 嫉妬=心の中にあるダークな部分 男女関係だけでなく、人が三人以上集まる場所には嫉妬が必ずと言っていいほど生まれます。「自分の地位が危うくなる可能性があるものを排除したい」という気持ちは嫉妬心を生みだすのです。また「自分を優位に立たせたい」「誰かが優位に立つことを阻害したい」というのも嫉妬心からくるものです。 そして「同質ではないものを排除したい」という気持ちも、人の心の中にあるダークな部分です。これが、強くなると批判やいじめになり、大きくなると移民の問題や人種差別になっていくのです。 人間は様々です。その中で、「同質でないものになりがちな人」というのも必ず存在します。ほとんどの場合、嫉妬やジェラシーは、受けている本人が直接悪くないことが多いです。そして悪気がないからこそ、なおさら相手の嫉妬心を大きくしてしまいます。 では、「嫉妬を受けたとき」はどうしたらいいのでしょうか。これについては、次回から深掘りしていきたいと思います。 いかがでしょうか? 今回は「男女関係の嫉妬」というテーマを中心に、嫉妬について見てきました。 嫉妬は、基本的に自分の地位が脅かされると思うときに出てきます。ですから、嫉妬が顔を覗かせたら、何か自信がないことがあるのです。嫉妬は、その部分と向き合いなさい、というメッセージなのかもしれませんね。 さて明日は「職場などでの嫉妬」「嫉妬といじめ」というところにフォーカスして見ていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考】・Ken Honda 本田健ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/07/29
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「嫉妬・ジェラシー」に、あなたはどんなイメージを持っていますか? 「やーね、嫉妬なんかして」と、嫉妬はネガティブなものだと思っている人が大半なのではないでしょうか。では、その嫉妬はなぜ起こるのでしょうか? これまで、このブログでは「不安」「怒り」「マウンティング」などの人間の感情について調べてきました。今回からは「嫉妬・ジェラシー」についてを深掘りしていきたいと思います。まず、そもそも「嫉妬・ジェラシー」はどんなものかを見ていきましょう! 嫉妬・ジェラシーとは? 人が人を嫌う理由の9割は嫉妬と言われています。嫉妬したり、嫉妬されたりという嫉妬心は男性、女性ともそれぞれにあります。 まずはじめに嫉妬のポイントを箇条書きにしたいと思います。 ・基本的に自分の地位が脅かされると思うときに人は嫉妬をする。・嫉妬は「自分を優位に立たせたい」「誰かが優位に立つことを阻害したい」というエネルギー。・「相手より下がっているという感覚」があるとき、相手を引っ張ることで気持ちがすっきりする、というのが嫉妬(または批判やいじめ)の作用の一つ。・ピュアなものを汚してやりたい、というダークな気持ち。・嫉妬心は特別な人ができると生まれ、「自分もあの人のようでありたい」あるいは「あの人より優れた自分でありたい」という気持ちが含まれる。・「同質ではないものを排除したい」という力学も働く。 嫉妬を調べていくと、人間のダークサイドを見ているような感じです。この嫉妬のメカニズムを理解しているのと、していなのでは、ダークサイドに落ちたときに対処も違ってくるでしょう。では、「嫉妬」についてもっと深掘りしていきましょう。 嫉妬はどういうときに起きるのか? そもそも嫉妬はどういうときに起きるかというと、「その人が本来持つべきものではない、分不相応なものを持っていると判断したとき」に、人はその人を嫉妬します。 たとえば、大谷翔平選手が年俸50億を稼いでいる!、となっても嫉妬する人は、そう多くはいないでしょう。なぜなら、大谷翔平という人物には野球の実力があり、当然そのお金をもらう資格がある、とみんな思うから嫉妬しないのです。 しかし一方で、公務員だった若者が、宝くじや株で50億を突然儲けて、仕事を辞め、タワーマンションなどに住むと、嫉妬の的にされてしまいます。「あいつ、うまくやりやがって」とか「ゆるせない、ひっぱり下ろしたい」という気持ちに人をさせるのです。 また、嫉妬の多くは自分に似ている人に対して起こります。性格や携わる仕事、組織での立場が似ている相手に対して起こるのです。だから、公務員という一般人と近い立場だった人が、多額のお金を手に入れると、周りの人は嫉妬するのです。 しかし、大谷翔平選手に嫉妬しないのは、自分に似ている人・立場ではないからです。メジャーで活躍する大谷翔平選手に「あいつうまくやりやがって……」とはならないでしょう。 男は嫉妬心を対抗心に変えやすい 男性は、嫉妬心を対抗心に変えやすい傾向があります。それが、マウンティングや批判、いじめなどに繋がっていくのです。 嫉妬が理由で相手の欠点を指摘したり、陰で批判や悪口を言うようになるケースはいくらでもあります。「どうも自分より優れている」「自分より人に好かれている」という気持ちがダークな心に火を灯すのです。 また、嫉妬心は自分にとって特別な人ができると生まれます。嫉妬心の中には、「自分もあの人のようでありたい」「あの人より優れた自分でありたい」という気持ちが含まれているのです。 いかがでしょうか? 今回は、嫉妬・ジェラシーがどんなものかを見てきました。 「こなくそ精神」という言葉がありますが、ネガティブな感情をガソリンにして、前に進んでいくことも必要でしょう。けれども、やはりそれは良いガソリンとは言えないものです。なので、取り扱いには注意したいところです。 嫉妬やジェラシーも使い様によっては、何かを推し進めるエネルギーになります。嫉妬やジェラシーをエネルギーにするために、そのメカニズムを理解しておくと役に立つのではないでしょうか。さて明日は「男女関係の嫉妬」について見ていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・Ken Honda 本田健・『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力 [ 馬場 啓介 ]『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力 [ 馬場 啓介 ]価格:1650円(税込、送料無料) (2022/7/26時点)楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/07/28
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先月は「不安」「怒り」と、人間の感情について深掘りしてきました。感情の対処法がわかったとしても、繊細な人であれば少なからず周りの影響を受けてしまうでしょう。では、それにはどうしたらいいのでしょうか。 今回は「周りからの感情の影響をうまく切り離す」というテーマでまとめていきたいと思います。さっそく、いってみましょう! 感情の影響をうまく切り離すための基本的な考え方・周りからの感情の影響をうまく切り離す・自分と相手をうまく切り離す 上記の2つは感情の対処法の基本です。相手が怒っている、悲しんでいる、喜んでいる、という感情はその人の気分であり、自分には関係ないということです。「自分の幸せ」と「相手のあり方」の間には、基本的に関係性はないのです。 では、なぜ相手と自分の幸せや感情が関係あると思ってしまうのでしょうか。これには2つの理由があります。それは「価値の不在」と「気にしすぎ」です。 「価値の不在」は、自分には価値がない、と思うと「がんばらなくちゃいけない」「相手に気に入られなくちゃいけない」という考えが生まれてきます。これが人間関係のパワーゲームにつながり、「相手が幸せではないから自分は不幸なんだ」「相手がイライラしているのは自分のせいなんだ」と思うようになってしまうのです。 そしてこれは「気にしすぎ」につながります。けれども、それは相手の感情に過敏に反応しているだけで、実際に相手の感情と自分の感情やあり方には関係ないのです。相手が風邪を引いていたら、わざわざそれをもらう必要はありません。相手の体調が悪くても、あなた自身には関係ないのです。 周りの感情の影響をうまく切り離すために、まず基本的な考え方が「相手の感情と自分の感情は関係がない」ということです。これを理解していくと、無意味な感情のパワーゲームが少なくなるでしょう。 なぜ目の前の感情に責任を感じてしまうのか? 相手の感情と自分の感情は関係がない、ということが基本的な考え方なのですが、多くの人が「目の前の人の感情に責任を持たないといけない」と感じてしまいます。それはどうしてでしょうか。 これは親との関係からスタートしています。なぜなら、親の機嫌がよくないと子供は捨てられるリスクが出てくるからです。それはサバイバル(生存)を意味しています。同じように職場で上司がイライラしているのを感じると、自分を辞めさせようとしている、と思い、それが生存のスイッチを入れてしまうのです。 幸せな人は、お互いの境界線を尊重しています。それは感情的な自立があるからです。 感情に溺れている人は、普通の状態とは言えません。溺れている人は他の人をつかもうとするため、ベタベタした付き合い方になります。これが感情の自立ができていない状態です。 また、そういった親に育てられた人は、人との距離を学ぶ必要があります。「自分がどういうときに幸せを感じるのか」「どういうときにイライラするのか」を一つひとつ見ていく必要があるのです。そして日常的に「ちゃんと自分のことを伝えられるか」ということが大切です。 親であっても境界線がわかる相手かどうかということなのです。距離感を見出すことで健康的な関係を作っていくことができます。親であっても、他人であっても、自分と分離していることが大事なのです。 相手に巻き込まれないために必要なことは? 相手の感情と同調したとき、過去にそういうあり方の人がいたかもしれません。それは母親、父親のどちらかもしれません。相手のことが嫌だなと思ったとき、自分の中にも何かがあるのです。 「目の前の人の感情に責任を持たないといけない」と感じてしまうのは、生存のスイッチが入ってしまうからです。そしてこれは、多くの人が感情的にも、経済的にも自立していないからであり、そのために相手のあり方に巻き込まれてしまうのです。 反対に感情的にも、経済的にも自立していれば、相手のあり方には巻き込まれないですむでしょう。余裕があれば、何事にもあなた自身の選択ができるのです。そのため、感情的にも、経済的にも一つずつクリアにしていく必要があるのです。 感情のズレは子供のころから持ってきたものです。多くの人は、ポジティブ、ネガティブに、そして自立か依存に偏っているものです。この感情のエネルギーが人々のダンスを生みだし、美しさを作っていると言えるでしょう。相手と繋がれるのは、相手と同じ怒りや悲しみを持っているからです。そして、同じ愛を持っているからなのです。 いかかでしょうか? 今回は「周りからの感情の影響をうまく切り離す」というテーマでお届けしてきました。 相手の感情に巻き込まれないためにも「自立」という言葉がキーポイントになりそうですね。けれども、感情は相手と繋がれる役割でもあります。自立しながら、うまく人と繋がれるエネルギーを持ちたいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・バシャールの人間関係講座~バシャールまとめ⑫~(2021年2月19日記事)・親子関係は人生に何を与えるのか?(2021年5月22日記事)・Ken Honda 本田健ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/06/06
