クレドのにっき

クレドのにっき

あるディセンダーの決断。10


「自分の精神世界に閉じ篭っている、というわけですか…」
ジェイドは眼鏡のブリッヂを直し乍ら、深い溜息を吐いた。
椅子に座ったカノンノは俯く。
「…今なら判る。私がディセンダーに選ばれたわけ。
私は何の為に生きているか判らない。『ジブン』の為とも云えない。
だから、ディセンダーと云う、『人形』になれるんだ。」
パタパタと羽根を動かして、パニールが近寄って来る。
「カノンノ、そんな風に考えないで。」
カノンノは激しく首を左右に振る。
「私には何にも無い!セリィに謝る言葉も、ゲーデを止める力も!」
「じゃあ、今からやればいいだろ?」
いつのまにか、扉にルーク、アッシュ、ミントの3人がいた。
泣き濡れた翠玉の瞳をあげる。
ルークの目の周りは赤かった。
「い、今から…?」
アッシュが口を開いた、
「目的が無ければ作ればいい。力が欲しければ強くなればいい。
お前は、鎖に縛られているわけでは無いだろう?」
思いのほか、優しい瞳。
鎖にーー。

そうだ、私は鎖に縛られているわけじゃない。
今から、立ち上がるコトが出来る。
セリィは自分の事を『生贄』と呼んだ。
だけどーー


ミントは空気に言葉をのせた。
「カノンノ、あなたは何の為に生きるのです?」
彼女は、大剣の柄をぐ、と握り締めた。
大きく、息を吸って、胸を張った。
『ジブン』の為に。





カノンノって難しい…。
今回はちょい短いです。
よーつべで「鎖の少女」という曲を見つけて、それが凄い
気に入ったからなんですよ。
『もう何もかもが嫌になる前に
本当の愛をください
私はあなたのジュエル、もっと輝けリクルケルケ
誰の為に生きているのでしょうか?
『ジブン』と云えないままで。
心を鎖で縛られたあやつり人形』
iPhoneに入れてしまったくらい☆

BGM:初音ミク/「鎖の少女」


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: