☆NOUVELLE VAGUE☆

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一番の看護とは。


今回の実習は脳神経外科に行くことになりました。
高校の3年の実習の時にも
脳外には行ったことがあります。

その時は、毎日患者さんが亡くなっていって、
午前中に清拭をした患者さんが、
昼休憩終わるとなくなっていたりと、
なかなか精神的にハードな病棟でした。
それだけ、かなりヤバイ病気の人が多かったのも事実。
オペ後はICUじゃなく、
病棟のリカバリールームみたいなちょっとした
集中ケアができるような個室に入ってて、
全体的な雰囲気として、
ここに入ったら死ぬんじゃないか…と、いう思いもあったり。

まあ、地元ではその病院にの外科系病棟に入ったら
生きて出てこれないとか、
地元のかなり低いレベルの病院であったのも事実。
だって、オペ室のドアが、
ノブを引くタイプの玄関みたいなドアで、
よく開けっ放しになってたし。



この病院に実習に来た当初は、
『絶対にこんな病院に入院したくない!』
『絶対に就職さえしたくない!』
って、思ってました。
当時から、上の方の(いわゆるトップレベル)の看護を
している病院でキャリアを積みたいと思っていました。

でも、今考えると、
日本国内で、私が実習に行っていたような病院はたくさんあって、
そんな病院でも必要としている患者さんは実際にみえるし。
トップレベルのテレビで紹介されちゃうような、
某国営放送で特集ができるような
そんな看護をしている病院なんてほんの一握り。
上をみればきりがないのは事実。
ただ当時は、悪いイメージでしか考えれてなかったんですよ。

自分自身、大学でいろいろ勉強してみて、
こういう病院を変えることができるんじゃないかな…って、
思うときもあるわけです。


一番いい看護とは・・・。
それは個人個人いろいろな考えがあると思います。
小泉個人的には、
患者さんの意思の尊重だとか、
意思を表出できる場や関係を作るとか、
あとは、
スタッフが患者さんや家族に対して、
一歩立ち止まって、
笑顔で対応するとか。

あげたらきりがないんですけど…。

そういうことを基本にして、
看護技術だとか、
看護診断とか、
日常業務があるようにも思ったり。

それをベースに、
個人個人にとって
最良の看護や医療を常に模索することが
必要なんじゃないかな・・・って、思ってます。

2003.10.3記

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