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前回まで人間の感情の「不安」と「怒り」について深掘りしてきました。今回は「マウンティング」についてまとめていきたいと思います。調べていくと、どうやらマウンティングは人間の感情というよりも、本能に近いものだとわかります。では「マウンティング」について深掘りしていきましょう! マウンティングとは人間の本能?「マウンティング」とは、相手より優位に立とうとする行為のことです。少し前には(現在も? 2022年6月時点)、「コロナマウント」という言葉があったそうです。これは、新型コロナに関する話題で相手を見下した態度や発言をすることだそうです。 人間が持つ相手より優位に立とうとする行為は、人類の進化の過程で、ずっと遺伝的に残されてきたものです。マウンティングをすることによって集団の統率を高め、命の危険から自分たちを守る機能をしていたのです。 人間は社会的動物です。ですからマウンティングは止められないし、本能なのだと考えておくべきでしょう。しかし、本能のまま動くと不要な恨みを買ったり、人間関係がぎくしゃくしたりと、大抵マイナスに働きます。 マウンティングしてしまう心理とは? それでは、マウンティングしてしまうときの人間の心理とはどんなものでしょうか。 一般的に心理学では、「自己肯定感の低さ」「承認欲求」「自分の立場が相手と比べてどう評価されているか」など、人は不安に基づいてマウンティングをしていると言われています。人間は他の動物たちと違い、表立ったアピールをしません。その代わりに、言葉や態度に何気なく忍ばせているのです。 またマウンティングとは、社会がつける序列づけに対して満足しきれない人が「自分はもっと上なんだ!」というアピールするものだと言われています。「金持ち喧嘩せず」という言葉があるように、本当の金持ちであれば“金持ち自慢”はしません。マウンティングとは中途半端な人が行う行為なのです。 マウンティングをされたらどうする? マウンティングは、「今の状態に満足していない人」がしてきます。マウンティングされたら、そういう状態なんだな、そういう環境にいるんだな、と相手のことを想像してみることです。 またマウンティングしてくる人の特徴は、プライドが高い、ブランド志向、完璧主義などです。そのため、自分にとって有利なものと相手にとって不利なものを比べているだけということもあります。ようるすに、部分的な無意味な競争に巻き込まれているだけなのです。 突然マウンティングされても、「自分には選択肢がある」と思うことが大切です。その選択肢を考えてみると「スルーする」「逃げる」「反論する」「応援する」などが考えられるでしょう。どれを選ぶかは、あなたに決める権利があるのです。 マウンティングの取り扱い方 マウンティングは、不安の裏返しです。自分に自信がない、相手に認められていない、自分のことを主張したい、など今の自分に満足していない状態がマウントという行為に出てくるのです。 マウンティングをされても、流せたり、受け止められるときは、自分の心が穏やかなときでしょう。これが相手と同じエネルギー状態になっていれば、戦いのスイッチが入ってしまうかもしれません。また、そのような状態であれば、勝手な思い込みや、相手の話し方のクセで「マウンティングされた!」と思ってしまうかもしれません。 これは「気にしすぎ」とも考えられます。地位や社会的ステイタスを気にする人は、劣等感を抱えていることが多いです。それがマウンティングや、その人が発する言葉として出てくるのです。 マウンティングの取り扱い方は簡単です。心の中で思っていることを簡単に外には出さないことです。相手が必要とすることを、必要なときに与えてあげればよいだけであり、アドバイスを求められたらアドバイスをすればいいだけなのです。 マウンティングが必要なくなる時代とは? 攻撃は最大の防御と言います。マウンティングは動物的本能で下に見られることを防いでいると言えるのです。しかし、無意味にファイティングポーズを取っていると、無意味な戦いを呼ぶだけです。攻撃してくる人は、その人に問題があるだけなのです。 そもそも人間は、集団の力関係を把握するために、マウンティングの様子を観察することが好きです。人間は「勝った・負けた」が好きなのです。そして人間は比較の中でものを考え、「上下」は必ず存在します。それを認識することが大事なのでしょう。 元々、教育も比較の中にあります。マウンティングしなければ、世の中は進歩しない、と考えられるでしょう。「こなくそ精神」が世の中を進歩させる側面もあるのです。 マウンティングが必要なくなったり、気にならなくなる時代はくるのでしょうか。そのために必要なことは何でしょうか。 誰もが「自分はどこで勝負するか」が明確になっていれば、マウンティングは必要なくなります。それは中途半端な争いがなくなるからです。そのために「自分に必要なこと」を明確に知っておくことが大切なのでしょう。「真の自分の土俵」を見つけたとき、無駄な争いはなくなるのです。 いかがでしょうか? 今回は「マウンティング」について深掘りしてきました。 マウンティングとは人間に備わっている本能と言えますね。でも、争いばかりしていたら、いい人間関係は築けなさそうです。なので、マウンティングしたり、されたりしたら、今自分がそういう状態にいるんだな、という判断材料に使えるのだと思います。そして、それは真の自分を生きるためのサインなのかもしれませんね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube・浅見帆帆子 HOHOKO CLUB・ABEMAニュース【公式】・メンタリスト DaiGo ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2022/06/02
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人が持っている悩みのほとんどは、人間関係と言っても過言ではないと思います。なぜ、それほどまでに、人は人間関係で悩むのでしょうか。 それは、人間が社会的な生き物だからでしょう。ということで、今回は「人間関係の悩み」についてまとめていきます。哲学から読み解く、「人間関係の悩みの3つの解決方法」を見ていきましょう! 世間の人間関係の悩みとは? 人間の脳は、ほとんど「人間関係」で容量を使っています。そのため、人間関係の悩みを持つと、脳のエネルギーのほとんどを使ってしまうのです。これが、人間関係に疲弊してしまう原因です。 それでは、世間の人間関係の悩みを見てみましょう。 ・上司と上手くいかない・同僚と上手くいかない・親との関係が良くない・兄弟姉妹と上手くいかない・子育てが上手くいかない・夫婦関係が良くない・夫や妻が好きではない たくさんありますが、哲学はこれらの悩みを解決に導いてくれるのでしょうか。ここでは、3つの方法を見ていきましょう。 ①理解する②分離する③ゆるす では、1つずつ見ていきます。 ①理解する byスピノザ悩んでいる人:「嫌いな人がいる……その人とうまくいっていないんです!」 スピノザ:「ならば、理解をしろ!!」 っと、17世紀オランダの哲学者、バールーフ・デ・スピノザは言っています。スピノザは、起こることはすべては必然であり、最初から決まってしまっている、と説きます。 あなたにとっての嫌いな人は、すべてはその人を生んだ家族や育った環境、そしてその他もろもろのこれまでの経歴である、その人とその人をとりまく世界によって決まっているのです。それはその人の出自や生まれ育ちやコンプレックスや抱えているものの因果関係で決まっており、変えることができないのです。 あなたにとっての嫌いな人は、「平気で嫌味を言う」「やる気をなくしてくる」「失敗を押しつけてくる」「手柄を横取りする」など、再び何も変わらずそんなことをしてくるでしょう。 けれども、それをあなたは「理解」をするのです。嫌いな人が、「そんな言葉、そんな言葉を言うに至った経緯、それまでの人生、すべてのその人の世界のあらわれだ」と理解してあげられるのです。 スピノザの哲学は「嫌いな人・もの・こと」、すべての困難に対して、まったく同じように「理解」する態度でいることを説きます。 痛みに抗おうとすると、苦しみが増えてしまいます。自分が直面している現実を受け入れて、理解するのです。すると、主観的な辛さが減るのです。 ②分離する byアドラー悩んでいる人:「他人から見下されている……悔しい!」 アドラー:「そんなものは、分離してしまえ!!」 そう言っているのは、心理学者のアルフレッド・アドラーです。ここでのアドラー心理学(個人心理学)のポイントは「課題の分離」です。 『自分の課題と他者の課題を分離せよ』 課題の分離とは、「見下されたくない」と思うのは自分の課題であり、「他人を見下す」かどうかは相手の課題である、ということです。つまり問題は、「見下されることを自分の課題であるかのように気にしてしまうこと」なのです。 「相手」と「自分」は、実は関係がありません。「相手の課題」と「自分の課題」は、別なのです。それでは、どうしたら「課題を分離する」ことができるのでしょうか? アドラーは、「人は自分に価値があると思う時にだけ、対人関係の中に入っていく勇気を持てる」と言います。ようするに、「自分には価値がある」と思うと、他人に見下されても動じないのです。 課題の分離ができている心理状態とは、「自分ができることは努力すべきだが、どうにもできないことはどうにかしようとしない」ということです。それだけ、内面を充実させる必要があると言えるでしょう。 けれども、過酷な環境で自分と他人の課題が引きはがせないときもあるでしょう。それについてアドラーは「より大きな共同体で考えればいい」と言っています。 自分に合った環境がどこかにあり、他人の課題を引き受ける必要はないのです。あなたはあなたの課題を生きればよいのであって、「自分には価値がある」と思えることが大切なのです。 ③ゆるす byアーレント悩んでいる人:「あの人が憎いんです!」 アーレント:「ゆるそう!!」 ユダヤ人哲学者のハンナ・アーレントは、哲学が伝統的に重んじてきた「思考」よりも、実生活で人間が「行動」することを重んじていました。 「ゆるし」という行動は、自分を傷つけた相手との断絶をときます。「あやまちと仕返し」の連鎖から、相手と自分を自由にするのです。そして、そこには「新しいはじまり」があり、それは「人間」と呼ぶにふさわしい行為だと言われています。 「人間と人間が関わりあい、言葉や行為を通じて、お互いが他者の前で自己表現し、自分が誰であるかをあらわすこと」、この活動に多様性が加わることで、「もっとも高度な人間の条件」であるとアーレントは考えました。 人間と人間が関わりあうことには、かならずあやまちを生みます。だからこそ、「ゆるす」という救済措置が必要なのです。 『理解をして、分離をして、ゆるしてあげること』 この3つがそろったとき、あなたは魂の平安を手に入れれるでしょう。その中の、1つだけでも、手に入れれば、楽になり、安らぎと幸福が与えられるのです。あきらめて、ゆるすことが、あなたと相手を自由にするのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「人間関係の悩みの3つの解決方法」をまとめてきました。 人間は、悩みの解決方法はわかっていても、同じ過ちを繰り返してしまう生き物です。それは、人間という生き物だからこそでしょう。だからこそ、人生というもの全体が、大きな学校だと考えられますね。 さて明日は、世間の悩みの「生きがい編」をまとめていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】・人生の悩み事をランキング形式で紹介!アンケート調査・その悩み、哲学者がすでに答えを出しています [ 小林昌平 ]その悩み、哲学者がすでに答えを出しています [ 小林昌平 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/10/05
