クレドのにっき

クレドのにっき

グランマニエにて。ピオニー×セルネシウス


太陽のような金の髪は肩より少し上。
顔を上げる事を許され、見た皇帝は思ったより若かった。
「セルネシウス、もっとこっちに来い」
気さくな笑顔を浮かべ、こいこい、と手をまねく。
あと一歩、の所で
「つーかまえた♪」
いきなりだきこまれ、慌てて玉座の肘付きに手をつく。
え、何コレ?どゆ意味??
うろたえるオレの緋い瞳とロイヤルブルーの瞳が重なりーー
ーーかさなり?え?何コレどゆ意味?初対面でデープキス?
しかも、巧い。…なんかイライラしてきた。ええい、こっちだって!
陛下の顎を鷲掴み、入ってきた舌を自分の舌で包み、押し返すようにして、舐める。

「っはあはあ!いきなり何するんですか?!」
何度か離そうとしたのだが、がっちりとだきこまれ、今は酸欠に陥っている。
何がしたいんだこの変態皇帝は!
対する陛下はキスの余韻に浸っているのか、舌なめずりをしたまままたニコニコと笑う。
「おまえ、かわいいな」
「…しょっちゅう云われますから離してください」
「おれの妃になれ!」
妃って字は女へんがつくよな。つまり、女性がなるもので。
「オレ、ディセンダーでオトコなんで無理です」
「優秀な頭脳がいるから、性転換も多分大丈夫」
気が付けば、謁見の間から小脇に抱えられてーーは?どこいくの!?
「陛下ー、会議には出てくださいねー」
銀髪の将軍が完全諦め顔で言葉を投げる。
ちょ、止めて助けてフリングス将ぐーん!!

「ジェイドの件では嫌な思いをさせたな。ルークはおれの従兄弟でな。そろそろ国政にも参加させるつもりだ」
「云ってる事とやってる事が180°違うと思います」
海色の髪を梳いたり、頬に手を当てたり。
「だっておまえ、可愛い過ぎる。」
右手で唇をなぞり乍ら、左手で身体をまさぐり始める。
あのぅ、そろそろマジでヤメてください。精神年齢は幾つでも、オレ、……ですから。
軽く耳朶を噛むと、少年はびくり、と反応を返す。
「ちょっと、お兄さんとイイコトしような?」
左手だけでボタンを外し、喉を晒す。
成長期特有の、細くて白い喉。
舌先を尖らせて、下から舐めあげる。触れるか、触れないかの距離。
「~~…」
少年ーーセリィは、両手で口元をきつく抑え、声を殺している。
だが、頬は紅く染まり、固く瞑った目からは、涙が滲んで居る。
「今まで、こういう経験は?」
耳元で、囁きかける。息まで止めている少年は、答えない。
「さっきのキス、うまかったぜ? ホントはあの場でヤりたいくらい…」
小さく、ヘンタイ、と声。
ふぅん、とピオニーは意地悪く上半身を軽く起こし、セリィの胸の飾りをつまんだ。
「ここがこんなに固くなってるってことは、感じてるってことだよな?…セリィ」
少し強めに、ぐり、と転がすと、悲鳴のような声が上がった。
その声は、女でもなく、かといって男でもなく。
ピオニーの雄としての本能を煽るには、十分過ぎる甘さがあった。

抵抗するには、遅すぎた。
「ん、んーっ」
何度目になるかわからない深い口づけは、セリィから酸素を奪い、同時に思考能力も奪っていく。
じわじわと勿体ぶって、ピオニーはなかなか身体を触ってくれない。
(あれ?オレ、厭じゃなかったっけ?)
快楽に侵された脳味噌では、マトモな思考が出来ない。
ようやっと、唇が離れる。荒い息を整えようとしても、心臓が荒くて、
「触ってほしいか?」

涙をいく筋も流す、緋い瞳が見上げてくる。
肩で止まっている赤のインナーだとか。床に投げ捨てられた手袋だとか。
すっかり桜色に染まった肢体はモチロン。
朦朧として、曖昧な視線が、1番そそる。
耳朶を舐め、言葉を流し込んだ。
「ドコを、さわってほしい…?」

朦朧とした意識の中で、少ない経験から記憶を引き出す。
「…わ、かんない…」
「じゃあ、一緒に確かめようか。」
コクリ、と素直に子供が頷く。
「…ここは…?さっきコロコロしたよな?今はどうだ?」
答えを待たずに、赤く色づいた果実を口に含んだ。舌のなだらかな面で唾液を含ませ、一度口から出すと、唾液ごと、すすりあげる。
両手が頭の上のシーツを握り、ぐしゃぐしゃとかきまぜた。
「あ、ぅ、うあ!」
悲鳴。例えば、おかに打ち上げられた人魚は、こんな風に断末魔を謳うのだろうか。
「ここがいいのか?他はない?」
言下、腹の真ん中をちろり、と舐めあげる。
「ふっ!や…ああ」
一挙一動に反応して、セリィは息も絶え絶えだ。
「やだ?じゃあ、…やめるか?」
優しく囁いてやれば、激しく頭を横に振った。
「ちが…ちがう、ちがうから、やめないでぇ…」
泣ける場所が、無いんだな。
ピオニーは思った。世界の為の…。
「じゃあ、今度はこの膨らんでる所、さわってみるか」

ズボンと下着を一緒に投げ捨て、蜜を零すセリィ自身に触れる。
「ーーひッ!」
息を呑む声は、キスで塞ぐ。ゆるゆる、下から右手で扱いていくと、つられるように、セリィの息も温度を上げていく。飲みきれない唾液が、セリィの顎を伝う。
そろそろ、の所でピオニーは手を離した。
「後は自分で出来るよな?」
「え」
大きく肩で息をしているセリィを抱き起こすと、膝を広げさせ、羞恥に膝を閉じようとするのを両手で止める。
「うまく出来たら、ご褒美が待ってるぞ」
ご褒美、の所でごくり、とセリィは唾を飲み込んだ。

ひとに見られていると、ただのガス抜きもこんなに気持ちイイのか。
白濁を吐き出すと、意識もトんだらしく、倒れかかったセリィの背中を抱きとめる。
「上手にできたな。可愛かったぜ」
セリィの吐き出した白濁を舐め取りながら、笑みを浮かべる様は、将に、王者。
「ほら、おまえの。」
口に含んだ白濁をそのままキスで移せば、朦朧とした意識も戻って来ようと云うもの。
「…に、が…」
「ご褒美、欲しいか?」

「ぁ"ーあぁ、はッ、」
身体が、折られる。身体の中心に、ピオニー自身を受け入れ…、いや、そんな生半可なものではない。
獅子に喰われる、獣。
息が出来ない程、内臓を犯される。
「う、ぐ、く…るし…ぃ、」
それでも、その緋い瞳は恍惚としていて。
「…ディセンダーは、誰かを愛したりしないのか?」
涙がおちる。
「んん、オレ…は、世界樹ッ、の贄、だ、か、ら…あ、あう"ッ!」
ぐい、と押し込む。いやいやをするように、激しく頭を横に振った。
「ひ、ぃあ"あ"ッ!!やあぁ!」
断末魔の、嬌声。律動が激しければ激しい程、何度もコロされる。
ベッドが軋む音は、生命のおと。
「オレ…は、人形と、同じ。代わり…なら、沢山、ある」
「ーーもう、いい。いいから、イカされてろ」
ありがと。
唇だけで告げたその顔は、泣いていた。
ぐ、と肩をだき、口付ける。そして、一度抜いてから、最奥を貫く。
「ひ、あ…、は、ぁ…」
背が弓なりにしなり、白い脚がびくびくと震える。
「最高に可愛いよ、セリィ」
熱いものを注ぎ込むと、再度身体がびくんびくんと跳ねた。
「あっ、あっ、あーー……」
掠れた嬌声を上げて、セリィは意識を失った。


「腰が、いや身体中がめちゃくちゃ痛いんですが陛下?」
目覚めた第一声がこれだ。
ピオニーはというと、セリィを腕枕しつつ、にやり、と笑う。
「可愛かったなあーおれの下で鳴くおまえ…」
「一生の不覚…かくなる上は…」
物騒な言葉は、キスで塞がれ。
「あ、ちょ、もうむり、ムリムリ!」
ろくに動けないセリィはあっさりと腕の中。
「今度は、舌の使い方、教えてやるなー♪」

結局、尺八まで仕込まれ、何をしにいったんだかよくわからないまま、セリィは己に誓った。

今後一切グランマニエには近寄らない。





はい、ピオニー×セルネシウスでした。
いや、寧ろルーク×セルネシウス、の前に
ゲーデ×セルネシウス前提ですから!

BGM:このり/ロリ誘拐.いろいろ補完して歌ってしまいました…。

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