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ニンタマ博士

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2005年08月25日
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カテゴリ: 食事
 春の訪れと共に楽しみにするものがあります。限られた旬の食材、「筍」です。少し遅めの春、ゴールデンウィークの直前の数週間に集中して旬を迎え、「雨後の筍」という喩えに使われるように、短期間一気に大量の筍が地中から顔を出すので、その期間の食卓は筍尽くしとなり、それの期間が過ぎると年間イベントの一つが終了した感じさえします。

 通常「筍」というと孟宗竹の筍をイメージしてしまいますが、他にも食用に適した「竹の子」はたくさんあります。身近なところでは、日本古来の竹である真竹や、淡竹(はちく)、根曲がり竹などが知られています。孟宗竹との大きな違いは、エグ味が少なく、地上に出た後も収穫できる事で、孟宗竹ほど探すのが難しくありません。ある程度伸びたところを折る形で収穫する事ができます。

 また、収穫時期が孟宗竹よりも若干遅めなので、孟宗竹が一段落してから楽しむ事ができ、味も比較的淡白なので、料理の幅も広く利用する事ができます。中でも根曲がり竹は、山菜として出回る事も多く、孟宗竹とは見栄え、味わいが大きく異なります。竹というよりは笹に近く、東北、北海道が原産地とされる太さ1~2cm、高さは5~15cm程度の筍です。文字通り根元で茎が湾曲するように伸びるために根曲がりと呼ばれますが、寒い地方の原産らしく雪の重みによって根が曲がるとも言われます。

 同じような存在としては、正反対の南の鹿児島原産、大名竹があります。筍が非常に柔らかく、硬い物が食べられない大名でも食べられるというところから、その名が付いたと言われ、味は淡白で美味とされています。そうしたさまざまな種類の筍を、収穫時期のズレを利用して楽しみたいと思ったのですが、孟宗竹以外は、収穫時期が判りにくい事があって、今年は見送る事となってしまいました。竹は進化の途上にある植物で、知らないうちに新種が生まれている可能性があると聞かされた事があります。来年までには、もう少し竹について詳しくなっておきたいと考えています。





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最終更新日  2005年08月25日 07時51分39秒
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