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今回で「家族関係と人間関係」のまとめは、終わりです。ここまでのお付き合い、ありがとうございました。 さて今回は、「女性の人間関係の特徴」「ネガティブな感情への対処法」「人間関係で大切なこと」の3つを見ていきたいと思います。では、いってみましょう! 女性の人間関係の特徴とは? 人が一番幸せなとき、最も怒ったとき、最も悲しんだとき、後悔、罪悪感、恐怖など、すべての出来事に、人が関わっています。人が一番感情的になるのは、人が関わるものばかりです。 人間は「何を言われるか」がすごく大事なことです。それは、人間の脳がほとんど「人間関係の問題」で容量を使っているからです。「人間関係の問題」は、脳のスペースを奪っていきます。ですから、なるべく不幸に関わることは、少なくしておいた方がいいのです。 ここでは、女性の人間関係の特徴を見てみましょう。 ・女は男から選ばれてきた歴史があるため、男から選ばれるために「美しさ」を自動的に競っている。・女は男から選ばれるため、周りからどう思われているのかを気にせざるを得ない強い性質がある。・女が自分の夫や子供の自慢をするのは、結婚相手が女の価値だと考えてしまうから。・選ばれなかった女は嫉妬が生まれ、他の女を敵視するようになる。・女性は社会的地位が高い女性を強くバッシングする。なぜなら女性の中には出産や子育てをするために会社を辞めたり、自分のキャリアを諦めざるを得ないことが多いから。 女性の人間関係の特徴は、背景にこれまでの歴史的なものがあるでしょう。そして、いまだにこのような人間関係になるのは、社会が子どもを育てる負担を女性に背負わせているからだといわれています。 日本には少子化の問題などがありますが、「女性の解放」というテーマも後ろに隠れているものだと思います。 ネガティブな感情への対処法 人間の脳はほとんどが、「人間関係の問題」で容量を使っているといわれていますが、「ネガティブな感情に対しての対処法」を覚えておけば役に立つのではないでしょうか。 まず「相手がネガティブな感情を出しているとき」の対処法を見てみましょう。 ネガティブな感情を出している人に遭遇したら、まず基本的な考え方は「人のことには口出ししない、人のことには手を出さない」です。 相手がネガティブな感情を出していた場合、それはあなたの問題ではないのです。なので、いったん距離を置いて、相手が冷静になったら戻ってきましょう。議論ではなく、きちんと会話ができるようになったら戻ってくることが大切です。 「怒り」や「嫉妬」の感情が出てくる人の共通点は、「自分自身に十分な価値がない」「自分には価値がないと教わっている」という観念を持っていることです。 ネガティブな感情を出す人は、「自分は価値がある人間だ」と思っている人に遭遇したとき、見せつけられているような気がして、ネガティブな感情が出てくるのです。これは、自分自身の恐怖が、相手に反射して見えているだけなのです。 それでは次に、「自分自身がネガティブな感情を出しているとき」の対処法を見てみましょう。 ここでの結論も同じで、自分自身がネガティブな感情を出しているのは、「自分自身がネガティブな観念を持っている」からです。怒っているとき、落ち込んでいるとき、感情的にすごく混乱しているとき、すべてあなた自身が起こしているのです。 例えば、見ず知らずの人が、あなたを否定してきたり、怒ってきたとします。その場合、驚きはするけど、怒りはしないはずです。「価値観が合わなかったんだな」「趣味が違ったんだな」ぐらいですむはずです。 つまり、「自分の問題ではない」と思っていれば、反応する必要はないのです。相手の好みは自分には関係ないはずです。 反対に、反応をしてしまうということは、「自分自身も問題だ」と思っているということです。相手にネガティブなことをいわれて、反応してしまうときは、その人に同調しているときです。自分も自分自身に思い当たることがあるので、怒りや憎しみなどのネガティブな感情が出てくるのです。 ようするに、相手がネガティブな感情を出してきたら、その問題はあなたの問題ではないのです。問題だと思ったとき、それは「自分自身でも問題だ」と思っているときであり、ネガティブな観念を見るチャンスでもあるのです。 以上が「ネガティブな感情に対して対処法」でした。基本的には「人のことには口出ししない、人のことには手を出さない」がスタンスです。そして、もしネガティブな反応をしてしまったときは、自分自身の観念を知るチャンスでもあるのです。 人間関係で大切なこと 人間関係で大切なことは、「あなたから何かを受け取った人が、それをどのように使うのか、使わないのか、などはあなたには一切関係がない」ということです。 ネガティブな感情を出している人を強制的に変えようとしたりすると、相手の発しているネガティブなエネルギーと同じものを発していることになります。「強制的」とは、ネガティブなものなのです。 この世界で大切なことは、「人と関わること、つながること、人との関係を築くこと」です。そして、あなたが「本来の自分」になっていることが大切なのです。それは、「自分らしく生きている」といい換えることができます。 自分らしく生きていれば、見知らぬ人にも良い影響を波及できます。自分らしく生きることが、人間の仕事でもあるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「女性の人間関係の特徴」「ネガティブな感情への対処法」「人間関係で大切なこと」の3つをまとめてきました。 人間は、他人と比較することで、幸福感を味わいます。「人の不幸は蜜の味」といわれいるぐらいなので、他人との比較は本能レベルで人間に備わっているものなのでしょう。 けれども、本当に幸せを求めるのなら、フォーカスすることが違うのです。自分自身と向き合うことが、人間関係においても大切なのです。 自分が持っている観念を理解して、人間関係もよりよいものにしていきましょうね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます! 【参考文献】・バシャールの人間関係講座~バシャールまとめ⑫~(2021年2月19日記事)・日本統合心理学協会_JAIP・フェルミ漫画大学ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/09/30
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「家族関係と人間関係」のまとめは、今回で5回目になりました。 これまでをおさらいすると、 「家族関係が今の社会性をつくっている」「人間関係でトラブルを抱えていたら家族関係を癒やす必要がある」「子どもの立場で家族関係を癒やす」「親の立場で家族関係を癒やす」 といった感じでまとめてきました。大切なのは、家族関係で構築された自己肯定感(セルフイメージ)です。それでは、今回は「親から子へ与えるもの」を詳しく見ていきたいと思います。いってみましょう! 「自分の中のルール」はいつできるのか? 人間の脳は、14歳くらいまで前頭葉が完全に発達していません。その間に、周りの環境から受ける言葉は、深層心理の深い部分に入っていきます。そのため、14歳くらいまでに受けた言葉が、人生を決めるプログラムとなるのです。「自分が何者なのか」「何ができて、できないのか」、こういった“自分の中のルール”が14歳くらいまでに、脳へとダウンロードされていきます。 人間は、見て、聞いて、感じて、コミュニケーションのプログラムを構築していきます。このコミュニケーションのプログラムは、言語や非言語といった、たくさんのルールが存在します。なので、すべてのルールを教えることはできないため、幼少期の子どもは無意識にルールを創り上げていくのです。 人間は「何を言われるか」がすごく大事なことになります。それは、人間の脳がほとんど「人間関係」で容量を使っているからです。 親が習慣的に口ぐせとして言っていることは、子どもの深層心理に影響があります。育て方では、「何を言うか」が子どもに影響を与えるのです。 声掛けの中には、すでに前提が入っています。例えば、子どもに「もっとがんばって」と声掛けすることは、その子の全力を受け入れてあげていないことになります。これは、「今できている結果を認めてあげていない言葉」となり、子どもは「全力でやっても結果が出せない人間」と自分を認識してしまうのです。 人生の最初の教師は両親です。本人たちに悪気はありませんが、無意識に固定観念を子どもに与えています。そして子どもは、「自分の中のルール(固定観念)」を構築していくのです。 親が自分自身を癒すこと 親の立場でも子どもの立場でも、固定観念に気づくことが大切です。それは、固定観念は気づくことで、事実ではなく意見に過ぎないとわかるからです。そして、その意見が間違っている可能性もあるからです。 固定観念は、その人のセルフトークに出てきます。前述した、親の習慣的な口ぐせが、セルフトークなのです。自己を制限する固定観念やセルフトークは、子どものころの家族環境、社会的環境、学校教育などの出所を探っていく必要があります。 つまり、「親から子へ与えるもの」を意識したとき、固定観念やセルフトークを見直すことが大切なのです。前回のブログで述べたように、同じような親子関係を望んでいないのであれば、固定観念やセルフトークを見直し、親自身を癒す必要があるのです。 子育てで一番大事なことは、子どもに「自分はこの世界にとってプラスの存在」と上手に思ってもらうことです。これは、その人の自己肯定感(セルフイメージ)で決まります。「自分が生まれてきたよかった」という感覚がある人は、「自分はプラスの存在だ」と信じることができるのです。 そして、子どもの最も強い欲求は、親と一緒にいて安心することです。赤ちゃんは、親のケンカを生後6か月未満でもしっかりと理解しているといわれています。親がケンカしていると、赤ちゃんの血圧と心拍数が上がり、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が上昇するのです。 子どもにとって、家の環境が大事であり、安心感で満たすことが必要です。安心感を伝えるためには、まず親自身が実践しなくてはいけません。そのために、あなた自身を癒やす必要があるのです。 自発的な子どもにするためには? 最後に「自発的な子どもにするためには?」どうしたらいいのかを見てみましょう。 親の立場では「親から子へ与えるもの」と考えてしまいますが、でも本当に必要なことは「与えること」ではなく「受け取ること」なのです。換言すると、「問いを与え答えを受け取る」ということです。 なぜこれが必要なのかというと、コミュニケーションは必ず双方的です。その中で、他人、ここでいう子どもに影響を与えるためには、何かをしっかりと受け取ることが大切だからです。 子どもは、大人が何を語るかではなく、何をするか、という行動を見ています。子どもは、学校などでさんざん教えられています。なので、親が教える立場に立つとうんざししてしまうのでしょう。 ようするに「自発的な子どもにするためには」、親の立場でできることは少ない、ということです。それでは、少ない中で、親が何かできることはあるのでしょうか。 まず、「親が子どもから教わる立場」に立ってみることです。現役で教えられている立場の子どもであれば、自分が教える立場に立つことは新鮮に感じるのではないでしょうか。「問いを与え答えを受け取る」ことをしてみるのです。 もう一つは、「親自身が何かを学んでいること」です。学ぶことが楽しく、役に立つ体験であることを、親自身が示すわけです。親が実際にどうしているか、を子どもは見ています。そして、子どもは親がコソコソやっていることに憧れたりもします。 子どもが、がんばっているけれど、やり方が間違っている場合は、親がガイドしてあげることが必要でしょう。親と子の関係で子どもの自己肯定感(セルフイメージ)は決まるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「親から子へ与えるもの」を詳しく見てきました。 まとめると、親から子に伝えるためには、まず親が実践していなければならないということです。「背中を見せる」ということだと思いますが、それを受け取るかどうかは、子ども次第なのかもしれませんね。 そして、人間にとって14歳くらいまでの経験が人生やコミュニケーションのプログラムを自動的に構築していく時期です。それゆえに、「気づいたら今の自分になっていた」となるのだと思います。 さて明日は、この「家族関係と人間関係」の最後のまとめです。人間関係について詳しくまとめていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考】・Ken Honda 本田健・日本統合心理学協会_JAIP・「言われなくても自分から勉強する子」の親がしている習慣ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/09/29
