ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

南ウェールズへウォーキング



南ウェールズへウォーキング

2004年8月、2004年最後のバンクホリディを利用してWalesに行ってきた。
時間も限られているので、今回の絶対訪れたいところと絞る。

★ ティンタン・アベィ (Tintern Abbey)
★ ブレコン・ビーコンズ国立公園(Brecon Beacons)のウォーキング
★ カレグ・センネン城(Carreg Cennen Castle)を見る


そのバンクホリディはレディング・フェスティバル、ノッティングヒル・カーニバルがあったため、渋滞が予測された。渋滞の予測される金曜日夜、朝を避けて昼過ぎにロンドン東の自宅フラットを出発。
M4をガンガン西にいきます。Roseさんがいる街を通って、さらに西。約3時間半のノンストップドライブの後、イングランドとウェールズをつなぐ橋へやってきました。
M4から二つの橋があり、地図上では目標のTintern AbbeyにいくにはChepstowにすぐの有料の橋が便利そうだ。有料の橋ってなんか興味あり。これでいってみよう。

が!

その手前、道案内のボードになんと「約6ポンド以上」の料金が。(約1200円以上)
NinjaCatの車はいきなり道からそれる。急に左の出口に車は進む。

その頃、車内では、てんてんてん。

NinjaCat: ひえ~、バカ高じゃない。こんな高いとは思わなかった。

NinjaCat夫:冗談もいいかげんにしろって値段だよな。橋を渡るだけだぜ。

NinjaCat: 迂回する道があるよ。そして、もう一本左(地図上の。女は東、西はわからない)の橋は無料みたい。ちょっと遠くなっちゃうけど。これ、行ってみようか。

NinjaCat夫:同感。そうしよう。

そしてSuzukiジープ、NinjaCat号は左にそれて、もうひとつのウェールズに渡る橋を行くことに。
ところが!
右に橋が見えるものの、橋への入り口に向かう道路がみつからない。ぐるぐるぐる…橋に続くM4の上を通ったり、横を通ったり、でも橋へ道路にアクセスする場所がない。
ハッと地図をもう一度みると…そうだ、地図上もよくみると…道は交差しているものの、実際アクセスできるようになっていない。

「極道★英国」の罠にはまってしまった。どうしても有料の橋に向かうように道が出来ているのだ。
やれやれ、とんだ時間とガソリンの無駄。

★ 有料の橋から臨む、もう一つの橋。
  6ポンド以上もするのに海ほたるみたいに途中止まって休む所や眺めを楽しむところもない。
  極道~~~!!
Bridge to Wales1


◆ ティンタン・アベィ (Tintern Abbey) さあ、ChepstowからTinternまではもう少し。この辺のドライブはとってもさわやか。川沿いの道をほんの数十分走って、大きなAbbeyの廃墟が現れた。Tinternに到着。
残念ながら、このTintern Abbey、近くで見るとデカ過ぎて素敵なところを写真に収めることができなかった。 これ で我慢してね。でも、ロマンチックでしょ?ここにはChepstowからOffer’s Dyke Pathというウォーキングコースがあるので歩いてもきてもいい。山の木々の合間から見えるTintern Abbeyは最高だそうだ。NinjaCatは次回、ぜひ歩いていきたいと思っている。もうじき、このそばの町Abergavennyで有名なフード・フェスティバルもあるしね。

さあ、Abbeyの隣のパプでサイダー(アルコールです)を飲んでちょっと川べりを散歩した後、目指すはBrecon Beacons。ところで時間はもう6時も過ぎようとする。今日は明日のコース出発点になるべく近いところまでいって、B&Bに止まってもいい。もしものためにテント、寝袋も持ってきた。
南ウェールズの山々が見える道をドライブ、Breconに着く。ここからはちょっと結構な山道になる。


★ 途中にある移動型のカフェ。もう閉めようとしているところ。
Mobile Cafe in Brecon Beacons

そろそろ、暗くもなってきた。キャンプもいいけど、たまにはEnglish Breakfastを堪能してみたいのでB&Bを探す。人に尋ねて辿り着いたときはもう辺りはまっくら。もう、選んでいる余裕はないだろう。ま、気にいらなかったらキャンプでいいか。夕飯は近くのパブへ。看板にはDelicious Pub Mealと書いてある。NinjaCat,なんだか、不吉な予感。ミディアムのステーキをオーダーしたが、出てきたのはビーフ・ジャーキーのような肉が。
あああ、ミディアムがこんなことに。NinjaCat夫、一応文句をいうも、そのままPubを後にする。働いている人達は良さそうな人達なんだけど、料理は「極道★英国」だったのが残念。ちゃんと、おいしいところを調べてくればよかった…後悔。


◆その夜のB&B
さて、そのB&Bの玄関にAAの★★★★を発見。まずい、4つ星。高そう~。そして値段は一人30ポンド。
たか~。NinjaCatはちょっとへっぴり腰に。B&Bごときに60ポンドを払うのか。
しかし、愛想のいいおじさんに断れなくて、「今晩よろしく」と言ってしまう小心者の二人であった。
翌日、NinjaCat夫を叩き起こし、朝食をとりにBreakfast Roomへ。
それで、驚き。超豪華~。B&Bでここまで豪華だったのはヨーロッパでも始めてです。激ウマのEnglish Breakfast、おっと、ここはWalesだったのでWalsh Breakfastを堪能した二人。これだったら30ポンドも高くないね、と二人うなずくのでした。しかも、お部屋はとんでも清潔で美しかった。
はっきりいって、次に来たときに泊まってもいいでしょう。
このB&Bの詳細は こちら



◆ Brecon Beacons ウォーキング開始
さて、ちょっと小雨の中をウォーキングコースの出発点目指してドライブ。そこからは10分くらいでしょうか。どよ~ん、と曇りでしたが、二人のスピリットは絶好調。なんだか、ポツポツを雨が降ってくる。
何人かの雨合羽を着て出発している先発隊をみると、コースの出発点は近いようだ。
準備をして車を降りる。良かった、冬用のジャケットを持ってきて。雨に降られるとこの辺は8月でも寒い。ごそごそと引っ張り出して着る。

なんか、匂う、このジャケット。そう、先日猫のNinja君が膀胱炎になったときに、どうやら押入れに忍び込んでこのジャケットの上におしっこをしていたらしい。
やられた......
でも、そんなキツイ匂いじゃないからいいか。それに、これしかないし、着るしか仕方あるまいっ。

★ そばには小川が流れる。写真ではよく見えないけど雨が降っている。
  ちなみに、後ろではNinjaCat夫が川にむかっておしっこをしている。
  まったく、ロマンもへったくれもない男だよ。
Stream and Old Stone Bridge in Brecon



★ 歩き出して。雨が時々激しく降るので重装備。野球帽みたいなものに、ウォータープルーフ、ウィンドプルーフのジャケットに身を包む。
  まさに、忍者っぽいNinjaCatでしょ。一体、何モンだよ。
Ninja Woman in the trail


★ こんな、コースをひたすら歩いて行きます。時々、おそろしく勾配のキツイところあり。
  この日は霧はでる、雨は降る。風は吹く。まさに楽しい絶好のウォーキング日和。
写真の上部白っぽいのは雲というか、霧というか。
Endless trail in Brecon Beacons


★ 天国への階段…て階段がない。非常に急なところ。足元に気をつけて気をつけて。
Ladder to the heaven


★ 一つの山の頂上。赤いジャケットを着たのがNinjaCat夫。
  風が恐ろしく強く、帽子を吹き飛ばされて、アタマめちゃくちゃ。(それ、アタシのだったのに!)
  帽子は山の谷間に。(取りにいけるようなところではない、絶壁なのだ)
Where is my cap


★ ある山からの頂上から。ちょっと雲が切れました。
  写真じゃわからないけど、ものすごい景観なのです!
View from the top of the mountain


★ 山の尾根を歩いていると、なぜか小川がそこに。尾根で水が湧き出しているのです。
  歩行者のためにつくった石のわたり道が雰囲気バッチリ。
Stream on the ridge


さて、6時間も歩いたでしょうか。結構キツかった。いい運動になりました。
時々、着ていたジャケットから猫のNinja君のおしっこの匂いがしてきたけど。
ま、Ninja君が一緒に歩いていると思えばいいのか(泣)。

最後は、頑張って車を置いた駐車場まで歩きます。そこが実は一番キツかったりしてね。二人とも、ふらふら。いろいろ、ふざけて冗談言い合うんだけど、疲れは取れない、ごまかすことができない。
滅多に泣き言をいわないNinjaCat夫ですが、最後には、I’m fucked. (オレ、もう、ボロボロ)

その言葉を聞いて、「まずい」と思ったNinjaCatは励ます、ごまかす、なだめる。どうしても、もう一箇所その日、行きたいところがあったのだ。


◆ Carreg Cennen Castle
そこは、Carreg Cennen Castle。前に写真で見て、どうしても行きたくなったのだ。とってもお城らしいお城でございます。といっても、廃墟だけれども。
車で1時間半くらいかかっただろうか。Liandeiloという町へ行って、そこから小さな田舎道を行きます。そして、いきなり視界に現れる、夢のお城。岸壁の上にそそり立つダイナミックな城。

★ 実際、目で見たとき、ここからの眺めはとても壮大だったのに、写真だとよくわからない。
  目を凝らして中心部を見てね。お城が見えるでしょうか。
Carreg Cennen Castle

上の写真ではこのお城のよさがわからない。ぜひ、 このサイト
を覗いてみてくださいな。
このお城から眺めるパノラマは素晴らしい。 

★ お城のふもと、入り口近辺にあったもの、NinjaCat夫、ちょっと首にはまるか挑戦。

Guillotine

さて、お城を徘徊したあと、もう7時半にもなろうとしているところ。ふもとのカフェでコーヒーを飲みながら、これからどうするか話し合う。
NinjaCat夫は、もう疲れてしまい、翌日はどうせ筋肉痛で歩くことができないからこのままロンドンに帰ろうと言い出した。
NinjaCatはせっかくもう一日休みなのだから、明日帰りたい。でも、歩けないっていうんじゃしょうがないわよね。B&Bに泊まってゆっくりしていくのもいいけど、その分は次回に回すとするか?
NinjaCat夫、近いうちにまたどこかへいくって、約束するからさ、なんてことで、ロンドンに帰ることに決定。

車に乗って、Swanseaまで行く。Swanseaは高速道路M4の始まり。ここからひたすら東へ、ロンドンへ向かえばよい。渋滞もなく4時間ほどでロンドンに自宅についた。午前1時だった…。久しぶりに充実した週末だったわ。
南ウェールズ、そしてBrecon Beaconsには他にもいろいろウォーキングコースがある。そして、ひそかに結構立派なお城があるのだ。
ぜひ、時間を見つけて行ってみたいな。


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