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2005年04月21日
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 先日、日本白内障学会で、現在日本で使われている白内障治療薬は、20年ほど前に認可されたものばかりで、今の医療水準に照らし合わせた場合、「有効性に充分な科学的根拠がない」とする情報が開示されていました。白内障に対しては、点眼薬や内服薬が用いられていますが、その有効性が疑問視されたという事になります。

 白内障は生命に関わる事はないのですが、失明という非常に怖ろしい危険性を持っています。現在でも世界の失明原因の第一位であり、80歳以上のほとんどの老人に症状が見られる一般的な眼病と言えます。高齢者に100%近い罹病率が見られるという事は、白内障が老化現象の一環である事を示し、予防という意味から、老化を防ぐとされる抗酸化作用のある成分を摂取する事が薦められています。

 眼球内の水晶体と呼ばれるレンズにあたる部分が白く濁る事が原因ですが、濁りを生じるはっきりとした原因やメカニズムは解明されていません。そのために、さまざまな治療法が行われてきたのですが、症状が軽微な場合は放置される事が多く、ある程度日常に不自由をきたしてから通院、手術に至る事はあまり多くないというのが実状です。患者の側からも、手術よりも薬剤での治療を希望する事が多い事は、容易に想像できます。

 既に諸外国では、白内障を治療する薬剤が存在しない事は広く知られています。そのため、日本のように薬剤を点眼したり、飲用する事はなく、手術による治療が主流になっています。最近では手術の技術的進歩が著しく、非常に手軽に治療ができるようになっていると言います。人は目から80%もの情報を得ています。目は、それだけ重要な感覚器官となっています。適切にケアして、大切にしたいものです。





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最終更新日  2005年04月21日 07時32分57秒
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