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前回は、「子どもの立場から家族関係を癒やす方法」を見てきました。今回は「親の立場から家族関係を癒やす方法」を見ていきます。では、いってみましょう! 親子関係の距離感とは? 身内に優しくできないという悩みを抱えている人がいます。身内に優しくできないのは、どうしてでしょうか? それは「距離感が近くなる」からです。人間関係にとって距離感は大切な感覚です。 例えば、相手と距離があると客観的に観察できます。けれども、相手との距離が近くなるほど客観的に観察できなくなります。毎日、日常的に見ていると、気づかなかった相手の悪いところがどんどん見えてくるのです。 心理学の概念に「ヤマアラシのジレンマ」というものがあります。これは、極寒の中の2匹のヤマアラシの話です。 2匹のヤマアラシは、寒さのなか、体を暖め合うために体を寄せ合いますが、近づきすぎるとお互いの「針」が相手に刺さって、痛みを感じます。2匹は近づいたり離れたりしながら、お互いに傷つかない、ちょうどいい距離をみつけて、暖を取るのです。 これは、人間も心理的な距離が近すぎると傷つけあうことを教えてくれます。適度な距離感が重要だということは、親子関係、夫婦関係など、人間関係全般においていえることなのです。 親子関係はどう影響するのか? 子どもと親との関係は、親とその親との関係をコピーして起きていることが普通です。親が努力をしなければ、同じことが子どもに起きます。そして、その子どもの子ども(孫)も同じような関係になり、連鎖が続いていくのです。 人間は心理的に、自分を守る反応として自分が受けてきたことを、他人に対象を置き換えて発散するという働きがあります。子育てでも、親から受けてきたものを子どもにしてしまうのです。 例えば、ストレスフルになり余裕がないときに感情的になってしまうのは、自分の母親と同じ反応をしている可能性があると言われています。他にも同じような心理で、職場や学校で上司や先輩から受けてきたことを、同じように部下や後輩にしてしまうことです。 すべての子どもは、ヒーラーの存在です。子ども自身は、親の抑圧した痛みを引き出す存在なのです。親が、その親から子どもの立場として受けてきたことを、子どもの存在によって引き出されているのです。 子どもは親の素晴らしいところと、ダメなところを一番知っている存在です。子どもに甘えるか、それとも親は親自身の癒しをするのかは、親自身が決断することでもあります。 つまり、親子関係の連鎖を変えていきたければ、親が努力をしなければいけません。それでは、親はどのような「努力」をすればいいのでしょうか。 「親の努力」とは? 前述したように、親が努力をしなければ、同じような親子関係が連鎖していきます。それを望まなければ、何をすればいいのでしょうか? ポイントは2つあります。それは「親が自分自身を癒すこと」と「親も完璧ではないことを子どもとシェアすること」です。 多くの親は、感情的になったり子どもを感情的にコントロールしようと爆発したりするものです。親は、それに甘えるかどうかになります。「マイナスな部分」や「親の心の現状」を伝えて、家族で癒していく時間をつくってみることが必要なのです。 子育てで一番大事なことは、子どもに「自分はこの世界にとってプラスの存在だ」「何をしていなくてもただ祝福なんだ」と上手に思ってもらうことです。自分がプラスの存在なのか、マイナスの存在なのかは、その人のセルフイメージで決まります。「自分が生まれてきたよかった」と、その感覚が体の中にある人は、「自分はプラスだ」と信じることができるのです。 それを伝えるためには、まず親であるあなた自身が実践しなくてはいけません。そのために「親が自分自身を癒すこと」が必要なのです。 親が子どもだったときの立場で、たどっていくと「自分が生まれてきたのに、お父さんとお母さんは完全に幸せではない」という姿を見たところからスタートします。「自分のせいで2人が不幸なんだ」と思い込んだところから親(ここでいう子ども)のセルフイメージが始まっているのです。 「私は生まれてきて良かった」「私は価値がある」と思えることが自分自身を癒やすことになるのです。そして、親子の関係で子どものセルフイメージが決まるのです。 親子関係にネガティブな感情を持つことは誰にでもあることです。親子関係に素直に感謝できる人は少ないといわれています。それを受け入れた上で、親子関係に感謝することが、あなた自身の癒しとなるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「親の立場から家族関係を癒やす方法」をまとめてきました。 家族関係は、距離が近いため、ネガティブな感情も大きくなりがちになるのかもしれませんね。家族関係というものが、人間関係の土台にあることが、よくわかるのではないでしょうか。 さあ明日は、「親から子に与えるもの」をもう少し詳しく見ていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます!【参考】・Ken Honda 本田健・精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル・精神科医が見つけた3つの幸福 [ 樺沢紫苑 ]精神科医が見つけた3つの幸福 [ 樺沢紫苑 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/09/28
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人間関係を見ていくとその構築は、家族関係が根底にあります。人間関係に困ったら、家族関係を見直す必要があるのです。 今回は、「子どもの立場で家族関係を癒やす方法」を見ていきたいと思います。では、いってみましょう! 家族関係を見直すための2つの考え方 大人になってからの社会性は、家族との関係が投影されたものです。なので、人間関係に困ったら、家族関係を見直す必要があります。大元の原因が解決していないと、たとえ目の前のトラブルは解決できても、また別のトラブルが出てきてしまいます。 まず最初に、家族関係を見直す際に、基本的な考え方を2つ見てみましょう。 1つ目は、「子どもは子どもの問題を自分で解決する」「親は親の問題を自分で解決する」ということです。「過去と他人は変えれれない」という言葉があるように、見直して変えることができるのは「未来と自分」だけなのです。 最終的に「本人がどうなりたいか」が一番重要であり、人生を決断していくのは、本人自身です。それぞれの精神的な自立があってこそ、よい家族関係が築けるのです。 2つ目は、「気づくことがあなたを癒す」ということです。問題に対して気づくことは、その問題に対して自分が客観的に見れていることになります。それは、自分の問題をコントロールできる立場に立ったことになるのです。 「気づいていない自分」から、「気づいた自分」になることで、自分自身を癒やすことにつながります。原因や関係性に気づくことが、家族関係を見直す際に大切なことになります。 子どもの立場での具体的な癒しとは? それではここから、「子どもの立場での具体的な癒し」を見ていきましょう。 まず、子どもの立場で親との関係性を見直すことには限界があります。「夫婦の問題は夫婦で解決してほしい」と思っても、その2人に解決する意欲がなければ、良い方向にはいかないでしょう。 「親は親の問題を自分で解決する」「子どもは子どもの問題を自分で解決する」の意識から、まずは「自分」を変えていくことが大事です。それでは具体的な方法を3つ見てみましょう。 ①自己肯定感を上げる②感謝する③距離を置く 1つ目の方法は、「①自己肯定感を上げる」ことです。すべてのシチュエーションにおいて、自分を大事にしてくれる人と、大事にしてくれない人がいます。そして、すべてにおいて大事にされるというわけでもありません。なので、自分が自分を大事にすることが大切な考え方なのです。 自分自身が自分を大事にし、自分を深く愛していたら、周りの人が大事にしてくれなかったときも受け入れ、認めることができます。「機嫌が悪かったのかな」「相性が合わないのかな」と、相手への理解につながるのです。ですから、自分自身を好きになり、自分自身を大切にすることからスタートしてください。 2つ目の方法は、「②感謝する」ことです。子どもの立場から親に対して、感謝することもあれば、恨みをつらみを持つこともあります。けれども、「親子関係の問題」を、「感謝するエネルギー」に変換できれば強力なパワーになります。そしてそれが、結果的にあなたを癒す力となるのです。 具体的にできることは、感謝の手紙を書いてみたり、プレゼントを送るなどがあります。感謝の行動を何度か繰り返すうちに、相手の気持ちも変わることがあります。感謝は人を動かす強力な方法でもあるのです。 相手が、「改善したい」「良くしていきたい」と意欲があれば、話し合いもでき、関係を向上させていくことができるでしょう。けれども、まったく変える気がない人もこの世の中にはいます。その場合は「③距離を置く」ことが具体的にできることです。 距離を置き、時間が経過した場合、人は変わることもあります。そして、変わらないこともあります。変わる気がない人、変える気がない人は、「遠くから愛する」ことです。同じ方向を見ていなければ、それは一緒には行けないのです。 このように3つの「子どもの立場での具体的な癒し」を見てきましたが、子どもが親を変えることはできません。他人を変える権限はなく、変化させる責任は本人しか取れないのです。 そのため変えれないものは、自分の負担がない形で付き合うことや、距離を取って暮らすなどの対応があるでしょう。幸せになるために、ネガティブから離れることは悪いことではないのです。 子どもはヒーラーの存在 すべての子どもは、ある意味ヒーラーです。お母さん、お父さんの痛みを自分の一身に集めて、抑圧した痛みを引き出す者なのです。そのため、子どもは親の素晴らしいところと、ダメなところを一番知っている存在なのです。 子どもに甘えるか、それとも親は親自身の癒しをするのかは、その人本人しか権限を持っていないのです。 あなたが豊かに暮らすために、一番サポートしてくれるのは家族です。反対に、一番足を引っ張るのも家族です。どちらも影響力が大きく、見極めが必要なこともあります。 『あなたが育った家庭は、これからあなたが持つ家庭ほど大切ではない』 これは、アメリカの作家でありジャーナリストのリング・ラードナーさんの言葉です。家族関係でも「本人がどうなりたいか」が一番重要であり、あなたの人生はあなたが決めていくことが大切なのです。 いかがだったでしょうか? 今回は、「子どもの立場で家族関係を癒やす方法」を見てきました。 結果的に子どもは受け身の存在のため、親から受ける影響はコントロールできない部分があります。けれども、それは大人になってからは、改善できることもあるのです。そこには、本人自身がどうなりたいのか、という考え方が大切なのでしょう。 さて明日は、反対に「親の立場で家族関係を癒やす方法」を見ていきましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・Ken Honda 本田健・日本統合心理学協会_JAIP・精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル・精神科医が教える ストレスフリー超大全 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト [ 樺沢 紫苑 ]精神科医が教える ストレスフリー超大全 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト [ 樺沢 紫苑 ]楽天で購入ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/09/27
