鍋・フライパンあれこれ美味
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
136084
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
クレドのにっき
血まみれの紫 漆
「旅人さん!」
後から声をかけられて、リンは振り向いた。「何?」
人の良さそうな中年の男性は、野良仕事の帰りなのか、疲れた顔をしていた。
「そっから先の森は避けた方がええで」
胡乱げに見た紫のまなざしに、男性は怯える事も無く、これから彼が向かおうとしている森を指さした。
「あの森ぁ、幽霊がでるっつうて、有名なんだぁ。おらたちも最近はちかよらんよおにしとる」
リンは長い前髪を掻き上げて、「あはは、なんだそりゃ。死者が生者を殺せるかっつの」
男性は、眉間に皺をこくした。「もう、何人も行ったっきりかえらん者がおる」
ざあっ、と風が吹いた。
「大丈夫だよ。死者だろうが生者だろうが、オレはぶっ殺してやるから」
血塗れの紫 七
木漏れ日が無い。一筋の光さえもない、暗闇の森。
「はー~こりゃ、地元の人間も避けたくなるわな。」
リンはそんなことを呟いてから、鞘から剣を抜くと、手近にあった木を横薙ぎに薙いだ。一瞬遅れて、木は左へ傾いで、倒れた。
「ふ――っ」
その切り株に腰掛けて、長いため息を吐いた。この前、大雨で三日も足止めされて、七日で着く予定が、その分遅れている。ここ二日間、休みもせずに西の国へと向かってきた。
「しっかし、やっぱ治安は悪いな」
山賊、美人局、その他色々。「それでも同盟を結んでからは、大分良くなったってきいたけどな…」
「あなた…旅人?」
不意に、頭上で声がして、リンはばっと顔をあげた。
たのは、金に近い栗色の髪を二つに緩く括った、少女。年の頃は17.8。
(そんなこと問題じゃねぇ!) こいつ、全く気配がしなかった!幾ら疲れているからと云って、気付かない筈が無い。
リンは剣の柄にそっと手をかけた。
「…お前は何者だ?こんな森の中で、そんなワンピース一枚、襲われても文句いえねぇぞ」
少女は何処か虚ろ。琥珀の瞳も、少し低めの声も、うつろに響く。この森の渦に――
「?!」
剣を抜き、牽制の為に目の高さまで掲げて見せる。「てめぇ…魔法遣いか?」
「この森はだめよ…早く戻りなさい」
「赤の他人にんなこと命令されたくねぇな!」
180度横に薙ぐ。首が飛ぶ筈のそれは、ただぐにゃりと少女の「像」を掠っただけだった。
「わたしはここでしんだ…だからケイコクする…この森にはまじょ…『魔女』がイル…」
代わりに、符を出して、少女へ向ける。「お伽噺みたいなこと云ってねーでさっさと成仏しろ!」
投げた符は、少女に当たる前に、かき消えた。「…は?」
あり得ない。つーか、あり得ないだろっ?!
少女はゆらゆらと揺れながら、少しずつ…肌の色が変わる。
「ココデシンダモノ、みな カエレナイ、サマヨウノ、タマシイ、からだもとめて、ワタシノ」
少しずつ、肌が艶を無くしていく。血の気が引き、土気色になり、髪が抜け落ち始めた。
「…!」
腐っていく。腐り落ちていく。ずるりと眼球がはみ出し、色あせたワンピースに当たって、地面に落ちた。
「カエレナイ…あ”あ”、ガエ”レ”ナ”イ”」
顎の鼻は既に腐り落ち、次は筋肉が耐えきれずに歯の欠けた下顎が落ちる。
リンは――
「…やってろ。只、見せ物やってんなら、オレは寝る。」
切り株に座り直し、剣を納めて抱えた。亡者の喚きが聞こえたが、気にしない。
襲ってくるのならば倒せばよかろう。しかし、ただ自分の死に様を繰り返すだけの怨霊に何を成せと云うのか?
