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2005年08月16日
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カテゴリ: 食事
 毎日の生活の中に、意外なほど加工食品は取り込まれています。中には、生の素材とは別な食品としての位置付けを得ているものもあり、そういうものとして大した意識も無く接していますが、元の食材と比べた場合、どういう違いが生じているのでしょうか。

 缶詰の食品としてツナ缶は、使用頻度が高い物の一つだと思います。生のマグロと比べると、質感はともかく、意識的にも大きな違いがあります。両者はタンパク質という点では、ほとんど違いはありませんが、脂肪分はオイル漬けの分、ツナ缶の方が高くなります。特に大きな違いとしては、DHAをはじめとする有効成分は、ツナ缶では生の切り身のような効果は期待できません。同じく缶詰の食品として、果物の缶詰と生の果物では、シロップ漬けの分、缶詰の方がカロリーが高く、ビタミンCの含有量という点では、生の方が圧倒的で、缶詰からの摂取はほとんど期待できなくなっています。

 加工品の方が優れている食品として、コーン缶詰は生のコーンと比べて栄養価はほとんど同じで、加熱した分、カロチンの量が多くなっています。アサリ貝についても同じ事が言え、加熱処理によって生と比べるとエネルギーやタンパク質が倍になっています。顕著な例として、サケ缶に至っては、骨ごと加工される事から、カルシウムが摂取しやすい状態になっており、生の切り身と比べると、10倍近いカルシウムを得る事ができるようになっています。

 手軽さゆえに利用される加工食品ですので、あまり細かな事は考えたくない感じがしますが、使う品目はそれ程多くないので、特性を理解し、長所を生かし、短所を補う工夫をしながら上手に接する事で、より便利な食材とする事ができるのではないでしょうか。





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最終更新日  2005年08月16日 07時41分16秒
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