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前回より「家族関係と人間関係」についてまとめています。今回は、「家族関係から受ける3つの影響」を中心に見ていきたいと思います。さっそく、いってみましょう! 「家族との癒し」というテーマ 大人になってからの社会性は、家族との関係が投影されたものです。ですから、人間関係でのトラブルを解決しようとしたら、元にある「家族との癒やし」が必要になります。 大元の原因が解決していないと、たとえ目の前のトラブルは解決できても、また別の課題(=トラブル)が出てきます。「家族との癒やし」というのは、一生のテーマであり、人間関係に困ったら、家族関係を見直す必要があるのです。 それではここから、家族関係からの影響を3つ見てみましょう。 ①仕事で起きる人間関係のトラブル②お世話役にまわりやすい③子どもが独り立ちしない原因 ①仕事で起きる人間関係のトラブル 仕事で起きる人間関係のトラブルは、ほぼ家族の問題が投影されたものとして出てきます。 上司とうまくいかないと思ったら、父親、母親との関係を見直す必要があります。先輩、後輩と、問題が起こったなら、兄弟姉妹のつながりがポイントです。 一人っ子の場合は、友達と上手につながっているかどうかです。友達とうまくつながれる人は、兄弟姉妹との関係がうまくいっている人と同じで、職場での人間関係もうまくいきます。 うまくいかない上司や先輩、後輩、取引先の人たちがいる場合、それは家族とのつながりを、もう一度見直すタイミングです。その人の社会性とは、どれだけ上手に年上や年下の人と、つき合ってきたのかの歴史なのです。 ②お世話役にまわりやすい 夫婦の問題と親子の関係性から受ける影響は、子どもが大人になってからの人間関係に表れます。その一つが人間関係の中で、「お世話役にまわりやすい」というものです。 これは、子どもが親の愚痴や不満の聞き役となっている場合です。この夫婦間の問題を、夫婦で解決しようとせずに、愚痴や不満を子どもに垂れ流している家族が多いといわれています。 例えば、「お父さんは家事を手伝ってくれない」「お父さんはゴミ捨てを協力してくれない」など、母親が子どもに嘆いている場合です。また反対に、母親のパワーが強すぎて、父親が萎縮しすぎている場合などがあります。 このような両親を見ていた子どもは、自分が母親(または父親)を、「助けてあげないといけない」「話を聞いてあげないといけない」「いい子でいてあげないといけない」などを考えます。その立場に慣れてしまうと、「楽しむ」ことに罪悪感を抱き、「自分の人生を生きていない」という傾向になります。 そのため、「両親のために」と考えてきた子どもは、自然に「お世話役」の人間関係に回りやすいのです。そして、そのような人間関係を続けてきた人は、その関係を続けていかないと、「自分」というものを感じられなくなる現象が起こります。 「自分がわからなくなる」という現象は、子どものころの影響があります。親子関係の影響が、大人になったときの人間関係に表れるのです。 ③子どもが独り立ちしない原因 大人になってからの人間関係の影響は、家族関係にルーツがあります。子どもが独り立ちできない原因も家族関係にあるのです。 子どもが独り立ちしない原因・責任は、子どもではなく、家族の責任のほうが大きいと考えられています。「共依存」という、どちらも依存している関係にあるのです。 子どもの社会の立場ができないのは「あなたは大人になってはいけない」と、親からのメッセージを自然に受けてきた結果です。これは、親からの依存のメッセージが強いと考えられています。 それでは、こういった問題を解決していくためにはどうしたらいいのでしょうか? 「家族との癒し」はどうやればいいの? まず、こういった問題を解決していくための基本的な考え方があります。それは、「子どもは子どもの問題を自分で解決する」、「親は親の問題を自分で解決する」ということです。 この考え方が大事になるのは、人生を決断していくのは、本人自身だからです。最終的に「本人がどうなりたいか」が一番重要になります。 夫婦間の問題を自分たちで解決できると、子どもは精神的に自由になります。そして、子どもは自分の人生を自分で決断していくことが必要になります。精神的な自立があってこそ、よい親子関係が築けるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「家族関係から受ける3つの影響」を見てきました。 大人になってからの人間関係は、子どものころに積み重なったものが、表に出てきているものなのですね。もし問題を抱えている人がいたら、何かヒントになるのではないでしょうか。 明日は具体的に「家族との癒し」を、どうやればいいのかを見ていきましょう。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】・親子関係は人生に何を与えるのか?(2021年5月22日記事)・家族関係が及ぼす社会性とは?(2021年6月17日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/09/26
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「家族は社会の縮図」だと聞いたことがありますか? 家族関係と人間関係は、大きく関係をしているようです。 ということで、今回からは「家族関係と人間関係」についてまとめていきたいと思います。人間の悩みの種は、人間関係です。それは、どうやって、どこから生まれてくるのか、詳しく見ていきましょう。まず、「社会性と親子関係」「家族との癒し」「現代の社会性」の3つをまとめます。 家族は社会の縮図 あなたのつくっている社会性は、どうやって生まれたと思いますか? これは、これまでの家族関係が現在の社会性となって現れています。 家族は社会の縮図です。親子の距離感や関係性は、あなたの社会性に影響を与えています。家族の関係を振り返ることで、今の社会性を見ることができるのです。 子どもと父親、母親との関係性は、次のように表されます。「父親との関係性=社会の関係性の象徴」「母親との関係性=感情の関係性の象徴」 ↓「父親との関係性=社会の関係性の象徴」 父親との関係性は、父親とどのようにつき合ってきたのかが、社会での立場を表しています。父親とうまくやっている人は、社会との関係性も良いといえるでしょう。父親が厳しい人であった場合は、社会も厳しいように感じます。父親の態度が、社会から受けるものだと感じるのです。 ↓「母親との関係性=感情の関係性の象徴」 母親との関係性は、社会と感情とのつき合い方を表しています。母親とうまくやっている人は、感情が安定し、穏やかです。母親が心配性だった場合、子どもも社会を心配の目で見ています。また、母親が批判的だと、その母親の姿は嫌だな、と思いながらも、ストレスが溜まると、母親と同じような行動をとっているといわれています。 他にも、年の近い兄弟関係は、友人・同僚・先輩後輩の関係を表しています。 このように家族との関係は、社会との関係を表しています。今ある人間関係や社会性は、これまで培ってきた家族関係なのです。 家族との癒しとは? 家族とは、不思議な存在です。つながっていると幸せを感じやすく、そうでないと、不安、イライラ、怒りを感じやすいものです。 両親の仲がよくて、家族もしょっちゅう連絡を取り合うような環境で育った人は、自然と「自分もこういう家族をつくりたいな」と思うようになるでしょう。 両親の仲が悪くて、子ども時代に楽しい思い出がない人は、結婚することや子どもを持つことに否定的になりがちです。つまり、子どもがやることすべては「親の鏡」なのです。 よりよい人間関係をつくっていくためには、家族との関係を癒やすことが必要になります。家族関係を見ることで、社会性や人間関係を見直すことにつながるのです。 「家族との癒やし」というのは、一生のテーマです。人間関係でのトラブルを解決しようとしたら、あなたの元の「家族との癒やし」がテーマになってきます。 現代の社会性とは? 人間関係のトラブルを抱えている人は疲れ果ててしまいます。それは、どうしてでしょうか? それは、人間の脳で容量を大きく使うものが「人間関係の問題」だからです。人間関係の問題は、脳のスペースを奪っていきます。 あなたの一番ネガティブな感情が大きくなったときを思い出してみてください。それは、人が関わったときではないでしょうか。怒ったとき、悲しんだとき、後悔したとき、罪悪感、嫉妬心、すべて人が関わっているものです。 反対に、一番幸せなときも人が関わっていることが多いです。人間が一番感情的になるものは、人が関わるものばかりなのです。 人間が持つ社会性は、人間が個体として生きるのには脆弱だったため生まれました。狩猟採集民だったころの人間は、周りに危険がたくさんあり、食料を確保するのにも、集団で行動しなければならなかったのです。 そのため、自分が所属するコミュニティに見捨てられないように生きることが、人間にとって重要なことでした。その生き方から人間の社会性(人間性)が生まれたのです。「もらったら返す」「裏切り者は許さない」「一貫した考えが大切」など、こういった心理は、集団で生活してきた人間にとって本能のようなものなのです。 社会性は生き延びるために必要なものでした。つまり、生活が安全になった環境であれば、集団で生きるための社会性は大した意味を持たなくなるのです。 人間の脳で容量を大きく使うものが「人間関係の問題」です。社会性が大きな意味を持たなくなった現代では、不幸に関わることは、できるだけ少なくしておいた方がいいといわれています。幸せに生きるためには人間関係を見直すことが必要で、そしてそれは「家族との関係を癒やす」ことにつながるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「家族関係と人間関係」について、「社会性と親子関係」「家族との癒し」「現代の社会性」を見てきました。 社会性を見ていくと、自身の子どものころの影響が反映されています。そのため、今抱えている悩みを、本当に癒すためには、家族との関係や子どものころの自分自身を癒やすことが必要なのでしょう。 さて明日も「家族関係と人間関係」について、見ていきたいと思います。お楽しみ! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】・親子関係は人生に何を与えるのか?(2021年5月22日記事)・家族関係が及ぼす社会性とは?(2021年6月17日記事)ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪
2021/09/25
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今回も、本田健さん著書、『「うまくいく」考え方 新しい時代で幸せになる5つの法則』を、簡単にまとめていきます。 今回はのテーマは、「人間関係」です。人間関係が、人生にもたらすことを見ていき、よりよい人生になるための考察をしていきます。 オープンマインドを持っているか? 人間関係は人生におてい大切なことです。そのなかで、どんなポイントを大切にしていけばいいのでしょうか。 人間関係に「風通しのよさ」は、大切な要素です。風通しがいい関係は、気の流れがいい状態です。人間関係の風通しのよさも、運気に強く関係します。 たとえば、ワクワクして生きていると、その楽しい雰囲気に対して、他人は好感を持ちます。そして、どんな人にもオープンになっていれば、応援してくれる人も出てきます。 豊かな人間関係をつくるためには、年齢、立場に関係なく、「偉そうにしない」「驕らない」「いばらない」「卑屈にならない」ことです。人間なので、無意識にそうなってしまうこともあります。なので、注意して意識的に、そうならないことです。 人間関係をよくしていくためには、「与えること」「地道に信用を積み重ねること」を、日頃からやっていることが必要です。 年齢、立場に関係なく、どんな人でも、フラットに、オープンにつきあっていくことが風通しのよい人間関係を構築していきます。こういったことを、自分でコントロールするという考えが大切です。 自分自身の社会性を知る 大人になってからの社会性は、家族との関係が投影されたものです。人間関係のトラブルは、ほぼ家族の問題が投影されたものとして出てきます。 人間は、自分が生きてきた経験をもとに、自分なりの「すべきだルール」を持っています。「年上はこうあるべき」「女性はこうあるべき」「仕事はこうあるべき」など、いつの間にか、たくさんのものを抱えています。 この「すべきだルール」を侵害されたときや、ないがしろにされたときに、人は怒りを感じます。それが、人間関係の問題へとつながっていくのです。 「すべきだルール」は、その人の「ものさし」とも言えます。自分のものさしを他人におしつけることは、自分にも相手にもいい影響を与えないでしょう。 その人には、その人にとっての大事なルールがあります。自分には自分にとっての、大事なルールがあります。自分の信念を貫く場面は、必ずあると思います。 けれども、相手のルールを尊重し、自分のルールに縛られないことが、豊かな人間関係をつくることにつながります。そんな人生のほうが、より楽しく幸せに生きられるのです。 自分自身の「すべきだルール」「ものさし」、これを見ることで、自分の社会性を見直せる機会になります。社会性は、あなたの抱えているものの中にあるのです。 人間関係の究極の法則とは? 「人間関係の究極の法則」とは、何でしょうか? 思い当たるものを、書き出してみましょう。 ・分け隔てなく接する人が、人に好かれる・人に好かれる人は、相手をそのまま受け止められる・ほめられたり、理解されると、人はうれしくなる・相手の利益を考える人は、信頼され、応援される・人間は、誰かを助けるのが好き こういったものが浮かんできます。これらをまとめてみると、人間関係の究極の法則が見えてくるのではないでしょうか。 「人間は、いいことをしてくれる人のことを好きになり、嫌なことをする人のことを人は嫌いになる」 シンプルに考えると、この一言になるでしょう。人間関係とは、「どんな自分」で「どんなその人」と接するか、ということなのです。 人間関係のトラブルは、ネガティブなエネルギーの循環です。相手のネガティブなエネルギーに巻き込まれないことは、場合によっては、その人の痛みをやわらげる助けにもなります。 ネガティブなエネルギーには、正面から向き合うのを避けたり、巻き込まれないようにしたり、容易に同調しないことが必要です。人間関係には、“地雷のような人”に不用意に近づかない「見極める力」も必要なのです。 いかがでしょうか? 今回は「人間関係」についてまとめてきました。 人間関係とは、人生の大きなテーマの一つでもありますね。よりよい人生にしていくために、私も処世術というものを身につけていきたいと思います。 明日は、『「うまくいく」考え方 新しい時代で幸せになる5つの法則』の最後のまとめです。「人生の目的」についてまとめていきたいと思います。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。【参考文献】「うまくいく」考え方 新しい時代で幸せになる5つの法則ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!応援クリック、よろしくお願いします♪【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/07/15