(少し眠ったら、また…そうだ、どっかでまた馬調達できねぇかな…山賊どものせいで、怪我しちまったから、近くの村に置いてきちまったんだよな…)
いつのまにか、陽が落ちたのか、更に森は暗くなっていた。先刻の少女や、知らない亡者どもが、周りを囲んでいるが、そうそう手は出せないようだ。それも当たり前、リンの持ち物には符が盛りだくさん。生者でも何も知らないものが触れば火傷するようなものを持っているのだ。
眠りに落ちる瞬間、ふと思った。
(『魔女』、きれいかな)
………どこまでも図太い神経である。
四日後、馬が入手できたので、何とか到着した西の国は、豊かな国であった。
城に着き、門番に手形を見せるとすぐに通して貰えた。
「あ…?案内いないのか?」
さりげない意地悪というか、謀反だろうか。リンはあまり考えないようにして、広い城中をぶらぶらと歩き始めた。
緋色の絨毯も、置いてある調度品も、自分の国と同じレベルである。実はこの国と同盟を結ぶ際には、一悶着あったのである。当時の王は頭が固く、こちらの穏便な使者にも手ひどい仕打ちをして帰す(というか、死体になって帰ってきた)という有様であったが、皇太子の方は同盟に賛同していたので、とりあえず、当時の王には早速死体になって頂き、皇太子が戴冠すると同時、同盟を結んだのであった。
「――しょ、――せ、」
どこからか歌声のようなものが聞こえる。…ていうか、歌?
「――っしょ、――らせ」
歌声を辿るように歩いていけば、目の前に翠が広がった。
(中庭…?)
そこで、声の主が…いた。
純白のドレス、肩口で切りそろえられたストロベリーブロンド、どう見ても、身分はかなり高い。
「はーどっこいしょ、はーよっこらせ、
はーどっこいしょ、はーよっこらせ」
リンはめまいを覚えた。何でそんなにノってんだ。なんでドレス姿で鍬で家庭菜園耕してんだ。
色々追求したい気持ちを抑えて、リンはその場を後にした。っていうか、せざるを得なかった。
「この度は遠方よりわざわざご苦労であった。ファイネル中佐」
「いえ。陛下も、ご息災であり、一息って所です」
無礼極まりないが、浅からぬ仲、西の王は気にしない。そうだ、と彼は側近に問うた。
「アキはおるか?」
「王妃ですか、確か…」
「お、陛下、とうとう御正室をお決めになったんですか。」
「うむ。…お、きたようだ」
純白のドレス――
「…」
肩口で切りそろえられた…
「……」
ストロベリーブロンド…
「………」
紺に近い、深い青の瞳…
とにかく、美人だ。
ああ、美人だとも!
素直に喜べただろうさ、…
先刻の歌きーてなけりゃな!
「アキよ。趣味はガーデニングと人殺しとスリル。宜しくね、
リンちゃん
」
…ちゃん…。カルア以外に、呼ばれたこと無え…おまけに、さらりとすげぇこと云ってっぞこのオンナ。
「こ、こちらこそ、宜しくお願いします」
「リンちゃん強いんでしょ?今度殺し方教えてちょうだい♪」
なんでだ。
「あ、あの陛下…」
「アキは可愛いし、料理もうまいし、おまけに強いのだ。こんなに私の正妻に相応しい女はいないだろう!」
だめだ。べだぼれだ。
帰る日…何故かオレは大仰な馬車に乗っていた。
「………あのぅ王妃」
「アキでいいわよー」
「……アキ様」
「なんで、オレの道中にあんたがついてくんですか」
「んー?あら、約束したじゃないの。殺し方教えてくれるって」
「約束してません!」
「ん、ここでいいわ。さ、行くわよー」
「オレの話をきけぇえええええ!」
そこは、あの森だった。隣にいるアキ王妃は、純白のドレスに、
鍬
…を、もっている。何故、鍬。何故に、鍬?!
少し小道を入っていくと、そこには、なんかいかにも、って感じの小屋が一軒。
「最近ねー、この辺りで新鮮なのがとれるのよー」
オレはと云えば、なんとなーく、全ての辻褄が合うような気がしてきた…。
「でもね?どうも、わたしだと上手く急所をつけなくて、逃げられちゃったりするのよねー。そうすると噂で」
「もおいいっす。」
森の『魔女』は綺麗だった。なんかそれでもういい気がする。おまけに、食人鬼…ということも付け加えよう。
ああ、早く陛下んとこに帰りたい。
TO BE continued 捌…
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
競馬全般
(53)札幌~クイーンS予想
(2026-08-02 08:11:07)
気になる売れ筋おもちゃ・ホビー・ゲ…
【[2026] 07月の新作】 ○ ‐ 天音…
(2026-08-01 20:24:31)
アニメ・特撮・ゲーム
「黄泉のツガイ」第十七話「泣く子と…
(2026-08-02 08:40:46)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: