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自分の価値観を考えたことはありますか? そもそも、その価値観の前提を考えたことはありますか?
これは、普段なかなか考えないことではないでしょうか。「これはこういうもの」っとなっていれば、自然にそのまま流れていってしまいます。
今回と次回で「価値観」について考えていきたいと思います。まず今回は、「人生のゲーム化」「将来の夢」「生きる意味」という 3 つの価値観を見てみましょう。
学校の成績でランク付けをする意味は何だと思いますか?
学校での成績のランク付けは、ゲーム化をしているのです。受験勉強も、就職も、仕事も、稼ぐということも全部ゲームと似たような設定になっています。
ゲーム化されることによって、「何をがんばればクリアできるか」「がんばったらどうゆう結果が得られるか」「ボーナスが得られるか」とわかりやすくしているだけなのです。
つまり、社会というものを、ゲーム化して進みやすくしているだけなのです。そして、ゲームには当然、成績やランク付けがあるのです。学校でがんばった子は、その分、社会に出たときに少しポイントが高くなります。前(学校)のゲームのポイントが繰り越された感じです。
ここで問題なのは、大人が「人生はゲームではない」と考えていることです。「人生はゲームではないからリセットはできない」といいすぎているのです。
大人たちは、子どもたちに良かれと思って、「サボったり怠けたり、今がんばらないと大人になって苦労する」と、マイナスがくることをいいすぎています。けれども、大人になっても、良いことや面白いことはあり、大人になれば解決することもあるのです。
人生はゲームであり、リセットはききます。リセットはきかないと思うから、低い成績を取った子は自己肯定感が下がってしまうのです。ここでは「勉強というゲーム」で成績が低かっただけで、リセットして別のゲームが始まるとわかっていれば、その子の自己肯定感は下がらないのです。
日本の社会は、ゲームオーバーになっても人生が終わらないようにつくってあります。どんなに失敗してもやり直せるようになっているのです。人生も、受験も、就職も全部ゲームです。「ゲーム化」という価値観で人生を見ることも大切なのではないでしょうか。
人はどうして「将来の夢」を決めれなくなっていくのでしょうか?
もともと大人が子どもに余計なことを言わなければ、将来の夢に悩むことはなかったはずです。それは、小さいころに「夢がない」という子どもはいなかったからです。
「ちゃんと将来の夢を持て」「ちゃんと目指すものがないとダメだ」など、いつからか大人が勝手なことを言うようになってから、「夢を持っていなければいけない」ような気がしてしまったのです。
小さいころに持った夢を未来逆算して叶える人などいません。人生はなりゆきであり、将来どうなっているかは、わからないものです。
将来の夢を考えるよりも、今この時に何を思っているかの方が重要です。今しか感じれないことがたくさんあります。今思っていることを、ちゃんと書き出したり、話したりする方が大切なのです。
自分が本当に「楽しいこと・やりたいこと・好きなこと」である第一希望の人生を進んでいくことが大事です。ずっと第一希望の選択をしていけば、おのずと着地する場所が、あなたの夢になるのです。
「生きる意味」とは何でしょうか? 人間に全体に共通することは、「正しい生きる意味」はないということです。
「こういう意味を持たなければならない」や「与えられる意味」はないということです。なので、「生きる意味」とは自分で好きなように見出せればいいのです。
自分の中のシンプルな「私はこうかも」というものを、ちゃんと持つことができれば、生きる意味は自由につくれます。けれども、なぜ人はそれができなくなったのでしょうか。
生きる意味を自由につくることは、難しいことではありません。しかし、人は小学生に入ったくらいから、「自分が何をしたいか」よりも「みんなにとって何がいいのか」の考え方に変わってしまいます。
「クラスのため」「学校のため」「地域のため」など、「みんながどうしてほしいかを考えなさい」と教わりすぎて、自分の外側に答えを求めてしまうのです。だからこそ、人は悩んでしまうのです。
簡単にいうと、いい意味でも悪い意味でも、人はお利口になりすぎました。
現代は SNS のフォロワー数など「他者から評価されている自分」を強く意識してしまいます。その中で他人と比較をし、自分を高めようとすると、過剰な演出になってしまうかもしれません。自分の外側に意味を求めていると、人は疲弊してしまうでしょう。
「高まる」というのは、「高い・低い」という比較になるので、いい意味を持たなければいけないと思ってしまいます。けれども、「自分が高まる」とは、「自分が気持ちいい」「自分にとって最高」などの自由な解釈です。ようするに、自分の存在に対して、自分自身が好きになれる、納得する解釈をすればいいだけなのです。
いかがだったでしょうか? 今回は、 「価値観」を、「人生のゲーム化」「将来の夢」「生きる意味」の 3 つの視点から見てきました。
「価値観の前提」は、やはり私たちの子どものころにあるようです。そして、この社会や環境が、価値観を構築させていったのでしょう。
さて明日も「価値観」について見ていきたいと思います。つづく!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
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