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家族関係は、普段の私たちに、どのような影響を及ぼすものだと思いますか? 子どものころの家族関係は、大人になって、そのまま社会性に出るといわれています。それが、仕事での人間関係につながってしまうのです。 そもそも社会性とは何か。どんな関係が影響しているのか。今回は、家族関係が及ぼす社会性を見ていきたいと思います。 人間に備わる社会性とは? 社会性を辞書で調べると、「社会性」=集団をつくって生活しようとする人間の根本性質。本能的なものと考える説がある。社交性。 とあります。 この人間の根本性質は、なぜ生まれたのでしょうか。それは数百年前の狩猟採集時代までさかのぼります。 狩猟採集時代は、周りに危険がたくさんありました。食料を確保するにも、集団で行動しなければなりません。 そのため、自分が所属するコミュニティに見捨てられないように生きることが、人間にとって重要なことでした。その生き方から人間の社会性が生まれたのです。 「もらったら返す」「裏切り者は許さない」「一貫した考えが大切」など、こういった心理は、集団で生活してきた人間にとって本能のようなものなのです。 生活も安全になり、一人でも生きていけるようになったのは、ここ最近の時代です。人間に備わる社会性とは、長い年月を得て、身についた本能に近いものなのです。 家族について向き合っているか? 大人になってからの社会性は、家族との関係が投影されたものです。仕事で起きる人間関係のトラブルは、ほぼ家族の問題が投影されたものとして出てきます。 上司とうまくいかないと思ったら、父親、母親との関係を見直す必要があります。先輩、後輩と、問題が起こったなら、兄弟姉妹のつながりがポイントです。 一人っ子の場合は、友達と上手につながっているかどうかです。友達とうまくつながれる人は、兄弟姉妹との関係がうまくいっている人と同じで、職場での人間関係もうまくいきます。 その人の社会性とは、どれだけ上手に年上や年下の人とつき合ってきたのかの歴史です。家族とのつながりを、もう一度見直すことで、うまくいかない上司や先輩、後輩、取引先の人たちとも、強い絆ができるようになるかもしれません。 「家族との癒やし」というのは、一生のテーマです。人間関係でのトラブルを解決しようとしたら、あなたの元の「家族との癒やし」がテーマになってきます。 大元の原因が解決しないと、たとえ目の前のトラブルは解決できても、また別の課題(=トラブル)が出てきます。人間関係に困ったら、家族関係を見直す必要があるのです。 これまでの家族関係がいまの社会性 いい換えると、いまある人間関係や社会性は、これまで培ってきた家族関係だといえます。 家族とは、不思議な存在です。つながっていると幸せを感じやすく、そうでないと、不安、イライラ、怒りを感じやすいものです。 両親の仲がよくて、家族もしょっちゅう連絡を取り合うような環境で育った人は、自然と「自分もこういう家族をつくりたいな」と思うようになるでしょう。 両親の仲が悪くて、子ども時代に楽しい思い出がない人は、結婚することや子どもをもつことに否定的になりがちです。 子どもがやることすべては、親の鏡なのです。子どもは親がコソコソやっていることに憧れたりもします。 家族関係を見ることで、社会性や人間関係を見直すことにつながります。よりよい人間関係をつくっていくためには、家族との関係を癒やすことが必要になるでしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は、家族関係が及ぼす社会性を見てきました。 人生の大きな悩みとして出てくるのが、仕事上の人間関係です。それは、家族関係がつくりだした社会性だといい換えれるでしょう。 この家族関係と向き合い、癒やしていくことが、よりよい人生にしていくことだと思います。うまく癒して、よい循環を生んでいきたいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】20代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]20代にとって大切な17のこと(きずな出版)【電子書籍】[ 本田健 ]20代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]楽天で購入【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/06/17
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「家族は社会の最小単位」と言います。子どもが成長していく中で、初めてコミュニケーションを取っていくのが家族です。なので、人間の最初の社会が家族だと言えます。 「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」、この言葉は、アインシュタインが残したものです。つまり、幼少期に受けたものが、その後の人生に影響を与えます。 幼少期に受ける影響で大きいものは、親子関係でしょう。今回は、そんな「親子関係」が人生に何を与えるのかを考察していきます。 父と母との関係性は何を表しているのか? 家族は社会の縮図です。家族の関係を振り返ると、あなたと社会の関係性が見えてきます。それは、親子の距離感、関係性があなたに影響を与えているからです。 子どもと父と母との関係性は、次のように表されます。・「父親との関係性」=社会の関係性の象徴・「母親との関係性」=感情の関係性の象徴 父親と、どのようにつき合ってきたのかが、社会での立場を表しています。父親とうまくやっている人は、社会との関係性も良いといえるでしょう。父親が厳しかった場合は、社会も厳しいように感じます。父親の態度が、社会から受けるものだと感じるのです。 母親とうまくやっている人は、感情が安定し、穏やかです。母親が心配性だった場合、子どもも社会を心配の目で見ています。また、母親が批判的だと、その母親の姿は嫌だな、と思いながらも、ストレスが溜まると母親と同じような行動をとっているといわれています。 他にも、年の近い兄弟関係は、友人・同僚・先輩後輩の関係を表しています。このように家族との関係は、社会との関係を表しているのです。 夫婦問題と親子関係の関係性 夫婦間の問題を、夫婦で解決しようとせずに、愚痴や不満を子どもに垂れ流している家族が結構多いといわれています。子どもが親の愚痴や不満の聞き役となっている場合です。 たとえば、「お父さんは家事を手伝ってくれない」「お父さんはゴミ捨てを協力してくれない」など、母親が子どもに嘆いている場合です。また、母親のパワーが強すぎて、父親が萎縮しすぎている場合などです。 このような両親を見ていた子どもは、自分が母親(または父親)を助けてあげないといけない、話を聞いてあげないといけない、いい子でいてあげないといけない、などを考えます。その立場に慣れてしまうと、「楽しむ」ことに罪悪感を抱き、自分の人生を生きていない、という傾向になります。 親子関係の影響が、大人になったときの人間関係に表れます。「両親のために」と考えてきた子どもは、自然に「お世話役」の人間関係に回りやすいのです。 そして、そのような人間関係を続けてきた人は、その関係を続けていかないと、「自分」というものを感じられなくなる現象が起こります。自分がわからなくなると、精神的な問題を抱えることにもつながるのです。 これを解決させるためには、基本的に、「子どもは子どもの問題を自分で解決する」、「親は親の問題を自分で解決する」の考え方が大事になります。 人生を決断していくのは、本人自身です。最終的に本人がどうなりたいかが、一番重要になります。夫婦間の問題を自分たちで解決できると、子どもは精神的に自由になります。精神的な自立があってこそ、よい親子関係が築けるのです。 「気づく」ことがあなたを癒す 子どもの立場で、親との関係性を見直すことは限界があるでしょう。それは、「過去と他人」は変えられないからです。夫婦の問題は、夫婦で解決してほしい、と思っても、その2人に解決する意欲がなければ、良い方向にはいかないのではないでしょうか。 それでは、どうしたらいいのでしょうか。これは、自分の行動、考え方を変えるしかありません。「過去と他人」は変えられなくても、「自分」は変えられます。 子どもが独り立ちしない原因、責任は、「共依存」といって、子どもではなく、家族の責任のほうが大きいと考えられています。子どもの社会の立場ができないのは、「あなたは大人になってはいけない」と、親からのメッセージを自然に受けてきた結果です。 これには、「親は親の問題を自分で解決する」、「子どもは子どもの問題を自分で解決する」の意識を、それぞれに持つ必要があります。 原因や関係性に気づくことが、問題のプロセスの終わりです。気づいたことは、問題に対して、自分が客観的に見れていることです。「気づいていない自分」から、「気づいた自分」になることで、自分の問題をコントロールできる立場に立ったのです。 親に対して、感謝することもあれば、恨みをつらみを持つこともあります。親子関係の問題を「親に感謝する」エネルギーに変換できれば、強力なパワーになるでしょう。それが、結果的にあなたを癒す力となるのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「親子関係」について考察してきました。 十人十色で、さまざまな人間がいるのは、さまざまな家族が存在するからでしょう。その家族関係が、社会の最小単位であることは、調べていくとよくわかってきます。これからも、家族関係について理解したことがあればまとめていきますので、お楽しみに。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネルカズ姐さんの深くて面白い心理学【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/05/22
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「この人苦手だな」「この人ちょっと嫌いかも」と、人間関係で思ったことはありませんか? プライベートでも、仕事でも、人間関係が9割を占めていると言っても過言ではないでしょう。 誰でも人間関係を上手にしていきたいですよね。そんな今回は、「人間関係の距離感」についてまとめていきたいと思います。 なぜ「親しき中にも礼儀あり」が大切なのか? 最初に言いました「この人苦手だな」「この人ちょっと嫌いかも」という気持ちは、なぜ起こるのでしょうか。それは、相手との距離が近すぎるからです。 心理的距離が近づけば近づくほど、喧嘩が多くなったり、あるいは嫉妬心のように相手を支配する、という気持ちが起こってきます。近づきすぎると、ネガティブな感情が起こります。 この人間関係の対策、解決策は、距離を置くことです。この問題は、心理的距離が近づきすぎることで起こっているので、相手との適切な距離を置くことが重要な対処法です。 嫌だなと思ったら、ちゃんと敬語を使ってみたり、もっと礼儀を正しくしてみたり、「親しき中にも礼儀あり」を大切にすることです。急に関係性を断ち切ることではなく、さりげなく距離を置きましょう。 人間関係は、キャッチボールのようなもので、近すぎるとやりづらいし、遠すぎると届かないものです。相手との距離が大事なのです。適度な距離感を保つと、あらためてその人の良いところが見えてくるでしょう。 自分から見えたものは相手からも見えている 距離が近くなると相手の嫌なところが見えます。そして、その人の中に見える嫌なところは、相手からもあなたの中に見えています。 その人の中に見える嫌なものは、あなたの中にもあるのです。「あの人細かいな」と思ったとき、あなたも細かいのです。細かい人に気づく人は、細かい人です。大雑把な人は、細かい人に気づきません。 実は、人間関係の問題は、その人の嫌なところがダメなのではありません。自分の持っている“ダメと思っているもの”を押す殺しているところに、平気でその人が、その“ダメ”を見せてくるので、腹が立つのです。 人間関係で大切なのは、自分の価値観を変えていくことであり、その人を正すことではありません。自分の持っている「これはダメなもの」という考え方を、うまく手放していくことで、人間関係は楽になっていきます。 手放せば手放すほど、世の中で嫌いな人がいなくなっていく仕組みです。あなたの大切にしている価値観が、あなたの人生を作っています。あなたの大切にしている価値観が変わると、あなたの人生の変化になるのです。 多様性を認めると生きるのが楽になる 人間関係で大切なことは、みんな違う考えを持っていることを前提として、おつき合いをすることです。人間は十人十色、百人百様でいろんな人がいるのが当然。 人によって過去の経験も違うし、知識量も違います。そして、その経験や知識から導かれる判断も違います。優秀な人も、優秀ではない人も、成長する人もしない人も、いろんな人がいるのです。 この「多様性」を認めると、生きるのがとても楽になります。人間は違って当たり前、異なる考えもある、と思うとストレスなく、自己成長につながるのです。 初対面など、人間関係の最初の段階は、じわりじわりと心理的距離感を近づけるのがいいと思います。会う回数が増えると、信頼も高まりますが、距離感を見誤ると、相手の嫌なものが見えてくるでしょう。 それは、距離が近すぎるためです。そんなときは、相手から一歩下がってみることが、自分のためにも、その人のためにもなるのではないでしょうか。 いかがでしょうか? 今回は「人間関係の距離感」をまとめてきました。 この距離感の間合いが上手い人が、人生の達人なのかもしれません。親しい間柄の人は、2、3人でいいと言います。その中でも、「親しき中にも礼儀あり」を大切にしていきたいですね。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネルビジネスカレッジTSUTAYAチャンネル【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ【創生陸玖Twitter】●創生陸玖Twitter
2021/05/12
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4月になり、スタートのシーズンですね。新しい出会いの季節は、不安もあり、期待もあり、新鮮な気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。 昨日に引き続き、今日も初対面の人との話題づくりについて、考えていきたいと思います。 10代のころの私の経験を思い返すと、初対面の人と最初に交わす言葉は、「寒いっすね……」というワードだったような気がします。(゜_゜)! それはそれで、いいきっかけだったのかもしれませんが、初対面の人と話すときの話題をいくつか持っていると心持ちが安心でしょう。 話題が途切れて沈黙が続くと、くるしいものです。その対策のため、話題を常に持ち、いつでもヒョイっとなげられるようにしておきたいです。それでは、今回は話題づくりについて考察していきたいと思います。 話題をづくりのためのマジックワードとは?昔から話題づくりのために、使われていたマジックワードがあります。それは、「木戸に立てかけし衣食住」という言葉です。 営業のトークや初対面の人と、距離を縮めるために、昔からあった言葉で、話題の頭文字をとった言葉です。これらの話題は、誰でも関心を持ちやすいテーマになっています。(「木戸に立てかけ“せ”し衣食住」と、他のバージョンもありますが、今回は“せ=政治、先生の話”のないバージョンです) それでは、どんな話題か見てみましょう。「木」=気候・季節「戸」=道楽・動物・読書「に」=ニュース・人間の話「立」=旅・タレント「て」=天気・テレビの話「か」=家族・家庭「け」=健康・結婚話「し」=仕事・趣味「衣」=衣料・衣服について「食」=食べ物・食事について「住」=住居・住まいについて いかがでしょうか。こうやって見てみると、普段から何気なく話していることばかりなのではないでしょうか。私の10代から使っている、「気候」や「天気」も十分な話題となります。 そもそも木戸とは、「庭などの出入り口に設けた簡単な開き戸」です。そこに“立てかけし”と覚えて、最後に“衣食住”とくわえれば簡単に覚えれます。 話題づくりのための、マジックワード「木戸に立てかけし衣食住」を意識していると、普段のコミュニケーションに役立つときがくるでしょう。 NGなことも知っておこう反対に、初対面の人と話すときに気をつける話題もあります。これも、覚えやすい言葉があります。それは、「政宗の皿」という頭文字をとった言葉です。読み方は、“まさむねのさら”です。 これは、どんな話題でしょうか。「政」=政治「宗」=宗教「の」=野球「皿」=サラリー これらの話題は、個人のプレイバシーや思想、信条に関わるものです。つまり、意見によっては、対立してしまうということをはらんでいます。 初対面の人に、気をつける話題を覚えておくことも大切でしょう。それによって、間違ったコミュニケーションを防ぐことにつながります。 常に話題を考える日ごろからコミュニケーションをとることで、お互いの距離が近くなります。しかし、近くなりすぎると、間違ったコミュニケーションをとってしまうこともあるでしょう。それは、「当たり前」や「当然」といった心から生まれるものです。 コミュニケーションで大切なことは、「親しき中にも礼儀あり」です。どんなに距離が近くなったとしても、守るべき礼儀があるということです。相手が嫌な気持ちになることを続けていれば、人は離れていくでしょう。 話題を考えることも大切ですが、相手の好きなこと、嫌いなことも考えることも必要なのではないでしょうか。常に話題を考えることといっしょに相手のことも考えると、いい話題が浮かんでくるものです。 新しい出会いは、新しい自分との出会いでもあります。何事も経験だと思い、積極的にコミュニケーションをとってみてください。それが、よりよい学びにつながるでしょう。 いかがでしょうか? 今回は、話題づくりのマジックワードについて見てきました。 初対面の人との話題は、昔から存在する悩みの一つのテーマだったようです。そのため、先人が考えた言葉を参考にすることは、いい準備となりそうです。ぜひ、新しい出会いを、良いものにしてください。応援しています。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/04/08
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4月となり、スタートのシーズンとなりました。みなさん、どのようにお過ごしでしょうか。 スタートシーズンということは、新しい出会いの季節でもあります。そのため今回は、初対面の人と話すときの質問を考えてみようと思います。何事も備えあれば患いなし、ということで、準備をしておけば心配事も少なくなるのではないでしょうか。 最初は何の質問がいいか?初対面の人と、距離を縮めるためには、コミュニケーションが必要です。席が隣になることや、喫煙スペースで一緒になることなど、話すタイミングは意識すればいくらでもあります。 そんな、ちょっと話しかけてみよう、となったとき、最初はまず何を話しますか? 初対面の人や、まだ親しくない人には、当たり障りのない話題を振る傾向があります。 たとえば、「どちらの出身ですか?」という質問から切り出していくとしましょう。そこから、自分が知っている出身地であれば、その地域の話をしてみたり、どんなものが有名なのか、という質問につなげていくのはどうでしょうか。 もし、出身が同じ場所であれば、地元の土地勘もあると思います。そこから、知っているお店の話やオススメスポットなどへ話題をつなげていけます。また、社会人や学生であれば、通勤、通学の話題へつなげていくこともできます。 最初は、当たり障りのない話題からということですが、もしかしたら住んでいる地域を知られたくない人もいると思います。そんなときは、違う話題へうつりましょう。人の嫌がることはしない方が得策です。 好きなことを聞いてみよう自分の好きなことを話していて、嫌な気分になる人はいないと思います。初対面の人への質問で、相手の好きなことを聞くことも、いい話題となるのではないでしょうか。 相手の好きなことを聞く場合、どんな質問がいいでしょうか? 「趣味は何ですか?」という聞き方もあります。「最近、好きになったことはありますか?」という身近なことで聞くこともできるでしょう。また、「昔から好きなことは何ですか?」という、その人の好きな習慣というのも、相手のことを理解できる質問になります。 “好きなこと”だと、相手には抽象的すぎるかもしれません。その場合、“趣味”といった方が伝わるかもしれません。もしくは、「好きな音楽は何ですか?」「スポーツは何かしていますか?」「テレビやYouTubeは見ますか?」など、具体的に質問してみるのも方法です。 また食べ物や飲み物の話題も、話していて楽しくなるのではないでしょうか。「好きな食べ物は何ですか?」「お酒は飲みますか?」「パン派ですか?ご飯派ですか?」など、食べ物を想像していると、相手と意気投合するかもしれません。 相手の好きなことや、お互いの好きなことを話すことは、相手との距離を縮める強力なコミュニケーションになります。うまく活用していきましょう。 好きな本を聞いてみるここからは、「本」という限定的なものになりますが、相手の好きな本やオススメの本を聞くことは、相手のことを理解するのにいい質問です。なぜかというと、その本の内容で、その人の思考や考えていることが、わかってくるからです。 普段からどんなことを考えているのか、どんなことを大切にしているのか、そういったことがわかります。 小説であれば、どんなジャンルの小説を読むのか、その小説で印象に残っていることは何か、なぜその小説を読もうと思ったのか、いろんな角度から質問することで、相手の人柄や性格もわかってきます。 また、本だけではなく、それを映画やマンガなどに置き換えることもできるでしょう。相手が選ぶ本や映画を知ることで、相手を理解し、距離を縮めることができます。 相手の気分が上がる質問や、相手が「そうだった!」と気づく質問をしてあげると、相手にこちらのいい印象を与えます。それが、あなたのよいスタートのきっかけになるでしょう。 いかがだったでしょうか? 今回は、初対面の人と会うときの質問を考えてみました。 スタートのシーズンで、新しい出会いの季節です。初対面の人と会ったときに、質問を考えておくと、安心ではないでしょうか。そして、いい質問は、いい人間関係につながっていきます。“質問”というのも、磨いていくことで、いい武器となるのです。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【創生陸玖の小説集@note】●創生陸玖note【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/04/07
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今回のブログ記事は、私が20代で学んだ人間関係について、まとめていきたいと思います。 私は、正直、人間関係が得意な方ではありません。しかし、得意ではなかったからこそ、「何でだろう?」という疑問が、常に自分の中にあったと思います。 学生から社会人になっていく20代の人間関係の中で、自分自身が感じたこと、そして学んでいったことを、今回はまとめていきたいと思います。 人との距離感とは?人との距離感の取り方が、人間関係の得意、不得意を決めるものではないでしょうか。 自分の経験を振り返ってみて、初対面の人や、そんなに話をしたことがない人に対して、「そんなに仲良かったかな?」と感じることがありました。また、以前会ったときは、親しく話せていたのに、「あれ、今日が初対面?」と違和感を、感じてしまう人もいたりしました。 このような経験から、人との接し方は、適切な距離感が大切なのだと思いました。 自分でも、他人に対して、なれなれしい態度や、よそよそしい態度をしてしまった、と感じる経験もしてきました。その経験から、距離感の測り方を学んできたのだと思います。 コミュニケーションを、キャッチボールで例えると、近すぎるとやりづらいし、遠すぎるとボールは届かないかもしれません。人間関係の最初の段階は、じわりじわりと近づいていくのが、いいのだと思います。 信頼関係を築くには?人間関係の中で、何が一番大切かと考えると、信頼関係だと思います。その信頼関係は、どうやって築いていけばいいのでしょうか。 「信頼」とは、その人との距離感を保つということです。距離感は、「尊敬」という言葉で測ることができます。 「三歩下がって師の影を踏まず」という言葉があります。これは、弟子は師に礼を尽くさなければならないことを戒める言葉で、教育は師を尊敬してこそ、効果があることを言っています。尊敬から生まれる敬意というのが、そのまま距離感になるのだと思います。 近すぎず、遠すぎずという関係が、信頼関係を持続させます。 好きな人と出会ったばかりの頃だと、もっと会いたいという、遠い気持ちになると思います。また、日ごろから頼りにしている人は、近くにいる安心な気持ちになると思います。この遠くて、近いという距離感を、保つということが、信頼関係を持続させていく秘訣なのです。 信頼関係の構築は、人と人との距離感を保つことが、大切になってきます。 どうやって信頼関係を維持するの?しかし、親子やパートナー、職場の人のように、物理的に距離が近くなるほど、信頼関係を維持するのは難しくなると思います。 それは、やはり会う回数が増えれば、相手の嫌なものが見えてくるからでしょう。そのネガティブなものを、乗り越えていくには、尊敬の心が必要になってくるのではないでしょうか。 「親しき中にも礼儀あり」と言うように、会う回数が多くなるほど、守るべき礼儀があるということだと思います。「遠い」という感覚があるからこそ、敬愛することが深まっていきますが、毎日会っていると、その感覚も薄れていってしまうのは、誰しもあることでしょう。 しかし、毎日会うからこそ、敬意を持って接することが大切なのだと思います。信頼関係を長く続けるために、「相手への敬意」をゆるませないようにすることが大切です。 人間関係の「近さ」と「遠さ」が、両立することで、信頼関係が形成されます。その信頼関係によって、人の心は癒されていくのです。 いかがでしょうか?今回は、私が20代で学んだ「人間関係」について、まとめてきました。 理論的には、理解はできますが、いざ人と対面したときに自分ができているか、といつも考えさせられます。この人間関係というのは、奥が深く、そして人生全般に関わってくることなので、いつでも初心を忘れないようにしたいですね。 明日は、「私が20代で学んだ価値観」についてまとめたいと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。【読書記録@インスタ】●創生陸玖インスタ
2021/02/28
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人が離れていく時とは、どのような時なのでしょうか? 「その人のことが嫌いになった」という理由が大半なのではないでしょうか。 そんな気持ちになるプロセスを自分の経験を通して、今回3つにまとめてみました。 「当たり前」になっていく 人のことを嫌いになる理由に、「感謝がなくなった」というのがあります。これは、「家事をして当然」とか「仕事をすることが当たり前」とか、その人が持つ概念から来ていると思います。 そもそも「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」です。これは、「有難し(ありがたし)」と書き、「あることが難しい、まれである」という意味です。 つまり、「奇跡」ということ。この「奇跡」の反対が「当たり前」や「当然」という言葉です。 日々に起こっている出来事を、「当たり前」だと思って過ごしていると、「感謝(ありがとう)」がなくなっていくのではないでしょうか。 感謝を忘れていくと、人は離れていくのだと思います。 必要な言葉、必要ではない言葉 「なぜ、それを言ってくれないの?」「どうして、そんなことを言うの?」 言ってほしい時に言ってほしい言葉と、言ってほしくないときに言ってしまう言葉が、人の心を傷つけてしまいます。 「ありがとう」や、「お疲れ様」など、些細な言葉を忘れてしまいます。また、その人が気にしていることを言ってしまったり、ストレスにやられて、つい攻撃的になったり、人が求めていない言葉を言ってしまいます。 自分が発言することに、責任を持つことが大切なのではないでしょうか。そして、人を傷つけてしまったら、謝ることが必要ですよね。 「ごめんなさい」という言葉が、人間関係の接着剤のようです。 雪にように積もっていく 日常が、雑多で埋もれていくと、「気遣う」ということも忘れてしまうような気がします。そして、感謝がなくなり、自然に人の心を傷つけてしまっているように感じます。 積雪のように感情というのも、気づけばたくさんのしこりのような感情が積もっているということもあるのではないでしょうか。それが、「不満」や「不信感」となり、人が離れていくことにつながるのだと思います。「嫌い」の先には「無関心」があり、無関心になるために人は離れていくのです。 心の雪かきをするために、日常が当たり前になっていないか、自分の言葉に責任を持っているか、などどこかで自分と向き合ってみてはどうでしょうか。そして、一つひとつの出来事や言葉を大切にしたいですね。 自分も感謝と責任を見失わないように、続けていきたいと思います。 それでは読んでいただき、ありがとうございます。
2020/12/22
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前回の「無礼」について、無礼な態度を取られた場合、相手に自分の気持ちを伝え、改善してもらうことが解決策だそうです。エネルギーを返すこと自分の体験から話したいと思います。相手から不快な気持ちにさせられた場合、相手にそのことを伝える内容を2パターン考えました。一つは、当たり障りのないように伝える。もう一つは、素直な気持ちをストレートに伝える。この2つを頭の中でイメージしました。当たり障りのない伝え方は、まったく心がスッキリしませんでした。素直な気持ちをストレートに伝えた時をイメージすると、すごく心が軽くなりました。実際に、素直な気持ちをストレートに相手に伝えると、頭がスッキリしました。不快な気持ちを持っていると、エネルギーが奪われているのがすごくわかります。その不快な気持ちを、自分の素直な気持ちで、相手に送り返すということが、奪エネルギーの解消につながるようです。本音で生きること素直な気持ちでいると、自分に不必要なものが浮き彫りになってくると思います。(上の自分の体験は、追跡調査していこうと思います)本音で生きることが一番のタイムマネジメントではないでしょうか。これからの世界、本音と建前の垣根がなくなるそうです。「時間革命」という言葉通り、より時間が大切になっていきます。何かを手放すと、何かが手に入るのか、また実体験で調査していきたいと思います。それでは、読んでいただきありがとうございます。
2020/06/23
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みなさん、おはようございます。人間関係のつながりで大切なものは、何だと思いますか。私は、「言葉」だと思います。言葉を交わすことで、お互いの情報や気持ちなどを理解し合うと思います。会話は、お互いの情報を共有することです。言葉を交わすことで、なんだか心がスッキリした、という経験はありませんか。「あの時は、ごめんね」「この前は、ありがとう」「いつも助かってます」少しの言葉や挨拶から、自分の心の癒しに繋がる時があるのだと思います。でもこれって、ちょっとした勇気が必要な時がありますよね。そこを一歩踏み出してみては、どうですか。私も、小さなことを大切にしていきたいと思います。今日もありがとうございます。良い一日をお過ごしください。
2020/01/27
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みなさん、おはようございます。最近、注意散漫な人に悩んでいる方はいらっしゃいますか。集中したいときに、騒音の様に現れる人がいたりしませんか。注意散漫→集中力の欠如、注意力の欠如大人の注意散漫は、集中しながらも周りへの注意を払えることができないことに起因するようです。他人に気を取られすぎることも、原因の一つだそうです。これは、ピラミッド社会における競争主義により、他人を気にしすぎることから散漫になるみたいです。私なりに解釈しているのが。他人が起こすこと(注意散漫による騒音やミス)は、自然災害に近いものではないでしょうか。(起こしている本人も悪気がないことが多い)これは、自力で防ぐには限界があると思います。しかし、自然災害も防災の準備があるように、対策はあると思います。対処法として。まず、離れれる場合は離れることが一番良いと思います。あなたに力がある場合は、追い出してもいいと思います。もし、この二つが困難な場合は、ちゃんと自分が思っている事を伝えることが大切になってくるのではないでしょうか。場合によっては、怒ることも必要だと思います。(怒っちゃいけないなんてことはないと思います)真摯に向き合えば、きっと何が変わるはずです。今日も読んで頂き、ありがとうございました。あなたにとって、素敵な一日になりますように。【参考文献】 ↓↓↓集中力を磨くと、人生に何が起こるのか?「成功する人」が持っている目標実現のスキル52 【千田琢哉著】集中力を磨くと、人生に何が起こるのか? 「成功する人」が持っている目標実現のスキル52【電子書籍】[ 千田琢哉 ]集中力を磨くと、人生に何が起こるのか? 「成功する人」が持っている目標実現のスキル52【電子書籍】[ 千田琢哉 ]楽天で購入
2020/01/07
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みなさん、おはようございます。人は誰しも、人から言われたことで、嫌な気持ちになることがあると思います。私も、最近そんなことがあったんですが、その嫌なことを言ってきた人も、その前に他の人から、気分を害することを言われて(やられて)いたことに気づきました。これは、感情(この場合、嫌な)が循環しているな、ということに自分の身を通して気づきました。この出来事について、2つ感じたことがあります。1.自分が受けること"地球は丸いから、自分が投げたボールはいつか自分に帰ってくるよ"この出来事に対して、こんな言葉を思い出しました。自分が受けることや受け取ることは、自分がやってきたこと、やっていることらしいです。2.自分が投げた先にバタフライエフェクトという言葉があります。1匹の蝶の羽ばたきが、遠くで竜巻を引き起こす、という説です。(バタフライ効果)もしこの現象が起きるならば、嫌な気持ちを他の誰かに投げてはいけないと思います。ヤイヤイ言われたら、受け流すことが大切なんです。「正しいという字は、一に止まると書く」自分の言動、行動を見直すために一度止まることも(休息)大切だと思います。そしてやり直しや修正を加えて動くことで、変化が出てくると思います。私自身も自分が発している言葉や笑い方など、自分の身を振り返る出来事だったと思います。”ハッピーな循環を作りたい“、そんな気持ちでやっていきます。今日も読んでくれて、ありがとうございます。素敵な一日になりますように。
2019/12/20
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皆さん、おはようございます。生きていると理不尽なことってありますよね。いじめ、パワハラ、モラハラなど。こういったことを受けた時、みなさんだったら、どうやって解釈しているでしょうか。”自分が弱かったから、理不尽なことが起こった“こう考えたことはありますか。・もっと自分の感情を言えばよかった・知識を持って言い返せばよかった・出世、成績、お金などつけ込まれるスキをあたえなければよかったそうなんです。全部自分の実力不足だったんです。自分が発している波動により、理不尽なことが集まってきたんです。自分が中途半端だったり、スキがあるってことなんです。だからこそ、実力をつけましょう。自分を磨きましょう。波動を高めましょう。かならず、打ち勝つ時が来ます。その日まで粛々と実力をつけましょう。だから負けるなよ。今日もありがとうございます。いってらっしゃい。
2019/11/28
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